赤ちゃんの言葉が遅いかも?月齢別の観察ポイントと相談の目安、家庭でできる関わり方
「もう1歳になるのに、まだ言葉が出ない」「同じ月齢の子はもうしゃべっているのに」と、ふと不安になる瞬間があります。
言葉が遅いかどうかは、発語の数だけでなく、理解・指差し・名前への反応・聞こえの4点を合わせて見ると判断しやすいです。どれか一つが気になるときは、月齢の目安と照らし合わせてみてください。
この記事では、月齢別の観察ポイント・相談の目安・家庭でできる関わり方を具体的にお伝えします。発達の診断・治療は医師・専門機関にご相談ください。この記事はおもちゃ選びと日常の関わり方を考えるための情報です。
- 言葉の遅れを見るときに確認したい4つの観察ポイント(理解・指差し・反
- 始める時期を判断する目安
- 「様子を見てよい」と「今すぐ相談」の判断基準
- 市販品を選ぶときの注意点
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言葉の遅れが気になるとき、まず何を見ればいい?
言葉が遅いかどうかは、発語の数だけでなく、理解・指差し・名前への反応・聞こえの4点を合わせて見ると判断しやすいです。どれか一つが気になるときは、月齢の目安と照らし合わせてみてください。発語がゆっくりでも、やりとりの意欲が育っていれば、言葉の土台のひとつは育っています。
この4点を確認する理由は、言葉が出るまでの過程に複数の発達の流れが関わっているからです。
- 理解:「ちょうだい」「持ってきて」など、言葉の意味を理解して動けるか
- 指差し:欲しいものや気になるものを指差しで伝えようとするか
- 名前への反応:呼ばれたときに振り向く・目が合うか
- 聞こえ:音や声に反応しているか(難聴が言葉の遅れに関わることがある)
言葉の数だけを見て「まだ出ていない」と判断するより、「伝えたい・やりとりしたい」という意欲が育っているかどうかを合わせて見るのが、この時期の観察の基準になります。
一般的な発語の時期の詳細については、「赤ちゃんはいつから喋る?」の記事で月齢ごとに詳しく取り上げています。この記事では、言葉以外の観察ポイントと相談の目安に絞ってお伝えします。
月齢別に見る「言葉と理解」の観察ポイント
月齢ごとに「今の時期に育っているか確認したいこと」は変わります。クーイング・喃語・指差し・単語・二語文の順に育つのが一般的ですが、個人差が大きく、順番や時期がずれるお子さまも珍しくありません。
生後6か月頃のチェックポイント
この時期は「言葉を話す」より、声を出してやりとりする段階です。
「あー」「うー」といった喃語(なんご)が出ているか、声をかけると顔を向けるか、目が合うかを確認しておくと安心です。
喃語がほとんど出ない、名前を呼んでも反応が薄い、という場合は、この時期でも小児科に相談してよいです。聴力の確認も含めて診てもらえます。
1歳頃のチェックポイント
「ままま」「だだだ」のような繰り返しの喃語から、少しずつ意味のある言葉に近づく時期です。
「バイバイ」「ちょうだい」などの簡単な言葉を理解して動作できるか、指差しで「あれ」と伝えようとするか、が目安になります。
言葉そのものより、「伝えようとする意欲」があるかどうかがこの時期の大切な観察ポイントです。まだ一語が出ていなくても、指差しや表情でコミュニケーションが取れていれば、発達の土台のひとつは育っています。
1歳半頃のチェックポイント
こども家庭庁の「令和5年乳幼児身体発育調査」によると、1歳6〜7か月で一語以上を話す割合は91.1%です。裏を返すと、約9%のお子さまはこの時期にまだ一語以上が出ていない状態です。
「ワンワン」「まんま」など意味のある言葉が1つでも出ているか、簡単な指示(「持ってきて」「ちょうだい」)を理解できるか、が1歳半健診でも確認されるポイントです。
一語がまだ出ていない場合は、1歳半健診で相談するのが自然なタイミングです。健診を待たずに気になったときに小児科へ行っても、もちろん問題ありません。
2歳頃のチェックポイント
「ママ、きて」「ブーブー、きた」のような二語文(ふたつの言葉をつなげた表現)が出てくる時期です。
語彙(話せる言葉の数)は個人差が大きく、語数より、言葉でやりとりしようとしているかを見るほうが実態に近いです。
