赤ちゃんが「ママ」と呼ぶのはいつから?喃語の「ままま」と意味のある言葉の違いと関わり方
「ままま」と言い始めたとき、「もしかしてママって呼んでくれた?」と思わず動画を撮ったお母さまは、きっと多いと思います。
「ままま」は声を出す練習(喃語)で、意味のある「ママ」とは別の段階です。意味を理解して呼びかける初語は、生後10か月〜1歳半頃が目安ですが、個人差が大きく、1歳を過ぎても出ない子も珍しくありません。
今どの段階にいるかの見分け方と、今日からできる関わり方は、以下で詳しく説明します。
- 喃語の「ままま」と意味のある「ママ」(初語)の違い(早見表あり)
- 始める時期を判断する目安
- 「ままま」がママを呼んでいるか見分ける3つのポイント
- 言わせる練習より大切な、今日からできる関わり方
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「ままま」と「ママ」は別物?2つの違いを早見表で確認
「ままま」は声を出す練習(喃語)で意味はなく、「ママ」はその人を指して呼ぶ言葉(初語)です。同じ音でも、目線が合っているか・ママがいないときにも言うかで段階が変わります。喃語の段階では特定の人を呼んでいるわけではないため、「ままま」が出ていても「ママと認識している」とは言い切れません。
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「ままま」が出ていれば、声の練習は順調に進んでいます。次のステップである意味理解は、この喃語の積み重ねの上に育っていきます。
喃語の「ままま」はいつ頃から出る?月齢の目安
喃語の「ままま」は、生後5〜8か月頃に多く見られます。唇を合わせて出す音(両唇音)は赤ちゃんが最初に習得しやすい音で、「ままま」「ばばば」「ぱぱぱ」はこの時期の典型的な喃語です。まだ意味はなく、声を出す練習の段階です。
この時期の喃語は日によって変わりやすく、「ままま」が続かなくても気にしなくて大丈夫です。ある日は「ままま」、翌日は「ばばば」に変わっていた、というのはよくあることです。
唇を合わせて出す「M音」は、多くの言語で最初期の呼びかけに使われます。英語の「Mama」、フランス語の「Maman」、日本語の「ママ」も同じ理由で似た音になっています。赤ちゃんが最初に出しやすい音が、世界中で「母親の呼び名」になったとも言われています。授乳中に唇を動かす動作が「M音」の練習になっているという説もあります。
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「ままま」が出ている今この時期は、声を出すことへの興味が育っているサインです。声を出したらすぐに返してあげることが、次のステップへの自然な橋渡しになります。
意味のある「ママ」はいつから言える?初語の目安と個人差
意味のある「ママ」が出る時期は、生後10か月〜1歳半頃が目安です。ただし個人差が大きく、1歳を過ぎても出ない子も珍しくありません。言葉の数より、やりとりができているか・聞こえているかを合わせて見ると安心です。
こども家庭庁の「令和5年乳幼児身体発育調査」によると、1歳6〜7か月で一語以上を話す割合は91.1%です。裏を返すと、約9%のお子さまは1歳半頃でもまだ一語以上が出ていない状態であり、それ自体が即座に問題を意味するわけではありません。
「まだ呼ばない」と感じたとき、まず確認したいのは「理解はしているか」という点です。名前を呼ばれると振り向く、「ちょうだい」と言うと物を渡す、といった行動が見られれば、言葉の理解は育っています。話し始めのタイミングに個人差があるだけのケースが多くあります。
また、「ままま」から「ママ」への移行は、ある日突然切り替わるのではなく、少しずつ意味が育っていく過程です。「ままま」と言いながらお母さまの方を見る、手を伸ばすといった行動が増えてきたら、意味理解が始まっているサインかもしれません。
「ままま」がママを呼んでいるか見分ける3つのポイント
目線が合っているか、ママがいないときにも言うか、泣きながら言っているかの3点で見分けやすくなります。目線が合い、ママに向かって言っているなら意味が育ち始めているサインです。ひとりで遊んでいるときにも「ままま」と言っている場合は、まだ喃語の段階と考えてよいでしょう。
3つすべてが当てはまらなくても、どちらの段階にいるかを大まかに把握できます。「まだ喃語かな」と思ったら、声を出したときに笑顔で返すことを続けてみてください。
