この記事を監修した人
医療監修|福井 美和子(看護師/保健師)
幼児教育監修|石渡 恵美(幼稚園教諭)
おもちゃ選定|青柳 陽介(おもちゃコンシェルジュ/キッズ・ラボラトリー代表取締役)

「何を買えばいいかわからなくて、とりあえず有名なものをポチったら全然遊ばなかった」——そんな声は、7ヶ月ごろの赤ちゃんを持つ家庭でよく聞きます。

この時期のおもちゃ選びは、「お座りで両手が自由になった」という発達の変化を軸に考えると、ぐっと選びやすくなります。

この記事では、7ヶ月向け5商品の比較表・悩み別の選び方・購入とサブスクの向き不向きまで整理しています。気になるところから読んでみてください。

この記事でわかること
  • 生後7ヶ月の発達とおもちゃ選びの関係
  • 市販品を選ぶときの注意点
  • 購入・サブスク・おさがりの向き不向き
▼ 気になるところから読む

生後7ヶ月、おもちゃ選びが変わる理由

お座りができるようになると、赤ちゃんの世界は一気に広がります。視野が縦に広がり、両手が同時に使えるようになるのがこの時期の最大の変化です。

それまでは「握る・振る」が中心でしたが、7ヶ月ごろからは左右の手で別々のものを持つ「両手の協応動作」が始まります。右手でおもちゃを持ちながら、左手で別のものをつかもうとする動作が出てきたら、それがサインです。

つまり、この時期から「ただ握れるもの」より「両手を使って遊べるもの」「押す・叩く・引っ張るなど動作が生まれるもの」が合うようになります。

ただし、8ヶ月ごろにずり這い・はいはいが始まると、今度は「移動しながら遊ぶ」おもちゃが合ってきます。10ヶ月のつかまり立ちになればまた変わる。この時期は月齢ごとの変化がとても早いので、「今の月齢に合うもの」を選ぶ視点が大切です。

生後7ヶ月おもちゃ おすすめ5商品 比較一覧

迷ったときにまず見てほしいのがこの比較表です。価格帯・メーカー・特徴が異なる5商品を並べました。予算や遊び方の好みで選びやすくなるよう整理しています。

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3WAYへんしん知育ボックス くまのプーさん

3WAYへんしん知育ボックス くまのプーさん

アクティビティ・ケース

アクティビティ・ケース

バイリンガル・わくわくピアノ

バイリンガル・わくわくピアノ

やわらか吸っても吹いてもホイッスル

やわらか吸っても吹いてもホイッスル

アンパンマン くるくるカッタン!よくばり手遊びボール

アンパンマン くるくるカッタン!よくばり手遊びボール

商品名 メーカー 対象年齢 特徴 参考価格
3WAYへんしん知育ボックス くまのプーさん タカラトミー 6ヶ月以上 成長に合わせて長く遊べる 5,000円前後
アクティビティ・ケース ボーネルンド (アンビトーイ) 7ヶ月頃から 指先を鍛え集中力UP 4,000円前後
バイリンガル・わくわくピアノ フィッシャープライス 6ヶ月〜3歳 音と光で好奇心を刺激 3,000円前後
やわらか吸っても吹いてもホイッスル トイローヤル 7ヶ月から 吸っても吹いても音が出る 1,000円前後
アンパンマン くるくるカッタン!よくばり手遊びボール アガツマ 7ヶ月から 電池不要で手指の発達を促す 2,000円前後

価格帯は1,000円前後〜5,000円前後と幅があります。最初の1本として有力なのは、「アクティビティ・ケース」か「3WAYへんしん知育ボックス くまのプーさん」の2択です。

指先の動きを引き出したい・集中して遊んでほしいなら「アクティビティ・ケース」、長く使えるコスパを重視するなら「3WAYへんしん知育ボックス」が第一候補になります。

予算を抑えたい場合や、まず試してみたいという場合は「やわらか吸っても吹いてもホイッスル」や「アンパンマン くるくるカッタン!よくばり手遊びボール」から始めるのも自然な選択です。

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各商品の特徴と、どんな子に向くか

比較表だけでは「うちの子に合うかどうか」が判断しにくいこともあります。ここでは5商品それぞれの遊び方のポイントと、向いている子のタイプを整理します。

3WAYへんしん知育ボックス くまのプーさん(タカラトミー)

6ヶ月から使えて、成長に合わせて遊び方が変わる設計です。「長く使えるものを買いたい」という家庭に向いています。

プーさんのキャラクターに親しみがある家庭や、祖父母からのプレゼントとしても選ばれやすい商品です。

アクティビティ・ケース(ボーネルンド / アンビトーイ)

