この記事を監修した人
医療監修|福井 美和子(看護師/保健師)
幼児教育監修|石渡 恵美(幼稚園教諭)
おもちゃ選定|青柳 陽介(おもちゃコンシェルジュ/キッズ・ラボラトリー代表取締役)

「マグビルドが気になっているけど、どのセットを選べばいいかわからない」という声は、おもちゃコンシェルジュへの相談でもよく届きます。

シリーズが複数あって価格もそこそこするので、買ってから「違うものにすればよかった」と後悔したくない気持ち、よくわかります。

この記事では、マグビルドの各シリーズの違いと、お子さんの状況別の選び方を整理します。購入かレンタルかの判断材料も後半でまとめています。

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マグビルド 知育玩具シリーズ比較一覧

まず5つのシリーズを並べて確認しておきましょう。どれも対象年齢は3歳以上、メーカーはKitWellで統一されています。

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マグビルド パネル ベーシックセット

マグビルド パネル ベーシックセット

マグビルド スロープセット

マグビルド スロープセット

マグビルド カラーズ

マグビルド カラーズ

マグビルド スローププラス

マグビルド スローププラス

マグビルド スクエアセット

マグビルド スクエアセット

商品名 メーカー 対象年齢 特徴 参考価格
マグビルド パネル ベーシックセット KitWell 3歳以上 平面から立体へ学べる 8,000円~13,000円前後
マグビルド スロープセット KitWell 3歳以上 ボールが転がるコース 8,500円~13,500円前後
マグビルド カラーズ KitWell 3歳以上 美しい色彩と透明感 13,000円前後
マグビルド スローププラス KitWell 3歳以上 空間認識と論理的思考 8,500円~9,000円前後
マグビルド スクエアセット KitWell 3歳以上 正方形パネルで創造 9,000円前後

価格はショップや時期によって変動します。購入前に各販売サイトで最新価格をご確認ください。

マグビルドが知育玩具として選ばれる理由

マグビルドはパネル型のマグネットブロックで、ピース全てに磁石が入っているのが大きな特徴です。

三角形・正方形・長方形などの基本図形を組み合わせて、平面の形から立体の建物や乗り物まで自由に作れます。

「カチッ」とくっつく感触が子どもにとって気持ちよく、3歳ごろから直感的に遊び始められます。

KitWellは日本の大手プラスチック原料メーカー「東レ」のABS素材を使用。日本の食品衛生法、アメリカのASTM、ヨーロッパのEN71の安全基準に合格しています。素材の安心感を重視する方には心強いポイントです。