なぜ「ままま」が出やすいの?唇の音から始まる理由
「ままま」が出やすいのは、唇を合わせて離すだけで出る音(両唇音)が赤ちゃんの口の動きとして最も早く習得されるからです。「ま行」「ば行」「ぱ行」はどれも同じ仕組みで、意図せず出やすい音です。
舌を使う「た行」「な行」や、喉を使う「か行」「が行」は、口の筋肉と神経の発達がもう少し進んでから出てきます。「ままま」が最初に出るのは、赤ちゃんの発達の順序として自然なことです。
「パパ」より「ママ」が先に出やすいのも、同じ理由です。「ぱ行」も両唇音ですが、「ま行」は鼻から息を抜く音(鼻音)で、授乳中の鼻呼吸と動きが近いため、より早く出やすいと言われています。
赤ちゃんが「ママ」と呼ぶまでの3つの段階
喃語から初語へは、音声模倣期・意味理解期・語彙拡大期という3段階を経て育っていきます。「うちの子は今どの段階か」を把握すると、今の関わり方が見えやすくなります。
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今どの段階かを確認したら、その段階でできる関わりをひとつ選んでみてください。特別な教材がなくても、日常の抱っこや授乳の時間で十分です。
言わせる練習より大切な、今日からできる3つの関わり方
言葉を「言わせる練習」より、反応を返す・目線を合わせる・生活場面で言葉を添えるの3つが、言葉の育ちを自然に支えます。言語発達は「何をしたか」より「誰と・どんな関係のなかで」が大きく影響します。特別なプログラムより、日常の安心できる関係性のなかでの応答が、言葉の発達を支える土台のひとつになりやすいです。
① 反応を返す
赤ちゃんが「ままま」と言ったら、「そうだよ、ままだよ」と笑顔で返します。声を出すと反応がある、という体験の積み重ねが、言葉への興味を育てます。完璧な返し方でなくても大丈夫です。
② 目線を合わせる
話しかけるとき、赤ちゃんの目の高さに合わせて顔を近づけます。目線が合った状態での声かけは、言葉と表情と感情がセットで伝わりやすくなります。
③ 生活場面で言葉を添える
「おむつ替えようね」「くつ、はくよ」「ごはん、たべようね」と、日常の動作に言葉を添えます。特別な時間を作らなくても、毎日の生活がそのまま語りかけの場になります。
「うまく話しかけられているか不安」という気持ちはよく聞かれますが、赤ちゃんが声を出したときに笑顔で返す、それだけでも十分な応答になっています。
言葉以外にも見ておきたい反応(指差し・名前・聞こえ)
言葉の発達を見るとき、言葉だけでなく名前を呼ばれたときに振り向くか・指差しをするか・大人の声に反応するかも一緒に確認しておくと安心です。これらが育っていれば、言葉が少し遅くても見守りやすくなります。
特に指差し(1歳頃から出始めることが多い)は、「あれ、見て」という共同注意の芽生えで、言語発達と深く関わっています。赤ちゃんが指差した方向を一緒に見て「そうだね、ワンワンだね」と言葉を添えるだけで、語彙に触れる機会が自然に増えていきます。
聞こえについては、大きな音に反応する・名前を呼ぶと振り向くといった行動で確認できます。これらの反応が薄い場合は、言葉の発達とは別に、聴力の確認を小児科で相談するのが安心です。
様子見でよい?相談すべき?月齢別の判断表
月齢と状況によって、今すぐ相談すべき時期と、もう少し様子を見てよい時期は変わります。下の表で「わが子は今どちら」かを確認してみてください。
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◎○は「今の関わりを続けながら見守る」、△は「専門家に確認することで安心できる」という意味です。△だからといって問題が確定するわけではなく、相談することで親の不安が整理されることが多いです。
相談先と1歳6か月児健診でチェックされること
1歳半健診は、言葉の発達を確認できる公的な機会のひとつです。「意味のある言葉が出ているか」「指差しができるか」「名前を呼ばれると振り向くか」などが確認されます。健診で気になる点があれば、その場で保健師や医師に相談できます。
言葉の発達への不安は、専門家に話すだけで軽くなることがあります。「大げさかな」と思わず、気になったときに相談してみてください。
この時期に合うおもちゃの選び方(月齢別)
