この記事を監修した人
幼児教育監修|石渡 恵美(幼稚園教諭)
医療監修|福井 美和子(看護師/保健師)
おもちゃ選定|青栁 陽介(おもちゃコンシェルジュ/キッズ・ラボラトリー代表取締役)
この記事でわかること
  • 2〜5枚でできる平面作品(色分け・顔・道路・模様)の作り方
  • 家・車・動物・塔など立体作品の土台づくりと崩れにくくするコツ
  • スロープの作り方と傾斜が足りないときの改善方法
  • 家庭で失敗しやすい使い方と避け方

マグビルドを手に入れたけれど、「何を作ればいいのかわからない」と感じているご家庭は少なくありません。

おもちゃコンシェルジュとして多くのご家庭にマグビルドをお届けしてきた経験では、最初に平面の簡単な作品で成功体験を作ると、その後の立体遊びへの移行がスムーズになるケースが目立ちます。

この記事では、2〜5枚でできる平面作品から、家・車・動物・スロープまで、必要なピース数・難易度・工程・崩れにくくするコツを順番に整理します。お子さまの年齢や今の遊び方を思い浮かべながら、どの作品から始めるか選んでみてください。

マグビルドは磁石付きパネルを組み合わせて平面・立体・スロープを作る知育玩具で、対象年齢は主に2歳以上です。パネル同士が辺で吸着する構造のため低年齢でも扱いやすく、平面から始めて立体・スロープへと段階的に難易度を上げていける点が特徴です。

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まず知っておきたい、マグビルドで作れるものの全体像

マグビルドで作れるものは大きく4段階に分かれます。平面(2〜5枚)→簡単な立体(6〜12枚)→複雑な立体(13枚以上)→スロープ(傾斜構造)の順に難しくなります。平面から始めて成功体験を積んでから立体へ進むと、お子さまが飽きずに続けやすくなります。

難易度の目安として、★☆☆☆は2〜5枚で完成する平面作品、★★★★は20枚以上・スロープ構造を含む作品を指します。★の数が増えるほど必要なピース数と工程が増え、空間認識の力がより求められます。

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マグビルド パネルシリーズ ベーシックセット 70ピース

マグビルド パネルシリーズ ベーシックセット 70ピース

マグビルド パネルシリーズ スロープセット 72ピース

マグビルド パネルシリーズ スロープセット 72ピース

マグビルド スローププラス 100ピース

マグビルド スローププラス 100ピース

マグビルド カラーズ 130ピース

マグビルド カラーズ 130ピース

商品画像・情報は アマゾンアソシエイツ を参照しています。

段階 作品例 目安ピース数 年齢の目安 難易度
平面 色分け・顔・道路・模様 2〜5枚 2歳〜 ★☆☆☆
簡単な立体 箱・小屋・簡単な車 6〜12枚 3歳〜 ★★☆☆
複雑な立体 家・動物・塔・乗り物 13〜30枚 4歳〜 ★★★☆
スロープ ボールが転がる坂道・タワー 20枚以上 4歳〜 ★★★★

※対象年齢の目安は遊び方の発達段階を参考にしたものです。個人差があります。

迷ったらまず平面から始めてみてください。2歳のお子さまでも「つなげる・並べる」だけで形になる作品があるので、最初の1〜2週間は平面だけで十分です。

平面作品の作り方(2〜5枚でできる作品15選)

平面作品は、床やテーブルに並べてつなぐだけで完成するので、初めてマグビルドを触るお子さまに最適です。磁石がくっつく感覚を楽しみながら、色や形の組み合わせを試せます。2歳前後のお子さまでも大人と一緒に作れる作品を中心に紹介します。

作品1:2色の色分けパネル(難易度★☆☆☆)

使用ピース:正方形4枚(2色×2枚ずつ)

赤と青など2色を交互に並べるだけの作品です。「赤・青・赤・青」と声に出しながら並べると、色の名前を覚えるきっかけにもなります。

工程:

  1. 正方形パネルを2色ずつ用意する
  2. 床に1枚置き、横に別の色をくっつける
  3. さらに2枚を下の列に並べ、4枚の正方形を完成させる

崩れにくくするコツ:床に平らに置いて作ると安定します。立てようとすると倒れやすいので、最初は寝かせたまま鑑賞するのがおすすめです。

作品2:顔(難易度★☆☆☆)

使用ピース:正方形1枚・三角形4枚・小さな正方形または半円2〜3枚

大きな正方形を顔の輪郭にして、三角形で髪の毛、小さなピースで目と口を表現します。「どんな顔にする?」とお子さまに聞きながら作ると、ごっこ遊びに発展しやすいです。

工程:

  1. 正方形1枚を中央に置く(顔)
  2. 上辺に三角形を並べて髪の毛を作る
  3. 顔の内側に小さなピースを置いて目と口を表現する

崩れにくくするコツ:内側のパーツは磁力が弱い位置になることがあります。少し押さえてしっかりくっついているか確認してから手を離してください。

作品3:道路(難易度★☆☆☆)

使用ピース:正方形または長方形5〜8枚

縦一列に並べるだけで道路になります。ミニカーを走らせたり、「ここが交差点」と話しながら遊んだりと、ごっこ遊びへの入り口になる作品です。

工程:

  1. 長方形パネルを縦に1枚置く
  2. 端に次のパネルをくっつけて延ばしていく
  3. 曲がり角を作りたいときは90度向きを変えてつなぐ

崩れにくくするコツ:カーブを作るときは三角形を間に挟むと自然な曲線になります。直角だけでつなぐと接点が少なくなり外れやすいので注意してください。

作品4:虹(難易度★☆☆☆)

使用ピース:三角形6〜7枚(赤・橙・黄・緑・青・紫など)

三角形を扇状に並べると虹になります。色の順番を「赤・橙・黄・緑・青・紫」と教えながら作ると、色の順序を覚えるきっかけになります。

工程:

  1. 三角形1枚を斜めに置く
  2. 隣に別の色の三角形を少しずらしてくっつける
  3. 扇形になるように6〜7枚並べる

崩れにくくするコツ:三角形同士は辺でつなぐより頂点付近でつなぐほうが外れやすいです。辺と辺が重なるようにくっつけると安定します。

作品5:花(難易度★☆☆☆)

使用ピース:正方形1枚(中心)・三角形4〜6枚(花びら)

中心に正方形を置き、四方に三角形を花びらのように広げます。色を変えると印象が変わるので、「春の花」「夏の花」と季節ごとに作り直すのも楽しいです。

工程:

  1. 正方形を中央に置く
  2. 四辺に三角形を1枚ずつくっつける(花びら4枚)
  3. 余裕があれば斜め方向にも三角形を足して花びらを増やす

作品6:星(難易度★★☆☆)

使用ピース:正方形1枚・三角形8枚

正方形の四辺と四隅に三角形を配置すると、8方向に突き出た星になります。三角形の向きを揃えるのが少し難しいので、3歳以上のお子さまに向いています。

工程:

  1. 正方形を中央に置く
  2. 四辺に三角形を外向きにくっつける(4枚)
  3. 四隅にも三角形を斜めにくっつける(4枚)

崩れにくくするコツ:四隅の三角形は磁力がかかりにくい位置になります。少し押さえながら確認してください。

作品7:チェッカー模様(難易度★★☆☆)

使用ピース:正方形9枚(2色×4〜5枚ずつ)

3×3のグリッドに2色を交互に並べます。「市松模様」とも呼ばれるパターンで、規則性を理解し始める3歳前後のお子さまが夢中になりやすい作品です。

工程:

  1. 1色目の正方形を置く
  2. 隣に2色目をくっつける
  3. 3×3になるまで交互に並べる

作品8:蝶々(難易度★★☆☆)

使用ピース:正方形2枚・三角形4枚・小さなピース1枚(胴体)

左右対称に翼を広げた蝶々です。「左と右が同じ形になるように」と声かけしながら作ると、対称性の概念を遊びの中で体験できます。

工程:

