この記事を監修した人
幼児教育監修|石渡 恵美(幼稚園教諭)
医療監修|福井 美和子(看護師/保健師)
おもちゃ選定|青栁 陽介(おもちゃコンシェルジュ/キッズ・ラボラトリー代表取締役)

「11ピースで足りるのか、25ピースは多すぎるのか」——価格がほぼ2倍になるだけに、この迷いは当然です。

通常版(11ピース)は振る・転がす・積む遊びを始めたい家庭に、ボリュームセット(25ピース)は兄弟や友達と共有しながら形の組み合わせ遊びを広げたい家庭に向きます。

この記事でわかること
  • 通常版(11ピース)とボリュームセット(25ピース)の仕様の違い(形
  • 子どもに合うか判断するポイント
  • 始める時期を判断する目安
  • 名入れ・GOOD TOY受賞の対象範囲

▼ 気になるところから読む

2商品のスペックを並べると何が違う?

通常版とボリュームセットは同じ「音いっぱいつみき」シリーズですが、ピース数・収録される形の種類・木箱サイズ・重量・価格がすべて異なります。

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2商品のスペックを並べると何が違う
項目 通常版 ボリュームセット
商品番号(参考) 806371 825051
ピース数 11ピース 25ピース
対象年齢 1歳半〜(メーカー公式情報) 1歳半〜(メーカー公式情報)
形の種類 基本形(立方体・直方体・三角柱など) 基本形+アーチ・円柱など追加形状を含む
音の仕掛け 振ると音が鳴るピースを含む 振ると音が鳴るピースを含む(種類が増える)
木箱 付属(コンパクトサイズ) 付属(大きめサイズ)
重量 通常版より軽い 通常版より重い(木箱ごと移動に注意)
参考価格(税込) 公式サイトで最新価格を確認 公式サイトで最新価格を確認
名入れ 対応(公式で条件確認) 対応(公式で条件確認)
GOOD TOY受賞 受賞対象(公式で確認) 公式で確認

※対象年齢・仕様はメーカー公式情報をもとに作成しています。価格は時期・販売店により変動します。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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11ピースで十分な家庭、25ピースが向く家庭の違い

ピース数が増えると「遊びの幅が広がる」のは事実ですが、それが必要かどうかは家庭の状況によります。最初の1セットとして始めるなら通常版(11ピース)が有力な候補で、兄弟や友達と一緒に使う・形の組み合わせ遊びを広げたい場合はボリュームセットが向きます。

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11ピースで十分な家庭、25ピースが向く家庭の違い
家庭の状況 通常版(11ピース) ボリュームセット(25ピース)
初めての積み木を試したい ◎ 少ない数から始めやすい △ 最初から多すぎると出し入れが負担になることも
1歳半〜2歳ごろ、振る・積む遊びが中心 ◎ この時期の遊びに十分対応できる ○ 使えるが、多くのピースを持て余す場合がある
兄弟・友達と一緒に使う △ 2人で遊ぶとピースが足りないと感じやすい ◎ 複数人で分けて遊べる量がある
形の組み合わせ・見立て遊びを広げたい △ 形の種類が限られるため、組み合わせに制限が出やすい ◎ アーチや円柱など追加形状で遊びが広がる
収納スペースが限られている ◎ 木箱がコンパクトで置き場所を選びにくい △ 木箱が大きめになるため置き場所の確保が必要
予算を抑えたい ◎ 価格が抑えられる △ 通常版のほぼ2倍の価格帯になる
長く・幅広い年齢で使い続けたい ○ 基本の遊びは長く続けられる ◎ 形の種類が多いため、成長に合わせた遊びが続きやすい

◎=特に向く ○=問題なく使える △=状況によって合いづらい場合がある

迷ったときの目安として、「お子さまが1人で最初の積み木を試す」なら通常版、「兄弟がいる・2歳を過ぎて形の遊びを広げたい」ならボリュームセットを最初に検討すると選びやすいです。

