この記事を監修した人
著者|青栁 陽介(おもちゃコンシェルジュ/キッズ・ラボラトリー代表取締役)
幼児教育監修|石渡 恵美(幼稚園教諭)
医療監修|福井 美和子(看護師/保健師)

授乳が始まると、上のお子さまが「抱っこ」と来たり、赤ちゃんの顔を触ろうとしたり、泣き出したりして、どうしたらいいか途方に暮れることがあります。

授乳の時間を「前・中・後」の3つの場面に分けると、上のお子さまへの対応が動きやすくなります。前は準備、中は声かけと視界内での見守り、後は上のお子さまだけを見る短い時間。この流れを繰り返すことで、上のお子さまが「自分の番もある」と感じやすくなります。

甘え・泣き・ちょっかいへの対処、授乳中ボックスに入れてよいもの・避けるもの、緊急時の中断判断まで、1歳・2歳・3歳の年齢別に具体的にお伝えします。

この記事でわかること
  • 授乳前3分・授乳中・授乳後5分の流れと、各場面でやること
  • 始める時期を判断する目安
  • 授乳中ボックスに入れてよいもの・入れてはいけないもの
  • 甘える・泣く・ちょっかいを出すときの対処法

▼ 気になるところから読む

授乳前・授乳中・授乳後、3つの場面で考える

授乳の時間を「前・中・後」の3つに分けると、上のお子さまへの対応が動きやすくなります。前は準備、中は声かけと視界内での見守り、後は上のお子さまだけを見る短い時間。この流れを繰り返すことで、上のお子さまが「自分の番もある」と感じやすくなります。

時間はあくまで目安です。守れない日があっても、それで育児が失敗しているわけではありません。

授乳前・中・後の3場面と上の子の位置関係を示す縦型フロー図

授乳前3分でやっておくと安心なこと

授乳前にトイレ・飲み物・遊び場所・危険物の確認を済ませておくと、授乳中に中断しなくて済む場面が減ります。上のお子さまと乳児を無人で残さず、親の視界内で過ごせる環境を整えることが安全の前提です。

具体的には、次の4点を授乳前に確認しておくと安心です。

  • トイレ:「おしっこ行っておく?」と声をかける。1歳台はおむつ確認でも可
  • 飲み物・軽食:手の届く場所に水やお茶を置いておく
  • 遊び場所上のお子さまが座る場所を決め、親の視界内に収まるか確認する
  • 危険物の除去:小部品・磁石・ボタン電池・長いひもが手の届く場所にないか確認する

「授乳前チェック」を習慣にすると、授乳中に「あ、トイレ行きたい」「喉乾いた」と言われて中断する回数が減ります。完璧にできない日もあって大丈夫です。

授乳中に心がけたい声かけと見守り方

授乳中は、上のお子さまを親の視界内に置くことが安全の基本です。別室に一人で残さず、同じ部屋またはすぐ対応できる距離で過ごしてもらいます。

声かけは短くて構いません。「ちゃん、何して遊んでる?」「見てるよ」「もうちょっとで終わるよ」など、存在を認める一言を授乳しながら届けるだけで、上のお子さまの安心感が変わります。

授乳中に上のお子さまが近づいてきたときは、「赤ちゃんが飲んでるから、隣に座ってて」と穏やかに伝えるのが自然です。「来ないで」「触らないで」と強く制止すると、かえって気になって近づきやすくなることがあります。

授乳後5分は上のお子さまだけを見る時間に

授乳が終わったら、赤ちゃんを安全な場所に寝かせてから、5分でも上のお子さまだけを見る時間を作ってみてください。

「さっきのブロック、見せて」「一緒に読もうか」など、上のお子さまが主役になれる短い時間です。毎回完璧でなくてよく、「授乳が終わったらあなたの番」という流れを繰り返すことで、上のお子さまが授乳の時間を受け入れやすくなります。

この5分が取れない日もあります。そういうときは「ごめんね、今日は疲れちゃった。明日一緒に遊ぼうね」と正直に伝えるだけで十分です。

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1歳・2歳・3歳、待てる目安と同室でしやすい遊び

年齢によって待てる時間の目安や、一人で遊べる内容は変わります。ただし年齢だけで決まるわけではなく、その日の機嫌や体調、安全な環境が整っているかどうかも大切です。表を参考にしながら、お子さまの様子に合わせて調整してみてください。

