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最近のおままごとグッズは、とてもクオリティーの高い作りになっています。おままごとキッチンの中には、実際に水が出るなど本格的なものもあり、いっしょに遊ぶ大人もワクワクして楽しめます。
また、おままごとのような「ごっこ遊び」は、情操教育によい効果があるといわれているので、楽しみながら子供の発達に期待できるなどメリットがたくさんあります。
しかし、おままごとの必需品ともいえるおままごとキッチンを購入すると、後悔するケースもあるんだとか。
今回は、おままごとキッチンを購入してから後悔した理由と、後悔しないための対策について詳しくまとめました。
おままごとキッチンの知育効果や収納術についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
「おままごとキッチン」の知育効果をおさらい
おままごと遊びには子どもの想像力を育む効果が期待できます。
料理を作る楽しさや、用意した料理をおいしく食べてもらう喜びなど、ごっこ遊びを通して他者の気持ちが理解できるようになっていきます。
また、おままごとキッチンはおままごと遊びをさせるのにもっとも適しています。
本物のようなキッチンは、ごっこ遊びが苦手な子ども達の想像力を補います。水道があれば手を洗う、シンクがあれば野菜を洗うなど、おままごとキッチンが遊びの台本作りをしてくれるのです。
さらに、「〇〇が食べたい」「どうぞ」や「包丁を貸して」「どうぞ」など、おもちゃのやり取りを通してコミュニケーション能力が育つ点もポイント。
おうちでおままごと遊びをしていると、友だちとの関わりがスムーズになるという声もあるため、幼い頃からおままごとキッチンを与えるご家庭も増えています。
一昔前までは、「台所は女性の城」というイメージがありましたが、現在は男性もキッチンに立つようになりました。そのため、パパさんの真似といいながらおままごと遊びをする子ども達も増えてきています。
また、おままごとキッチンでの遊びを通して得られる知育効果に男女で差はありません。
同じもので同じように遊ぶのですから、男の子にも女の子にも同様の発達を促せます。「男の子だからだめ!」「おままごとは女の子の遊び」というような先入観は不要ですね。
「おままごとキッチン」ならではの後悔ポイントとは?
男女問わずに楽しめるアイテム、おままごとキッチン。
子どもの知育にプラスの効果があるとされていますが、「購入して後悔した」という声も少なくありません。後悔した主な理由として以下の3つが挙げられます。
「おままごとキッチン」を子どもが使わない
「おままごとキッチン」が大きくて邪魔
「おままごとキッチン」を使ったごっこ遊びに付き合うのが面倒
それぞれ具体的に解説しますね。
「おままごとキッチン」を子どもが使わない
おままごとキッチンに後悔する一番の理由は、おままごとキッチンで子どもが遊ばないこと。
おままごとキッチンは比較的高価なおもちゃです。そのため、せっかく購入したにもかかわらず子どもが遊ばない場合は、ママさんの後悔やショックは大きくなりやすいのです。
最近は、IKEAのおままごとキッチンなど、品質のいい商品を購入するご家庭も増えています。しかし、商品自体はすばらしい作りなのに「想像していたよりも長く使ってくれなくて後悔した」という声も多いです。
おままごとキッチンは、子どもの想像力の補助アイテムといわれています。つまり、テレビゲームのような強い刺激を永続的に与えてくれるおもちゃではありません。
そのため、個人差はありますが、早い段階で飽きてしまうという子どもも多いようです。
「おままごとキッチン」が大きくて邪魔
2つめの後悔ポイントは、立派な作りだからこそ場所をとってしまうというケース。
子どもがいると、おもちゃはもちろん家具などもどんどん増えていきます。そのため、使用頻度が下がったおままごとキッチンを、邪魔に感じてしまう場合もあります。
ご自宅の広さや間取りなどを考慮して、適切なサイズのおままごとキッチンを購入することが大切ですね。
「おままごとキッチン」を使ったごっこ遊びに付き合うのが面倒
3つ目の理由は、「いっしょに遊ぼう!」と子どもに声をかけられるのが面倒というケースです。
先に述べたように、おままごとキッチンは誰かと一緒に遊ぶことで楽しさが増します。そのため、「子どもに1人遊びをさせるために購入したのに……」というママさんは、思ったより遊びに時間を取られてしまい、買わなきゃよかったと感じてしまう場合もあるようです。
とはいえ、ごっこ遊びは子どもにとって大切な学びになります。学びが楽しいと感じられることは、本来とても喜ばしいこと。
この時期ならではのおねだりと考えて、可能な限りママさんもいっしょにおままごと遊びを楽しんであげましょう。
買って後悔しないために!「おままごとキッチン」収納方法
