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初期にはつわりがひどかったり、おさまったと思ったらおなかが少しずつ大きくなって思うように動けなかったりと、妊娠中は、心身ともに大変な日々が続きます。
そんな妊娠期間をできるだけ穏やかに心地よく過ごすためには、どんなものを準備したらよいのでしょうか?
この記事では、先輩ママたちの声も紹介しながら、買って良かったもの、便利だったアイテムを紹介します。
ぜひ参考にして、赤ちゃんを迎えるまでの毎日を快適に過ごしてくださいね!
妊娠中に買うべきもの・必要なものをおさらい
妊娠中の体調は、人それぞれです。また、体型の変化も、人によって違います。
そのため、個人差はありますが、妊娠中には以下のようなものが必要です。
- ・歩きやすい靴
- 妊娠すると、体型や体のバランスが変わります。安全のために、靴は安定感と歩きやすさ、履きやすさを備えたものを選ぶことをおすすめします。
- ・マタニティ用下着(ブラトップ)
- つわりが始まると、下着がきつくてつらさを感じることも。体を締めつけないマタニティ用の下着は、産後の授乳時にも使えます。マタニティ用でなく、サイズが大きめのブラトップで代用したという先輩ママもいます。
- ・マタニティ用パジャマ
- 入院中に必要になる前開きのパジャマは、おなか部分にゆとりがあります。商品によっては、授乳しやすいように工夫されているものもあります。
- ・母子手帳ケース
- 妊娠中は、母子手帳のほか、健康保険証や診察券・妊婦健診補助券・エコー写真など、持ち歩かなければならないカードや書類が増えます。
- 妊婦健診時の領収書が後々必要になることもあるので、母子手帳ケースを用意してまとめて入れておくと、便利です。
妊娠中は、これら以外にもまだまだ必要なものがありますよね。以降の章では、より具体的な商品ジャンルや妊娠週数に応じた「買ってよかったもの」を紹介しています。
ご自身の状況にあわせて、参考にしてくださいね。
ベビー用品も妊娠中に準備すべき?
マタニティ用品は自分の体と相談しながら準備するとして、では、ベビー用品はいつから準備したらよいのでしょうか。
ベビー用品は、つわりがおさまり、心身ともに安定してきたら準備を始めましょう。
そのころになると、おなかの赤ちゃんの性別が判明することも多いので、性別で買うものを変えたい方は準備しやすくなりますね。
【マタニティグッズ編】妊娠中に買って良かったもの
妊娠期間を快適に過ごし、スムーズな出産のためにも先輩ママが「買って良かった」というマタニティグッズを紹介します。
妊娠初期)買って良かったマタニティグッズ
妊娠初期はつわりがある人も多く、妊婦さんにとってはしんどい時期です。
一方で赤ちゃんにとっては、細胞が活発に分裂する大切な時期でもあります。そんな時期をサポートしてくれるのが、次のグッズです。
葉酸サプリ
葉酸はビタミンB群の一つで、DNAの合成や細胞の分裂に必要な栄養素です。そのため、妊娠前〜妊娠初期には、とくに大切だといわれています。
それだけでなく、葉酸不足には、早産のリスク、神経管閉鎖障害のリスクがともなうこともあるのだとか。
そのため積極的に摂取できるとよいのですが、つわりで思うように食事ができないこともあるでしょう。そこでおすすめしたいのが、サプリです。
つわりがあるときでも、効率的に葉酸の補給ができます。
レッグウォーマー
妊娠中は、ホルモンの関係で体温が上がります。そのため、暑いと感じて薄着をしがちですが、足先などは冷えていることが多いのです。
冷えは血流を悪くし、むくみや倦怠感、つわりを悪化させるなど、マイナートラブルを招きます。おなかの張りが起こり、赤ちゃんに影響する危険もあるため注意が必要です。
妊娠中期)買って良かったマタニティグッズ
妊娠中期は、妊婦さんの体調も落ち着いてくるころです。出産に向けての準備も、少しずつ進めていきましょう。
骨盤ベルト
妊娠すると、大きくなったおなかを支えるために姿勢が変わります。それが原因で、腰痛が出ることも少なくありません。
また、出産が近づくにつれ、ホルモンの働きで骨盤周りの筋肉やじん帯が緩んできます。
骨盤ベルトは、そんな腰回りをサポートし、血流をよくすることで体調を安定させてくれます。
マタニティ用ボトムス
少しずつおなかの膨らみが目立ってくる妊娠中期。
トップスは、マタニティ用を買わずに済ませたという先輩ママも多いのですが、ボトムスは、マタニティ用を買って良かったという意見がとても多いグッズです。
レギンス、おなかを圧迫しないデニムなど、工夫を凝らしたおしゃれなアイテムも多く、選ぶのも楽しいですよ。
妊娠後期)買って良かったマタニティグッズ
いよいよおなかが大きくなり、出産も近づいてきます。
