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出産前のママさんやパパさんは、これから始まる子育ての喜びと不安で頭がいっぱいになっているはず。
健やかな赤ちゃんの成長のためには、親の心のゆとりが大切です。何も分からず子育てをするよりも、事前に「やったほうがよいこと」を把握しておきましょう。
今回の記事では、先輩ママ・パパの子育て経験から「0歳のうちにやっておけばよかったこと」をリストアップしてご紹介します。後悔しない子育ての参考に、ぜひ最後までご覧ください。
多くの人が「0歳からやっておけばよかった」と感じていることは?
一生懸命子育てをしていると、忙しさのあまり赤ちゃんの成長に大切なことを忘れてしまうことがあります。赤ちゃんの成長は早いため、「ついこの間生まれたと思ったら、もう1歳の誕生日を迎えた」なんてことはよくあります。
1年間の子育てを振り返ってみて、あのときこうしておけばよかったと後悔することは避けたいですよね。
ここでは、子育てを経験した多くの人が「0歳からやっておけばよかった」と後悔しているポイント以下の3つのポイントからご紹介します。
- 知育に関すること
- 記念・プレゼントに関すること
- お出かけに関すること
知育に関すること
幼少期から知能を伸ばす教育を「知育」といいます。0歳児は主に、日々の遊びや親子のコミュニケーションなどが知育になります。
子どもが0歳のうちは、気軽にできる絵本の読み聞かせや話しかけから始めるとよいですね。また、最近はモンテッソーリ教育などのわかりやすい教育法も人気なので、まずはどのようなやり方があるのかについて事前に調べておくと安心です。
「まだ早い」「面倒だな」と思って何もしなかった結果、「子どもが絵本に興味をもってくれなかった」「話す言葉が少ない」など、子どもが成長してから後悔する親御さんも多いようです。
記念・プレゼントに関すること
愛らしい赤ちゃんの姿を、できるだけ多く写真に撮っておくと記念になります。寝返りしたとき、ハイハイをしたとき、つかまり立ちをしたとき、歩いたとき、など1歳までの成長の様子を撮ってアルバムにしましょう。
日付や月齢を書いておくと分かりやすいですね。アルバムは、赤ちゃんの成長の記録にもなり、愛情を受けて育ったことが伝わる素敵なプレゼントにもなります。
子育てで忙しない日々を送っていると、写真を撮ることを忘れてしまいそうになりますが、日ごろからスマートフォンやカメラで写真を撮る習慣をつけておきたいですね。
お出かけに関すること
0歳児とのお出かけは、とてもたいへんです。荷物が多かったりベビーカーの移動が大変だったり、出かけることを億劫に感じてしまうかもしれません。
しかし、「まだ歩けないから」「汚れるから」と思わず、できるだけお出かけをしましょう。
散歩に出かけたり公園で遊んだりすることは、五感を刺激するよい機会です。貴重な自然体験が子どもの好奇心や運動神経を育むきっかけになります。
1歳までにやっておくこと一覧
赤ちゃんは、心と体にたくさんの刺激を受けて成長します。次のことを1歳までにやっておきましょう。
- 絵本の読み聞かせをする
- 手指を使う遊びをさせる
- 月齢ごとの成長を記録する
- ドッツカードを始める
- リトミックを始める
絵本の読み聞かせをする
まだお座りができなくても、一緒に寝転んで絵本を読んで、たくさん言葉をかけてあげましょう。絵本の読み聞かせは、0歳から始めても早すぎるということはなく、赤ちゃんはママさんやパパさんの声から言葉を学んでいます。
子どもへの絵本の読み聞かせは、幼児教育や脳科学などさまざまな分野の調査によって「言語能力や学力を育てる」と報告されています。
文部科学省の子ども読書の情報館「絵本で子育てを楽しく」でも、0歳からの読み聞かせが推奨されており、その効果や取り組み方法が紹介されています。
赤ちゃんのうちから絵本に親しむ習慣を身につけ、子どもの語彙力や創造力を育めるとよいですね。
手指を使う遊びをさせる
手や指を使う遊びは、脳に刺激を与え、子どもの発達を促す効果があるといわれており、知育の基本でもあります。
また、ただ手を使うだけではなく「考えながら動かす」ことで、さまざまな能力を伸ばすことにつながります。
指先で摘まんだり手で握ったりできるようになったら、積み木やパズルで遊ばせると考える力がつきます。またボールを転がしたり新聞紙をクシャクシャにすることも手の感触を刺激する楽しい遊びです。
