生後11ヶ月でできること・まだできなくても大丈夫なこと|歩かない・指差ししない場合の目安と1日のスケジュール
「まだ歩かない」「指差しをしない」と気になっているなら、この記事の早見表と悩み別の分岐で、今日の判断ができます。
生後11ヶ月の発達には、本当に大きな個人差があります。伝い歩きをしている子もいれば、まだお座りが中心の子もいて、どちらも月齢の範囲内であることが多いです。
この記事では、今見られること・まだできなくても珍しくないこと・相談時に確認したい周辺発達を早見表でまとめ、歩かない・指差ししない・食べない・夜間覚醒といった悩みごとに「いつまで様子見か・いつ相談か」の分岐を示しています。1日のモデルスケジュールも時間軸で図表化しているので、生活リズムを整えるヒントとして使ってみてください。
- 生後11ヶ月の発達早見表(今見られること・まだできなくても珍しくない
- 歩かない・指差ししない場合の様子見期間と相談タイミングの分岐
- 始める時期を判断する目安
- 睡眠時間・昼寝の回数と夜間覚醒への対応
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生後11ヶ月の発達、今見られることとまだできなくても珍しくないこと
生後11ヶ月の発達には大きな個人差があり、伝い歩き・指差し・バイバイが「まだ」のお子さまも珍しくありません。今見られることと、まだできなくても珍しくないことを3列の早見表で確認できます。「できない=異常」ではなく、周辺の発達の様子を合わせて見ることが、この時期の発達を判断するうえで大切な視点です。
早見表の「相談時に見る周辺発達」の列は、かかりつけの小児科や1歳半健診で確認されることが多い項目です。単独の項目だけで判断するのではなく、複数の様子を合わせて見ることが一般的です。
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※発達の目安は個人差が大きく、この表はあくまで参考です。気になることはかかりつけの小児科や地域の子育て支援センターへご相談ください。
「まだできなくても珍しくないこと」の列にある項目は、1歳〜1歳半頃に出てくるお子さまも多く、1歳半健診が一つの確認の目安になります。今の時点で「できない」ことだけを切り取って判断するよりも、「相談時に見る周辺発達」の列の様子を合わせて観察しておくと、健診や受診の際に伝えやすくなります。
歩かない・たっちしないのはいつまで様子見でいい?
ひとり歩きの開始時期には大きな個人差があります。「まだ歩かない」という事実だけで判断するのではなく、下の分岐表で今の状況を確認してみてください。具体的な様子見の期間や相談のタイミングについては、かかりつけの小児科や厚生労働省・こども家庭庁などの公的機関の情報をご確認ください。
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ひとり歩きの開始は生後11〜13ヶ月頃が多く、1歳6ヶ月健診までに歩き始める子がほとんどです。伝い歩きやつかまり立ちができていれば、1歳半健診を一つの目安に様子を見て大丈夫です。(参考:こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」2024年12月公表)
ただし、お子さまの様子で気になることがあれば、健診を待たずにかかりつけの小児科に相談して大丈夫です。
ひとり歩きを始める時期は、ハイハイをたくさんした子・お座りが長かった子・体格の大きな子など、さまざまな要因で変わります。「歩かない」ことだけを見るのではなく、足に力が入っているか・立とうとする意欲があるかも合わせて観察しておくと、受診の際に伝えやすくなります。
指差ししない・バイバイしない場合の見方と促し方
指差しの発達には個人差が大きく、生後11ヶ月でまだ見られなくても珍しくありません。1歳半健診が確認の目安で、それまでは促し方を試しながら様子を見て大丈夫です。
指差しは要求・共感・応答の順に発達し、生後11ヶ月でまだ見られなくても1歳〜1歳半頃に出てくる子が多いです。1歳半健診が確認の目安で、それまでは促し方を試しながら様子を見て大丈夫です。(参考:こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」2024年12月公表)
指差しの発達には段階があります。まず「あれが欲しい」という要求の指差しが出て、次に「あれを見て」という共感の指差し、そして「あれは何?」という質問の指差しへと広がっていきます。生後11ヶ月の時点では、要求の指差しがまだ出ていないお子さまも珍しくありません。
バイバイについても同様で、生後11ヶ月でまだ見られなくても、1歳頃に出てくるお子さまは多くいます。名前を呼ばれると振り向く・視線が合う・表情が豊かに変わるといった周辺の様子が見られていれば、焦らなくて大丈夫です。
