この記事を監修した人石渡 恵美・福井 美和子・太宰 潮・青栁 陽介詳しく

丸は入れられるのに、三角を渡したら詰まってしまった。そんな場面、一度は経験したことがあるかもしれません。

型はめは今の段階に合わせて難易度を上げていく玩具なので、キッズ・ラボラトリーのようなサブスクで段階に合う一品を試してから買う考え方もあります。

型はめの難易度は、穴の数ではなく「向きを自分で直す操作が必要かどうか」で変わります。丸は向きを問わず入るため最初に成功しやすく、三角・四角は向きを合わせる必要があるため一段難しくなります。

この記事では、大きな1穴から回転が必要な形まで4段階の進め方と、各段階に進む前に確認したい行動の目安、早すぎるときの見分け方をお伝えします。

この記事でわかること
  • 型はめを始める目安の月齢(幅をもって提示)
  • 難易度4段階の進め方(1穴→同形複数→異なる基本形→向き・回転あり)
  • 各段階に進む前に確認したい行動の目安
  • 早すぎるときの具体的なサイン
▼ 気になるところから読む

丸は入れられるのに三角で詰まる、その理由

型はめで最初に成功しやすいのは丸です。丸は360度どこから入れても正解になるため、向きを合わせる操作が不要です。一方、三角や四角は頂点や辺の向きを穴に合わせなければ入りません。「形の違い」ではなく「向きを変える操作が必要かどうか」が難易度の分かれ目です。

丸で成功した直後に三角を渡すと、押し込もうとして入らず、すぐに別の遊びへ移ってしまうことがあります。これは能力の問題ではなく、段階が一つ飛んでいるサインです。

型はめの難易度が合わない場合、「丸だけ入れて他は放置している」「渡したら投げてしまった」といった様子が見られることがあります。多くの場合、難易度を一段戻すか、丸だけの型はめで向き直しの動作を十分に経験してから次へ進むと、取り組みやすくなります。

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型はめを始める目安の月齢はいつ頃?

型はめを始める目安は生後10ヶ月~1歳頃ですが、個人差が大きいため、メーカーの対象年齢や消費者庁・日本小児科学会などの公的機関の情報もあわせてご確認ください。実際に穴に合わせて入れようとする動作が安定してくる時期も一人ひとり異なります。月齢より、今のお子さまが何に興味を持っているかを先に見るほうが合っています。

公的機関の調査によると、手先の操作や形の認識には数ヶ月単位の個人差があることが示されています。「同じ月齢の子がもうできている」という比較より、今のお子さまの行動の様子を先に観察することが重要です。

月齢別の詳しい選び方は月齢別の型はめおもちゃ選び方をあわせてご参照ください。

型はめを始める前に見ておきたいのは、次の3点です。

  • 物をつかんで持ち続けられるか(把持の安定)
  • 穴や容器に物を入れようとする動作が出ているか
  • 口に運ぶ頻度が落ち着いてきているか

この3点が揃ってきたら、大きな1穴の型はめから試してみるとよいでしょう。

誤飲サイズの目安として:トイレットペーパーの芯を通るサイズのピースは誤飲リスクがあります。口に運ぶ頻度が高い時期は、ピースが大きめの型はめを選ぶと安心です。メーカーの対象年齢とPSCマーク等の安全基準を優先してご確認ください(参考:経済産業省「こどもの安全のために」・こども家庭庁)。

難易度4段階と、各段階に進む前の行動チェック

型はめの難易度は、①大きな1穴→②同形複数穴→③異なる基本形(丸・三角・四角)→④向き・回転ありの順に上がります。各段階の詳細な行動チェックリストは別の記事で解説しています。

各段階に進む前に「今の段階でピースを自分で向き直して入れられるか」を確認するのが目安です。

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商品画像・情報は アマゾンアソシエイツ を参照しています。

迷ったら、今のお子さまが「押し込んで成功している」のか「向きを見て調整して成功している」のかを観察してみてください。前者なら同じ段階でもう少し経験を積んでから次へ進むと、取り組みやすくなります。

キッズ・ラボラトリーが型はめカテゴリで届けるおもちゃは、1ピースの単純な形から複数形・回転ありまで幅があります。コンシェルジュの対応経験では、難易度が合わないという相談が寄せられることがあり、その場合は段階を一つ戻すか、同じ段階でより大きなピースのものに変えることで取り組みやすくなるケースが見られます。

学術協力

この記事で紹介した利用データの読み解きは、消費者行動・サブスクリプション研究を専門とする福岡大学商学部の太宰潮教授に学術協力をいただいています。

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穴の数を増やす前に確認したいこと

穴の数を増やす前に見たいのは、ピースを穴に近づけたときに自分で向きを調整しようとするかどうかです。押し込むだけで成功している段階では、穴を増やしても混乱しやすくなります。

