目次
モンテッソーリ教育は0歳の赤ちゃんからはじめることができ、遊びながら早期教育を行うことが可能なため、教育に力を入れているパパやママの中には興味のある方も多いのではないでしょうか。
モンテッソーリ教育に使用するおもちゃは、色味や素材にこだわって作られたものが数多くあるため、どのおもちゃがいいのか悩んでしまいますよね。
今回は生後6ヶ月の赤ちゃんにおすすめの、モンテッソーリ教育用のおもちゃを紹介しますので、早期教育に興味のある方はぜひ参考にしててください。
生後6ヶ月から知育は始められる?
早期教育といっても、わずか生後6ヶ月ではまだ何もわからないのでは?とお考えのママさんやパパさんもいるのではないでしょうか。しかしながら、生後6ヶ月からでも赤ちゃんの発達に合わせた知育を始めることができます。
赤ちゃんは生後2ヶ月ごろになると視線を固定させることができるようになり、視線の先のものを目で追えるようになります。その後、生後6ヶ月ごろからは自分の目に見えていない、隠れた部分にも人や物があることを認識できるようになります。
このように、赤ちゃんはどんどん発達が進んでいくので、生後6ヶ月の赤ちゃんでも十分に知育を始めることができます。
0歳児のモンテッソーリ教育ではどのようなことをする?
一概に0歳児の赤ちゃんといっても、月齢によって発達の度合いは全く違います。生後2ヶ月ごろの赤ちゃんから取り入れることができ、無理せず使えるおもちゃは鏡です。
産まれて間もない0歳児は、自分がどんな姿をしているのかまだわかりません。それが、鏡を見せると自分の姿を知ることができるだけでなく、手足を動かしたときの様子を見ることもできます。
また、布で作られているおもちゃを使ったモンテッソーリ教育も可能です。布製のおもちゃは赤ちゃんが怪我をする心配がなく、さまざまな手触りのものがあります。ぬいぐるみでもいいですし、ハンカチのような布を使ってもいいでしょう。布製のおもちゃをつかむ練習をすることで、触覚を伸ばすことができます。
生後6ヶ月の赤ちゃんに適したモンテッソーリおもちゃの特徴
生後6ヶ月になると体がぐらぐらすることなくしっかりと座れたり、両手で物をつかんだりと、さまざまなことができるようになってきます。
そんな生後6ヶ月の赤ちゃんに適したモンテッソーリ教育のおもちゃには、どんな特徴があるのでしょうか。詳しく解説していきますね。
指先を使う引っ張るおもちゃ
生後6ヶ月になると指先が少し器用になってきて、イタズラが増えてきます。ティッシュペーパーを何枚も続けて引っ張り出し、周りにばらまくイタズラは定番ですが、お片付けが大変でもあります。ティッシュペーパーのイタズラが始まったら、引っ張るタイプのモンテッソーリおもちゃを検討してみてください。
紐がついていて、引っ張ることのできるおもちゃは、触覚を刺激しながら存分に遊ぶことができます。両手を使って持てるサイズのものを選んであげると、持ち上げたり、落としてみたり、両手で引っ張って遊んだりとさまざまな遊び方をして楽しんでくれるでしょう。
布を使っているおもちゃ
布には数多くの種類があります。それぞれ手触りが違うため、ふわふわした感触やサラサラと冷たい感触など、さまざまな触感を学ぶことが可能です。
特に小さなぬいぐるみは、赤ちゃんが手で持ちやすく、口に入れても安全ですので、まずはパパさんやママさんの好きな動物のぬいぐるみを選んでみるのも楽しいかもしれません。
布を使った絵本もあり、やわらかい手触りと温かみを赤ちゃんに感じてもらいながら読み聞かせをすることができます。
ラトル(ガラガラ)
ラトルは手に持って振るとガラガラと音が鳴ることから、ガラガラとも呼ばれています。昔ながらの手で握って振るタイプだけではなく、さまざまな形に変化させながら遊べるものもあります。
素材は布製、プラスチック製、木製があり、素材や商品によって触り心地や振ったときの音が異なります。なかでも木製のものは木の手触りだけではなく、香りも感じることができるため、嗅覚の発達を促すことができるでしょう。