7ヶ月ごろから使えるボーネルンドのロングセラーです。複数の仕掛けが一つにまとまっていて、押す・回す・引っ張るなど指先を使う動作をまとめて引き出せるのが特徴です。

「集中して遊んでほしい」「手先の発達を意識したい」という家庭に特に向いています。

バイリンガル・わくわくピアノ(フィッシャープライス)

音と光で好奇心を刺激するタイプです。6ヶ月〜3歳と対象年齢が広く、長く使えます。

「音が出るおもちゃが好き」「叩いて音を確認する動作が出てきた」という赤ちゃんに向いています。

やわらか吸っても吹いてもホイッスル(トイローヤル)

1,000円前後と手に取りやすい価格帯です。吸っても吹いても音が出るという珍しい仕組みで、口の周りの筋肉を使う遊びが自然に生まれます。

「まず試してみたい」「外出先でも使えるコンパクトなものが欲しい」という場合に向いています。

アンパンマン くるくるカッタン!よくばり手遊びボール(アガツマ)

電池不要で手指の発達を促す設計です。アンパンマンのキャラクターへの反応が出てきた子に特に向いています。

「電池交換の手間を省きたい」「シンプルに手を動かして遊べるものが欲しい」という家庭にも合います。

月齢ごとにおもちゃの「合う・合わない」が変わる

7ヶ月は発達の変化が早い時期です。今ぴったりのおもちゃが、1〜2ヶ月後には合わなくなることも自然なことです。

月齢ごとの変化を整理すると、次のように考えると選びやすくなります。

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月齢の目安 発達の変化 合いやすいおもちゃの方向
7ヶ月ごろ お座り・両手の協応動作 つかむ・叩く・引っ張る系
8〜9ヶ月ごろ ずり這い・はいはい開始 転がるボール・追いかける系
10ヶ月ごろ〜 つかまり立ち・伝い歩き 立って遊べる・押して歩く系

「せっかく買ったのに1ヶ月で飽きた」という声は、この発達の変化が早いことと関係しています。

キッズ・ラボラトリーの継続利用データでも、7〜10ヶ月の時期は特におもちゃの「合う・合わない」が変わりやすいことが確認されています。同じ家庭でも、半年前と今では好みや発達段階が大きく変わるケースが多く見られます。

「短期間しか使わないかもしれない」という視点は、購入方法を選ぶときにも参考になります。

「短期間しか使わない」おもちゃ、どう手に入れる?

7ヶ月向けのおもちゃは、発達の変化が早いぶん「使える期間が短い」ものも少なくありません。購入・サブスク・おさがりのどれが合うかは、家庭の状況によって変わります。

それぞれの向き不向きを整理しました。

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家庭の状況 購入 サブスク おさがり
おもちゃが増えすぎて困っている
長く使えるものを1つ揃えたい
月齢に合ったものを都度試したい
コストをできるだけ抑えたい
衛生面が気になる
選ぶ時間・手間を減らしたい

購入が向いているケース

「長く使えるものを1つ揃えたい」「衛生面が気になる」という場合は購入が合います。3WAYへんしん知育ボックスのように成長に合わせて遊び方が変わる設計のものを選ぶと、短期間で使わなくなるリスクを下げやすいです。

デメリットは、月齢が変わって合わなくなったときに手放しにくい点です。

サブスクが向いているケース

「月齢に合ったものを都度試したい」「おもちゃが増えすぎて困っている」という場合はサブスクが合います。発達の変化が早い7〜10ヶ月の時期は、月齢ごとに交換できるサブスクとの相性がよいです。

キッズ・ラボラトリーでは、LINEでお子さまの様子や手持ちのおもちゃを伝えると、コンシェルジュが月齢と発達段階に合わせて選定してくれます。「何を選べばいいかわからない」という状況に対応しやすい仕組みです。

デメリットは、月額費用が継続的にかかる点です。外遊び中心でおもちゃを使う時間が少ない家庭では、サービスとの相性が下がることがあります。

おさがりが向いているケース

「コストをできるだけ抑えたい」「兄弟・知人から譲ってもらえる環境がある」という場合はおさがりが合います。ただし、7ヶ月ごろは口に入れる動作が活発なため、衛生面の確認は丁寧にしておくと安心です。