  1. 中央に小さなピースを縦に置く(胴体)
  2. 左右に正方形を1枚ずつくっつける(大きな翼)
  3. 正方形の外側に三角形を2枚ずつくっつける(小さな翼)

作品9:魚(難易度★★☆☆)

使用ピース:正方形2枚・三角形3枚

正方形2枚を横に並べて胴体にし、右端に三角形で尾びれ、上下に三角形でひれを作ります。「泳いでいるよ」と動かして見せると、お子さまが喜びやすい作品です。

工程:

  1. 正方形2枚を横に並べる(胴体)
  2. 右端の正方形の右辺に三角形をくっつける(尾びれ)
  3. 胴体の上辺と下辺に三角形を1枚ずつくっつける(ひれ)

作品10:家の正面図(難易度★★☆☆)

使用ピース:正方形4枚・三角形2枚

正方形4枚で壁を作り、上に三角形2枚で屋根をのせます。「ドアはどこ?」「窓はどこ?」と話しながら遊ぶと、ごっこ遊びに発展します。立体の家を作る前の練習としても使えます。

工程:

  1. 正方形2枚を横に並べる(1階)
  2. その上に正方形2枚を重ねる(2階)
  3. 最上段に三角形2枚を山型に置く(屋根)

簡単な立体作品の作り方(6〜12枚)

立体作品は、土台となる底面をしっかり作ることが崩れにくさの鍵です。底面が狭いと重心が高くなり、少し触れただけで倒れてしまいます。最初は底面を広めに取り、高さを抑えた作品から始めると成功しやすいです。

立体を作り始めたばかりのお子さまに多い失敗が「土台が1枚だけ」のケースです。底面が1枚だと接点が少なく、2段目を乗せた瞬間に倒れてしまいます。底面は最低でも4枚(2×2)を目安にすると安定します。

作品11:箱(難易度★★☆☆)

使用ピース:正方形6枚(底面1枚・側面4枚・蓋1枚)

最もシンプルな立体です。底面に1枚置き、四辺に1枚ずつ立てて側面を作り、最後に蓋をのせます。中に小さなおもちゃを入れて「宝箱」にするのが人気の遊び方です。

工程(4段階):

  1. 【土台】正方形1枚を床に置く
  2. 【側面】四辺に正方形を1枚ずつ立てる(磁石でくっつく)
  3. 【持ち上げる直前】四隅の接点がしっかりくっついているか確認する
  4. 【完成】蓋となる正方形を上からのせる

崩れにくくするコツ:側面を立てるとき、対角の2枚を先に立てると安定しやすいです。隣り合う2枚を先に立てると、3枚目を立てるときに押されて崩れることがあります。

作品12:小屋(難易度★★☆☆)

使用ピース:正方形4枚・三角形2枚

箱の応用です。側面を4枚の正方形で作り、屋根を三角形2枚で山型にします。「誰が住んでいる?」とごっこ遊びに発展させやすい作品です。

工程:

  1. 正方形2枚を向かい合わせに立てる(前後の壁)
  2. 残り2枚の正方形を左右に立てる(側壁)
  3. 三角形2枚を上から山型にのせる(屋根)

崩れにくくするコツ:三角形の屋根は正方形の上辺に乗せるだけでは外れやすいです。三角形の斜辺同士が向かい合うように配置すると、磁力が働いて安定します。

作品13:簡単な車(難易度★★☆☆)

使用ピース:正方形4枚・長方形2枚(または正方形6枚)

長方形を底面にして、正方形で車体を作ります。タイヤは三角形で表現するか、別のピースを横に置いて見立てます。「ブーン」と動かして遊ぶのが定番です。

工程:

  1. 長方形2枚を底面に並べる(車の床)
  2. 前後左右に正方形を立てる(車体)
  3. 三角形を四隅に置いてタイヤを表現する

作品14:塔(難易度★★★☆)