2歳になっても二語文がまだ出ない場合は、言語聴覚士や小児科への相談を検討するのが目安です。
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表を見て「うちの子は相談サインに当てはまるかも」と感じたら、次のセクションで「今すぐ相談すべきか・もう少し様子を見てよいか」の判断基準を確認してみてください。
これが出ていれば安心、これが気になれば相談のサイン
1歳半健診と3歳児健診が公式の相談タイミングです。健診前でも、聞こえへの反応が薄い・一度出た言葉が消えた・指差しがほとんど出ないといったサインがあれば、早めに保健師や小児科に相談してみてください。
もう少し様子を見てよいケース
以下に当てはまる場合は、日常の関わりを続けながら経過を見るのが自然です。
- 言葉は少ないが、指差し・表情・身振りで意思を伝えようとしている
- 「ちょうだい」「持ってきて」など簡単な指示を理解して動ける
- 名前を呼ぶと振り向く・目が合う・笑顔でやりとりできる
- 1歳半健診で「経過観察」と言われ、次の健診まで期間がある
- 2語以上の言葉は出ていないが、1歳半未満である
言葉の数より、「伝えたい・やりとりしたい」という意欲が育っているかが大切な観察ポイントです。
早めに相談を考えたいケース
次のいずれかに当てはまる場合は、健診を待たずに小児科や発達相談窓口に連絡してみてください。
- 1歳半になっても意味のある一語がほとんど出ていない
- 2歳になっても二語文が出ていない
- 名前を呼んでも振り向かない・目が合いにくい
- 以前できていたことができなくなった(言葉が減った・反応が薄くなった)
- 指差しがまったくない(1歳〜1歳半頃)
- 音や大きな声への反応が薄い(聞こえが気になる)
特に言葉の後退(一度話せていた言葉が急に出なくなる)は、早めに専門家へ相談するきっかけにしてください。発達障害かどうかの判断は専門家が行うものですので、まずは相談することが大切です。
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迷ったら「今すぐ相談」を選んで損はありません。相談して「問題なし」と確認できれば、それ自体が安心につながります。
1歳半健診・3歳児健診で何が確認されるか
1歳半健診では、指差し・単語の有無・名前への反応が主な確認ポイントです。健診で相談しておくと、その後の経過観察や紹介先を案内してもらいやすくなります。健診の内容は自治体によって異なる場合がありますので、詳細はお住まいの地域の保健センターにご確認ください。
1歳半健診で確認されること
多くの自治体で、1歳半健診では次のような点が確認されます。
- 意味のある一語が出ているか(「ワンワン」「まんま」など)
- 指差しができるか(欲しいものや気になるものを指で示せるか)
- 名前を呼ばれたときに振り向くか
- 簡単な指示(「ちょうだい」など)を理解して動けるか
「一語が出ていないから健診が怖い」と感じる方もいますが、健診は叱られる場ではなく、相談・経過観察・必要なら紹介先を案内してもらう場です。気になることは遠慮なく伝えてみてください。
3歳児健診で確認されること
3歳児健診では、二語文・三語文が出ているか、会話のやりとりができるか、視力・聴力の確認なども行われます。
1歳半健診で「経過観察」と言われたお子さまも、3歳児健診で改めて確認してもらえます。健診の間の時期に気になることが増えた場合は、健診を待たずにかかりつけの小児科や保健センターに相談してよいです。
相談を急いだほうがいいサインはこれ
1歳半健診と3歳児健診が公式の相談タイミングですが、次のサインがある場合は健診を待たず早めに動いてください。どれも「発達障害の確定」を意味するものではなく、専門家に確認してもらうきっかけとして捉えてください。
- 言葉の後退:一度話せていた言葉が急に出なくなった
- 聞こえへの反応が薄い:大きな音に反応しない・呼んでも振り向かない
- 目が合いにくい:視線が合う場面が少ない・合っても続かない
- 指差しがまったくない:1歳〜1歳半頃になっても指差しが出ない
- やりとりの意欲が薄い:声をかけても反応が乏しい・表情が少ない
特に「聞こえ」は、難聴が言葉の遅れに関わっているケースがあるため、早めに小児科で確認してもらうと安心です。聴力の検査は、小児科から紹介してもらうか、耳鼻科で受けることができます。