誤飲に気をつけて、積極的に手指を使った遊びをやってみましょう。
月齢ごとの成長を記録する
赤ちゃんは、たった1ヶ月で足や手の大きさが変わったり、顔の表情が豊かになったりします。ママさんやパパさんは子どもをよく観察し、できるようになったことや大変だったことなどを記録しておきましょう。
日々の成長の様子を記録しておくと、我が子にとっても親御さんにとっても子育てのよい思い出になります。
ドッツカードを始める
「ドッツカード」とは、アメリカ人のドーマン博士によって開発された数の認識を促すカードです。
赤ちゃんに数を理解させることはむずかしいです。しかし、乳幼児期にドッツカードで遊んでおくと、数の概念を早期から認識でき、算数や数学が得意になるといわれています。
ドッツカードは、右脳の数学的センスを育てる効果があるとされ七田式や公文式など、さまざまな幼児教室でも使われています。
(参照:グレンドーマン著「赤ちゃんに算数をどう教えるか」)
リトミックを始める
リトミックとは、音楽を通じて身体を動かし子どもの表現力を育む教育です。自宅で楽しく遊びながら取り組めるため、気軽に始められます。
リトミックは、赤ちゃんの頃から始められます。音楽に合わせて抱っこで揺らしたり、手を叩いたりすると赤ちゃんもリズムを身体で感じることができます。
生活にリトミックを取り入れると、集中力や表現力が身につき、さらにコミュニケーション能力が高くなるといわれています。リズムの変化によって反射神経や敏捷性(びんしょうせい)の育成にも期待できますよ。
おもちゃのサブスクを利用する
おもちゃのサブスクを利用すれば、赤ちゃんの成長に合わせておもちゃ選びができ、使わなくなったおもちゃは新しいおもちゃと交換できます。
赤ちゃんのおもちゃは月年齢や発達レベルに合わせて選ぶことが大切ですが、月齢に合わせておもちゃを購入し続けると、とてもコストがかかります。
また、「買ったけれど興味を持たなかった」「飽きてしまい、すぐに使わなくなった」ということもあります。おもちゃのサブスクなら定期的におもちゃを交換できるので、これらの悩みを解決できるんですよ。
さらに、気になる知育玩具を気軽に試せる点もメリット。特に木製のおもちゃは値段が高い傾向にあり、個別に買っているとコストがかかります。定額で利用できるのは嬉しいですね。
赤ちゃんが産まれる前から予約できるサブスクもあるので、出産後の慌ただしい時期におもちゃ選びが億劫にならないよう、事前に予約しておくのがおすすめですよ!
【月齢別】赤ちゃんのやること・できること
ここからは、赤ちゃんのやること・できることの目安を月齢別に紹介します。ただし同じ月齢の赤ちゃんでも発達に個人差があるため、1つの目安として見ておきましょう。
生後1ヶ月~3ヶ月の頃
まだはっきりした反応がない時期です。しかし、よく見ると目をキョロキョロ動かしていたり、ジッと動きを止めていたり、何かを感じて反応しているのが分かります。
この時期の赤ちゃんには、すでに音が聞こえています。優しい声で話しかけると笑ったり声を出したりします。赤ちゃんが反応したら返事をしてあげると親子の信頼感が育まれますよ。
ただし、首の筋肉がまだ未発達のため激しく揺さぶると危険です。寝かせた状態で足をバタバタさせたりお腹をマッサージしたり、軽い遊びをしましょう。
生後4ヶ月~6ヶ月の頃
生後4ヶ月を過ぎると、首がすわり、うつぶせで頭を上げたりします。さらに6ヶ月の頃になると寝返りもできるようになります。
手で物を握るのがじょうずになる時期です。掴んだり握ったりしやすいおもちゃを持たせてあげましょう。ただし、おもちゃを口に入れることもあるため、舐めても安心な素材を選ぶことが大切です。
天気のよい日は、抱っこ紐やベビーカーを使ってお出かけをしてみましょう。外に出ると、風を感じたり車の音が聞こえたりなど、室内とは違う刺激を与えられますよ。
生後7ヶ月~9ヶ月
生後7ヶ月を過ぎると、首が座って支えなしでお座りができるようになり、さらに9ヶ月頃になると「ハイハイ」ができるようになります。
赤ちゃんのハイハイは歩く力を育てる大事な活動です。どんどん目が離せなくなり大変な時期ですが、一緒に追いかけっこをすると赤ちゃんも喜んでくれますよ。
まだ言葉は理解できませんが、周囲の雰囲気を感じとれるようになる時期でもあります。座って手を使う遊びや、「いないいないばあ」など表情を使った遊びも取り入れてみましょう。
生後10ヶ月~12ヶ月