使用ピース:正方形8〜12枚

正方形を4枚で1段の四角い筒を作り、それを縦に積み上げます。高さが出るほど不安定になるので、底面を2×2の4枚にして、高さは3段(12枚)までが目安です。

工程:

  1. 正方形4枚で1段の四角い筒を作る
  2. その上に同じ形の筒をのせる
  3. 3段まで積み上げる

崩れにくくするコツ:各段の接点(辺と辺が重なる部分)が最低2箇所以上になるように積みます。接点が1箇所だけだと少し触れただけで倒れます。

作品15:ロケット(難易度★★★☆)

使用ピース:正方形4枚・三角形4〜6枚

塔の応用です。正方形で胴体を作り、上部に三角形を集めて先端を尖らせます。下部にも三角形を広げてスタビライザー(安定翼)を表現すると、よりロケットらしくなります。

工程:

  1. 正方形4枚で四角い胴体を作る(2段)
  2. 上部に三角形を集めて先端を作る
  3. 下部の四隅に三角形を広げてスタビライザーを作る

複雑な立体作品の作り方(家・車・動物)

複雑な立体を安定させるには、底面を2×2(4枚)以上に確保し、高さは底面の幅の2倍以内に抑えることが共通の目安です。首や塔など重心が高くなる部分は、胴体の底面を3×2以上に広げると倒れにくくなります。

展開図をイメージしてから組み立てると失敗が少なくなります。「この面は前、この面は後ろ」と声に出しながら作ると、空間認識の練習にもなります。4歳以上のお子さまが夢中になりやすい作品です。

作品16:家(難易度★★★☆)

使用ピース:正方形12枚・三角形4枚。底面2×2(4枚)・側面8枚・屋根4枚で構成する、ピース数13枚以上の複雑な立体作品です。

底面を2×2の4枚で作り、側面を8枚、屋根を三角形4枚で仕上げます。窓や扉を色違いのピースで表現すると、より家らしくなります。

工程(4段階):

  1. 【展開図】底面4枚・前後の壁2枚・左右の壁2枚・屋根4枚を手元に並べて確認する
  2. 【土台】正方形4枚(2×2)を床に置く
  3. 【持ち上げる直前】四辺に壁を立て、四隅の接点を確認する
  4. 【完成】三角形4枚で屋根を山型に組む

崩れにくくするコツ:屋根の三角形は「山の頂点」で2枚が向き合うように配置します。頂点同士が磁力でくっつくことで屋根が安定します。三角形の底辺を壁の上辺にしっかり合わせてから手を離してください。

作品17:大きな家(難易度★★★★)

使用ピース:正方形20枚・三角形6枚。底面3×2(6枚)・2階建て構造で、スロープ構造を含まない最大難易度の立体作品です。

底面を3×2の6枚に広げ、2階建て構造にした大きな家です。ピース数が多くなるので、事前に「どこに何枚使うか」を分けておくと組み立てやすいです。

工程:

  1. 底面を3×2(6枚)で作る
  2. 1階の壁を立てる(前後左右)
  3. 2階の床を1階の上に乗せる(4枚)
  4. 2階の壁を立てて屋根を組む

崩れにくくするコツ:2階の床を乗せるとき、1階の壁が外に開かないように手で押さえながら作業します。一人では難しいので、大人と一緒に作るのがおすすめです。

作品18:車(難易度★★★☆)

使用ピース:正方形10枚・三角形4枚・長方形2枚。底面を長方形2枚で構成する横長の立体作品です。

底面を長方形2枚で作り、前後左右の車体を正方形で組みます。三角形でボンネットの傾斜を表現すると、よりリアルな車になります。

工程(4段階):

  1. 【展開図】底面・前後・左右・屋根のピースを分けて確認する
  2. 【土台】長方形2枚を横に並べて底面にする
  3. 【持ち上げる直前】前後左右に正方形を立て、接点を確認する
  4. 【完成】屋根に正方形、前部に三角形でボンネットを作る