また、GOOD TOY AWARD 2023でも選定されており、おもちゃの専門家約50名による実物選考を経ています。

Amazonのレビュー調査(2022年11月時点)では、マグネットブロック商品の中でマグビルドが最も高い平均スコアを獲得したという結果も出ています。

各シリーズの違いと、どんな子に向くか

シリーズ名が似ていて迷いやすいので、それぞれの「遊びの核心」を整理します。

マグビルド パネル ベーシックセット

マグビルドを初めて試すなら、まずこのセットが有力な第一候補です。

正三角形・二等辺三角形・正方形・長方形など10種類70ピースで構成されており、スロープやボールは入っていません。

パネルだけのシンプルな構成なので、3歳ごろのお子さんが「くっつける・形を作る」という基本の楽しさを体験するのに向いています。

このセットにしか入っていない透明パネルと六角形パーツも魅力のひとつ。光を通した遊びや、他のシリーズにはない形の組み合わせを楽しめます。

マグビルド スロープセット

パネルに加えてスロープパーツとボールが入っており、「玉の道を作って転がす」という動きの要素が加わります。

ボールがうまく転がるようにスロープの角度や高さを調整する過程で、空間認識や試行錯誤の力が自然に育まれます。

シリーズの中で人気No.1とされており、パネルとスロープのバランスが良いセットです。

「まずベーシックセットで遊んで、次のステップとしてスロープを試したい」という流れで選ぶ家庭も多いです。

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マグビルド スローププラス

スロープパーツとボールをさらに増やしたい、もっと複雑な玉の道を作りたいという声に応えた大容量100ピースセットです。

スロープセットで物足りなくなったお子さんや、きょうだいで一緒に遊ぶ家庭に向いています。

繰り返し玉の道を作り直すことで、論理的な思考力と空間認識能力が遊びの中で養われます。

マグビルド カラーズ

13色130ピースという、シリーズ最大のカラーバリエーションが特徴です。

透明感のある美しいパネルは光を通すため、窓際に飾ったり懐中電灯で照らしたりする遊びも楽しめます。

「子どもより大人が夢中になる」という声もあるほど見た目の美しさがあり、インテリアとしても飾れる知育玩具として人気があります。

色彩感覚を育てたい、インスタ映えする知育玩具を探している、という方に向いています。

マグビルド スクエアセット

正方形パネルだけを84ピース集めた、拡張用のセットです。

他のマグビルドシリーズと組み合わせることで、作品のスケールを大きく広げられます。

すでに別のシリーズを持っていて「もっと大きな作品を作りたい」というお子さんや、透明パネルをたっぷり使いたい場合に向いています。

年齢別・遊び方の目安

マグビルドは3歳から遊べますが、年齢によって楽しみ方が変わっていきます。

KitWellが示している年齢別の遊びの目安を整理すると、次のような流れになります。

  • 3〜4歳ごろ:平面の形を作ったり、簡単な立体を組んだりしながら集中力と達成感を体験する
  • 4〜5歳ごろ:お城や乗り物など、想像したものを形にする楽しさを感じ始める
  • 5〜6歳ごろ:見本を再現したり、大作に挑戦したりするチャレンジ意欲が育つ
  • 6〜7歳ごろ:友だちや家族と役割分担しながら、複雑な構造を協力して作れるようになる
  • 7〜8歳ごろ:失敗を分析して改善する、プログラミング的な思考が発達する

3歳でベーシックセットから始めて、4〜5歳でスロープセットに移行するという流れが自然です。

ただし、子どもの興味の方向は個人差が大きいです。スロープより「形を作ること」に夢中になる子もいますし、色彩に強く反応してカラーズに食いつく子もいます。

キッズ・ラボラトリーのコンシェルジュへの相談でも「買ったのに思ったより遊ばなかった」という声が届くことがあります。高価なおもちゃほど、子どもの反応が読みにくいのが正直なところです。まずレンタルで試してみるという選択肢も、後悔を減らす方法のひとつです。

購入・レンタル・サブスク、どれが合うか

マグビルドはそこそこ価格が高く、シリーズも複数あるため「どれを買えばいいか」で迷いやすいおもちゃです。

購入・レンタル・サブスクそれぞれの向き不向きを整理します。

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家庭の状況 相性 理由
長く使い続けることが確実な場合 ◎ 購入 長期使用なら購入コストが割安になりやすい
子どもの反応を試してから決めたい ◎ レンタル 合わなかった場合のリスクを減らせる
おもちゃが増えすぎて収納に困っている ○ サブスク 返却できるので部屋がすっきりしやすい
きょうだいで長期間使う予定がある ○ 購入 複数人で使うほど購入コストが分散される
子どもの興味が変わりやすく飽きが心配 ○ サブスク 次のステップのおもちゃに切り替えやすい

「まず試したい」という場合、レンタルやサブスクで一度遊ばせてみるのが後悔しにくい方法です。

インスタ映えもするおもちゃなので、「写真を撮りたいだけで実際はあまり遊ばない」というケースも家庭によってはあります。子どもが実際に手を動かして遊ぶかどうかを先に確認できると安心です。