お産の準備を整えながら、体のケアをする必要がありますよね。
着圧ソックス
「まるで象の足のよう」と口にする妊婦さんも多い、妊娠後期のむくみ。
出産に向けて、体に水分を保持するプロゲステロンというホルモンが分泌されること、大きくなった子宮が心臓に戻る血流を圧迫することなどが関係しています。仕方のないこととはいえ、つらい症状です。
そんなときに使いたいのが、履くだけでむくみを解消する着圧ソックスです。ただし、締めつけが強すぎるものは避け、マタニティ用や着圧の弱いものを選んだほうがよいでしょう。
妊娠線予防オイル・クリーム
妊娠後期になり急激におなかが大きくなると、妊娠線ができてしまうことがあります。しかも、大きなおなかが邪魔をしてチェックしにくい下腹部に多く見られることが特徴です。「知らぬ間にできてしまった」という先輩ママも多いので、要注意ですね。
妊娠線ができる原因は、おなかの皮膚が引っ張られ、皮膚の奥の組織に亀裂が入ることです。
一度できてしまうと元には戻りにくくなってしまいます。だからこそ、予防が大切。
予防の第一は、保湿です。オイルは乾燥を防いでくれ、クリームは肌に潤いを与えてくれます。お風呂上がりの使用が効果的です。
陣痛アプリ
具体的な「物」ではありませんが、出産が近づいたら陣痛の間隔を測るアプリを準備しておくことをおすすめします。
おなかの張りを感じて病院に連絡すると、陣痛の間隔と継続時間を聞かれ、一定間隔になってからの来院を指示されるからです。
陣痛中に時間を計るのは大変ですが、アプリがあればボタン1つで記録できるので、とても助かります。
必ず使うとは限らないものの、いざというときのために使い方を覚えておくと安心ですね。
【家電編】妊娠中に買って良かったもの
妊娠すると、体調の波があったりおなかも重くなったりと、家事の負担も大きくなります。
そこで、妊娠中に取り入れて負担が減った、助かったという口コミが多い家電を紹介します。どれも、赤ちゃんが生まれた後の生活にもありがたいものばかりですよ。
妊娠初期)買って良かった家電
つわりで家事がほとんどできなかった、そう語る妊婦さんも多い妊娠初期。
掃除や洗濯など、必要最低限の家事を助けてくれる家電は、強い味方です。
ロボット掃除機(コードレス掃除機)
つわりでつらいとき、お掃除はどうしても後回しになりがちですよね。でも、汚いお部屋では、ますます気分もどんよりしてしまいます。
そんなときに役立つのが、掃除をする曜日や時間の設定もできるロボット掃除機です。体調や気分の波がある妊娠中でも、お部屋をきれいに保つことができます。
また、ロボット掃除機は高価なうえ、家の広さによっては不要なので、そういった場合は軽量で扱いやすいスティックタイプのコードレス掃除機でもよいですね。
食洗機
つわりのあるときは、食事の準備はもちろん、後片付けもつらいものですが、食洗機があれば、食事の後片付けも一気に終わります。パパさんにも、頼みやすいですよね。
おなかがせり出してくる妊娠後期にも「あってよかったー!」という先輩ママの声が多く聞かれます。
加湿機能付き空気清浄機
服薬にも気をつけなければならない妊婦さんにとって、花粉症の季節はつらいもの。
空気清浄機は、そのつらさを和らげてくれます。赤ちゃんを迎えてからも、ウイルスやほこり対策に役立つ頼もしい存在です。
なお、乾燥は、アレルギーのリスク因子になるともいわれています。生まれてくる赤ちゃんのためにも、加湿機能付きの空気清浄機を選ぶと、季節を問わずに活躍してくれますよ。
妊娠中期)買って良かった家電
体調が落ち着いてくる妊娠中期は、家事も比較的すんなりできる時期です。
妊娠後期や赤ちゃんとの生活を見据えて、どんな家電が必要か考えましょう。
電動歯ブラシ
妊娠中は、歯周病菌が好む女性ホルモンの分泌が増加したり、体調の変化で唾液が減ったりするため、歯肉炎や虫歯になりやすくなります。
歯周病菌は、早産の原因になる可能性も指摘されているので、丁寧な歯磨きを心がけたいところです。
電動歯ブラシは、しっかり磨きながら、歯磨きの時間を短縮できるアイテム。「産後も助かった」という先輩ママの口コミも、多く見られます。
体重計
「つわりで体重が減ったけれど、体調が戻ったら食欲も出てきた!」というのが、妊婦さんあるあるです。
体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクが高まります。さらに、産道に脂肪がつくと、難産になる恐れも……。
無事な出産のためにも体重計を用意し、体重管理をしていきましょう。
出典:こうのとりくらぶ vol.46 2017 夏号
:船橋レディスクリニック コラム
:妊娠中の体重管理
妊娠後期)買って良かった家電
