目次
モンテッソーリ教育で使用する教具(知育玩具)にもいろいろありますが、今回のテーマは「積み木」です。
この教育で大切なのは、環境を整えて、子どもが本来持つ「自分で気づき学ぶ能力」を活かすこと。はたして積み木は、効果的なモンテッソーリ教育につながる教具といえるのでしょうか。
この記事では、モンテッソーリ教育と積み木の関係を、さまざまな角度からご紹介します。おすすめの積み木もまとめているので、ぜひ知育玩具選びの参考にしてくださいね。
モンテッソーリ教育についておさらい
モンテッソーリ教育とは、「自発的に学びはじめる力」に着目した教育方法です。適切な学習環境が必要なため、モンテッソーリ教育と周囲の大人の協力・支援は切り離せません。
また、モンテッソーリ教育では子どもの発達段階が「〜期」のようにして分類され、いつ頃にどのようなお仕事(遊び)をするか、成長にあわせた設計がなされています。
積み木がモンテッソーリ教育・知育にぴったりといわれている理由
積み木は、モンテッソーリ教育があまり知られていなかった時代にもファースト玩具として愛された、優れた知育玩具です。もちろん、モンテッソーリ教育においても同様で、とくに「乳幼児期」(出生から約6歳)に効果的といわれています。
なぜ積み木がモンテッソーリ教育に適しているのか、その理由を3つご紹介します。
刺激を吸収できる
乳幼児期は、さまざまなことをじょうずに吸収できます。
積み木は繰り返し何度も使えるシンプルな玩具なので、積み方を変えれば毎回違う結果を得られるため、ひとつの取り組みでたくさんの刺激を得られます。
「吸収する力」は6歳頃に薄れていくとされるため、多くの驚きや喜び、疑問や発見などの経験をさせるのがポイントです。
後回しにできないという意味では、いつどんな知育をするか決まっているモンテッソーリ教育なら、手遅れになりにくいともいえそうですね。
手指の運動ができる
乳幼児期のモンテッソーリ教育では、手や指を使った運動を促す「微細運動の活動」が主要な活動のひとつです。
積み木の遊び方は「積む」がメインですが、その中には積み木を握ったり置いたり、積み木で積み木を叩いたり、いろいろな運動がふくまれます。
さまざまな手指の運動を無理なく行えることから、モンテッソーリ教育にぴったりといえますね。
五感の洗練に繋がる
子どもは無意識に周囲の刺激を受容します。それを感覚教具で磨く「感覚教育」という活動が、モンテッソーリ教育にはあります。
積み木は感覚教具として、色や素材の肌触り、香りにより、視覚や触覚の刺激にもつながります。シンプルな木製の積み木であっても、この時期の子どもは多くのことを学びます。
使用される木材によって、木目や香り、硬さが違うことにも敏感に気づけるのは、この時期ならではですよね。
0歳児向けのモンテッソーリ積み木
積み木は、モンテッソーリ教育においても知育玩具としても、適したおもちゃであることがわかります。また、出生直後から与えられる点も魅力的です。
ここで、0歳児向けのモンテッソーリ積み木を3つご紹介します。さまざまな素材やさまざまな形の積み木をピックアップしたので、ぜひお気に入りのアイテムをみつけてみてくださいね。
オークヴィレッジ:寄木の積木
シンプルな積み木で五感に働きかける、寄木の積木。長方形の積み木や三角形の積み木、トンネル型の積み木など、さまざまな形の積み木で遊べるタイプの積み木です。
木のぬくもりが感じられるので、ファースト積み木としてもおすすめできます。使用されている木材の説明書(ガイドブック)もついてくるので、積み木を通して木の学びもできます。
木目の違いや触り心地の違い、香りの違いなども楽しみながら、五感の発達にアプローチしてみてはいかがでしょうか。
対象年齢:0歳から
mushie(ムシエ):Stacking cups toy(スタッキングカップトイ)
カップ型の積み木、スタッキングカップカップトイ。北欧の人気キッズブランドの「mushie」のアイテムなので、品質も安心です。
