赤ちゃんがティッシュを出すのはなぜ?いつまで続くかと安全な代替遊び
ティッシュを1枚出したら止まらず、箱が空になるまで続ける——そんな光景に「何度止めてもまた始まる」と疲れているお母さま・お父さまは少なくありません。
この行動は、つまむ・引っ張るという手指の感覚探索が活発になる時期に自然に起こるもので、発達上の問題ではありません。生後6〜9ヶ月頃から始まり、1歳半前後で自然に落ち着くことが多いです。
この記事では、行動の理由・いつ頃まで続くか・今すぐできる環境対策・誤飲時の正しい判断を、状態別に答えます。「今の状態に合った対応」と「次に用意する代替おもちゃの安全な選び方」が、読み終えたときに決められる構成にしています。
- ティッシュを引き出す行動の背景(なぜ止めても続くのか)
- 始める時期を判断する目安
- 状態別の対応フロー(手が届く/繰り返す/口へ運ぶ/呼吸がおかしい)
- 叱らずに済む環境づくりの具体策
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ティッシュを出し続けるのはなぜ?行動の背景
ティッシュを引き出す行動は、つまむ・引っ張る感覚探索が活発になる生後6〜9ヶ月頃に自然に起こります。次々に出てくる感触と動きが繰り返しを促すため、止めても続くのは珍しいことではありません。
この時期のお子さまは、手に触れるものを「つかむ→引っ張る→離す」という動作で世界を確かめています。ティッシュはその条件をすべて満たしています。
- 薄くて軽く、小さな指でもつまみやすい
- 引っ張るとするすると出てくる、予測可能な動き
- 次の1枚がまた出てくる、繰り返しの快感
- くしゃくしゃにすると音と感触が変わる
「止めてもまた始まる」のは、お子さまが「いたずら」をしているのではなく、手指の発達に必要な探索行動を繰り返しているからです。叱っても行動が消えにくいのはそのためで、環境を変える方が効果的です。
なお、「脳が育つ」「集中力が伸びる」といった効果を断定することはできません。ただ、この時期に「つかむ・引っ張る・出し入れする」動作を繰り返すことは、手指の動きを試すきっかけになりやすいと言えます。
何ヶ月頃から始まり、いつ頃落ち着く?
始まりの目安は生後6〜9ヶ月頃で、1歳半前後で自然に落ち着くことが多いです。ただし個人差があり、早い子も遅い子もいます。この幅を目安に、焦らず見守ってあげてください。
生後6ヶ月前後になると、多くのお子さまが「手を伸ばしてものをつかむ」動作を安定させてきます。この時期にティッシュ箱が手の届く場所にあると、探索の対象になりやすいです。
1歳を過ぎると、型はめや容器への出し入れ、積み木など、より複雑な手指の動きへ興味が移っていきます。ティッシュへの執着が自然に薄れるのはこの流れの中です。
1歳半を過ぎても続く場合も、発達の問題とは限りません。探索の対象が変わるタイミングは個人差が大きく、単一の月齢を「正常の基準」にしなくて大丈夫です。気になる場合はかかりつけの小児科や保健センターに相談するのが安心です。
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状態別の対応フロー(まず隠す/繰り返す/口へ運ぶ/呼吸がおかしい)
状態によって対応が変わります。まだ手が届く段階では置き場所を変える、繰り返す段階では代替おもちゃを同じ場所に置く、口へ運ぶ段階では目を離さない、呼吸の異常があればすぐ救急へ連絡してください。
下の表で、今のお子さまの状態を確認してみてください。
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商品画像・情報は アマゾンアソシエイツ を参照しています。
迷ったらまず「今、口に入れているか・呼吸に異常があるか」を確認してください。呼吸に問題がなければ、落ち着いて次の対応を選べます。
叱らずに済む環境づくりの具体策
ティッシュを隠すだけでは、探索の対象が引き出しやコード、ゴミ箱に移ることがあります。「隠す+代替を置く」をセットにするのが、叱らずに済む環境づくりの基本です。
具体的には、次の順で動くと移行しやすいです。
- ティッシュ箱を棚の上・引き出しの中・ロック付きケースに移す
- ティッシュがあった場所か、お子さまの手が届きやすい場所に代替おもちゃを置く
- 最初の数回は一緒に遊んで「ここで引っ張れるよ」と見せる