ラトルは視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の五感を刺激することができる、おすすめのモンテッソーリおもちゃです。
生後6ヶ月の赤ちゃん向け!モンテッソーリのおもちゃ6選
ここまでの解説で、0歳の赤ちゃんでも、モンテッソーリ教育ができることがわかりましたね。
を紹介しましたが、具体的にはどんなものがよいのかお悩みのパパさん、ママさんもいるかもしれません。
ここではさらに具体的に、6ヶ月の赤ちゃんにおすすめのモンテッソーリおもちゃをご紹介します。ぜひ知育玩具選びの参考にしてくださいね。
キッズツージャパン(Kids II Japan):O’ball オーボール ラトル レッド
アメリカに本社があり、世界70ヶ国以上で展開しているKids IIが販売しているラトルです。また、赤ちゃん用のおもちゃの中でもランキング上位に入っている人気の商品でもあります。やわらかい素材でできており、赤ちゃんが握りやすい網目状になっていて、3ヶ所に小さなビーズが入ったパーツが組み込まれています。
オーボールという名前のとおり、ボール型なので振って遊ぶだけではなく転がしたり投げたりして遊ぶこともできる優れものです。触って投げて遊ぶことで触覚を養い、振ると中のビーズの音が優しく鳴り聴覚を養います。
おもちゃ用ストラップをつければ、ベビーカーやチャイルドシートにつけることができるので、外出のお供にもおすすめのモンテッソーリおもちゃです。
対象年齢:0歳から(3歳まで)
セレクタ社:SEボール
ヨーロッパの安全基準、EN71に適合した素材を使用している、安心安全な木のおもちゃです。上から軽く押すとつぶれて形が変わります。
木でできているパーツは、ビーズのように穴が空いていて、そこに丈夫なゴムを通してつなげてあります。振って音を立てたり、押してつぶすだけではなく、転がして遊ぶことも可能です。
パーツをゴムでつないであることもあり、不規則な動きで転がっていくため、赤ちゃんは視覚を刺激されます。ハイハイをしている6ヶ月ごろの赤ちゃんも夢中で追いかけていくでしょう。
対象年齢:0歳6ヶ月から
Top Tots(トップトッツ):あかちゃんだいすき!ひっぱって!ティッシュ
赤ちゃんが大好きなティッシュを引き出すイタズラをし始めたら、このおもちゃを渡してみてはいかがでしょうか。指先をうまく使って、カラフルなデザインのティッシュをつまんで引き出すことで、触覚を養うことができるおもちゃです。
また、ティッシュの端についたマジックテープをつなげて、ボックスの中に入れてから引き出すと、本物のティッシュのように次々と出てきます。その都度ボックスの中に入れてあげる手間はありますが、本物のティッシュを部屋中にばらまかれて困っているパパやママには必見のおもちゃです。
対象年齢:0歳6ヶ月から(3歳まで)
ボーネルンド:手あそび絵本 いもむしのかくれんぼ
イモムシのぬいぐるみを使って、かくれんぼをしながら遊ぶ仕掛け絵本です。ふわふわの布でできていて、やわらかい肌触りや温かみを感じることができます。
イモムシは6ヶ月の赤ちゃんの小さな手でも握りやすいサイズで、振ったり握ったりすることで、触覚を刺激しながら遊ばせることのできる絵本です。また、鏡がついているので赤ちゃんと一緒に鏡をのぞきこんで、声かけしながら楽しむことができます。
イモムシはラトルになっており、振るとカラカラと音が鳴るため、聴覚も刺激する商品です。絵本とイモムシは紐で繋がっていますから、紛失しないところも魅力のひとつでしょう。
対象年齢:0歳6ヶ月から
コンビ:ヒモだいすき
ビニール袋のようにカシャカシャと音の鳴る布に、ぐるりと一周たくさんの紐がついています。握りやすいハンカチのような形状です。
握ると音が鳴り、触覚と聴覚の両方を刺激します。両手を使って遊べるようになってくる6ヶ月ごろに遊ぶと、丸めたり広げたりして楽しむことができます。
対象年齢:0歳から
ピープル:お米のどうぶつつみき
