数字のおもちゃ12選|数唱・数量対応・数字の読みの段階別に選ぶ
この記事を監修した人石渡 恵美・福井 美和子・太宰 潮・青栁 陽介詳しく
数字のおもちゃを選ぼうとすると、「2歳向け」「3歳向け」と年齢で並んでいるものが多く、今の子どもに合うかどうかが判断しにくいことがあります。
年齢より先に確認したいのは、今のお子さまが「声に出して数を言う」「物と数を合わせる」「数字の形を見て読む」のどの段階にいるかです。同じ2歳でも、この3段階のどこにいるかで、向くおもちゃのタイプが変わります。
この記事では、数遊びの3段階と段階別のおもちゃタイプ、実名商品の比較、磁石おもちゃの安全確認まで、購入前に知っておきたいことをまとめています。
この記事でわかること
- 数唱・数量対応・数字の読みの3段階の違いと、見分け方
- 段階別に向くおもちゃのタイプ(パズル・ブロック・マグネット・天秤・カードゲームなど)
- 実名商品12選の正式名・公式対象年齢・どの操作で数に触れるか
- 磁石すうじ盤の公式対象年齢(JB-16: 1歳半以上、JB-026: 3歳以上)と安全確認のポイント
▼ 気になるところから読む
数字のおもちゃ、何を基準に選べばいい?
数字のおもちゃを選ぶとき、年齢だけを基準にすると「対象年齢は合っているのに遊ばない」という状況が起きやすいです。おもちゃの種類より先に、今のお子さまが数遊びのどの段階にいるかを確認するのが、選び方の出発点です。
数遊びには大きく3つの段階があります。声に出して数を言う「数唱」、物の数と数字を一致させる「数量対応」、数字の形を見て読む「数字の読み」です。この順序はあくまで目安で、段階を飛ばす子も、行き来する子もいます。
今のお子さまの様子を思い浮かべながら、下の段階の説明と照らし合わせてみてください。
数遊びの3つの段階と、それぞれに向くおもちゃのタイプ
数唱は声に出して数を言う段階、数量対応は物の数と数字を一致させる段階、数字の読みは数字の形を見て読む段階です。この3つは順序の目安であり、段階を行き来する子も、飛ばす子もいます。個人差があるため、年齢だけで判断しなくて大丈夫です。
第1段階「数唱」 — 声に出して数を言う
大人の後に続いて「いち、に、さん」と声に出せる段階です。数字の意味はまだ十分に理解していなくても、音として数を言えるようになっています。
この段階に向くおもちゃは、数字が目に入りやすく、触れながら声に出せるものです。カップ重ね・数字のパズル・数字が印字されたブロックなど、数字の形や音に自然に触れられるタイプが合いやすいです。
第2段階「数量対応」 — 物の数と数字を一致させる
「数唱ができる」と「数を理解する」ことは同じではありません。おもちゃなどの具体的な物を1つずつ数字と対応させられるようになってはじめて、「数えられる」状態となります。
数を言えるのに物を数えられないとき、おもちゃを変えるより先に確認したいのは、「今のおもちゃが数量対応の操作を引き出しているか」です。ビーズを1つずつ動かすそろばん型、数字型のおもりを天秤に乗せるタイプ、列車を連結させながら数えるタイプなど、1つの動作に1つの数を対応させる操作ができるおもちゃが、この段階に向いています。
キッズ・ラボラトリーの配送記録では、コパートイズ:数字列車セットのような具体物を動かすタイプが2歳向けの記録に含まれています。具体物を動かしながら数える操作が、数量対応の段階に合いやすい傾向があります(配送記録は選定理由の断定ではなく、傾向の参考です)。
第3段階「数字の読み」 — 数字の形を見て読む
数字の形を見て「これは3だ」と読める段階です。5歳前後から数字を読んだり書いたりできるお子さまが増えてきますが、個人差があります。
この段階に向くおもちゃは、数字を読んで操作するカードゲーム・シールブック・計算パズルなどです。ゲーム性があるものは、数字を読む動機づけになりやすいです。
年齢別の数・数字理解の目安
下の表は、子どもが物の数や数字を理解する道筋をまとめたものです。あくまで目安であり、子どもの成長には個人差があります。この表のとおりになるとは限りません。