ピース数の差が遊びにどう影響するか

11ピースと25ピースの差は「量の多さ」だけではありません。ピース数が増えると形の種類も増えるため、遊びの性質が変わります。振る・転がす・1〜3個積む遊びは11ピースで十分に楽しめますが、アーチをくぐらせる・橋を作る・街を見立てるといった構成遊びは、形の種類と数が多いほど広がります。

1歳半ごろは「振ったら音が鳴る」「積んで崩す」の繰り返しが中心です。この段階では11ピースの量で遊びが成立し、むしろ少ない数の方が「全部出して全部片付ける」サイクルを作りやすいです。

2歳を過ぎて「これは何かに見える」「こう並べたい」という見立て遊びが出てきたとき、形の種類が増えると遊びの選択肢が広がります。ボリュームセットに含まれるアーチや円柱は、この段階で活きてくる形です。

木箱・重量・収納の現実的な差

スペックの差の中で、日常の使いやすさに直結するのが木箱のサイズと重量です。

通常版の木箱はコンパクトで、棚の一角や押し入れの端に置きやすいサイズです。お子さまが自分で蓋を開けて取り出し、遊び終わったら戻す習慣をつけやすい重さでもあります。

ボリュームセットの木箱は25ピースを収めるため大きめになります。棚に置く場合は奥行きと高さを事前に確認しておくと安心です。また、木箱ごと移動させる場面(部屋を移る・片付けるなど)では、通常版より重くなる点を念頭に置いておくと使いやすいです。

収納で後悔しやすいパターン

「大きい方を買ったけれど、木箱が重くて毎回出し入れが面倒になった」という声は、積み木全般でよく聞かれます。お子さまが自分で出し入れする習慣をつけたい場合は、最初は扱いやすい重さのセットから始める方が長続きしやすいです。

名入れとGOOD TOY受賞はどちらが対象?

音いっぱいつみきはプレゼントとして選ばれることも多く、名入れの可否と受賞歴を確認したい方も多いです。

名入れについては、通常版・ボリュームセットともに対応しているとメーカー公式で案内されています。ただし、名入れの方法(刻印・シール・プリントなど)や受付条件は時期・販売店によって変わることがあるため、購入前に公式サイトまたは販売店で最新の条件を確認しておくと安心です。

GOOD TOY受賞については、通常版が受賞対象として案内されています。ボリュームセットの受賞対象かどうかは公式ページで確認してください。受賞はあくまで選定機関による評価の一つです。受賞しているから必ずお子さまに合うとは限らず、対象年齢・遊び方・家庭の状況に合っているかを優先して判断するとよいです。

兄弟がいる家庭はボリュームセットが向きやすい理由

兄弟で同じおもちゃを使う場合、ピース数が少ないと「取り合い」が起きやすくなります。25ピースあると、それぞれが手元に持てる数が増えるため、並行して遊びやすくなります。

また、上の子と下の子で遊び方が違う場合でも、ピース数が多いと「上の子が構成遊びをしながら、下の子は振って音を楽しむ」という使い方が同時に成立しやすいです。

ただし、対象年齢は1歳半〜です。対象年齢未満の兄弟がいる家庭では、小さなピースの誤飲リスクがあるため、遊ぶ場所と時間を分けること、使用後は手の届かない場所に片付けることが前提になります。

対象年齢未満の兄弟がいる場合の注意点

音いっぱいつみきのピースは、対象年齢未満のお子さまには渡さないようにしてください。遊ぶ場所・時間を分け、使用後は必ず手の届かない場所に収納してください。破損がないかも定期的に確認すると安心です。

「25ピースの方が効果が高い」は本当か

ピース数が多い方が遊びの効果が高いとは言い切れません。

1歳半〜2歳ごろの遊びでは、「振ったら音が鳴る」「積んで崩す」「形を手で確かめる」という体験そのものが大切です。この体験は11ピースでも25ピースでも同じように得られます。

形の種類が増えることで「アーチの下をくぐらせる」「橋を渡す」「見立てて並べる」といった遊びが広がるのは事実ですが、それはお子さまの発達段階が「構成遊び」に進んでから活きてくる要素です。まだ振る・積む段階のお子さまに25ピースを渡しても、多くのピースを持て余す可能性があります。

