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生後9ヶ月ごろの赤ちゃんは、ハイハイが上達して行動範囲がぐっと広がる時期。全身を使う動きが増えて、体つきもしっかりしてきます。
そんな9ヶ月ごろに、おもちゃを買ってあげたいと思っても、対象年齢が「9ヶ月〜」というおもちゃは見つけにくいですよね。ちょうどこのころの赤ちゃんのおもちゃ選びに悩むママさん・パパさんもいるのではないでしょうか。
今回は9ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃを、知育・おしゃれ・プレゼントの項目に分けてご紹介します。
ご家庭で簡単にできる手作りおもちゃのアイデアもお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
9ヶ月の赤ちゃんはどのようなおもちゃで遊べる?
9ヶ月の赤ちゃんにぴったりのおもちゃは、以下の3つです。
- 手指を使うおもちゃ
- 全身運動を促すおもちゃ
- 音の出る楽器おもちゃ
多くの場合、おすわりが安定し、ハイハイやつかまり立ちをし始める9ヶ月の赤ちゃん。自分で動けることが嬉しくて行動範囲が広がり、好奇心もどんどん旺盛になってきます。
9ヶ月の赤ちゃんは、探究心からあらゆる物を口に入れたり舐めたりします。誤飲の心配がなく、赤ちゃんの欲求が満たされる安全なおもちゃを選んであげるとよいですね。
ただ、赤ちゃんによって、発達度合いや興味を示すものは異なります。あくまでも目安と捉えて、月齢にとらわれすぎず、お子さんの成長に合ったおもちゃを取り入れてみてください。
手指を使うおもちゃ
手指を使うおもちゃは、9ヶ月の赤ちゃんが楽しめるおもちゃの1つです。指で「つまむ」動きができるようになるため、指先をたくさん使うしかけがあるものがおすすめです。
「手は第二の脳」といわれるほど、使うほどに脳の発達が促されます。
型はめパズルやポットン落とし、積み木などで手指をたくさん使わせてあげましょう。積み木はじょうずに積めなくても、ママさん・パパさんたちと一緒に並べたり打ち付けたりして遊ぶだけでも十分です。
全身運動を促すおもちゃ
9ヶ月の赤ちゃんには、全身運動を促すおもちゃもおすすめです。全身を思い切り動かすことで、つかまり立ちやひとり歩きにつながる筋力が育ちます。
赤ちゃんの目の前でボールを転がしたり、プルトイ(ひもを引っ張ることで動くおもちゃ)やぬいぐるみを動かしたりすると、興味をもって追いかけようとするでしょう。
ママさんやパパさんが応援し、赤ちゃんが目標にゴールできたときは「ゴールできたね!」と認めてあげることで、達成感も味わえます。
音の出る楽器おもちゃ
音の出る楽器おもちゃは、「たたく」動きができるようになる9ヶ月の赤ちゃんにぴったりです。
自分の働きかけで音が出る楽しさも感じられるので、因果関係を知るきっかけにもなります。
赤ちゃんの楽器デビューには、太鼓やピアノ、木琴など、たたくことで音が出る楽器おもちゃがおすすめです。メロディに合わせて、ママさんやパパさんと一緒に手をたたいてリズムをとる遊びも楽しいですね。
9ヶ月の赤ちゃんには、おもちゃを使った知育がぴったり?
9ヶ月の赤ちゃんは、おもちゃで遊ぶこと自体が知育になります。
9ヶ月ごろには記憶力や想像力も育ち始めるため、脳に刺激を与えるおもちゃで楽しみながら発達を促しましょう。
いわゆる知育玩具は、赤ちゃんの成長と発達をサポートする工夫が盛りだくさんです。「まだ早いのでは?」と感じるかもしれませんが、お子さんの様子を確認しながらじょじょに取り入れてみてください。
知育玩具は脳の発達に効果的なのはもちろん、親子のコミュニケーションツールにもなり、社会性や協調性の習得につながりますよ。
9ヶ月の赤ちゃんに買ってよかったモンテッソーリおもちゃ(知育玩具)
知育玩具といえば、子どもの自発的な動きや学びをサポートする、モンテッソーリ教育の考え方に基づいたものが人気です。
モンテッソーリ教育では、「子どもには自分自身を成長させる力がある」という考えのもと、幼いころからの感覚教育を重視しています。感覚教育とは五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を磨き感性や感覚を育むことで、のちの知的教育の土台となるものです。
9ヶ月の赤ちゃんにも五感を刺激するおもちゃを取り入れ、子どもの「やりたい」気持ちを満たせる環境を整えてあげましょう。