一方で、指差しが1歳半健診でも見られない場合や、視線が合いにくい・声かけへの反応が薄いといった様子が重なる場合は、かかりつけの小児科や地域の発達相談窓口に相談することをおすすめします。「できない=異常」ではありませんが、複数の様子が重なるときは早めに相談する方が、保護者の方も安心できます。
離乳食3回食の量の目安と手づかみ食べの進め方
離乳食後期の3回食では、軟飯・野菜・たんぱく質を1日3回に分けて取り入れます。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」に示された量を参考に、手づかみ食べで自分で食べる力を育てる時期です。
生後9〜11ヶ月頃(離乳食後期)の1回あたりの量の目安は、厚生労働省のガイドラインをもとにすると以下の通りです。
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※量はあくまで目安です。お子さまの食欲・体格・体調によって変わります。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」をもとに作成。
厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドに示された量を参考に、お子さまの食欲や体調に合わせて調整してください。
この時期の手づかみ食べは、「食べ物を自分でつかんで口に運ぶ」という動作を通じて、手と口の協調や自分で食べる意欲を育てる時期です。汚れることを気にしすぎず、お子さまが自分でつかめる形(スティック状・一口大)で食卓に出してみてください。
「食べない」「量が少ない」と感じる日もあります。1回の食事量にこだわりすぎず、1日トータルで見るのが気持ちを楽にするコツです。体重が月齢の成長曲線から大きく外れていなければ、少食の日があっても焦らなくて大丈夫です。
ミルク・母乳の回数と量、減らすタイミングの考え方
3回食が定着してきたら、ミルクの回数を少しずつ減らしていくのが一般的な流れです。具体的な回数や量の目安については、メーカーの取扱説明書やかかりつけの小児科、厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」などの公的資料をご確認ください。母乳は赤ちゃんのペースに合わせて続けて大丈夫で、卒乳の時期は家庭ごとに異なります。
生後11ヶ月頃のミルクの量の目安は、離乳食の進み具合・お子さまの体格・体調によって変わるため、「この量でなければいけない」という固定の数字はありません。
ミルクを減らすタイミングの考え方は、「食事でどのくらい栄養が取れているか」を基準にするのが自然です。3回食でしっかり食べられている日が増えてきたら、食後のミルクを少しずつ減らしていくのが一般的な流れです。
母乳については、WHO(世界保健機関)は2歳以上まで継続することを推奨していますが、卒乳の時期は親子の状況に合わせて決めて大丈夫です。「まだ飲んでいる」「もうやめた」どちらも、お子さまと保護者の方の状況に合った選択です。
睡眠時間・昼寝の回数と夜中に何度も起きるときの対応
生後11ヶ月の夜間覚醒は分離不安や歯ぐずりが重なりやすい時期で、一時的に増えることがあります。1日トータルの睡眠時間の目安や夜間覚醒への対応については、かかりつけの小児科や日本小児科学会などの公的機関の情報をご確認ください。
昼寝は1〜2回の子が多い時期です。午前に1回・午後に1回という2回昼寝から、午後1回の1回昼寝に移行するお子さまも出てきます。昼寝の回数が変わる時期は、就寝時間が早まったり夜の覚醒が増えたりすることがあります。
夜間覚醒が増えたと感じるときに確認したいこと:
- 歯が生えてきていて、歯ぐずりで不快感がある時期と重なっていないか
- 昼寝の時間が長すぎて夜の眠りが浅くなっていないか(昼寝時間の目安はかかりつけの小児科や公的資料でご確認ください)
- 後追い・分離不安のピーク時期と重なっていないか
- 部屋の温度・湿度・明るさが睡眠に影響していないか
夜間覚醒への対応は、「すぐに抱っこする」「少し様子を見る」どちらが正解かは、お子さまの気質や家庭の状況によって変わります。「泣いたらすぐに応じる」ことが愛着形成を支えるという考え方もあれば、「少し待つと自分で眠れるようになる」という考え方もあります。どちらかを強制するのではなく、お子さまの様子を見ながら家庭に合った方法を選んで大丈夫です。
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後追い・人見知りが強いときの見通しと関わり方
後追いや人見知りは、愛着形成がしっかり育っているサインです。個人差が大きく、落ち着く時期はお子さまによって異なります。気になる場合はかかりつけの小児科や地域の子育て支援センターにご相談ください。