おままごとキッチンを購入して後悔する理由はさまざまですが、事前に計画しておけば、防げる場合もあります。
特に、「邪魔になる」という問題は、収納方法を工夫したり意識を変えたりするだけで、おままごとキッチンの存在感を軽減できますよ。
ここでは、おままごとキッチンのじょうずな収納方法について、いくつか見ていきましょう。
子ども部屋に置く
おままごとセットやおままごとキッチンが生活の場にあると、過剰に気になってしまう場合があります。
その原因は「突然お客さんが来たらどうしよう」「遊んだあとに片付けられなかったらどうしよう」など、ママさん側の予期不安である場合がほとんど。
そのような方は、子ども部屋やおもちゃの部屋などに、おままごとキッチンを置くと気にならなくなるのでおすすめです。
“この部屋は遊ぶ部屋”や“散らかしても平気な部屋”などと割り切ってしまえば、気持ちが穏やかになりますよ。
折りたたみタイプも◎
あらかじめ、場所をとらないタイプのおままごとキッチンを購入するのも1つの手です。
折りたたみ式や卓上タイプ、コンパクトタイプやダンボールタイプなら、収納スペースが最小限に済むのでおすすめ。持ち運びも簡単なので、気軽に移動させられるる点も魅力ですね。
また、自分で組み立てるダンボールタイプのおままごとキッチンは、注目度が高まっているイチオシのアイテム。作る工程も楽しく、完成した際の達成感もすばらしい一品です。
お盆や年末年始など、家族や親戚が集まる場所で作れば盛り上がること間違いなし。使い終えたら分解し、ダンボールとして資源ごみに出せる点も嬉しいですね。
収納グッズを活用する
おままごとに使う小物を片付けるだけでも、おままごとキッチン周りがさっぱりします。
おままごとキッチンの上に、食べ物や包丁、まな板やお皿などが散らかっていると「ごちゃごちゃしているなー」と気になってしまいますよね。
収納ボックスがあれば片付けも簡単です。収納ボックスは100均で購入できるので、低出費で収納アイテムがそろえられます。
また、子どもが片付けに苦手意識を持たないように「黄色い箱は食べ物」「赤い箱はお皿」など、ゲーム感覚で片付け癖を身につけさせるのがコツ。
「食べ物を多く集められるのは誰かな?」など、子どものやる気をくすぐる声掛けも効果的ですよ。
「おままごとキッチン」はずっと使える?
ここからは、おままごとキッチンで遊べるのはいつまでかや、年齢ごとの適切な遊び方を、購入後のイメージがしやすいように、要点ごとに分けてご説明します。
購入時のアドバイス感覚で参考にしてくださいね。
「おままごとキッチン」を使った年齢ごとの遊び
1歳を過ぎた頃から使えるおままごとキッチン。まずは、野菜のおもちゃなどをカットする遊びからはじめましょう。2歳に近づくと、お願いした野菜を探してカットできるようになりますよ。
3歳頃になると、ママさんやパパさんの真似事をはじめる子が増えてきます。「おいしい?」とやさしく聞いたり「はやく食べて!」と怒ったり。
演技力がすばらしい!と感動してしまう瞬間を楽しんでくださいね。
4歳や5歳になると、友達同士で役割を決めて遊ぶようになります。やりたくない役を引き受けるなどの行為も、社会性を身につけるための学びです。
ただ、ママさんとのおままごとの場合は子ども主体の遊びが展開されがち。これは甘えている、安心している証拠なので、やりたい役割をさせてあげるといいでしょう。
就学前の6歳になると、見栄えを気にする一面がみられるようになります。「きれいなお皿を使いたい」「きれいにお皿に盛りつけたい」など、感覚的な成長がめざましい時期。
遊ぶだけでなく、自分のインテリアとしておままごとキッチンを大切にするのも、この時期の傾向といえるでしょう。
2wayタイプなら収納や机にもなる
「おままごと遊びをしなくなったら、おままごとキッチンは捨てなくちゃいけないの?」と考えるママさんも多いでしょう。
安心してください。子どもの遊び以外でも活躍するおままごとキッチンもあります。
おままごとキッチンには、机として使えるものや、収納アイテムとして活用できるタイプのものがあります。例えば、子ども部屋を作った際に、棚や宝物をかざる台として活用するなど。
使用目的の変化を見据えて、2wayタイプのものを購入しておくと、長く使い続けられますよ。
インテリアにもなる
近年、アンティークとしても注目されているおままごとキッチン。
子どもだけでなく、ママさんの趣味として購入するご家庭も増えています。大人になってから「小さい頃に使いたかったおもちゃだ」と、趣味に火がつくママさんもいるくらいです。
そうはならないと考えているご家庭でも、インテリア目的で購入すれば末永く使用できる傾向にあります。どんなデザインのおままごとキッチンなら長く使えそうか、子どもと話し合うのもよいですね。
「おままごとキッチン」を使わなくなったら、処分に困る?