どこに相談する?保健師・小児科・言語聴覚士の使い分け
「相談したいけれど、どこに行けばよいか分からない」という方は、まずかかりつけの小児科から始めるのが最もスムーズです。紹介状なしで行けて、聴力検査や発達の確認、必要に応じて専門機関への紹介まで対応してもらえます。
かかりつけ小児科
最初の相談先として最も使いやすい窓口です。「言葉が気になる」と伝えるだけで、発達の確認・聴力の確認・必要に応じた紹介状の作成まで対応してもらえます。
「こんなことで行っていいのか」と遠慮する必要はありません。月齢と気になる点を簡単にメモして持参すると、診察がスムーズです。
地域の発達相談窓口(保健センター・子育て支援センター)
市区町村の子育て支援センターや保健センターに「発達相談」の窓口があります。保健師や心理士が対応してくれることが多く、医療機関より予約が取りやすい場合もあります。
お住まいの市区町村の公式サイトで「発達相談」「子育て相談」と検索すると窓口が見つかります。
言語聴覚士(ST)への相談
言語聴覚士は、言葉・聴こえ・飲み込みなどのリハビリを専門とする国家資格の専門職です。2歳以降で言葉の遅れが続く場合、小児科から紹介してもらうか、言語聴覚士が在籍する療育センターや病院に直接問い合わせることができます。
「言語聴覚士に診てもらう=重い診断が出る」ではありません。言葉の発達の状態を専門的に確認してもらい、日常でできる関わり方のアドバイスをもらう場として活用できます。
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迷ったらまず小児科が有力な最初の一歩です。「どこに行けばよいか分からない」という状態で止まるより、かかりつけ医に「言葉が気になっている」と伝えるだけで次が動き始めます。
相談前に準備しておくと伝えやすいこと
特別なものは必要なく、日常で気になっていることをメモするだけで十分です。
- 現在話せる言葉の数と内容(「ワンワン」「まんま」など具体的に)
- 名前を呼んだときの反応(振り向く・目が合う・無反応など)
- 指差しの有無(何かを見て指差すか・欲しいものを指差すか)
- 気になり始めた時期(いつ頃から気になったか)
「うまく説明できるか不安」という方は、スマートフォンでお子さまの様子を短く動画に撮っておくと、言葉で説明しにくい部分を見せることができます。
家庭でできる声かけと遊びの関わり方
家庭でできることは、子どもの行動に言葉を添える実況中継・子どもの言葉を繰り返すオウム返し・絵本の読み聞かせ・手遊び歌の4つが取り組みやすいです。特別な教材がなくても、日常の会話の中で十分に関わることができます。
声かけのコツ
難しいことは必要ありません。お子さまが見ているものを一緒に見て、名前を言うだけで十分です。
- 指差ししたものの名前を言う(「ワンワンだね」「バスが来たね」)
- お子さまが声を出したら、同じように声を返す(「あー、そうだね」)
- 食事・着替え・お風呂など日常の場面で、今していることを実況する
- 絵本を読むとき、文字を読むより「これ何?」と一緒に指差しして楽しむ
「ちゃんと話しかけなければ」と力まなくて大丈夫です。語りかけが少ない日があっても、それだけで発達に影響するわけではありません。お子さまが何かを指差したときに名前を言う、食事中に「おいしいね」と声をかける、それだけでも十分なやりとりになります。
話しかけや反応のやりとりは、言葉の発達を支える土台のひとつになりやすいです。毎日完璧にできなくても、日常のちょっとしたやりとりを積み重ねることが大切です。
遊びの中で言葉に触れる機会を作る
月齢が上がるにつれて、音が鳴るおもちゃから手先を使うおもちゃへ関心が移っていく傾向があります。言葉が出始める1歳前後には、音・リズム・模倣(まねっこ)を引き出しやすいおもちゃが、声かけのきっかけになりやすいです。
たとえば、動物の鳴き声が出るおもちゃで「ワンワン」と一緒に言ってみる、型はめで「入った!」と声をかける、といった遊びの中の声かけが、言葉のやりとりの土台のひとつになりやすいです。
1歳半〜2歳頃になると、見立て遊び(ぬいぐるみにごはんをあげる・電話ごっこをする)が始まり、言葉を使う場面が自然に増えてきます。この時期に「ごっこ遊び」のきっかけになるおもちゃがあると、二語文への橋渡しになりやすいです。