Gollnest&Kiesel社(ゴルネスト&キーゼル):スターコマ
スターコマは0歳から遊べる木製のコマです。赤ちゃんの小さな手でも触れるだけで簡単に回すことができ、色鮮やかなコマがくるくる回転する様子を楽しめます。
少し離れたところから大人が回すと、興味津々の赤ちゃんは手を伸ばそうとハイハイで近寄ってくるでしょう。球体の周囲に配置された木の玉は、遊ぶうちに「つまむ」「曲げる」という手指の動きを習得でき、木製で安全性も高いので、歯固めとしても大活躍。
サイズもコンパクトなので、お出かけアイテムにもぴったりですよ。
対象年齢:0歳~
ボーネルンド:ハンプティダンプティローラー
楽しい動きが特徴の、ボーネルンドのハンプティダンプティローラー。ローラーを転がすとイギリスの伝統的なキャラクターであるハンプティダンプティが足を動かしながらコロコロと戻ってくる様子に、赤ちゃんは大喜びするでしょう。
公式の対象年齢は10ヶ月~とされていますが、9ヶ月の赤ちゃんにも握りやすいデザイン。自分で握ることで、自らやってみようとする「自発性」が養われます。手指の運動や力の入れ具合なども、遊びを通して身につけられるでしょう。
動くものを目で追い、自然と身体が動く遊びは、ハイハイし始めや歩き始めの赤ちゃんにぴったりです。
対象年齢:10ヶ月~
くもん出版:くるくるチャイム
くもんのくるくるチャイムは、0歳から楽しめるボール転がしのおもちゃです。上に空いた穴にカラフルなボールを入れると、くるくる回転しながら落ちていき、最後は「チリン」と心地よい音が鳴ります。
「自分でボールを掴み、狙った場所で離す」という難しい動きも、繰り返し遊ぶうちに身につけられるでしょう。ボールが落ちていく様子を目で見ることは、追視や注視力を向上させます。
くるくるチャイムは、おすわりが安定するころには1人でも夢中になって遊べるおもちゃで、集中力も養われますよ。
対象年齢:10ヶ月~
9ヶ月の赤ちゃんに買ってよかった「おしゃれ」なおもちゃ
成長するにつれて部屋の大部分を占める赤ちゃんのおもちゃは、デザインにもこだわりたいもの。「おしゃれ」なおもちゃは、赤ちゃんと 毎日過ごすママさんたちの気分も上がりますよね。
最近では知育玩具と呼ばれるものも、インテリアになじむよう工夫されたおもちゃが増えています。
mushie(ムシエ):スタッキングリング
mushieのスタッキングリングは、タワーにカラフルなリングを順番に通していくおもちゃです。さまざまな大きさのリングがあり、大小の概念を学べるスタッキングトイとしても遊べます。
ピースを握って狙い通りに輪を通す動きは、巧緻性(手先の器用さ)が鍛えられ、整理整頓スキルの習得も期待できますよ。
くすみカラーでインテリアにもなるおしゃれなデザインは、ママさんからも人気です。
対象年齢:6ヶ月~3歳まで
ボーネルンド:ベビーウォーカー ホワイト&グレー
ボーネルンドのベビーウォーカーは、1人歩きを始める9ヶ月以降の赤ちゃんにぴったりのおもちゃです。おしゃれなデザインでありながら、安全にもとことんこだわって設計されています。
本体は4.5kgと安定感があり、ハイハイからつかまり立ちがしやすいようにバーが上下についているのがポイント。前輪と後輪の間からハンドルが出ているため、ハンドルに体重がかかっても後ろに転倒する心配がありません。
赤ちゃんがカートにお気に入りのおもちゃやぬいぐるみを乗せて遊ぶ姿は、とても可愛らしいですよ。
対象年齢:1歳ごろ~
こまむぐ:トビー&ボコ
こまむぐのトビー&ボコは、兵隊の「トビー」と馬の「ボコ」が可愛いプルトーイです。ひもを引っ張るとボコがトコトコ進み、乗っているトビーの頭も揺れる軽快な動きが楽しめます。
公式の対象年齢は2歳ごろからですが、大人が赤ちゃんの前で引っ張ることで興味を示してついてくるという遊び方で楽しめるので、ハイハイの時期から長く使うことができます。
木製ならではのぬくもりが感じられ、遊ばなくなってもインテリアとしても楽しめますね。
対象年齢:2歳ごろ~
9ヶ月の赤ちゃんへのプレゼントにぴったりなおもちゃ
9ヶ月の赤ちゃんは、活動範囲が広がりできることが増えて、1人遊びも楽しめるようになる時期。
赤ちゃんが興味を持つしかけを施したおもちゃや人気のキャラクターのものは、プレゼントに喜ばれることまちがいなしですよ。
スタジオノート:クルクルサンサンカー
クルクルサンサンカーは、北海道に工房があるスタジオノートがつくる、木製の車のプルトーイです。ひもを引っ張ると、木のタイヤに連動して真ん中のビー玉が「カチカチ」と音をたてて回ります。