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表中の「数唱」とは、「いち、に、さん」と、声に出すことをいいます。「数唱ができる」と「数を理解する」ことは同じことではありません。おもちゃなどの具体的な物を1つずつ数字と対応させられるようになってはじめて、「数えられる」状態となります。
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段階別・おもちゃタイプの比較表
今のお子さまの段階を確認したら、下の表でおもちゃのタイプを選んでみてください。操作の違い・公式対象年齢の目安・小部品の有無を一覧で確認できます。価格や見た目より先に、今のお子さまの操作に合うかどうかを見るのが選び方の出発点です。
この点は「おもちゃの対象年齢はなぜ守る?安全の表示と遊びの難しさの違い」でくわしく説明しています。
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商品画像・情報は アマゾンアソシエイツ を参照しています。
迷ったときは、今のお子さまが「声に出して数える」段階なら数唱向けのタイプ、「物を1つずつ動かしながら数える」段階なら数量対応向けのタイプを最初の候補にするのが合いやすいです。
今すべき人・待つべき人の判断表
数字のおもちゃをすぐに用意するか、もう少し様子を見るか迷ったときは、下の表を参考にしてみてください。
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モンテッソーリ教育と数字のおもちゃの関係
モンテッソーリ教育では、3歳から6歳が、数えたり数字を読んだりすることに夢中になる「数の敏感期」ととらえています。この時期に数字のおもちゃを取り入れることは、モンテッソーリ教育や知育においても関心が持たれています。ただし、特定のおもちゃの効果については個人差があり、一概に推奨とは言い切れません。
ただし、「敏感期だから必ずこのおもちゃを」という決まりはありません。お子さまが今どの段階にいるかを見ながら、合うものを選ぶことが大切です。
実名商品で見る、タイプ別の選び方
ここからは、段階別に実名商品を紹介します。正式名・型番(確認できるもの)・メーカー公式情報による対象年齢・どの操作で数に触れるかを確認しながら選んでみてください。
【数唱の段階に向く商品】
シルバーバック:B-Duck Stacked Cup(スタックトカップ)
アヒルをモチーフにした、カップ重ねのおもちゃです。カラフルなカップに1から8までの数字が印字されています。
遊びながら自然に数字を目にできるので、数字に興味を持たせるきっかけになりやすいおもちゃです。
8つのカップをタワーのように積み上げたり並べたりしながら、「大きい・小さい」「高い・低い」といった概念に触れられます。数字を声に出せるようになってきたら、カップの数字を一緒に数える遊びもよいでしょう。
レゴ(LEGO) デュプロ:はじめてのデュプロ かずあそびトレイン
4両編成の列車と、人形、0から9までの数字が書かれたブロックがセットになっています。数字の書体が大きく色分けされているので、数字の形に自然に目が向きやすいおもちゃです。
列車を動かしながら数字ブロックを並べる遊びは、数唱から数量対応への橋渡しにもなります。
【数量対応の段階に向く商品】
ボーネルンド:アバカスM
10個のビーズが5列並んでいる、そろばん型のおもちゃです。直接おもちゃに数字が書かれてはいませんが、「数える」という行為を繰り返すことで、「数」への理解が深まりやすいおもちゃです。
ビーズを動かして板の向こう側へ移せる点がポイントです。見えなくなることで数の増減を視覚でとらえられるので、数量対応の段階のお子さまに合いやすい設計です。
ビーズを1つずつ動かしながら数えれば、1回の動作に1つの数を対応させる経験ができます。ただ数を言えるだけでなく、数量への理解につながる操作が自然に生まれます。
Hape(ハペ):数字のパズル
1から20までの数字と、+、-、=の記号がセットになった木製の数字パズルです。1つひとつのピースに厚みがあるため、ボードにはめ込むだけでなく、ピースを立てて並べる遊びも楽しめます。