また、おさがりは「今の月齢に合うもの」が手元にあるかどうかが運次第になりやすい点がデメリットです。

育児の現実:高いおもちゃより空き箱にハマる日もある

おもちゃ選びに力を入れていても、思い通りにいかないことはよくあります。

「5,000円のおもちゃを買った翌日、ティッシュの空き箱を渡したら30分以上夢中で遊んでいました。おもちゃは全然触らなかった……」

「買った日はよく遊んでいたのに、1週間後には見向きもしなくなりました。月齢が変わったのか、飽きたのか、今でもよくわかりません。」

こういった経験は、育児中の家庭でとても自然なことです。

7ヶ月ごろの赤ちゃんは「新しいもの」への反応が強く、同じおもちゃを長く使い続けることが難しい時期でもあります。「すぐ飽きた」と感じても、それは発達が進んでいるサインでもあります。

「高いものを買わなければ」と構えすぎず、今の月齢に合う動作を引き出せるかという視点で選ぶと、選びやすくなります。

安全性のチェックポイント

7ヶ月ごろは口に入れる動作が活発です。おもちゃを選ぶときは、遊び方だけでなく安全面も確認しておくと安心です。

  • 直径3cm以下のパーツがないか:口に入れる時期は誤飲リスクがあります
  • STマークまたはCEマークの有無:日本・欧州の安全基準を満たしているかの目安になります
  • 素材の確認:BPAフリー・塗料の安全性など、舐めても安心な素材かを確認します
  • 重さの目安:片手で持てる500g以下が扱いやすい目安です

今回比較した5商品はいずれも対象月齢が7ヶ月前後に設定されており、月齢に合った安全設計になっています。ただし、遊ばせる際は大人が近くで見守ることが基本です。

手作りおもちゃという選択肢

購入・サブスク・おさがりに加えて、手作りという選択肢もあります。

7ヶ月ごろに合う手作りおもちゃの例としては、ペットボトルに小豆や米を入れたラトル、布を結んだ引っ張り遊び用のひも、段ボール箱に穴を開けたポットン落としの原型などがあります。

コストをかけずに試せる点がメリットです。ただし、素材の安全性・パーツの大きさ・強度の確認は購入品以上に丁寧に行う必要があります。

「まず反応を見てから本格的なおもちゃを選びたい」という場合に、手作りで試してみるのは自然な流れです。

生後7ヶ月のおもちゃ選びでよくある質問

Q1. 7ヶ月の赤ちゃんにはどんなおもちゃが合いますか?

つかむ・叩く・引っ張る動作を引き出せるものが合いやすい時期です。お座りで両手が自由になり、左右の手で別々のものを持つ動作が出てくるのがこの時期の特徴です。アクティビティ・ケースや3WAYへんしん知育ボックスのように、複数の仕掛けがあるものは特に向いています。音が出るタイプも好奇心を引き出しやすいです。

Q2. 買ってもすぐ飽きてしまう場合、どうすればいいですか?

7〜10ヶ月は発達の変化が早く、同じおもちゃを長く使い続けることが難しい時期です。すぐ飽きたと感じたら、発達が進んでいるサインと捉えると気持ちが楽になります。月齢ごとに交換できるサブスクを活用するか、成長に合わせて遊び方が変わる設計の商品(3WAYへんしん知育ボックスなど)を選ぶと、使える期間が長くなりやすいです。

Q3. 迷ったらどの商品から始めるのがいいですか?

最初の1本として有力なのは「アクティビティ・ケース」です。指先を使う仕掛けが複数あり、7ヶ月ごろの両手の協応動作を引き出しやすい設計になっています。予算を抑えたい場合は「アンパンマン くるくるカッタン!よくばり手遊びボール」(2,000円前後)から試してみるのも良い選択です。長く使えるコスパを重視するなら「3WAYへんしん知育ボックス くまのプーさん」が第一候補になります。

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ABOUT ME
石渡 恵美(幼稚園教諭)
石渡 恵美(いしわた えみ)/幼稚園教諭。 2013年 玉川大学 教育学部 教育学科卒業、幼稚園教諭1種免許取得。 卒業後、学校法人 新井学園 川崎若葉幼稚園(神奈川)、学校法人 中田学園 宮崎二葉幼稚園(宮崎)にて、合計約5年間 幼稚園教諭として勤務。保育現場での経験も持つ。 日常的に童謡や手遊び歌を通じて子どもと関わる中で培った、遊び・音楽・言語を介した発達支援の知見を活かし、キッズ・ラボラトリーでは乳幼児の発達段階・遊びのねらい・親子のコミュニケーションに関する記事を監修する。現在は2児の母。