コンシェルジュ型とカタログ型、何が違うか

おもちゃのサブスクには大きく2つのタイプがあります。

ひとつはカタログ型。ユーザーが自分でおもちゃを選んで申し込む形式です。選ぶ楽しさがある反面、「何が合うかわからない」という状況では選定の手間がかかります。

もうひとつはコンシェルジュ型。キッズ・ラボラトリーのように、専任のコンシェルジュがお子さんの月齢・発達段階・興味の方向をヒアリングして選定する形式です。

マグビルドのようにシリーズが複数あるおもちゃは、「どのセットが今のうちの子に合うか」という判断が難しいです。

コンシェルジュ型では、LINEでお子さんの様子や手持ちのおもちゃを伝えることで、今の発達段階に合ったセット選びをサポートしてもらえます。

キッズ・ラボラトリーでは、お子さんの月齢・興味・発達の様子をヒアリングして、専任コンシェルジュがおもちゃを選定します。「マグビルドを試してみたい」という希望も相談できます。

マグビルドを実際に使った家庭の声

実際に使った家庭からはどんな声が届いているでしょうか。

KitWell公式サイトに掲載されているレビューから、参考になる声を紹介します。

「兄妹で喧嘩にならない。パーツがたくさん入っているので個々に自分の世界に浸って遊ぶか、2人で一緒に仲良く作って遊んでいます。スケルトンが綺麗で、懐中電灯で照らすと壁に反射した色が綺麗で色と光を学べるのも良い点です。」(北海道・専業主婦・スロープセット使用)

きょうだいがいる家庭では、ピース数が多いほど「取り合い」が起きにくいという声は参考になります。

一方で、こんな現実もあります。

「脳育やママの心が軽くなる育児法についてインスタグラムで発信していますが、マグビルドパネルシリーズは人気の高いとても優秀な知育玩具だと思います。3歳までに脳の土台となる部分の80%が完成するとも言われていて、幼少期から脳のさまざまな部分を使うことはとても大切なことです。」(東京都・会社員・パネルシリーズ使用)

ただし、どんなに優秀な知育玩具でも、その日の気分や体調によっては見向きしないこともあります。高価なおもちゃより段ボール箱に夢中になる日もあるのが、子育ての現実です。

「遊ばなかった」と感じても、数週間後に突然ハマることもあります。焦らず見守ってあげてください。

マグビルドで迷ったときの3つの答え

Q1. 初めて買うなら、どのセットがいい?
最初の1本としてはベーシックセットが有力な第一候補です。スロープやボールがない分、3歳ごろのお子さんが「パネルをくっつけて形を作る」という基本の楽しさに集中できます。ベーシックセットで遊び込んでから、スロープセットに移行する流れが自然です。スロープの動きに興味がある子なら、最初からスロープセットを選んでも問題ありません。
Q2. 子どもが飽きやすい場合、どう選べばいい?
飽きやすいお子さんには、購入より先にレンタルやサブスクで試すのが安心です。マグビルドは価格がそれなりにするため、合わなかった場合のダメージが大きくなりやすいです。実際に手を動かして遊ぶかどうかを確認してから購入を判断するのが、後悔しにくい順番です。
Q3. カラーズとスロープセット、どちらを選べばいい?
遊びの方向性で選ぶのが目安です。「動かす・転がす」に興味があるならスロープセット、「色・光・見た目の美しさ」に反応するならカラーズが向いています。どちらか迷う場合は、お子さんが普段どんな遊びを好むかを観察してから選ぶと選びやすいです。
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ABOUT ME
石渡 恵美(幼稚園教諭)
石渡 恵美(いしわた えみ)/幼稚園教諭。 2013年 玉川大学 教育学部 教育学科卒業、幼稚園教諭1種免許取得。 卒業後、学校法人 新井学園 川崎若葉幼稚園(神奈川)、学校法人 中田学園 宮崎二葉幼稚園(宮崎)にて、合計約5年間 幼稚園教諭として勤務。保育現場での経験も持つ。 日常的に童謡や手遊び歌を通じて子どもと関わる中で培った、遊び・音楽・言語を介した発達支援の知見を活かし、キッズ・ラボラトリーでは乳幼児の発達段階・遊びのねらい・親子のコミュニケーションに関する記事を監修する。現在は2児の母。