音への反応が育つ時期には音が鳴るおもちゃ、指差しが始まる頃には形合わせや積み木、語彙が広がる1歳以降には絵本や模倣遊びのおもちゃが発達をサポートしやすいと言われています。具体的な月齢の目安や安全基準については、製品のメーカー取扱説明書および消費者庁・日本小児科学会などの公的機関の情報をあわせてご確認ください。
キッズ・ラボラトリーのおもちゃコンシェルジュへの相談では、月齢が上がるにつれて音が鳴るおもちゃから手先を使うおもちゃへ関心が移る傾向が見られます。「最初は音のおもちゃに夢中だったのに、1歳を過ぎたら積み木ばかり触っている」という声は珍しくありません。また、子どもの発達をサポートしたいという関心がおもちゃ選びのきっかけになることは、一般的にも広く見られる傾向です。
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おもちゃ選びで迷いやすいのは「月齢に合っているか」という点です。買ってみたら難しすぎた、逆に簡単すぎてすぐ飽きた、という経験をされたご家庭は少なくありません。
キッズ・ラボラトリーでは、おもちゃコンシェルジュがお子さまの月齢・発達の様子・手持ちのおもちゃを踏まえて選定します。LINEでお子さまの様子や好みを伝えることもでき、前回届いたおもちゃへの反応を次の選定に活かしてもらえます。月額3,520円〜(往復送料込み)で、出産前のプレママから0歳〜8歳まで対応しています。最新の料金・条件は公式サイトでご確認ください。
「ダメ母」という言葉が気になったら読んでほしいこと
「ダメ母の特徴」という言葉で検索したことがある方に、まずお伝えしたいことがあります。わが子の発達を心配して調べているお母さまは、すでに十分に子どものことを考えています。
育児に「正解の母親像」はありません。語りかけが少ない日があっても、おもちゃを買い与えすぎても、逆に何も買えなくても、それだけで子どもの発達が決まるわけではありません。
発達を支える土台として繰り返し示されているのは、「安心できる関係性」です。泣いたら抱っこする、声を出したら返す、目を合わせて笑う——こうした日常の積み重ねが、言葉の発達を支える土台のひとつになりやすいです。
「もっとうまくやれたかも」と感じる日があっても、それ自体が子どものことを大切に思っている証拠です。完璧な語りかけより、一緒にいる時間のなかで自然に生まれるやりとりを大切にしてみてください。
「ままま」から「ママ」へ、よくある質問
意味を理解したうえで「ママ」と呼びかけるのは、生後10か月〜1歳半頃が目安です。それより前の「ままま」という声は音声模倣の段階で、特定の人を指しているわけではありません。1歳を過ぎても出ない場合も、名前を呼ばれると振り向く・指差しをするなど理解が育っていれば、焦らなくて大丈夫です。1歳半になっても意味のある言葉がほとんど出ない場合は、かかりつけの小児科や保健センターへ相談するのが安心です。
「ままま」は声を出す練習(喃語)で、まだ意味はありません。「ママ」はお母さまを指して呼ぶ言葉(初語)で、目線が合っている・手を伸ばしながら言うといった行動が伴います。同じ音でも、ひとりでも言っているなら喃語、ママに向かって言っているなら意味が育ち始めているサインです。どちらの段階にいるかは、声を出しているときの状況を見ると判断しやすくなります。
唇を合わせて出す「M音」(ま行)は、赤ちゃんが最初に習得しやすい音です。「ぱ行」も同じ唇を使う音ですが、「ま行」は鼻から息を抜く音(鼻音)で、授乳中の鼻呼吸と動きが近いため、より早く出やすいと言われています。「パパ」より「ママ」が先に出やすいのは、発達の順序として自然なことです。
語りかけが少ない日があっても、それだけで言語発達に大きな影響が出るわけではありません。大切なのは毎日完璧に語りかけることより、声を出したら返す・目を合わせる・一緒に絵本を見るといった日常の積み重ねです。疲れている日は無理をせず、抱っこしながら「今日はしんどいね」と話しかけるだけでも、赤ちゃんにとっては大切な応答になっています。
1歳半健診で言葉が少ない場合、その場で保健師や医師に相談できます。すぐに何か診断が出るわけではなく、経過観察や地域の発達相談窓口を紹介されることが多いです。言葉の数だけでなく、やりとりができているか・指差しがあるか・聞こえているかを合わせて確認してもらえます。「相談してよかった」という声が多く、不安を抱えたまま過ごすより、話してみることで気持ちが楽になることがあります。