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1歳・2歳・3歳、待てる目安と同室でしやすい遊び
年齢 待てる目安 同室でしやすい遊び 避けたい玩具 声かけ例
1歳ごろ 個人差が大きく、一人で待つより親の声が聞こえる状態が安心です。お子さまの様子に合わせて判断してください 布絵本、やわらかいボール、シンプルな積み木、シール貼り(大判) 小部品のあるパズル、磁石おもちゃ、ボタン電池使用品 「見てるよ」「もうちょっとだよ」と声をかけ続ける
2歳ごろ 短い約束と褒めるサイクルが効きやすい時期ですが、待てる時間には個人差があります。お子さまの様子を見ながら調整してください 型はめ、シール帳、クレヨンとお絵かき帳、ままごとセット 投げやすい重い玩具、長いひものある玩具、細かいビーズ 「待てたね、えらかったね」と終わった後に必ず伝える
3歳ごろ 役割を持たせると待ちやすくなる場合がありますが、待てる時間には個人差があります。お子さまの様子を見ながら調整してください 絵本、ぬりえ、パズル(大きめピース)、ごっこ遊びセット 乳児の寝床に入り込む玩具、投げやすい硬い玩具 「赤ちゃんのこと見ててくれる?」と役割を渡す

表の時間はあくまで目安です。「うちの子は2歳だけど5分も無理」という日があっても当然です。年齢より、その日の機嫌・体調・安全環境を優先して判断してください。

1歳ごろ、待つより一緒にいる感覚で

1歳ごろのお子さまに「待っていて」を理解させるのは難しく、数分が限界の日がほとんどです。「待たせる」より「一緒にいる感覚を持たせる」ことを目標にすると、気持ちが楽になります。

授乳しながら「ちゃん、何してる?」「ボール持ってるね」と声をかけ続けるだけで、1歳のお子さまは「ちゃんと見てもらえている」と感じやすくなります。

遊びは、布絵本ややわらかいボールなど、口に入れても安全で、投げても危なくないものが向いています。シール貼りは大判のシールであれば誤飲リスクが低く、集中しやすい遊びです。

1歳台は赤ちゃんへの興味も強く、顔を触ろうとすることがあります。「やさしくね」と伝えながら、赤ちゃんの頭や顔に手が届かない位置に座ってもらうのが安全です。

2歳ごろ、短い約束と褒めるサイクルで

2歳になると「少し待てる」場面が増えてきます。ただし、待てる時間には個人差があり、機嫌や体調によって大きく変わります。メーカーの取扱説明書や消費者庁・日本小児科学会などの公的機関の情報も参考にしながら、お子さまの様子に合わせて判断してください。

「授乳が終わったら一緒に読もうね」など、短い約束を一つだけして、終わった後に必ず守ることが大切です。「待てたね」「えらかったね」と具体的に伝えると、次の授乳でも待てるサイクルが生まれやすくなります。

型はめやシール帳、クレヨンとお絵かき帳は、2歳のお子さまが集中しやすく、親の視界内で安全に使える遊びです。ままごとセットは赤ちゃんのお世話ごっこにもつながり、授乳中の場面と自然に結びつきやすいです。

2歳は「自分でやりたい」気持ちが強い時期でもあります。「これやってみる?」と選ばせてあげると、自分から遊びに向かいやすくなります。

3歳ごろ、役割を持たせると待ちやすくなる

3歳になると、「赤ちゃんのこと見ててくれる?」という声かけが効きやすくなります。「お兄ちゃん・お姉ちゃんだから我慢して」という役割の押し付けとは違い、「一緒に赤ちゃんを見守る仲間」として関わってもらうイメージです。

集中して遊べる時間には個人差があり、毎日安定しているわけではありません。絵本やぬりえ、大きめピースのパズルは、3歳のお子さまが一人でも取り組みやすい遊びです。

「赤ちゃんが飲み終わったら教えてね」と伝えると、赤ちゃんを観察する役割が生まれ、授乳中の時間が「待つ時間」から「見守る時間」に変わることがあります。

授乳中ボックスに入れてよいもの・入れてはいけないもの

授乳中ボックスは、上のお子さまが親の視界内で安全に使える玩具を2〜3点まとめておく仕組みです。小部品・磁石・ボタン電池・長いひも・投げやすい重い玩具は赤ちゃんへの危険があるため入れないようにします。飽きた場合の代替として絵本や会話も用意しておくと安心です。