具体的に確認したい行動は次の通りです。

  • ピースを穴の近くで止めて、向きを変えようとする動作が出ているか
  • 入らなかったときに別の向きで試し直そうとするか
  • 穴を見てから手を動かす「目と手の協調」が出ているか

この動作が出ていれば、同じ形の穴を2〜3個に増やしても取り組みやすくなります。出ていない場合は、穴の数より先に「向きを変えると入る」という経験を積む時間が必要です。

つまみ(ノブ)の有無も、この段階では大きく影響します。ノブ付きのピースは指でつまみやすく、向きを変える操作がしやすいため、手先の力がまだ発達途中のお子さまには取り組みやすいです。ノブなしのフラットなピースは、指でつまむ力がある程度ついてから渡すと扱いやすくなります。

向きを回す必要がある形はいつから渡す?

星形や半円など、向きを細かく回転させる必要がある形は、丸・三角・四角の3形を自分で向き直して入れられるようになってから渡すと取り組みやすくなります。月齢より「3形で向き直しができているか」を先に確認するのが目安です。

回転が必要な形は、入れるまでに複数回の向き調整が必要になります。「少し回したら入った」という偶然の成功ではなく、「向きを見て意図的に回している」動作が出ているかを観察してみてください。

向きを意図的に調整しようとする動作が出てくる時期には個人差が大きく、月齢だけで判断せず、お子さまの様子を観察しながら進めてください。2歳を過ぎてから急に取り組めるようになるお子さまも珍しくありません。

早すぎるときの具体的なサイン

型はめが今のお子さまに早すぎる場合、いくつかの具体的なサインが出やすいです。

早すぎるときに出やすいサイン

  • ピースを穴に押し込もうとするが、向きを見ていない
  • 数秒で別の遊びへ移ってしまう
  • ピースを口に運ぶ頻度が高い
  • ピースを投げたり、型はめ全体を持ち上げようとする
  • 大人が手を添えて成功させても、次に自分でやろうとしない

これらのサインが続く場合は、より大きな1穴のものに戻すか、型はめ以外の「入れる・出す」遊び(ポットン落とし・容器への出し入れ)でしばらく経験を積んでから再挑戦すると取り組みやすくなります。

一方、次のような様子が見られれば、今の段階が合っているサインです。

  • 入らなかったときに向きを変えて試し直そうとする
  • 成功したときに表情が変わる、声を出す
  • 自分からピースを取りに行く

「できた・できない」より「やろうとしているか」を見るほうが、次の段階を判断しやすいです。

ステップアップの判断表|今すべき子・もう少し待つ子

迷ったときは、次の表を参考にしてみてください。

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ステップアップの判断表|今すべき子・もう少し待つ子
お子さまの様子 判断の目安 次の一手
向きを自分で直して入れられる・成功後に繰り返す ◎ 次の段階へ進みやすい 穴の数を増やす、または異なる形を追加する
押し込んで成功しているが、向きを見ていない ○ 同じ段階でもう少し 同じ型はめで向き直しの経験を積む
すぐ別の遊びへ移る・口に運ぶ頻度が高い △ 一段戻すと合いやすい より大きな1穴か、ポットン落としへ戻す
型はめ自体に興味を示さない △ 時期を少し待つか別の遊びを先に 容器への出し入れ・積み木など手先遊びを先に

◎は次へ進みやすい状態、○は同じ段階で経験を積む時期、△は一段戻すか別の遊びを先にするとよい状態の目安です。

「◎でも△でもない」という場合は、同じ型はめを1〜2週間続けて様子を見てから判断しても遅くありません。毎日少しずつ取り組むことで、ある日突然できるようになることも珍しくないです。

木製フラット型とボックス型、どちらから始めやすい?

木製フラット型は、ピースが見えた状態で1対1対応を確認しやすく、最初の1台として取り組みやすいです。ボックス型は取り出し口があるため達成感が得やすい反面、穴が小さくなりがちで、つかみやすさの確認が先になります。

木製フラット型は穴に合わせる動作が見えやすく、ボックス型は達成感を得やすい分、穴の小ささに注意が必要です。

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木製フラット型とボックス型、どちらから始めやすい
タイプ 向いているケース 注意したいこと
木製フラット型(ノブ付き) 最初の1台・ピースを見ながら合わせたい ピースが外れやすいので床に散らばりやすい
ボックス型(投入口あり) 達成感を得やすい・ピースが中に収まる 穴が小さめのものは手先の力が必要になる

迷ったら、まずノブ付きの木製フラット型から始めるのが有力な選択肢です。ピースをつまむ練習と、穴に合わせる練習を同時にできるため、段階①〜②の時期に合いやすいです。

キッズ・ラボラトリーが型はめカテゴリで実際に届けているおもちゃには、木製形合わせパズル(図形・幾何タイプ)、ネスティングパズル、マッチングエッグセットなど、難易度の幅があるものが含まれています。お子さまの様子をLINEで伝えると、今の段階に合ったものを選定に反映してもらえます。