ティッシュケースにロックをかける方法もありますが、完全に封じると探索欲求が別の場所へ向かいやすくなります。「引っ張れる・出し入れできる」代替を用意しておく方が、結果的に片付けの手間が減ります。
また、ティッシュを全部出してしまった後に「もったいない」と感じる場面もあると思います。使用済みのティッシュを洗って乾かし、布の代わりに使う家庭もありますが、衛生面から推奨はしません。代替おもちゃの選び方は後述します。
ティッシュを口に入れたときの安全な判断手順
ティッシュを口に入れた場合、まず呼吸と顔色を確認してください。むせや呼吸の異常があればすぐに119番へ。判断に迷う場合は日本中毒情報センター(中毒110番)に相談するのが安心です。
以下の手順で落ち着いて確認してください。
- 呼吸・顔色を確認する:泣いている・声が出ている場合は気道が開いています。顔色が青白い・声が出ない・苦しそうにしている場合はすぐ119番へ
- 口の中を確認する:ティッシュが見えている場合は取り出せますが、見えない場合は指で探らない。無理に取り出そうとすると奥に押し込むリスクがあります
- 吐かせない:ティッシュは吐かせることで気道に詰まるリスクがあります。吐かせようとしないでください
- 量と状態を確認する:少量(1〜2枚程度)で呼吸・顔色に問題がなければ、様子を見ながらかかりつけ医に相談を。大量・窒息の疑いがある場合はすぐ救急へ
ティッシュそのものは毒性のある成分を含まないことが多いですが、大量に飲み込んだ場合の消化管への影響や、窒息リスクは別の問題です。「少量だから大丈夫」と自己判断せず、呼吸の状態を最優先に確認してください。
代替おもちゃを安全に選ぶ5つの確認ポイント
代替おもちゃを選ぶときは、布の大きさ・ほつれの有無・小部品の脱落リスク・洗いやすさ・容器の縁の安全性の5点を確認するのが目安です。手作り品は大人の見守りを前提にし、市販品と同等の安全性があるとは限りません。
キッズ・ラボラトリーのおもちゃコンシェルジュへの交換リクエストでは、この時期に「手で引っ張る・出し入れする」遊びへの関心が高まる傾向があります。ティッシュ行動が落ち着いてきた頃に、次の遊びへ移行するきっかけになることもあります。
5つの確認ポイントを具体的に見てみましょう。
- 布の大きさ:1枚が大きすぎると口全体を覆うリスクがあります。適切なサイズについてはメーカーの取扱説明書や消費者庁・日本小児科学会等の公的機関の情報をご確認ください。小さすぎると誤飲リスクが上がります
- ほつれの有無:端がほつれていると糸が口に入りやすくなります。端の処理がしっかりされているか確認を
- 小部品の脱落リスク:ボタン・ビーズ・目のパーツなどが縫い付けられている場合、引っ張って外れないか確認します。直径3cm以下の部品は誤飲リスクがあります
- 洗いやすさ:口に入れることを前提に、丸洗いできる素材かどうかを確認します
- 容器の縁の安全性:容器に布を入れて引っ張る遊びをする場合、容器の縁が鋭くないか・割れにくい素材かを確認します
メーカーの対象年齢と警告表示を必ず確認してください。対象年齢外の使用はメーカーが想定していない使い方になります。
まず試してから決める方法もあります
布おもちゃ・容器遊び・市販品の安全比較
布おもちゃ・容器遊び・市販のティッシュ型おもちゃはそれぞれ特性が異なります。迷ったらメーカー対象年齢とSTマーク確認済みの市販品が最初の選択肢として有力です。手作り品は大人の見守りを前提にしてください。
下の表で、3タイプを5つの安全確認ポイントで比べています。
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※対象月齢・仕様は各メーカー公式情報をもとに作成しています。安全基準はSTマーク(日本玩具協会)の基準を参考にしています。
迷ったら、まず市販のティッシュ型おもちゃ(無限ティッシュ)が有力な選択肢です。購入の際は、製品安全協会など公的機関の情報でその製品カテゴリに対応した安全マークを確認し、メーカーの対象月齢・警告表示もあわせてご確認ください。
手作りの容器遊び(タッパーに布を入れて引っ張る遊び)は、大人が見守れる時間に限定して使うのが安心です。布の端処理・容器の縁・装飾の有無を毎回確認してから渡してください。