生後10ヶ月頃になると、立ち上がったり伝い歩きをしたり、自分からいろんなところに行こうとします。また12ヶ月頃には一人で歩き始める赤ちゃんもいます。
また、手先が器用になり小さい物をつまめるようになる時期です。振ると音が出るおもちゃを喜んだり、積み木やブロックを崩して遊んだり、遊びの幅がどんどん広がっていきます。
いろんな物に関心をもち、動き回ったり触ったりするため、安全に遊べるスペースを確保しておくと安心です。
また、この頃には簡単な言葉が分かるようになります。話しかけたり絵本をたくさん読むなどを始めてもよいですね。
赤ちゃんの成長は早く、どんどんできることが増え、行動範囲が広がっていきます。忙しくても、目を離さず赤ちゃんを一人にしないことを心がけてください。
また、何でも口に入れてしまうため、赤ちゃんの口に入る大きさの物を近くに置かないようにしましょう。
さらに、赤ちゃんが遊ぶおもちゃの素材や塗料の安全性にも気を遣ってあげてくださいね。
0歳からやっておきたい教育
ママさんやパパさんの中には「0歳からきっちり教育してあげよう!」と考えている方も多いはず。しかし、赤ちゃんのうちにしたほうがよい教育は、読んだり書いたりすることとは少し違います。
「見る・聞く・触る」など五感を刺激する遊びが、教育(知育)として効果を発揮します。
教育を難しく考えるのではなく、親子の触れ合いを笑顔で楽しく行うことが、赤ちゃんの成長によいのです。
特に生活に取り入れたいポイントが以下の4つです。
- 音を聴かせる
- 話しかける
- 触らせる
- 映像を見せる
それぞれ詳しく説明しますね。
音を聞かせる
赤ちゃんは、周りの音をしっかり聞き取ることができます。音楽を聴かせるリトミックや、絵本の読み聞かせなど、赤ちゃんの聴覚を刺激する遊びを取り入れてみましょう。
また、音楽や人の声に限らず、さまざまな音を聞かせてあげることで、赤ちゃんの脳は刺激されます。物と物がぶつかる音や自動車や電車の走行音など、積極的にめずらしい音を聞かせてあげてくださいね。
話しかける
日常生活で簡単にできる教育は、赤ちゃんに話しかけること。ミルクをあげたり、オムツを替えたりするとき、赤ちゃんの名前を読んで話しかけてあげましょう。
赤ちゃんは、周囲の人とのコミュニケーションから言葉を学びます。積極的に話しかけることが、言葉の獲得につながり、豊かな語彙力や表現力を身につけるきっかけになります。
触らせる
指先の感覚からも赤ちゃんの脳は刺激されます。
おもちゃはもちろん、紙や布、水や砂など身の回りの物を触ったり握ったりすることで、あらゆる刺激を得られます。
また、物を触らせながら、「これは何?」「どのように使うの?」などと話しかければ、考える力を養うこともできます。
赤ちゃんが、黙ったり答えられなかったりしても取り上げてはいけません。適応力や創造力を養う教育と考え、見守る姿勢が大切です。
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映像を見せる
赤ちゃんにYouTubeやテレビの映像を見せることは、よくないといわれることがあります。たしかに、時間を決めずだらだらと映像を見せていたり、放置したりするのはNGです。
しかし、親子で楽しく映像を見ることは、スキンシップやコミュニケーションのきっかけになります。
映像から日常と異なる世界を見て、さまざまなことに興味を持つようになるとよいですね。
0歳から使える知育のおもちゃは、おもちゃのサブスクで!
0歳児にとっては、親子の触れ合いやおもちゃで遊ぶことが教育になります。親が子どもと向かい合って一緒に楽しんであげることが一番です。
とはいえ、赤ちゃんが産まれたばかりで、いつ、どのようなおもちゃを用意すればよいのか分からないと悩むこともあるでしょう。
そんなときはおもちゃのサブスクがおすすめです。出産前から利用予約ができるため、事前におもちゃを用意したり、出産後に慌てておもちゃをそろえる必要がありません。
また、おもちゃのサブスクでは、0歳から使える知育おもちゃがたくさん。高価な知育おもちゃを購入前に試用できるので、無駄な出費を抑えられます。
さらに、どの知育おもちゃが良いか悩んでいるときは、専門のコンシェルジュが選定してくれる点もメリット。赤ちゃんに合ったおもちゃを取り寄せることができ、合わなければ交換も可能です。
赤ちゃんの教育に興味のある方は、ぜひおもちゃのサブスクを利用してみましょう。