崩れにくくするコツ:車は横長の形なので、長辺の壁(左右)を先に立てると安定します。短辺(前後)を先に立てると、長辺を立てるときに押されて崩れやすいです。

作品19:犬(難易度★★★☆)

使用ピース:正方形8枚・三角形4枚・長方形2枚。胴体・頭部・耳・尻尾を別パーツで表現する動物作品です。

胴体を長方形で作り、頭部を正方形で表現します。三角形で耳と尻尾を作ると犬らしくなります。「ワンワン」と声をかけながら作ると、お子さまが喜びやすいです。

工程:

  1. 長方形2枚を横に並べて胴体の底面にする
  2. 胴体の四辺に正方形を立てる
  3. 胴体の前方上部に正方形2枚で頭部を作る
  4. 頭部の上に三角形2枚で耳を作り、胴体後方に三角形で尻尾を表現する

作品20:猫(難易度★★★☆)

使用ピース:正方形8枚・三角形6枚。犬と似た構造で、耳を尖らせた三角形と長い尻尾が特徴の動物作品です。

犬と似た構造ですが、耳を尖らせた三角形にして、尻尾を長めに表現します。「ニャー」と鳴き声を真似しながら作ると、動物の特徴を覚えるきっかけになります。

工程:

  1. 正方形4枚で胴体を作る
  2. 正方形2枚で頭部を作る
  3. 頭部の上に三角形2枚を尖らせて耳にする
  4. 胴体後方に三角形2枚を縦につなげて長い尻尾を表現する

作品21:恐竜(難易度★★★★)

使用ピース:正方形12枚・三角形8枚・長方形2枚。胴体・首・頭・尻尾・足を別々に作ってつなぐ、20枚以上を使う複雑な立体作品です。

胴体・首・頭・尻尾・足を別々に作ってつなぐ、やや複雑な作品です。4〜5歳のお子さまが「自分で作った」と達成感を感じやすい作品の一つです。

工程:

  1. 長方形2枚で胴体の底面を作る
  2. 胴体の四辺に正方形を立てる
  3. 胴体前方上部に正方形2枚を縦に積んで首を作る
  4. 首の上に正方形2枚で頭部を作り、三角形で角や突起を表現する
  5. 胴体後方に三角形を縦につなげて尻尾を作る
  6. 胴体下部の四隅に三角形を広げて足を表現する

崩れにくくするコツ:首と頭部は重心が高くなります。胴体の底面を広めに取り(3×2以上)、首は1段(正方形2枚)に抑えると倒れにくくなります。

スロープの作り方と傾斜が足りないときの改善方法

スロープはボールが転がりやすい傾斜の目安が15〜30度で、台座の高さを正方形2枚分(約15cm)以上にすることで確保できます。スロープ専用パーツがない場合は三角形を台座にして角度を調整し、傾斜が急すぎるときは台座を1段下げるかスロープを長くして角度を緩めてください。

スロープセットが付属しているシリーズを使うと、専用のスロープパーツで角度を調整しやすくなります。

スロープ作りで最も多い失敗は「傾斜不足」です。正方形パネルを斜めに立てただけでは傾斜が急すぎるか、逆に平らすぎてボールが転がりません。スロープパーツ専用のピースを使うか、三角形を台座にして角度を調整するのがポイントです。

作品22:シンプルスロープ(難易度★★★☆)

使用ピース:正方形6枚・三角形4枚・スロープパーツ2〜4枚(スロープセット使用の場合)

三角形を台座にして、その上にスロープパーツを乗せるシンプルな構造です。ボールを上から転がして、下にコップや箱を置いてキャッチする遊びが人気です。

工程:

  1. 三角形2枚を底面に置いて台座を作る(斜面の角度を決める)
  2. 台座の上にスロープパーツを乗せる
  3. スロープの上端に正方形で壁を作り、ボールが落ちないようにする
  4. スロープの下端に正方形で受け皿を作る

崩れにくくするコツ:台座の三角形が滑らないように、床にラグやマットを敷いて作ると安定します。フローリングの上では台座が滑りやすいです。

作品23:2段スロープ(難易度★★★★)