「少し離れるだけで泣く」「知らない人を見ると固まる・泣く」という様子は、お子さまが「この人が大切」「この人は知らない」と区別できるようになったことを意味します。発達の自然な過程なので、「人見知りが激しい=育て方の問題」ではありません。
後追いが強い時期の関わり方として、「行ってきます・すぐ戻るよ」と声をかけてから離れる習慣をつけると、少しずつ「戻ってくる」という見通しをお子さまが持てるようになります。黙って離れると不安が強くなりやすいため、声かけを続けることが安心感につながります。
人見知りについては、無理に「挨拶して」「抱っこさせて」と促すよりも、お子さまが自分のペースで慣れるのを待つ方が、長い目で見て社会性の育ちを支えます。保護者の方が焦らず「大丈夫だよ」と落ち着いた様子でいることが、お子さまの安心感につながります。
1日のモデルスケジュール(起床から就寝まで)
起床・3回食・授乳・昼寝・遊び・入浴・就寝を時間軸で示したモデルスケジュールです。あくまで目安なので、わが子のリズムに合わせて調整してみてください。
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※時間はあくまで目安です。ご家庭の状況・お子さまのリズムに合わせて調整してください。
このスケジュールはあくまでモデルです。「朝7時に起きられない」「昼寝の時間がバラバラ」という日があっても、1日単位で見直すのではなく、1週間単位でリズムが整っているかを見るくらいの気持ちで取り組むと、保護者の方も無理なく続けられます。
発達が気になるときの相談先と受診の目安
発達について気になることがあるときは、かかりつけの小児科・地域の子育て支援センター・1歳半健診を活用するのが安心です。「できない=異常」ではなく、複数の様子を合わせて専門家に伝えることで、適切なアドバイスが得られます。
相談先の選び方の目安:
- かかりつけの小児科:発達の遅れが気になる・体の発達(歩かない・立てないなど)が心配なとき。健診の間でも相談できます。
- 地域の子育て支援センター・保健センター:発達の相談・育児の悩み全般。保健師や保育士に気軽に話せます。
- 1歳半健診:指差し・言葉・歩行・社会性を確認する公的な健診。この時期の発達確認の大きな節目です。
- 発達相談窓口(市区町村):発達障害の可能性が気になる・専門的な評価を希望するとき。市区町村の子育て担当窓口から案内してもらえます。
「相談するほどのことでもないかも」と思うことでも、専門家に伝えることで「様子見で大丈夫」「こんな関わり方を試してみて」といったアドバイスがもらえます。一人で抱え込まず、地域の相談窓口を使ってみてください。
発達障害の可能性が気になる場合も、診断・治療は医師・専門機関が行うものです。「おもちゃや遊び方で何かできることはないか」という視点は持ちながら、診断・治療については必ず専門機関へご相談ください。
言葉の発達が気になる場合は、こちらの記事も参考にしてください。
11ヶ月の遊びに合うおもちゃのタイプ(詳しい選び方はこちら)
発達・知育への関心からおもちゃ選びを始める保護者が一定数いる傾向が見られます。月齢別おもちゃの選び方(生後11ヶ月)も合わせてご覧ください。
生後11ヶ月頃は、手先を使う遊び・音が鳴る遊び・引っ張る・押すなどの動作遊びが発達に合いやすい時期です。「買うか1歳まで待つか」を迷っているなら、商品を比較するより先に、今のお子さまがどんな動作に興味を持っているかを見ておくと選びやすくなります。
この時期のお子さまに合いやすい遊びのタイプ:
- つまむ・入れる・出す:容器に物を入れる・出す遊び。指先の発達を引き出しやすい。
- 押す・引く・転がす:押すと音が鳴るおもちゃ・引っ張り遊び。因果関係の理解につながりやすい。
- 音・リズム:太鼓・マラカスなど音が出るもの。声かけや模倣遊びにつなげやすい。
- 絵本・言葉のやりとり:繰り返しのある絵本・指差しを促す絵本。言葉に触れる機会を増やしやすい。
一般的に、月齢が上がるにつれて音が鳴るおもちゃから手先を使うおもちゃへ関心が移る傾向があります。11ヶ月頃はちょうどその移行期にあたるため、両方の要素が入ったおもちゃが遊びやすい時期でもあります。
具体的なおもちゃの選び方・おすすめのタイプについては、月齢別おもちゃの記事で詳しく紹介しています。誕生日前の「今買うか1歳まで待つか」も含めて、発達に合う選び方を確認してみてください。
生後11ヶ月のよくある質問
伝い歩きやつかまり立ちができていれば、1歳6ヶ月健診を一つの目安に様子を見て大丈夫です。ひとり歩きの開始時期には個人差がありますが、つかまり立ちがまだ見られない場合は、早めにかかりつけの小児科に相談することをおすすめします。
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