子育てで自分の時間がないつらさ、今日から動ける休息の作り方・分担の伝え方・相談先
0〜2歳のお子さまを持つ保護者の約45%が、1日の自分の時間は1時間未満だと答えています(フェリシモMAMA部「ママの自分時間についての実態調査」)。
「休みたいのに休めない」「誰かに頼りたいのに頼り方がわからない」——そのつらさは、努力が足りないのではなく、構造的に時間が取れない状況に置かれているからです。
この記事では、今日から使える時間確保の行動(5分・15〜30分・半日)を冒頭の表に置き、夫婦分担の伝え方、公的支援の探し方、限界を感じたときの相談先まで、家庭の状況ごとに整理しています。
- 今5分・今日15〜30分・今週半日を作る行動表(冒頭)
- ワンオペ・共働き・子ども複数の家庭パターン別の休息策
- 「手伝って」より伝わる分担の頼み方(作業名・頻度・完了条件)
- 一時預かり・ファミリーサポートの探し方と費用感
今日から動ける時間確保の行動表(5分・15〜30分・半日)
今すぐ動ける行動を3段階に分けました。「半日なんて無理」という状況でも、5分から始められます。
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「早起きすれば時間が作れる」「おもちゃで遊ばせれば休める」という方法が合う場合もありますが、睡眠不足の状態でさらに早起きすることや、乳幼児を一人にして保護者が睡眠することは安全上おすすめできません。
まず安全を確保した上で、自分の体を止める時間を作ることが先です。
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ワンオペ育児の1日、どこに時間が消えているか
スケジュールを書き出すと「やりくりすれば時間が作れそう」に見えますが、実際にはこまごまとした仕事が山積みです。
以下は、4歳と1歳のお子さまを持つワンオペ家庭の平日タイムスケジュール例です。
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このスケジュールを見ると、「12:30の長女お昼寝中が自分の時間」に見えます。
でも実際には昼食の片付け・夕食の仕込み・授乳が重なり、座れる時間は10〜15分あれば良いほうです。
「時間がない」のは気の持ちようではなく、構造的な問題です。だから「もっと頑張れば」という方向ではなく、何かを減らすか、誰かに渡すかを考えることが先になります。
何から減らす? 手放しやすいタスクの見つけ方
「やらなくても子どもの安全に影響しないか」「外注・省略・頻度を下げられるか」の2つで仕分けると、候補が見えやすくなります。
手放しやすいタスクの例として、床掃除の頻度を週2回から週1回に減らす、夕食を週2〜3回は冷凍食品や惣菜にする、SNSへの育児記録の投稿をやめる、といったものが挙がりやすいです。
一方で、授乳・服薬管理・入浴補助など、お子さまの安全や健康に直結するものは減らせません。
共働き家庭では、帰宅後のタスクを曜日単位で分けると動きやすくなります。「月・水は夕食準備、火・木は入浴担当」のように、曜日で役割を固定する方法です。
夫婦で分担を決めるとき、「手伝って」より伝わる話し方
「何か手伝おうか」という言葉に「そもそも手伝うって何ですか?」と感じた経験のある方は少なくないはずです。
子どものお世話は、夫婦どちらも「当事者」のはずです。「手伝う」というスタンスのままでは、負担の非対称が変わりにくいです。
また、育児のいいとこどりとして、気の向いたときだけ遊ぶ・うんちのおむつ替えはパートナーを呼ぶ・お風呂上がりの着替えはしない・寝かしつけで自分が先に寝るといったパターンが報告されており、それでも「育児に参加している」と感じているケースも少なくないようです。
こうした認識のズレを減らすには、「作業名・頻度・完了条件」をセットで伝えることが効果的です。
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「もっと気を利かせてほしい」「察してほしい」という伝え方は、相手に伝わりにくいことがあります。具体的な作業名と完了条件を出すほうが、動いてもらいやすくなります。
ただし、パートナーの育児の仕方が自分の感覚と違うことで、かえってストレスになるケースもあります。「遊び方が乱暴に感じる」「教え方に矛盾がある」という場合は、任せる範囲を絞るか、事前に「こうしてほしい」を一言伝えておくと調整しやすいです。
まず試してから決める方法もあります
相手がいない家庭が使える外部サポートの探し方
頼れるパートナーや家族がいない場合、公的支援が最初の選択肢になります。「申し込みが面倒そう」と感じるかもしれませんが、窓口に電話一本で案内してもらえることがほとんどです。
一時預かり(自治体・認可保育所)
認可保育所や認定こども園が実施している一時預かりは、保護者のリフレッシュ目的でも利用できます。費用は自治体・施設によって異なりますので、最新の費用や補助制度については各自治体の窓口でご確認ください。
探し方は「市区町村名+一時預かり」で検索するか、自治体の子育て支援センターに電話すると案内してもらえます。
ファミリーサポートセンター
地域の住民が保育を助け合う仕組みで、自治体が運営しています。保育所への送迎や、自宅での一時預かりなどに対応しています。費用は地域によって異なりますので、各自治体の窓口でご確認ください。
ファミリーサポートは事前登録が必要なため、余裕があるうちに登録だけ済ませておくと安心です。急に必要になってから登録しようとすると、すぐには使えないことがあります。
産後ケア事業
産後の体の回復が十分でない時期に、助産師などのサポートを受けられる事業です。宿泊型・通所型・訪問型があり、費用の一部を自治体が補助しています。対象時期や条件は自治体によって異なるため、保健センターに問い合わせると確認できます。
ベビーシッター・家事代行
民間のベビーシッターや家事代行サービスは、費用は高めですが、自宅に来てもらえる柔軟さがあります。企業の福利厚生や自治体の補助券が使える場合もあるため、職場や自治体の窓口で確認してみてください。