国産・無塗装・香料不使用でネジのない、ロングセラーの安全な積み木です。積み木の角の部分は丸く加工してあるため、安心して使用できます。
お米でできている積み木なので、ほんのりとお米の香りがして嗅覚を刺激します。原材料のお米も国産です。そのため、国産のおもちゃで遊ばせたいこだわりのあるパパやママにおすすめです。
口に入りにくい大きさなので誤飲することはなく、木でできている積み木と比べるとやわらかいのが特徴で、力を入れると少しつぶれます。そのため、小さな手でも握りやすくなっています。
対象年齢:0ヶ月から(3歳まで)
生後6ヶ月の赤ちゃん向け!モンテッソーリおもちゃの手作りアイデア
市販でおすすめのモンテッソーリおもちゃを紹介しましたが、年上の兄弟がいて、その子が工作好きだとするのなら、一緒におもちゃを作ると楽しいかもしれません。
今回は「ヒモ出し」というおもちゃの作り方を紹介します。手作りのおもちゃに興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
手作りのモンテッソーリおもちゃ
手作りのモンテッソーリおもちゃのアイデアをご紹介します。手作りのおもちゃは、手作りならではの温かみがありますが、少し手間がかかるので、無理はしないでくださいね。
<材料>
- 箱
- クッキーの焼き型(好きな形を8個)
- ヒモ(30cmを4本)
- 千枚通し
- セロテープかボンド
<作り方>
- 箱の側面に千枚通しで穴をあけます。穴の位置は箱にフタをしたときにぶつからない位置にしてください。ひとつの面につき2ヶ所ずつ穴を開けましょう。
- あけた穴にヒモを通します。ひとつの面に2ヶ所の穴が開いていますので、ヒモ1本につき好きな場所2ヶ所に通してください。同じ面ではなく、対面や横の面など遠いところに通しましょう。
- ヒモの両端にクッキーの型をしばりつけます。誤飲防止のため、2回くらいきつく結んでください。
- 箱にフタをつけます。フタが外れないように、セロテープかボンドで接着しましょう。
<遊び方>
- 好きなクッキーの型を引っ張ると、型がつながっているヒモの反対側にある型が引っ張られます。
- 引っ張られてヒモが縮んだ所をみつけて、そのクッキー型を引っ張ると、また反対側が引っ張られて、常にどこかしらのクッキー型を引っ張って遊ぶことができます。
<知育効果>
クッキー型の付いたヒモを引っ張ると反対側が動くという、物理法則を学ぶことができます。自分がクッキー型を引っ張ることでどう動くのかという仕組みは、生後6ヶ月の赤ちゃんにとっては大きな発見です。
また、物を自分の方に引っ張るという動きは、自立への一歩にもつながります。繰り返しているうちに手や腕の力もつきますので、引っ張る動き以外のこともできるようになっていくでしょう。
モンテッソーリの教具をはじめとした知育玩具は、おもちゃのサブスクで取り寄せるのがおすすめ◎
モンテッソーリおもちゃは、赤ちゃんが楽しみながら早期教育ができる魅力的なおもちゃです。生後6ヶ月の赤ちゃんに適したモンテッソーリおもちゃはたくさんあります。
しかしながら、これからどんどん大きくなる赤ちゃんの成長に合わせて、おもちゃをその都度購入していくことを考えると、コストがかかりすぎてしまうのではと心配なパパやママもいらっしゃるのではないでしょうか。
そのようなときには、モンテッソーリおもちゃをはじめとした、知育玩具のサブスクの利用がおすすめです。知育玩具のサブスクには高額な木製のおもちゃもありますよ。
また、専門のおもちゃコンシェルジュが赤ちゃんの月齢や成長に合わせて、その時の発達度合いに合うおもちゃを選んでくれるので、安心して利用できます。赤ちゃんにどんなおもちゃを選んだら喜んでくれるのか、わからなくてお困りのパパさんやママさんには特におすすめのサービスです。
知識が豊富なおもちゃコンシェルジュが、赤ちゃんの成長に合わせて選ぶ、知育玩具のサブスクを利用して、家族で楽しみながらモンテッソーリ教育をしていきましょう。