型はめが簡単になったら次に向くおもちゃ

型はめの3形(丸・三角・四角)を自分で向き直して入れられるようになったら、ノブ付きパズルやネスティングカップなど、ピースを並べる・積む・はめ込む・通す操作が増えるおもちゃが次の方向として合いやすいです。紐通しなど指先をさらに細かく使う遊びも、このタイミングで試しやすくなります。詳しい選び方は別の記事で解説しています。

キッズ・ラボラトリーのおもちゃサブスクで気になること

  • 遊ばなかったおもちゃは、次の交換で入れ替えられます(隔月コースは2か月に1回、毎月コースは月1回)。
  • 急ぐときは、発送基準日を待たずに交換することもできます(有料)。
  • おもちゃはコンシェルジュが月齢に合わせて選び、届ける前にリストでお知らせします。気になる点は発送前にLINEで相談できます。
  • 普段の遊びでついた傷や汚れは、弁償の必要がありません。
  • 最低利用期間はなく、初月から解約できます。通常の利用なら違約金もかかりません(キャンペーンを使う場合は条件が変わることがあります)。
  • 解約の手続きは、解約申請フォームから行います。
  • 返却されたおもちゃは、清掃と点検をしてからお届けします。

型はめおもちゃのよくある質問

Q1. 型はめはいつ頃から始めるとよいですか?

型はめを始める目安は生後10ヶ月~1歳頃ですが、個人差が大きいため、月齢より「物をつかんで穴に入れようとする動作が出ているか」を先に確認するほうが合っています。メーカー取扱説明書や消費者庁・日本小児科学会などの公的機関の情報もあわせてご確認ください。口に運ぶ頻度が高い時期は、ピースが大きめのものを選ぶと安心です。

Q2. 丸だけ入れて他の形に興味を示しません。どうすればよいですか?

丸で成功している段階では、三角・四角はまだ早い可能性があります。丸の型はめを続けながら「向きを変えると入る」という経験を十分に積んでから、三角を追加するとよいでしょう。急いで形を増やすより、同じ形で向き直しの動作が出てくるのを待つほうが、次の段階へスムーズに進みやすいです。

Q3. 型はめを渡したらすぐ飽きてしまいます。どう対応すればよいですか?

すぐに別の遊びへ移る場合は、今の型はめが難しすぎるか、逆に簡単すぎる可能性があります。まずより大きな1穴のものに戻してみてください。それでも興味が続かない場合は、型はめの時期ではなく、容器への出し入れやポットン落としなど別の「入れる遊び」を先に楽しんでから再挑戦すると取り組みやすくなります。

Q4. 木製とプラスチック、どちらの型はめがよいですか?

どちらにも向き・不向きがあります。木製は重さがあり安定しやすく、ピースを持ったときの感触が分かりやすいため、最初の1台として選ばれやすいです。プラスチックは軽くて扱いやすく、カラフルなものが多いため視覚的に興味を引きやすいです。お子さまが口に運ぶ頻度が高い時期は、素材よりピースのサイズを先に確認するほうが安心です。

Q5. 型はめの次は何のおもちゃを選べばよいですか?

3形(丸・三角・四角)を自分で向き直して入れられるようになったら、ノブ付きピックアップパズルやネスティングカップが次の方向として合いやすいです。手先の操作をさらに細かくしたい場合はペグさしや紐通し、絵の情報も使って合わせる経験を増やしたい場合は2〜4ピースの絵合わせパズルも候補になります。お子さまが今どんな遊びに夢中かを観察すると、選びやすくなります。

キッズ・ラボラトリーの利用データについて

本記事で使用している「継続利用データ」「利用者アンケート」は、キッズ・ラボラトリーの利用者対応・交換リクエスト・アンケート回答をもとに、個人が特定されない形で集計したものです。対象期間、件数、集計方法はデータと実績|公式ファクトに記載しています。

PR 本記事はAmazonアソシエイトを利用しています。Amazonのアソシエイトとして、キッズ・ラボラトリー株式会社は適格販売により収入を得ています。また、本記事にはAmazon以外のアフィリエイト広告を含みます。

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石渡 恵美(幼稚園教諭)
石渡 恵美(いしわた えみ)/幼稚園教諭。 2013年 玉川大学 教育学部 教育学科卒業、幼稚園教諭1種免許取得。 卒業後、学校法人 新井学園 川崎若葉幼稚園(神奈川)、学校法人 中田学園 宮崎二葉幼稚園(宮崎)にて、合計約5年間 幼稚園教諭として勤務。保育現場での経験も持つ。 日常的に童謡や手遊び歌を通じて子どもと関わる中で培った、遊び・音楽・言語を介した発達支援の知見を活かし、キッズ・ラボラトリーでは乳幼児の発達段階・遊びのねらい・親子のコミュニケーションに関する記事を監修する。現在は2児の母。