ただし、どんなおもちゃでも「一緒に遊ぶ大人の声かけ」がセットになって初めて効果が出やすくなります。おもちゃを置いておくだけより、一緒に見て・触れて・声をかける時間が大切です。高い知育玩具を買ったのに、空き箱のほうに夢中になる日もあります。これは珍しいことではなく、おもちゃ選びの現場でもよく聞かれる話です。
月齢に合ったおもちゃが言葉のやりとりにつながる理由
月齢に合っていないおもちゃは、遊ばないまま終わることが多いです。難しすぎると興味を持てず、簡単すぎるとすぐ飽きる。この「ちょうどよさ」を見つけることが、遊びを通じた言葉のやりとりを続けるうえで大切な観察ポイントになります。
キッズ・ラボラトリーでは、累計45万点以上のおもちゃ発送実績と、利用者からの返却理由・交換リクエストの傾向をもとに、お子さまの月齢と発達に合ったおもちゃを選んでいます。「音・リズム系へのリクエストは多いが、最初だけ反応して飽きた」「月齢より少し早すぎた」という声も実際に寄せられており、月齢のズレがおもちゃへの反応に直結することを選定に活かしています。
購入前に試せる選択肢として、おもちゃのサブスクリプションサービスがあります。月齢に合わせてプロが選んだおもちゃを試し、合わなければ交換できる仕組みは、「買って遊ばなかった」という経験を減らしやすいです。キッズ・ラボラトリーは出産前のプレママから8歳まで対応しています。最新の料金・条件は公式サイトでご確認ください。
また、キッズ・ラボラトリーのおもちゃコンシェルジュへの申し込みアンケートでも、「子どもの発達をサポートしたい」という動機を記入されるご家庭が継続的に見られます。発達への関心が高い時期に、日常の遊びの中で言葉に触れる機会を増やしたいというご要望は、おもちゃ選びにも反映しています。
言葉の遅れに関するよくある質問
2歳になっても二語文が出ない場合は、次の健診を待たずに相談するのが目安です。「様子を見て」という言葉は「何もしなくてよい」ではなく、「次の健診まで日常の関わりを続けながら観察してください」という意味です。1歳半から2歳の間に語彙が急に増えるお子さまも多いですが、2歳時点で二語文がまだ出ていない場合は、言語聴覚士や小児科に改めて相談してみてください。健診の間の時期でも、気になったときに相談してよいです。
言葉の遅れがあっても、発達障害があるとは限りません。また、発達障害があっても言葉の遅れが目立たない場合もあります。言葉の発達には個人差が大きく、1歳半で一語が出ていないお子さまは約9%いるというデータ(こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」)からも、遅れ=障害とは言えません。診断できるのは医師だけですので、心配な場合は小児科または地域の発達相談窓口にご相談ください。
指差しは、言葉が出る前の「伝えたい」という意欲の表れのひとつです。1歳〜1歳半頃になっても指差しがまったく出ない場合は、小児科や発達相談窓口に相談するきっかけにしてください。指差しには「欲しいものを指す」「気になるものを指して大人と共有する」など複数の種類があり、どれかひとつでも出ていれば発達の土台のひとつは育っています。指差しが出ていなくても、表情や身振りでやりとりできているかどうかも合わせて見てみてください。
まずかかりつけの小児科に「言語聴覚士に診てもらいたい」と伝えると、紹介状を作成してもらえます。地域によっては、市区町村の発達相談窓口から療育センターへの紹介ルートもあります。言語聴覚士への相談は、重い診断が出る場所ではなく、言葉の発達の状態を確認して日常の関わり方のアドバイスをもらう場として活用できます。2歳以降で言葉の遅れが続いている場合は、早めに相談しておくと安心です。
月齢の目安を参考にしつつ、今のお子さまが「手を伸ばす・触る・口に入れる・まねをする」のどの段階にいるかを観察するのが選び方の基準になります。月齢表通りでなくても、今の興味に合っているかどうかが大切です。迷う場合は、プロが月齢と発達に合わせて選んでくれるおもちゃのサブスクを試してみるのも選択肢のひとつです。合わなければ交換できるため、「買って遊ばなかった」リスクを減らしやすいです。