「おもちゃを渡して放置する仕組み」ではなく、親の視界内で使い、飽きたら別の遊びへ切り替えるための準備として考えてください。

授乳中ボックスに入れてよい玩具と入れてはいけない玩具を並べた比較図

安全に使える玩具の3つの条件

授乳中ボックスに入れる玩具を選ぶときは、次の3点を確認しておくと安心です。

  • 口に入れても安全なサイズ・素材か:小部品は誤飲リスクがあります。具体的な基準はメーカーの取扱説明書や消費者庁などの公的機関の情報をご確認ください。特に1〜2歳台は口に入れる行動が続くため、大きめのパーツで構成された玩具を選びます
  • 投げても赤ちゃんに当たらない重さ・硬さか:やわらかい布素材や軽いプラスチック製が向いています。硬い木製品や重い玩具は、投げた際に赤ちゃんに当たる危険があります
  • 乳児の寝床や顔に届かない場所で使えるか:授乳中の赤ちゃんの近くに玩具が落ちないよう、上のお子さまの座る位置と遊ぶ範囲を決めておきます

授乳中ボックスに入れてはいけない玩具

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授乳中ボックスに入れてはいけない玩具
避ける玩具の種類 理由
小部品のあるパズル・ブロック 誤飲・窒息のリスク。赤ちゃんの口に入る危険もある
磁石おもちゃ 複数飲み込むと腸閉塞の危険。消費者庁も注意喚起済み
ボタン電池使用の玩具 飲み込むと食道に重篤な損傷を引き起こす危険がある
長いひも・紐付きの玩具 首に絡まる窒息リスクがあります。ひもの長さの安全基準については、消費者庁などの公的機関の情報をご確認ください
投げやすい重い玩具 赤ちゃんや上のお子さま自身に当たった際のけがリスク
乳児の寝床に入り込む小さな玩具 赤ちゃんの顔や口元に入り込む窒息リスク

玩具が2〜3点あっても飽きることはあります。そのときは絵本を一緒に見る、「赤ちゃんに歌ってあげて」と声をかける、赤ちゃんのお世話ごっこに誘うなど、玩具以外の関わりを代替として用意しておくと安心です。

授乳中ボックスの中身は、お子さまの月齢・年齢が上がるにつれて合う遊びが変わります。定期的に入れ替えると、上のお子さまが飽きにくくなります。

甘える・泣く・ちょっかいを出すときの対処

甘えや泣きは、上のお子さまが不安や寂しさを表現している自然なサインです。悪い行動と決めつけず、授乳しながらでも声をかけて存在を認めてあげることが、落ち着きにつながりやすいです。

甘えてくるときは拒絶しなくて大丈夫

授乳中に上のお子さまが「抱っこ」「こっちきて」と来るのは、赤ちゃんへの嫉妬や不安の表れです。「今は無理」と突き放すより、「終わったらすぐ抱っこするよ」と伝えながら、手を握ったり頭を撫でたりできる範囲で応えてみてください。

授乳中に片手が使える姿勢であれば、上のお子さまの手を握ったり、膝に寄りかからせてあげることもできます。「一緒にいるよ」という感覚が伝わるだけで、落ち着くことがあります。

赤ちゃん返りのように見える行動(哺乳瓶を欲しがる、赤ちゃんのまねをするなど)も、上のお子さまなりの「自分も見てほしい」という表現です。無理に「もう大きいでしょ」と諭さず、受け止めてあげると自然に落ち着いていくことが多いです。

泣き続けるときの声かけと気持ちの受け止め方

泣き続けるときは、まず「泣きたいよね」「寂しいよね」と気持ちを言葉にしてあげます。理由を説明したり、泣き止ませようとしたりする前に、気持ちを受け止める一言が先です。

「赤ちゃんが飲み終わったら、ちゃんの番だよ」と見通しを伝えると、少し落ち着きやすくなります。2〜3歳になると「あと少し」「もうすぐ」という言葉が伝わりやすくなります。

泣き続けても、授乳を急いで切り上げる必要はありません。ただし、泣き声が激しくなり、けがや転倒の危険がある場合は安全を優先して対応してください。

赤ちゃんにちょっかいを出すときはどうする

上のお子さまが赤ちゃんの顔を触ったり、揺らそうとしたりすることがあります。悪意があるわけではなく、興味や「自分も関わりたい」という気持ちの表れであることがほとんどです。