さまざまな形の数字ピースを手にとれるので、数字の形に親しむ入門パズルとして合いやすいおもちゃです。年齢が上がったら、計算記号を使ってたし算やひき算にも挑戦できます。
キッズ・ラボラトリーの配送記録では、ハペ:数字のパズルは2歳から4歳以上の幅広い年齢帯で記録があります。パズルタイプが複数の段階にわたって使われやすい傾向の一例です(配送記録は選定理由の断定ではなく、傾向の参考です)。
シルバーバック:はじめてのとけいとカレンダー
時計の針を動かしたり、つまみで日付を変えたりと、さまざまな数字遊びができるおもちゃです。
時計やカレンダーで目にする身近な数字が並んでいるので、「今日は日だね」「おやつは短い針が3の位置にきたらね」といった声かけと組み合わせると、数字への関心につながりやすいおもちゃです。壁掛け式なので、お子さまの目線に合わせて設置することもできます。
エデュテ:サムブロックス(Sumblox)
1から10までの数字の形をした積み木で、積み木の高さがそれぞれ数字に対応しています。
たとえば、2の積み木を2つ重ねると4の積み木と同じ高さになり、3を2つ重ねると6と同じ高さになります。この設計により、数字の大小を積み木の高さで直感的に体感できるのが特徴です。たし算やひき算だけでなく、かけ算やわり算の理解にも役立ちます。小学校入学後も長く使えるおもちゃです。
ボーネルンド:ピエロのびっくりはかり
ピエロの両手に数字型のおもりをつり下げて遊ぶ、天秤型のおもちゃです。1から10までのおもりが2セットついているので、いろいろな組み合わせを試せます。
数字と重さを照らし合わせながら遊ぶことで、数量の大小を体感できます。結果を予測しながら試行錯誤する遊びになりやすいおもちゃです。
くもん出版:サイコロたしざんかけざんランド
1から20までの数字を使ったすごろくです。2つのサイコロを振り、出た目を足してコマを進めるので、たし算の操作に自然に触れられます。
オリジナルルールを加えることで、数字への親しみが広がりやすいおもちゃです。裏面はかけ算用のすごろくになっているので、長く使えます。
【数字の読みの段階に向く商品】
学研ステイフル:さんすうタブレット
タブレット型の数字のおもちゃで、音声による解説が付いています。ゲーム性があるため数字への関心を引き出しやすく、かけ算やわり算も学習できるため、小学校入学後も使えます。
数字を読んで操作する経験を積みたい段階のお子さまに合いやすいおもちゃです。
文響社:数字に強くなる知育シールブック どうぶつえん
台紙に書いてある数字と同じ数字のシールを貼り、絵を完成させるシールブックです。一人で遊ぶには数字を正確に読む力が必要なので、お子さまの様子を見ながら取り組ませてみるとよいでしょう。
道具がいらないので、外出先でも取り組みやすい手軽さが魅力です。シールを枠に合わせて貼る作業は、集中して取り組む経験にもなります。
アミーゴ社:ハリガリ
果物のカードでたし算をするカードゲームです。同じ果物の数が5になったらベルを鳴らすシンプルなルールなので、簡単なたし算ができるようになったお子さまが楽しみやすいおもちゃです。
家族で一緒に遊べるので、数字を読む動機づけになりやすいです。ルールを守る練習にもなります。
くもん出版:5と3で4を作る!水うつし論理パズル
大きさの違う6個のカップを使って、水を移し替えながら答えを求めていく知育おもちゃです。実際に手を動かしながら問題を解いていく過程で、数量の関係を体感できます。
お風呂でも使えるように、水にぬれても大丈夫な問題集が2枚ついています。親子で一緒に取り組む時間にもなりやすいおもちゃです。
※対象年齢・仕様は各メーカー公式情報をもとに作成しています。価格は時期・販売店により変動します。最新の情報は各メーカー公式サイトでご確認ください。
まず試してから決める方法もあります
磁石すうじ盤を選ぶ前に確認したいこと
磁石すうじ盤30(型番JB-16)のメーカー公式情報による対象年齢は1歳半以上、磁石すうじ盤100(型番JB-026)は3歳以上です。対象年齢はメーカー公式情報で確認してから選ぶことが安心です。
磁石おもちゃは、使用前と使用中に次の点を確認しておくと安心です。
- 磁石部品が外れかけていないか、使用前に点検する
- 破損や磁石の露出がないか、定期的に確認する