はじめはコップとして遊ぶことが多いかもしれませんが、年齢を重ねるたびに積み上げが徐々にじょうずになるでしょう。どうすれば積めるのか、その発見がお子さんの学びに効果を発揮します。
収納もコンパクトにできる商品なので、ママさんやパパさんの片付けの負担も軽減できるでしょう。
対象年齢:0歳から
エドインター:ふわふわトーイ・ふわふわアニマルブロック
ふわふわ素材の積み木、ふわふわトーイ・ふわふわアニマルブロック。ぬいぐるみとして使用すれば、お子さんの愛着形成にも効果的です。
耳がついている仕様なので、いないないばあ遊びも楽しめます。0歳に効果的な知育遊びがいくつも楽しめるアイテムなので、出産祝いなどの贈り物としてもおすすめです。
対象年齢:0歳から
1歳児向けのモンテッソーリ積み木
0歳児よりもできることが増えてくる1歳児。より知育に効果を発揮するような積み木で遊ばせたい時期でしょう。
1歳児が喜ぶ人気の商品はもちろん、おすすめの変わり種積み木も必見!知っておいて損のない商品を3つをピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
オークヴィレッジ:森のどうぶつみき
日本の広葉樹に触れられる積み木、森のどうぶつみき。木のぬくもりが感じられるシンプルなデザインですが、かわいらしい動物の形をしているため、高い人気を得ているアイテムです。
さまざまな動物たちが親子で入っているため、親子探しゲームも楽しめます。また、ごっこ遊びもできるため、想像力の育みにも効果があるといえるでしょう。
森のどうぶつみきはひとりでも楽しめる積み木ですが、ママさんもいっしょに遊びやすい積み木のひとつ。いっしょに遊べば、コミュニケーション能力の育みにも効果を発揮します。
対象年齢:1歳から
DJECO(ジェコ):10ベビーブロックス
コンパクトに収納できる積み木といえば、10ベビーブロックス。幼いころから数字に触れさせることで、数字に対する苦手意識を軽減することができます。
絵柄に注目をすれば、分類別に積み上げる知育遊びが楽しめます。ママさんやパパさんの分類の仕方、お子さんの分類の仕方では結果が異なるケースもある様子。子どもの想像力に感心させられた際は、しっかりと褒めてあげるのがポイントです。
この積み木の素材は紙製。かたくて丈夫ですがおうちを傷つける心配がないので、傷つきを気にされているご家庭にぴったりです。
対象年齢:1歳前後から
カラフル積み石:36個入り カラフルスタッキングストーン
石の形をしている積み木、スタッキングストーン。通常の六面積み木とは違うタイプなので、いつもの積み木に飽きてきているご家庭にもおすすめです。
積みあげる難易度は高めなので、比較的長い期間楽しめる積み木です。ただ、やや小さめの作りなので、お子さんが口に入れないように注意しましょう。
対象年齢:1歳後半から
知育を意識しているご家庭の場合、「モンテッソーリ積み木=海外のおもちゃブランド」と考えているケースが多いとのこと。やはり、日本は知育先進国とは言い難く、海外に優れたブランドが多い点は否めません。
しかし、ボーネルンドやキュボロなど海外の商品は、比較的価格が高い点がデメリットといわれています。
もちろんブランドにこだわらず、安い積み木を選ぶのも一案ですが、安全面や品質の高さに差が出てくる場合があるため要注意。
高額なモンテッソーリ教育の積み木はおもちゃのサブスクで取り寄せよう!
せっかくなら、たとえ高額でも高品質の積み木を利用してみたいと思いませんか?
そんなときは、おもちゃのサブスクが最適です。キッズ・ラボラトリーのおもちゃのサブスクなら、海外ブランドの高級な積み木もリーズナブルに遊ばせられます。対象年齢を過ぎたあとの処分も不要なので、おすすめですよ◎
サブスクは、モンテッソーリ教育の積み木だけでなくあらゆる知育玩具を試せる点が嬉しいポイント。また、定額で利用ができる点、お子さんにあわない玩具だった場合は交換ができる点も大きな魅力です。
気になる方は、ぜひこの機会におもちゃのサブスクをチェックしてみてくださいね。