妊娠後期になると、ますます便利家電に頼ることで軽減できる負担が増えてきます。
乾燥機付き自動洗濯機
洗濯で意外に手間のかかるのが、干したり取り込んだりする作業です。乾燥機付きの自動洗濯機なら、その手間が減らせます。妊娠中はもちろん、子育て中にありがたみを実感したという先輩ママも多い家電です。
寝る前にセットすれば、洗濯から乾燥まで、すべてお任せ。雨の日が続くときにも、助かりますね。
自動調理器
材料を入れ、スイッチを押すだけでバラエティに富んだお料理ができてしまう自動調理器は、まさに魔法のお鍋です。
スープをはじめ、揚げ物や炒め物も、作れます。洗い物が減ることも、うれしいポイントです。
ブレンダー
離乳食にも大活躍するブレンダー。小腹が空いたときのスムージー作りにも重宝するので、妊娠中に用意しておいてもよいですね。少量の材料でもムラなくつぶせる、離乳食用のパーツがついたタイプもあります。
【リラックスグッズ編】妊娠中に買って良かったもの
ストレスの溜まりやすい妊娠中は、心身のリラックスも不可欠ですよね。先輩ママは、どのようなグッズでリラックスしていたのでしょうか。
妊娠初期)買って良かったリラックスグッズ
抱き枕
抱き枕は、多くの妊婦さんが買って良かったというアイテムです。つわりでつらいとき、ベッドやソファで抱き枕に体を預けると、とても楽になります。
出産後の必須アイテムである授乳クッションとして使えるものも多く、長く愛用できることもうれしいですね。
妊娠中期)買って良かったリラックスグッズ
AMOMAラズベリーリーフティー
ラズベリーリーフのお茶は、欧米では出産準備のために広く飲まれています。
お産がスムーズに進むといわれ、日本でも取り入れる妊婦さんが増えているのだそう。
初めは味に慣れなくても、だんだん癖になるという口コミもあります。産後のケアにも効果的なお茶です。
デカフェコーヒー
大好きだったのに、つわりのときは受け付けなくなることもあるコーヒー。でも、つわりが落ち着いてくると、リラックスタイムに飲みたくなることもあるのではないでしょうか。とはいえ、カフェインも気になります。
そんなときは、デカフェのコーヒーが安心です。カフェインを気にせず、おいしいコーヒーを楽しむことができますよ。
妊娠後期)買って良かったリラックスグッズ
野菜スープ
妊娠後期になると、胃を圧迫していた子宮が少しずつ下がってくるため、食欲が増すという妊婦さんも多いものです。
しかし、体重の増えすぎには注意が必要――ということでおすすめしたいのが、野菜たっぷりのスープです。レンジでチンするスープなら、手軽でおなかも満足、ホッとリラックスできますね。
香りの良いボディクリーム
妊娠初期には香りのあるものが苦手だったという妊婦さんも、体調が落ち着いてくると、気にならなくなるケースが多いようです。
妊娠後期は、お肌が乾燥しがちになります。赤ちゃんとの生活が始まる前に、香りに包まれてリラックスしながら、ゆったりとボディケアをしてみてはいかがでしょうか。
妊娠中、買わなくて良いものもある?
必要だと思って買ったものの「要らなかった」「持っているもので代用できた」というものもあります。
必要か不要かは人それぞれですが、購入前に「本当に必要?」と、検討してみてください。
マタニティウェア
意外と多いのが「マタニティウェアは要らなかった」という先輩ママの声です。
もちろん、妊娠後期になるとおなかが大きくなるので、妊娠前の服が着られなくなる人もいます。
そのため、ボトムスはマタニティ用を買ったという妊婦さんが多いのですが、トップスは手持ちのビッグシルエットTシャツや、ゆったりめのワンピースで足りることも多いようです。
マザーズバッグ
「出産後のお出かけのために、なんでも入る大きめのトート型マザーズバッグを」と考える妊婦さんも多いのでは?
でも実際には、子どもを抱っこしたりベビーカーを押したりのお出かけには、「トート型は不便だった」「思ったよりも荷物が少なく出番がなかった」という意見が多くみられます。
妊娠中に赤ちゃんのおもちゃを選んでおくのもおすすめ◎
妊娠中は体調の波があり、予定どおりに物事が進まないこともあります。
体調が良いときを見計らって、必要なものの準備を進めておきましょう。
その1つが、赤ちゃんのおもちゃです。赤ちゃんとの生活が始まると毎日が慌ただしくなります。その前に、下調べだけでもしておくと安心です。ただ、「おもちゃもいろいろあって、どれがよいのかわからない」という声も多く聞かれます。
そこでおすすめしたいのが、キッズ・ラボラトリーのおもちゃのサブスクです。
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心と体に余裕があるときに、赤ちゃんの知育に役立つおもちゃについても、ぜひ検討してくださいね。