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妊娠がわかってから赤ちゃんが生まれてくるまでの間、できるだけ楽しい気持ちで過ごしたいものですよね。
この記事では、未来のママさんに向けて、充実したマタニティライフの過ごし方を提案します。
とはいえ、妊娠は心身への影響も大きく、マタニティライフが楽しめないこともあるでしょう。そんなときの対処法も紹介します。「これ、いいな」と感じるアイデアがあったら、ぜひ試してみてくださいね。
マタニティライフ(妊婦生活)とは?
マタニティライフとは、妊娠に気づいてから出産までの期間を指します。
この期間は、赤ちゃんの健やかな成長も大切ですが、ママさんにとっては、出産後に比べて時間に余裕が持てる貴重な時期でもあります。
それまでとは生活スタイルがガラリとかわるので、体調と向き合いながら、どのように過ごすのか考えておくことが大切です。
多くの人はマタニティライフが楽しみ?それとも……
子育て応援メディア「babyco」が、産前産後のママ461人に調査した結果によると、妊娠中に64%の人が、不安やイライラなどメンタル面での不調を感じていました。
その原因として考えられることの第1位になったのが、「妊娠によるホルモンバランスの変化」です。
確かにホルモンバランスの変化は、メンタルに影響するといわれています。
特に、つわりが長引いたり、体調がよくなかったりする場合は、精神的にもつらく感じて当然ですね。
(参照:出産が不安なママへ 幸せなお産のための不安との向き合い方|babyco)
ところで、妊娠中のママさんたちは、マタニティライフをどんなふうに感じているのでしょうか。
SNSで発信された声を紹介します。
生の声に触れると、マタニティライフをどう感じるのかは、妊娠の経過や体調などによって人それぞれであることがよくわかりますね。
マタニティライフの楽しみ方・ 楽しく過ごす方法
それでは、マタニティライフの楽しみ方、楽しく過ごす方法について、具体的にみていきましょう。
1)妊娠中しかできないことをする
妊娠しているのは、一生の間でも限られた期間です。
その期間にしかできないことに、ぜひ取り組んでみましょう。
たとえば、マタニティダイアリーは、妊娠中にしかつけられない日記です。
日々の体調や気持ちの変化、初めて胎動を感じた日や感想などを書き留めておけば、ママさんにとっても生まれてくる赤ちゃんにとっても、大切な思い出になります。
出産後は育児ダイアリーとして書き続ければ、成長記録としても残せるでしょう。
2)出産前に自分へのご褒美を買っておく
赤ちゃんが生まれると、なかなか自分のことには気が回らなくなります。
出産後に着る洋服、使うバッグなど、自分の好みに合ったものを今のうちに買っておき、出産後の楽しみにするのはどうでしょうか。
ご褒美なら、いつもよりグレードの高いパックやヘアトリートメントを用意しておくことも、おすすめです。
出産という大仕事をやり遂げた自分を、ちょっぴりぜいたくにケアしてあげましょう。
肌や髪がきれいになると、産後のメンタルにも良い効果があるかもしれませんよ。
3)妊娠中に夫婦で思い出づくりをする
出産後しばらくは、赤ちゃん中心の生活になります。夫婦の時間を優先できる妊娠中に、思い出づくりをすることも、マタニティライフでしておきたいことの1つです。
たとえば、夫婦で安産祈願に出かけるのはいかがでしょうか。
2人で協力して育児をしようという気持ちが固まります。記念に安産のお守りを購入しても、よいですね。
「無事に生まれますように」と夫婦で手を合わせた日のことは、心が温かくなる思い出になるでしょう。
4)マタニティフォトを撮る
マタニティフォトは、妊娠期間中にしか撮ることのできない写真です。写真があれば、子どもが大きくなってから、ママのおなかに自分がいたことがわかります。親子の絆も感じられるのではないでしょうか。
できれば毎月同じポーズで撮っておくと、おなかの赤ちゃんの成長記録にもなります。
撮影はスマホでも可能ですが、写真館のマタニティフォトプランを利用してプロに撮影してもらうと、またとない経験になるでしょう。
5)マタニティグッズ・ベビーグッズをじっくり選ぶ
腹帯やマタニティウェアなどのマタニティグッズは、妊娠するまでは気に留めることもなかったものです。
しかし、必要な立場になると、いろいろなものがあることに気づきます。自分の好みに合ったウェアやグッズを、じっくり探してみるのも楽しいのではないでしょうか。
サイズが小さく、デザインもかわいらしいベビーグッズは、見ているだけでほのぼのした気持ちになります。
特に服や肌着、靴下など、赤ちゃんが身に着けるものは、眺めるだけで愛おしく感じられるもの。
生まれてくる赤ちゃんを思いながら、時間をかけてベビーグッズを選ぶことも、マタニティライフの楽しみの1つになるでしょう。
必需品ではありませんが、身長計が印刷されたタオルはおすすめのアイテムです。
タオルの上に赤ちゃんを寝かせて定期的に写真を撮れば、成長ぶりが残せます。