また、2025年12月25日以降に製造・輸入された3歳未満向け玩具には「子供PSCマーク」の表示が義務化されています(改正消費生活用製品安全法)。購入時にこのマークも確認しておくと安心です。
引っ張る・出し入れする遊びへの関心が高まるこの時期に合わせたおもちゃ選びについては、月齢別のおもちゃ選び(生後6ヶ月頃のおもちゃ選び)の記事でさらに詳しく扱っています。また、引っ張る動作に特化したおもちゃの種類と選び方は、引っ張るおもちゃの記事をご覧ください。
どの家庭に向く?状況別の選び方
代替おもちゃの選び方は、家庭の状況によって変わります。下の表で、今の状況に合う選択肢を確認してみてください。
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◎=特に相性がよい ○=状況次第で有効 △=工夫が必要
「買って遊ばなかった」という経験をされた方には、おもちゃのサブスクで試してから見極める方法も選択肢のひとつです。キッズ・ラボラトリーでは、LINEでお子さまの様子や手持ちのおもちゃを伝えると、この時期の手指遊びに合わせたおもちゃをコンシェルジュが選定します。合わなかった場合の交換相談もできます。
学術協力者からのコメント
このデータについて、消費者行動・サブスクリプション研究を専門とする福岡大学商学部の太宰潮教授に学術協力をいただきました。一般的に、この時期のお子さまは「手で引っ張る・出し入れする」遊びへの関心が高まる傾向があるとされています。ティッシュ行動が落ち着いてきた頃に、次の遊びへ移行するきっかけになることもあります。ただし個人差が大きく、この傾向はすべてのお子さまに当てはまるものではありません。代替おもちゃを選ぶ際は、お子さまの現在の興味と安全基準の両方を確認することが判断の出発点になります。
ティッシュ行動のよくある質問
生後6〜9ヶ月頃が始まりの目安で、1歳半前後で自然に落ち着くことが多いです。ただし個人差があり、早い子も遅い子もいます。1歳半を過ぎても続く場合も、それだけで発達の問題とは言えません。気になる場合はかかりつけの小児科や保健センターに相談するのが安心です。
吐かせようとしないでください。吐かせる行為は気道に詰まるリスクがあります。まず呼吸と顔色を確認し、むせや呼吸の異常があればすぐに119番へ。判断に迷う場合は日本中毒情報センター(大阪:072-727-2499、365日24時間)に相談するのが安心です。口の中が見えない場合も、指で探らないようにしてください。
叱っても行動が消えにくいのは、探索欲求が発達段階として自然に出ているためです。叱るより「ティッシュを手の届かない場所へ移す+代替おもちゃを同じ場所に置く」の環境対策の方が効果的です。最初の数回は一緒に代替おもちゃで遊んで「ここで引っ張れるよ」と見せると移行しやすくなります。
手作り品は大人が見守れる時間に限定して使うのが前提です。市販品と同等の安全性があるとは限りません。布の端処理・容器の縁・装飾の強度を毎回確認し、ほつれや部品の脱落がないか使用前にチェックしてください。迷ったら、製品安全協会など公的機関の情報でその製品カテゴリに対応した安全マークを確認した上で市販品を選ぶ方が安心です。
この時期のお子さまは月単位で興味が変わりやすく、買って遊ばなかったという経験をされる方は少なくありません。おもちゃのサブスクで試してから見極める方法もあります。キッズ・ラボラトリーでは、この時期の手指遊びへの関心に合わせてコンシェルジュが選定し、合わなかった場合の交換相談もできます(月額3,520円〜・送料込み。最新の料金・条件は公式サイトでご確認ください)。
本記事で使用している「おもちゃコンシェルジュへの交換リクエストの傾向」は、キッズ・ラボラトリーの利用者対応・交換リクエスト・アンケート回答をもとに、個人が特定されない形で集計したものです。対象期間、件数、集計方法はデータと実績|公式ファクトに記載しています。
参考文献
- こどもの安全のために~知ってますか?子供PSCマーク~(経済産業省)(2026年9月確認)
- 乳幼児用玩具に対して新しい規制が導入されました(経済産業省)(2026年9月確認)
- 子供用おもちゃに関連する法規制等(製品評価技術基盤機構)(2026年9月確認)
- 2024年度玩具市場規模調査結果(日本玩具協会)(2026年9月確認)
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