使用ピース:正方形10枚・三角形6枚・スロープパーツ4〜6枚

上段と下段の2つのスロープをつなぎ、ボールが2回転がる構造です。上段から転がったボールが下段に落ちて、さらに転がっていく様子をお子さまが何度も繰り返して楽しみます。

工程:

  1. 下段のスロープを先に作る(シンプルスロープと同じ手順)
  2. 下段の横に高めの台座を作る(正方形2〜3枚を積む)
  3. 高い台座の上に上段のスロープを乗せる
  4. 上段の出口が下段の入口につながるように位置を調整する

崩れにくくするコツ:上段と下段の接続部分(ボールが落ちる場所)に正方形で壁を作ると、ボールが外に飛び出しにくくなります。接続部分の高さは正方形1枚分(約7〜8cm)が目安です。

作品24:タワースロープ(難易度★★★★)

使用ピース:正方形16〜20枚・三角形8枚・スロープパーツ6〜8枚

塔の内側にスロープを螺旋状に配置した、マグビルドの中でも難易度の高い作品です。ボールが塔の中をぐるぐると転がり落ちる様子は、大人も思わず見入ってしまいます。

工程:

  1. 底面を3×3(9枚)で広く取る
  2. 1段目の四辺に正方形を立てて塔の1階を作る
  3. 1階の内側にスロープパーツを斜めに配置する
  4. 2階・3階と同様に積み上げ、各階のスロープが交互に向きを変えるように配置する
  5. 最上部にボールを入れる入口を作る

崩れにくくするコツ:底面を広く取ることが最重要です。底面が3×3未満だと、スロープの重みで塔が傾きます。また、各階のスロープは壁の内側にしっかり磁力でくっつけてから次の段を積んでください。

作品25:スロープコース(難易度★★★★)

使用ピース:正方形20枚以上・三角形10枚・スロープパーツ8〜10枚

複数のスロープをつなげた長いコースです。ボールが長い距離を転がる様子を見て、お子さまが「もう一回!」と繰り返す作品です。スロープセットのピースをすべて使う、集大成的な作品になります。

工程:

  1. コース全体のレイアウトを床に並べてイメージする
  2. スタート地点(最も高い場所)の台座を作る
  3. スロープを1つずつつなげながら、ボールが転がる方向を確認する
  4. ゴール地点に受け皿を作る
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失敗しやすいパターンと改善方法

立体が崩れる原因で最も多いのは「土台が狭い」ことで、底面を最低4枚(2×2)に広げるだけで大半のケースは改善されます。それでも崩れる場合は、高さを底面の幅の2倍以内に抑えること、接点を頂点ではなく辺と辺が重なる位置にすることを順番に確認してみてください。

失敗の原因を知っておくと、崩れたときに「なぜ崩れたか」がわかり、お子さまと一緒に改善を考えやすくなります。

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失敗パターン 起きやすい状況 改善方法
土台が狭い 底面が1〜2枚で高く積もうとする 底面を最低4枚(2×2)に広げる
重心が高い 細い塔を高く積みすぎる 高さは底面の幅の2倍以内を目安にする
接点が少ない 角や頂点だけでつなごうとする 辺と辺が重なるようにくっつける
スロープの傾斜不足 台座が低すぎてほぼ水平になる 台座を正方形2枚分(約15cm)以上の高さにする
スロープが急すぎる 台座が高すぎてボールが飛び出す 台座を1段下げるか、スロープを長くして角度を緩める

崩れたときは「なんで崩れたんだろう?」とお子さまに聞いてみてください。「土台が小さかったから」「高すぎたから」と自分で気づくことが、次の作品をうまく作る力につながります。

年齢別・どの作品から始めると成功しやすいか

マグビルドは対象年齢3歳以上の製品が多いですが、遊び方の発達には個人差があります。今のお子さまが「つなげることを楽しんでいる」段階なら平面作品を、「形を真似したがっている」段階なら簡単な立体を選ぶのが、次のステップへの自然な橋渡しになります。