おままごとキッチンの使い道がなくなったら、いずれ処分を考えることもあるでしょう。
しかし、「サイズも大きいし、普通の可燃ごみとしては捨てられないよな……」と悩んでしまう場合もありますよね。
そうなった際に困らないように、おままごとキッチンの処分方法も事前に把握しておきましょう。ここでは、一般的な処分方法をいくつかご紹介します。
「おままごとキッチン」は粗大ごみとして処分できる
おままごとキッチンの処分方法で最も一般的なのは、粗大ごみとして処分する方法です。一般的な家具家電と同様に、自治体や回収業者に申し込んで回収してもらってください。
自治体によっては、小さく分解できる場合、可燃ごみとして処分できるケースもあるようです。
リサイクルショップに売る
おままごとキッチンは比較的高価なアイテムなので、リサイクルショップなどで買い取ってもらえる場合があります。
もし買い取りを視野に入れている場合は、高値で買い取ってもらえるような人気ブランドのアイテムを購入するのがおすすめです。
IKEAやニチガン、Little Tikesや Klein Princess Coralieは、おままごとキッチンの人気ブランドです。「リサイクルやフリマで中古でもいいから買いたい!」という方は多いので、いずれ売ることも視野に入れ、よいものを購入することも検討してみてください。
親子代々使い続ける
作りが頑丈なおままごとキッチンは、劣化がしにくいというメリットがあります。
そのため、一度は押し入れや物置にしまって、子どもや孫が産まれた際に再度使用するという方法もあります。
最近は、ペンキなどで色を変えたり、DIYとして手を加えたりしてから、プレゼントとして贈るケースも増えています。
リメイクすることで使用感が軽減されるので、購入費用の節約にもなりますよ。
おもちゃのサブスクなら「買って後悔」を防げる!
おままごとキッチンは、工夫をすれば十分に長く使えるアイテムです。また、キッチン周りで使えるおもちゃをそろえると、おままごと遊びがより楽しくなるでしょう。
ただし、おままごとキッチンに限らず、子ども用のおもちゃを買ってから後悔したというのはよくあること。子どもの好き嫌いや急速な成長という要因があるから仕方ない、とも言えますが、できれば買ってよかったというおもちゃだけ選びたいですよね。
そんな方におすすめなのがおもちゃのサブスク※です。
※おままごとキッチンの取り扱いがあるサブスクは多くないので、ほかのおもちゃの検討が中心になります。
おもちゃのサブスクなら、月額で子どもの月齢や成長に合ったおもちゃがご自宅に届きます。また、知育目的で作られたおもちゃで遊ばせられる点もメリットの1つ。
なんといっても、おもちゃのサブスクはおもちゃが子どもに合わなかった場合、ほかのおもちゃと交換できるので、購入して失敗するというリスクが軽減できます。
まずは、いろいろなおもちゃを試しつつ、よいものがあれば購入するという方法で、お子様に合うおもちゃ選びをしてみてはいかがでしょうか。