「やさしくね」「ここは触っていいよ」と具体的に伝えながら、触ってよい場所(手や足など)を教えてあげると、赤ちゃんへの関わり方を学ぶ機会になります。

頭・顔・首への接触は赤ちゃんに危険なため、「頭はやさしくね」「顔は触らないでね」と穏やかに伝えます。何度言っても繰り返す場合は、上のお子さまの座る位置を赤ちゃんの顔から遠ざけるのが現実的です。上の子が赤ちゃんの手や足にやさしく触れている安全な関わり方のイメージ

授乳を中断してよい場面、安全を最優先に

けが・窒息・転落の危険、トイレの緊急サインなど安全に関わる場面では、授乳を中断して構いません。赤ちゃんを安全な場所に寝かせてから上のお子さまに対応するのが基本で、中断しても授乳は再開できます。

次のような場面では、迷わず授乳を止めて対応してください。

  • 上のお子さまが転倒した、または転倒しそうな危険がある
  • 上のお子さまが小部品や危険なものを口に入れようとしている
  • 上のお子さまが「トイレ!」と緊急のサインを出している
  • 上のお子さまが激しく泣いており、けがや体調不良の可能性がある
  • 赤ちゃんの様子がいつもと違う(顔色・呼吸・泣き声の変化)

授乳を中断するときは、赤ちゃんを平らで安全な場所(ベビーベッド・布団の上など)に寝かせてから動きます。授乳クッションの上に置いたまま離れるのは転落リスクがあるため避けてください。

「授乳を中断してはいけない」と思い込まず、安全が最優先です。中断しても授乳は再開できます。

上のお子さまが母乳を欲しがったら

上のお子さまが母乳を欲しがることは珍しくありません。どう対応するかは、お母さまの希望・乳房の状態・下のお子さまの哺乳状況によって異なります。迷う場合は助産師や医師に相談するのが安心です。

タンデム授乳(上の子と下の子を同時または交互に授乳すること)を選ぶご家庭もあります。ただし、乳房トラブルの有無・下のお子さまの哺乳量への影響・お母さまの体への負担など、個別の状況によって合う・合わないがあります。

「欲しがるから飲ませてあげたい」という気持ちも、「もう卒乳したから難しい」という状況も、どちらも自然なことです。一律に「こうすべき」とは言えないため、かかりつけの助産師や産院に相談しながら判断してください。

上のお子さまが母乳を欲しがる行動は、赤ちゃんへの嫉妬や「自分も同じようにしてほしい」という気持ちの表れであることが多いです。授乳以外の形で「あなたも大切」と伝える時間を作ることで、落ち着いていくことがあります。

授乳中の遊びを定期的に見直すと楽になる

お子さまの月齢・年齢が上がると、合う遊びや玩具も変わります。授乳中ボックスの中身を定期的に入れ替えると、上のお子さまが飽きにくくなります。

1歳台は布絵本ややわらかいボールで十分だったものが、2歳になるとシール帳や型はめに移行し、3歳になるとぬりえや絵本の読み聞かせが長続きするようになります。同じ玩具を何ヶ月も使い続けると、授乳のたびに「これ飽きた」となりやすいです。

二人育児中に上の子の遊びを見直したいと感じる家庭は一定数いるようです。月齢が上がるにつれて合う遊びが変わるため、授乳中ボックスの中身を定期的に見直すことが、上のお子さまが落ち着いて過ごしやすくなる一つの方法です。

玩具を定期的に入れ替える方法として、購入・おさがり・レンタルのいずれかを状況に合わせて選ぶことができます。

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授乳中の遊びを定期的に見直すと楽になる
方法 向いている家庭 気になる点
購入 気に入った玩具を長く使いたい。下の子にも引き継ぎたい 飽きた・合わなかったときに処分や保管が必要になる
おさがり・借りる コストを抑えたい。試してから判断したい 月齢に合うものが手元にあるとは限らない
おもちゃのサブスク 月齢に合った玩具を定期的に見直したい。選ぶ手間を省きたい 月額費用がかかる。合う・合わないの個人差がある

おもちゃのサブスクは、授乳中に同じ部屋で使える年齢相応の玩具を定期的に見直す補助として活用できます。キッズ・ラボラトリーでは、お子さまの月齢や遊びの様子をもとにプロが選定し、LINEで希望を伝えることもできます。ただし、サブスクが全員に合うわけではなく、購入やおさがりが合うご家庭もあります。

年齢に合った玩具の選び方や具体的な商品については、兄弟向けのおもちゃガイドも参考にしてみてください。

授乳中の上の子対応でよくある質問

Q1. 1歳の上の子は授乳中に何分待てますか?