また、おもちゃや知育アイテムは、赤ちゃんの個性や成長に合わせて選びたいもの。せっかく買っても使ってくれない……なんてことも多いので、ぜひ「おもちゃのサブスク」の利用も検討してみてくださいね。
6)産後の生活へ向けて家事の効率化を進める
出産後は赤ちゃん中心の生活になり、これまでのように自分のペースで動くことが難しくなります。
炊事や洗濯などの家事も、思いどおりに進まず、ストレスを感じることもあるでしょう。
時間に余裕のある妊娠中に、出産後の家事の進め方を考えておくと、産後の生活がぐっと楽になります。
家事を効率的に進める方法の1つは、家電の力を借りることです。
たとえば、乾燥機があれば洗濯物を干す手間が省けます。食器洗浄機を活用すれば、食事の後片付けも手軽になるでしょう。
最近は、材料を入れたら自動で料理が完成する調理鍋も人気です。
食材の宅配や日用品の定期配達など、便利な買い物サービスの導入も検討してみてはどうでしょうか。
時間的にも気持ち的にも余裕がある妊娠中に、家事を手際よくこなす準備も進めてみてくださいね。
マタニティライフが「楽しくない」「つらい」ときの対処法
楽しく過ごしたいマタニティライフなのに、「全然楽しくない」「毎日つらい」と感じる場合があります。
つらくなる原因として考えられるのは、妊娠によるホルモンバランスの乱れと、ストレスです。
おなかの中で赤ちゃんが育っている間は、ママさんの体も大きく変化します。そのため、体調が思わしくなかったりメンタルが不調になったりすることは、決して珍しいことではありません。
ここでは、つらさを感じているママさんが少しでも楽に過ごせるように、対処法を3つ紹介します。
どれも簡単な方法なので、できそうなことから取り入れてみてくださいね。
1)十分な睡眠をとる
体調がすぐれずつらいときは、十分な睡眠をとることを心がけましょう。
睡眠不足は、ホルモンバランスの変化によるイライラした気分を増大させることがあるからです。
環境省サイトに掲載されている論文によると、妊婦が9時間から10時間の睡眠をとると、赤ちゃんが低出生体重児になったり、胎児発育不全になったりするリスクが低くなると示されています。
十分な睡眠は、ママさんのつらさ軽減のためにも、おなかの赤ちゃんの健やかな成長のためにも必要不可欠です。
まずは、起床と就寝の時間を決めて、必要な睡眠時間が確保できるようにしましょう。
ただ、おなかが大きくなる妊娠後期は、仰向けで寝るのが苦しくなるなど、熟睡しにくくなるかもしれません。
横向きに寝たり、抱き枕やクッションを足の下にはさんだり、自分にとって楽な姿勢を探してみましょう。眠りに入りやすい環境を整えることも大切ですよ。
(出典:論文概要の和文様式「妊婦の睡眠時間と新生児の出生体重の関連」)
2)セロトニンを増やす
妊娠中につらさを感じる理由としては、セロトニンの不足も挙げられます。
セロトニンは、厚生労働省が「精神を安定させる働きをする」と解説する脳内神経伝達物質の1つです。不足すると、イライラなどメンタルの不調を招くことが知られています。
セロトニンは、次のような方法で増やすことが可能です。イライラを感じたら、ぜひ試してみてください。
1つは、体に無理のない範囲での散歩です。
セロトニンは、軽い運動をしたり太陽の光を浴びたりすると分泌することがわかっているので、天気の良い日には、歩きやすいシューズで外に出てみましょう。
公園に寄り、季節の花や自然に触れることも気分転換になりますね。
もう1つは、おしゃべりです。
家族や親しい友人など、気の置けない相手と話すと、オキシトシンという物質が分泌されます。このオキシトシンが、セロトニンを活性化するのだそう。
心を許せる人とゆったりおしゃべりする時間も、ぜひ作ってみましょう。
(出典:「セロトニン」|e-ヘルスネット)
3)ゆっくり湯船につかる
気分が落ち込むときは、意識して自分をいたわり、リラックスできる時間を取ることが必要です。
おすすめは、ゆったり湯船につかること。
気分が沈むと、入浴も億劫に感じてシャワーで済ませがちですが、そんなときこそ、湯船に体を預けてみましょう。血流がよくなり、疲れもやわらぎます。お気に入りの入浴剤を入れても、よいですね。
入浴後のスキンケアやボディケアを丁寧に行うと、よりリラックス効果がアップしますよ。
「あれをやっておけばよかった……」と後悔しないために、妊娠中の楽しみ方を押さえよう◎
マタニティライフも、長いようであっという間です。後悔することのないよう、妊娠中にしかできないことを楽しみましょう。
また、出産後のために、妊娠中にいろいろと準備をしておくことも大切です。
例えば、多くの先輩ママは、おもちゃを吟味したり選んだりする時間が取れないことでお悩みです。高価な知育玩具をせっかく買っても、赤ちゃんに興味を示してもらえない……なんてこともあります。
そんなときに役立つのが、「おもちゃのサブスク」です。おもちゃ選びの手間、費用負担を減らせるなど、たくさんのメリットがあります。キッズ・ラボラトリーなら、プレママ向けの嬉しい特典もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
マタニティライフを楽しみ、おなかの赤ちゃんと共に、かけがえのない時間を過ごしましょう。