- 対象年齢未満のお子さまの手が届く場所に置かない
- 口に入れる時期のお子さまには渡さない
- 対象年齢未満の兄弟がいる場合は、遊ぶ場所と時間を分ける
消費者庁は磁石の誤飲・誤嚥について注意喚起を出しています(2021年2月)。磁石部品が外れていないか定期的に確認し、対象年齢未満の子どもの手が届かない場所に保管することが使用前の基本です。
「冷蔵庫などの磁石がつく場所であればどこでも遊べる」という説明を見かけることがありますが、使用場所よりも対象年齢・破損の点検・口に入れない環境の確保が先に確認すべき事項です。
数字のおもちゃを使うときの安全の確認ポイント
消費者庁は磁石の誤飲・誤嚥について注意喚起を出しています(2021年2月)。磁石部品が外れていないか定期的に確認し、対象年齢未満の子どもの手が届かない場所に保管することが使用前の基本です。
数字のおもちゃ全般で確認しておきたいポイントは次のとおりです。
- メーカー公式情報による対象年齢を確認してから使用する
- 直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る大きさ)の部品は、口に入れる時期のお子さまには渡さない
- 木製おもちゃはささくれや欠けがないか定期的に確認する
- 手作りおもちゃのボタンは、遊ぶ前に外れかけていないか毎回確認する(ボタンの固定確認だけで安全を保証できるものではないため、使用中も目を離さないことが前提です)
- 対象年齢未満の兄弟がいる場合は、遊ぶ場所・時間を分け、使用後は手の届かない場所に片付ける
数字のおもちゃ 手作りアイデア
数字のおもちゃは手作りすることもできます。ただし、手作りの場合は市販品と異なり安全基準の検査を経ていないため、素材の選択・固定の確認・使用中の見守りをより丁寧に行うことが前提です。
電車のボタンつなぎ
材料
- 食器洗いスポンジ(1〜9の数字で作るなら9個)
- 布(木綿など伸びない素材)
- 綿ひも
- フェルト
- ボタン(お子さまがはめやすい大きさのもの)
作り方
- 布をスポンジが包める大きさに切る
- フェルトで数字を切り抜き、布に縫い付ける
- 布でスポンジを包み、縫い合わせる
- 長辺の片側にボタン穴つき綿ひもを縫い付け、逆側にボタンつき布を縫い付ける
遊び方
- 数字の順にボタンをかけて連結させ、動かす
- 「◯両目」と数えるなど、数字に触れながら電車ごっこを楽しむ
電車の中身はスポンジなので、お子さまも握りやすい素材です。遊ぶ前にボタンが外れかけていないか確認することを習慣にしてください。ボタンの固定確認だけで安全を保証できるものではないため、使用中はそばで見守ることが前提です。
費用をかけずにおもちゃを用意するなら、100円ショップも選択肢のひとつです。数字の型はめパズルや数字が書かれたシールなど、数字遊びに使えるアイテムが見つかることがあります。木製のおもちゃを使う場合は、ささくれや欠けがないか使用前に確認しておくと安心です。
購入前に試す選択肢として
数字のおもちゃは種類が多く、実際に遊んでみるまで合うかどうかわかりにくいものです。買って遊ばなかった、という経験をしたことがあるご家庭も少なくないでしょう。
次に迷いやすいポイントは「赤ちゃんにおもちゃを与えすぎ?何個出すかと入れ替え方」にまとめています。
キッズ・ラボラトリーでは、おもちゃコンシェルジュが今のお子さまの発達段階や手持ちのおもちゃを確認したうえで選定し、発送前に今回お届けするおもちゃのリストを案内してから届けます。LINEでリクエストや手持ちのおもちゃの写真を伝えることもでき、Amazon・楽天の商品URLで「この商品を」と指名することも可能です。
合わなかった場合は交換の相談もできるので、数字のおもちゃを試してから判断したいご家庭の選択肢のひとつになります(月額3,520円〜・往復送料込み・税込。最新の料金・条件はキッズ・ラボラトリー公式サイトでご確認ください)。
本記事で使用している「継続利用データ」「配送記録」は、キッズ・ラボラトリーの利用者対応・交換リクエスト・アンケート回答をもとに、個人が特定されない形で集計したものです。対象期間、件数、集計方法はデータと実績|公式ファクトに記載しています。