ワンオペ・共働き・子ども複数、状況別に使える休息のヒント
家庭の状況によって、使いやすい手段が変わります。自分の状況に近いものを参考にしてみてください。
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迷ったら、まず自治体の子育て支援センターに電話してみてください。「何が使えるか分からない」という状態でも、窓口で状況を話すと、利用できる支援を案内してもらえます。
一人遊びとおもちゃは「休息の保証」ではなく「遊びの選択肢を増やす補助策」
お子さまが一人で遊んでいる間に、保護者が同じ空間で少し休める場合があります。ただし、乳幼児を一人にして保護者が睡眠することは、安全上おすすめできません。
一人遊びは、年齢・発達・環境によって持続時間が大きく変わります。「このおもちゃがあれば休める」と期待しすぎると、うまくいかなかったときの落胆が大きくなります。
子育て中の保護者からは、「少し余裕ができたときに、お子さまの遊びの選択肢を増やしたい」という声が聞かれることがあります。月齢に合ったおもちゃがあると遊びが続きやすく、その間に保護者が同じ空間で体を休められる場合があります。
おもちゃのサブスクは、こうした「遊びの選択肢を増やす補助策」として活用できます。キッズ・ラボラトリーでは、おもちゃコンシェルジュがお子さまの月齢・興味・手持ちのおもちゃを踏まえて選定し、LINEでリクエストや相談もできます。ただし、これは休息を保証する手段ではなく、あくまでも遊びの幅を広げる選択肢の一つです。
一人遊びが安定してくる時期は個人差がありますが、3歳頃から少しずつ「つきっきりでなくても大丈夫」な時間が増えてくるお子さまもいます。
子育てで自分の時間が増えるのはいつ頃から?
個人差が大きく、きょうだいの年齢構成や家庭環境によっても変わりますが、目安として参考にしてみてください。
一人遊びができるようになり、少しずつお世話が楽になってくるのは3歳頃が一つの目安です。危険がないよう見守る必要はありますが、つきっきりでいなくても大丈夫な時間が増えてきます。
自分のことが自分でできるようになってくるのは9歳頃からです。勉強・趣味・習い事に一人で取り組み、お友達と過ごす時間も増え、お手伝いもしてくれるようになります。
「今が一番大変な時期」と感じているなら、それはおそらく事実です。焦らなくて大丈夫ですが、今の状況を一人で抱えなくてよいことも覚えておいてください。
イライラや限界を感じたとき、まず連絡できる相談先
「もう限界かもしれない」と感じたとき、相談することは弱さではありません。子育て中の保護者が相談窓口を使うことは、ごく自然なことです。
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「こんなことで電話していいのか」と思う必要はありません。「つらい」と感じている時点で、相談する理由として十分です。
「消えたい」「子どもを傷つけそう」と感じたら今すぐ使える窓口
「消えたい」「子どもを傷つけてしまいそう」という気持ちがあるときは、今すぐいのちの電話(0120-783-556)またはよりそいホットライン(0120-279-338)へ連絡してください。どちらも無料でつながれます。
子どもの安全をすぐに確保できない不安があるときは、児童相談所全国共通ダイヤル(189)に電話すると支援につながれます。「189(いちはやく)」は24時間対応しています。
- まず自分の安全を確保する
- お子さまを安全な場所(別の部屋・ベビーベッドの中など)に移す
- 上記の窓口に電話する
「こんな気持ちになってしまった自分はダメだ」と思わなくて大丈夫です。追い詰められた状況でそう感じることは、珍しいことではありません。一人で抱えず、今すぐ電話してください。
相談窓口の電話番号・受付時間は変更される場合があります。最新情報は各窓口の公式サイトでご確認ください。
子育てで自分の時間がないときのよくある質問
お子さまが安全な場所にいることを確認してから、その場に座って目を閉じて深呼吸するか、好きな飲み物を一杯飲むだけでも体が少し落ち着きます。「何かをしなければ」と思わなくて大丈夫です。体を止めることが最初の一歩です。
「もっと手伝ってほしい」という伝え方より、「寝かしつけを週3回お願いしたい。終わりの目安は21時」のように、作業名・頻度・完了条件をセットで伝えると認識のズレが減りやすいです。最初から全部を変えようとせず、一つのタスクから始めると動きやすくなります。
自治体の子育て支援センターに電話するか、「市区町村名+一時預かり」で検索すると窓口が見つかります。ファミリーサポートは事前登録が必要なため、急いでいなくても登録だけ先に済ませておくと、いざというときに使いやすくなります。
個人差がありますが、一人遊びが安定してくる3歳頃から、つきっきりでなくても大丈夫な時間が少しずつ増えてくるお子さまもいます。自分のことが自分でできるようになってくるのは9歳頃が一つの目安です。ただし、きょうだいの年齢構成や家庭環境によって大きく変わります。
今すぐいのちの電話(0120-783-556)またはよりそいホットライン(0120-279-338)に電話してください。どちらも無料です。子どもの安全をすぐに確保できない不安があるときは、児童相談所全国共通ダイヤル(189)へ。「こんな気持ちになってしまった」と自分を責めなくて大丈夫です。
参考文献
- フェリシモMAMA部「ママの自分時間についての実態調査」(PR TIMES)(2026年8月確認)
- こども家庭庁「子育て支援」(2026年8月確認)
- よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター)(2026年8月確認)
- いのちの電話(一般社団法人日本いのちの電話連盟)(2026年8月確認)
- 児童相談所全国共通ダイヤル189(こども家庭庁)(2026年8月確認)
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