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年齢の目安 向いている作品 遊び方の特徴 大人のサポート
2〜3歳 色分け・道路・顔・虹 くっつく感覚を楽しむ・並べる 一緒に作る・声かけが中心
3〜4歳 花・星・魚・箱・小屋 形を意識して作る・真似する 手本を見せて自分で作らせる
4〜5歳 家・車・犬・猫・シンプルスロープ 計画して作る・ごっこ遊びへ発展 アドバイスだけ・基本は自分で
5歳以上 恐竜・タワースロープ・スロープコース 自分でデザインする・改良する 見守るだけでOK

※年齢はあくまで目安です。お子さまの様子を参考にしてください。

3歳になったからすぐ立体、5歳になったからスロープ、と急ぐ必要はありません。今の段階で楽しめている作品を繰り返すことが、次のステップへの自然な橋渡しになります。

キッズ・ラボラトリーにマグビルドをお届けしたご家庭からは、「最初は平面で遊んでいたのに、2〜3週間後に急に立体を作り始めた」という声が届いています。親が「そろそろ立体を教えよう」と思う前に、お子さま自身が試し始めることも多いです。焦らず見守ってあげてください。

マグビルドを長く楽しむための3つのポイント

最初は30〜40枚の小さなセットで遊び方を覚え、完成作品を写真に残して次への意欲をつなぎ、崩れたときも「また作ろう」と声をかけて繰り返し遊ぶ習慣を作るのが、長く続けるための順序です。ピース数が増えるほど作れる作品の幅が広がるため、遊び方が定着してから追加ピースを足すタイミングを考えてみてください。

ポイント1:最初は少ないピース数から始める

30〜40枚のセットから始めると、平面から簡単な立体まで十分に遊べます。最初から100枚以上のセットを買うと、どこから手をつければいいかわからなくなることがあります。まず少ないピースで遊び方を覚えてから追加するのが、無理なく続けられる順序です。

ポイント2:作品を写真に残す

完成した作品を写真に撮っておくと、「前に作ったあれをもう一度作りたい」という動機につながります。お子さまが自分の作品集を持つ感覚で、次の作品への意欲が続きやすくなります。

ポイント3:崩すことも遊びの一部

崩れること自体がマグビルドの遊びの一部です。磁石でくっつく構造はそもそも崩しやすく、崩れた瞬間の音や感触もお子さまにとっては楽しい体験になります。せっかく作った作品を崩されると大人は残念に感じますが、「また作ろう」と声をかけることで、繰り返し遊ぶ意欲が自然につながっていきます。

学術協力者からのコメント

このデータについて、消費者行動・サブスクリプション研究を専門とする福岡大学商学部の太宰潮教授に学術協力をいただきました。キッズ・ラボラトリーの利用者データによると、マグビルドをお届けしたご家庭では、最初に平面作品で遊んでいたお子さまが2〜3週間後に自発的に立体へ移行するケースが届いています(※出典:キッズ・ラボラトリー利用者対応・アンケートデータ)。太宰教授は「段階的な難易度設計が自発的な挑戦行動を引き出しやすい点は、サブスクリプション型サービスにおける継続利用の動機づけとして注目できる傾向です。ただし、個人差があるため、あくまで傾向として参考にするのが適切です」と指摘しています。

マグビルドの作り方でよくある質問

Q1. 初めてマグビルドを触る2歳の子でも遊べる作品はありますか?

2〜5枚でできる平面作品から始めるのがおすすめです。色分けパネル(4枚)や道路(5〜8枚)は、くっつける・並べるだけで完成するので、2歳のお子さまでも大人と一緒に楽しめます。最初から立体を目指さず、「くっつく感覚が楽しい」という体験を積み重ねると、自然に立体へ移行していきます。

Q2. 立体を作るとすぐ崩れてしまいます。どうすれば安定しますか?