キッズ・ラボラトリーのおもちゃサブスクで気になること
- 遊ばなかったおもちゃは、次の交換で入れ替えられます(隔月コースは2か月に1回、毎月コースは月1回)。
- 急ぐときは、発送基準日を待たずに交換することもできます(有料)。
- おもちゃはコンシェルジュが月齢に合わせて選び、届ける前にリストでお知らせします。気になる点は発送前にLINEで相談できます。
- 普段の遊びでついた傷や汚れは、弁償の必要がありません。
- 最低利用期間はなく、初月から解約できます。通常の利用なら違約金もかかりません(キャンペーンを使う場合は条件が変わることがあります)。
- 解約の手続きは、解約申請フォームから行います。
- 返却されたおもちゃは、清掃と点検をしてからお届けします。
まず試してから決める方法もあります
数字のおもちゃのよくある質問
声で数を言える(数唱)と、物の数と数字を一致させる(数量対応)は別の段階です。数を言えるのに物を数えられない場合、おもちゃを変えるより先に「今のおもちゃが1つの動作に1つの数を対応させる操作を引き出しているか」を確認してみてください。ビーズを1つずつ動かすそろばん型や、列車を連結させながら数えるタイプなど、具体物を動かしながら数える操作ができるおもちゃに切り替えると合いやすいことがあります。段階のミスマッチが原因のこともあるため、操作の種類を変えてみることも選択肢のひとつです。ただし、子どもによって合う時期や方法は異なるため、様子を見ながら判断してください。
磁石すうじ盤30(型番JB-16)のメーカー公式情報による対象年齢は1歳半以上、磁石すうじ盤100(型番JB-026)は3歳以上です。破損に気づいたときは、磁石部品が露出していないか確認し、露出している場合はすぐに使用を中止してください。消費者庁は磁石の誤飲・誤嚥について注意喚起を出しており(2021年2月)、複数の磁石を誤飲すると腸管を挟む危険があります。破損品は修理せずに使用を止め、対象年齢未満の兄弟がいる場合は特に保管場所に気をつけたいところです。
今のお子さまが数字よりも別の遊びに夢中な場合、無理に数字のおもちゃを用意しなくて大丈夫です。日常の声かけ(「りんごが3つあるね」「階段を一緒に数えよう」)で数字に触れる機会を作るだけでも、数への関心の土台になります。おもちゃで興味を引き出したい場合は、数字が主役でなく遊びの一部として登場するタイプ(カップ重ね・列車など)から始めると、負担なく触れやすいです。「数字のおもちゃを与えれば興味が出る」とは限らず、今の遊びの延長に数が自然に入ってくる環境を作るほうが合いやすいことがあります。
今のお子さまが「数字の形を見て触れたい」段階ならパズルが先の候補になります。「物を動かしながら数えたい」段階ならそろばん型が合いやすいです。2歳前後で数唱が始まったばかりなら、まずパズルで数字の形に親しみ、数量対応が気になり始めたらそろばん型を加えるという順序が使いやすいことがあります。どちらか一方でなく、段階が進んだら切り替える前提で選ぶと長く使えます。
一度興味を示したのに遊ばなくなった場合、段階が進んで今のおもちゃが簡単すぎるか、逆に難しすぎる可能性があります。今のお子さまが「声で数える」から「物を数える」段階に進んでいるなら、操作の種類を変えてみるのが先の一手です。しばらく片付けておいて数週間後に出し直すと、また遊び始めることもあります。買い替えより先に「段階が変わったかどうか」を確認してみてください。
学術協力
この記事で紹介した利用データの読み解きは、消費者行動・サブスクリプション研究を専門とする福岡大学商学部の太宰潮教授に学術協力をいただいています。
参考文献
- 消費者庁「子どもの事故防止に関する情報(磁石の誤飲・誤嚥に関する注意喚起)」2021年2月(2026年9月確認)
- くもん出版 公式サイト「磁石すうじ盤30(JB-16)」商品ページ(2026年9月確認)
- 経済産業省「乳幼児用玩具に対して新しい規制が導入されました」(子供PSCマーク)(2026年9月確認)
- 一般社団法人 日本玩具協会「玩具市場規模調査結果」(2026年9月確認)
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