「今のお子さまの遊び方に合っているか」を優先して選ぶ方が、長く遊んでもらいやすいです。年齢だけでなく、今どんな遊びに夢中かを見てから判断するとよいでしょう。

購入前に試してから選ぶという方法もあります

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「11ピースで十分か、25ピースが必要か」は、実際にお子さまが遊んでみないと分からない部分もあります。

おもちゃのサブスクリプションサービスでは、音いっぱいつみきのような木製知育玩具を一定期間試してから判断できる場合があります。キッズ・ラボラトリーでは、おもちゃコンシェルジュがお子さまの月齢・遊び方・手持ちのおもちゃの状況をもとに選定し、LINEでリクエストを伝えることもできます。

「買って遊ばなかった」という経験をお持ちの方や、どちらのセットが合うか迷っている方は、試してから購入を判断するという選択肢も検討してみてください。

音いっぱいつみきの対象年齢や遊び方の段階については、音いっぱいつみきは何歳から?公式対象年齢・遊び方の段階・遊ばないときの対処もあわせてご覧ください。

音いっぱいつみきのよくある質問

Q1. 通常版を買ってから後でボリュームセットに買い替えるのはもったいない?

通常版で始めて、お子さまが積み木を気に入り、形の組み合わせ遊びをもっとしたいと感じたタイミングでボリュームセットに移行するのは自然な流れです。ただし、通常版とボリュームセットは別商品のため、通常版のピースをボリュームセットに追加する形にはなりません。最初から長く・広く使いたい場合はボリュームセットを選ぶ方が、買い替えのコストを抑えられます。

Q2. 1歳半になったばかりでも25ピースは多すぎる?

1歳半ごろは振る・積む・崩すが遊びの中心のため、25ピースの多くを持て余す可能性があります。この時期に全部のピースを一度に出すと、散らかりやすく片付けも大変になりがちです。ボリュームセットを選んだ場合でも、最初は10ピース前後を出して遊ばせ、慣れてきたら少しずつ増やすという使い方が向きやすいです。

Q3. 兄弟で使うなら何ピースあれば足りる?

2人で並行して遊ぶ場合、それぞれが手元に持てる数として10ピース以上あると遊びが成立しやすいです。通常版の11ピースでは2人で分けると1人あたり5〜6ピースになり、取り合いになりやすい場面があります。兄弟での共有を前提にするなら、ボリュームセット(25ピース)の方が余裕を持って遊べます。

Q4. 名入れはどちらの商品でもできる?

通常版・ボリュームセットともに名入れに対応しているとメーカー公式で案内されています。ただし名入れの方法・受付条件・納期は時期や販売店によって変わることがあります。プレゼントとして贈る場合は、購入前に公式サイトまたは販売店で最新の条件を確認しておくと安心です。

Q5. 迷ったらどちらを選べばいい?

最初の1セットとしては通常版(11ピース)が有力な候補です。理由は、振る・積む・崩すという1歳半ごろの遊びに十分対応でき、木箱がコンパクトで扱いやすく、価格も抑えられるためです。兄弟がいる・形の組み合わせ遊びをすでに楽しんでいる・収納スペースに余裕がある場合は、ボリュームセットを最初から選ぶ方が長く使いやすいです。

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ABOUT ME
石渡 恵美(幼稚園教諭)
石渡 恵美(いしわた えみ)/幼稚園教諭。 2013年 玉川大学 教育学部 教育学科卒業、幼稚園教諭1種免許取得。 卒業後、学校法人 新井学園 川崎若葉幼稚園(神奈川)、学校法人 中田学園 宮崎二葉幼稚園(宮崎)にて、合計約5年間 幼稚園教諭として勤務。保育現場での経験も持つ。 日常的に童謡や手遊び歌を通じて子どもと関わる中で培った、遊び・音楽・言語を介した発達支援の知見を活かし、キッズ・ラボラトリーでは乳幼児の発達段階・遊びのねらい・親子のコミュニケーションに関する記事を監修する。現在は2児の母。