底面を最低4枚(2×2)に広げることが、崩れにくさの基本です。底面が1〜2枚だと接点が少なく、少し触れただけで倒れてしまいます。また、高さは底面の幅の2倍以内を目安にすると重心が安定します。接点は頂点や角ではなく、辺と辺が重なるようにくっつけると磁力が十分に働きます。

Q3. スロープを作ったけれどボールが転がりません。原因は何ですか?

傾斜が足りないことが最も多い原因です。台座の高さを正方形2枚分(約15cm)以上にすると、ボールが転がりやすい角度になります。台座が低すぎるとスロープがほぼ水平になり、ボールが止まってしまいます。逆に台座が高すぎるとボールが飛び出すので、台座の高さを少しずつ調整しながら試してみてください。

Q4. 何枚セットを買えばスロープが作れますか?

スロープを作るには最低でも40〜50枚程度のピース数が目安です。シンプルスロープなら20枚前後でも作れますが、2段スロープやタワースロープを楽しむには50枚以上あると余裕が出ます。スロープ専用パーツが付属しているシリーズ(マグビルドのスロープセット等)を選ぶと、傾斜の調整がしやすくなります。

Q5. 作れる作品が増えてきたら、次はどんなセットを足せばいい?

今のセットで平面と簡単な立体が作れるようになったら、スロープパーツが付属したセットを追加するのが有力な選択肢です。スロープは「ボールが転がる」という動きが加わるため、平面・立体とは別の楽しみ方ができます。ピース数を増やしたいだけなら、同じシリーズの追加パックを足すと互換性の心配がありません。異なるブランドのピースは磁力の強さや辺の長さが合わない場合があるので、購入前に確認しておくと安心です。

Q6. マグビルドは何枚セットから買い始めるのが正解ですか?

平面から簡単な立体まで遊ぶなら30〜40枚セットが最初の目安です。スロープも楽しみたい場合はスロープ専用パーツ付きの50〜70枚セットを選ぶと、追加購入なしで一通りの作品を作れます。異なるブランドとの互換性は保証されていないため、同シリーズで揃えるのが安心です。

Q7. マグビルドのピースを散らかさずに収納するにはどうすればいいですか?

ピース数が増えると床への散乱や踏み事故が起きやすくなるため、フタ付きの浅いトレーや仕切り付きボックスに形状別・色別で分けて収納するのが一般的な方法です。作りかけの作品を保管したい場合は、トレーごと棚に置けるサイズを選ぶと崩さずに保管できます。

Q8. マグビルドとマグフォーマーは何が違いますか?どちらを選べばいいですか?

マグビルドは平面パネル型で面全体で磁力が働くため低年齢でも扱いやすく、スロープ遊びに特化したシリーズが充実しています。マグフォーマーはフレーム型で立体の展開図的な組み立てに向いており、より幾何学的な構造を楽しめます。2〜4歳で平面・スロープ遊びを重視するならマグビルド、4歳以上で立体の構造理解を深めたいならマグフォーマーが向いているとされていますが、互換性はないため最初に一方に絞るのが無難です。

キッズ・ラボラトリーの利用データについて

本記事で使用している「継続利用データ」「利用者の声」は、キッズ・ラボラトリーの利用者対応・交換リクエスト・アンケート回答をもとに、個人が特定されない形で集計したものです。対象期間、件数、集計方法はデータと実績|公式ファクトに記載しています。

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ABOUT ME
石渡 恵美(幼稚園教諭)
石渡 恵美(いしわた えみ)/幼稚園教諭。 2013年 玉川大学 教育学部 教育学科卒業、幼稚園教諭1種免許取得。 卒業後、学校法人 新井学園 川崎若葉幼稚園(神奈川)、学校法人 中田学園 宮崎二葉幼稚園(宮崎)にて、合計約5年間 幼稚園教諭として勤務。保育現場での経験も持つ。 日常的に童謡や手遊び歌を通じて子どもと関わる中で培った、遊び・音楽・言語を介した発達支援の知見を活かし、キッズ・ラボラトリーでは乳幼児の発達段階・遊びのねらい・親子のコミュニケーションに関する記事を監修する。現在は2児の母。