1歳ごろは個人差が大きく、一人で待つより親の声が聞こえている状態が安心です。「待たせる」より「一緒にいる感覚を持たせる」ことを目標にすると、気持ちが楽になります。布絵本ややわらかいボールなど、口に入れても安全な玩具を手元に置き、授乳しながら「見てるよ」と声をかけ続けることが現実的な対応です。年齢だけで待てる時間が決まるわけではなく、その日の機嫌や体調によって大きく変わります。

Q2. 授乳中に上の子が泣き止まないときはどうすればよいですか?

まず「泣きたいよね」「寂しいよね」と気持ちを言葉にしてあげることが先です。泣き止ませようとする前に、気持ちを受け止める一言が落ち着きにつながりやすいです。「赤ちゃんが飲み終わったらちゃんの番だよ」と見通しを伝えると、2〜3歳のお子さまは少し落ち着きやすくなります。泣き続けても授乳を急いで切り上げる必要はありませんが、けがや転倒の危険がある場合は安全を優先して対応してください。

Q3. 授乳中ボックスに何を入れればよいですか?

小部品・磁石・ボタン電池・長いひも・投げやすい重い玩具は入れないことが最初の基準です。入れてよいものは、布絵本・やわらかいボール・大判シール帳・大きめピースの型はめなど、口に入れても安全で投げても危なくないものです。2〜3点を親の視界内で使い、飽きた場合は絵本や会話を代替として用意しておくと安心です。お子さまの月齢が上がるにつれて合う玩具が変わるため、定期的に中身を見直すと飽きにくくなります。

Q4. 授乳中に上の子がけがをしそうなときはどうすればよいですか?

けが・窒息・転落の危険がある場面では、授乳を中断して構いません。赤ちゃんを平らで安全な場所(ベビーベッド・布団の上)に寝かせてから上のお子さまに対応するのが基本です。授乳クッションの上に赤ちゃんを置いたまま離れると転落リスクがあるため避けてください。中断しても授乳は再開できます。安全が最優先です。

Q5. 上の子が「お兄ちゃん・お姉ちゃんだから我慢して」と言わずに待ってもらうにはどうすればよいですか?

「我慢して」という役割の押し付けより、「一緒に赤ちゃんを見守る仲間」として関わってもらうイメージが効きやすいです。「赤ちゃんのこと見ててくれる?」「終わったらちゃんの番だよ」と伝え、授乳後に必ず上のお子さまだけを見る短い時間を作ることで、「自分の番もある」と感じやすくなります。甘えや泣きを悪い行動と決めつけず、気持ちを受け止めながら繰り返すことが、長い目で見て安定につながります。

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ABOUT ME
青栁 陽介(おもちゃコンシェルジュ/キッズ・ラボラトリー代表取締役)
青栁 陽介は、キッズ・ラボラトリー株式会社 代表取締役であり、自らもおもちゃコンシェルジュとして利用者対応・玩具選定の現場に立つ。 2003年に通販システム業界に入り、2015年テモナ株式会社(東証一部 3985)執行役員、2017年に執行役員CMOに就任。在任中に東証マザーズ上場・東証一部上場を経験。2018年12月、一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会の創立メンバーとして業務執行理事に就任し、矢野経済研究所「サブスクリプション市場2019」をはじめとする業界調査に協力。サブスクリプション関連の講演・セミナーに登壇し、延べ15,000名以上が参加するなど、業界の体系化にも携わってきた。 2019年5月、長男の難病闘病をきっかけに、ベッドサイドでも安全に遊べる知育玩具の必要性を痛感してキッズ・ラボラトリー株式会社を設立。2020年1月の知育玩具サブスクリプション開始以降、累計約45万点(お届け約10万件)の発送実績を重ねる。 記事監修においては、自身が直接対応してきた利用者の声、実際の返却理由、人気・不人気の商品傾向など、運営現場の一次データに基づいた「実際に使われるおもちゃ」の視点を提供する。