丁寧に仕上げられた本体は赤ちゃんの手になじみやすく、車のおもちゃとしても大活躍。色とりどりのビー玉にも赤ちゃんは興味津々です。指先を使ったり目や耳からの刺激を楽しんだりしながら、五感を思い切り使って遊べるため、知育効果も期待できます。
対象年齢:1歳~
アガツマ:アンパンマン 自然の恵 お米からうまれたつみきDX
アガツマのお米からうまれたつみきDXは、お米由来の原料からできた0歳から楽しめる積み木です。さまざまな形とアンパンマンや仲間たちが描かれたピースが入っており、9ヶ月の赤ちゃんも大喜び。
持ちやすい大きさや音の鳴るしかけなど、赤ちゃんが楽しめる工夫が施されており、積んで遊ぶことができるようになる前から親しめますよ。
天然の抗菌成分が配合された舐めても安全な素材なので、赤ちゃんのはじめての積み木としてプレゼントにぴったりです。
対象年齢:0歳~
タカラトミー:はじめての英語 くまのプーさん絵本でおしゃべり!ゆびさき知育いっぱいできた
赤ちゃんに人気のプーさんが日本語や英語でおしゃべりをする、知育ボックスのおもちゃ。
押すと音や音楽がなるボタンに型はめ遊びなど、手指が器用になってくる9ヶ月の赤ちゃんが夢中になるしかけが盛りだくさんです。
自分の働きかけで音がなることを発見した赤ちゃんは、嬉しくて繰り返し遊ぶでしょう。試行錯誤しながら赤ちゃんが自分で遊び方を学んでいくため、長く使い続けることで成長を感じられるおもちゃでもあります。
対象年齢:8ヶ月~3歳まで
9ヶ月の赤ちゃん向け!おもちゃ(知育玩具)の手作りアイデア
9ヶ月の赤ちゃんにおすすめの知育玩具、「センサリーボトル」の手作りアイデアを紹介します。
センサリーボトルは、液体にビーズやスパンコールなどを入れたもので、逆さまにしたり振ったりして動きを楽しむおもちゃです。モンテッソーリ教育の生みの親であるマリア・モンテッソーリが作った「メイソンジャー」というおもちゃが原型とされています。
ご家庭で簡単にできて長く楽しめるので、ぜひ作ってみてください。
必要なもの
- ペットボトル(R‐1ドリンクなどの小さめのボトルがおすすめ)
- ビーズ、スパンコール、グリッターなどキラキラしたもの(中に入れるパーツ)
- 水(湯冷ましを使用するともちがよくなる)
- 洗濯のり
- 接着剤
- ビニールテープ、マスキングテープ
作り方
- ペットボトルの6分目まで洗濯のりを入れる
- ビーズやスパンコール、グリッターなどのパーツをペットボトルの中に入れる
- ペットボトルの口ギリギリまで水を入れる
- フタの内側に接着剤を塗って閉め、開かないように固定する
- フタにビニールテープやマスキングテープを巻く
遊び方
- 大人が持ち、上下逆さまにしたり振ったりして、中身が動く様子を赤ちゃんに見せる
- 赤ちゃんが自分でセンサリーボトルを握り、動かす
- 赤ちゃんが左右の手で持ち替えたり、転がしたりして動きを楽しむ
センサリーボトルに入れた中身のパーツが動く様子やキラキラとした色の変化を見つめることで、注視する力が養われます。ゆっくりとした動きは興奮状態の心を落ち着かせる効果があり、泣いている赤ちゃんに見せるとぴたっと泣き止むことも。
必要なものとしてご紹介したR-1ドリンクなどのボトルは、112mlほどの持ちやすいサイズなので、9ヶ月の赤ちゃんでも扱いやすく、「握る力」が鍛えられます。
振ったり転がしたり、さまざまな遊び方をするうちに手や身体の使い方を学べるでしょう。
9ヶ月の赤ちゃんにいろんなおもちゃで遊ばせたいなら、おもちゃのサブスクがおすすめ◎
ハイハイや伝い歩きができるようになり、どんどん好奇心旺盛になる9ヶ月の赤ちゃん。知育効果のあるものや身体を使って遊ぶものなど、いろいろなおもちゃを取り入れてあげたいですよね。
とはいえ、ママさん・パパさんとしては部屋中がおもちゃであふれる環境は避けたいもの。
また、モンテッソーリ式のおもちゃや木製のおもちゃは高価なため、複数揃えるにはコスト面が気になるという方も多いのではないでしょうか。
そんなお悩みを解決できるのが、おもちゃのサブスクサービスです。
おもちゃのサブスクなら、毎月定額で数種類のおもちゃをレンタルでき、お子さんの成長にぴったりのもので遊ばせてあげられますよ。遊ばなくなったものは返却できるため、すっきりした環境を保てるのも嬉しいポイントです。
キッズ・ラボラトリーでは、モンテッソーリ式や木製のおもちゃを豊富に取り揃えており、知育に興味を持つママさん・パパさんたちもご満足いただける内容です。
成長や発達が急速な子どもは、遊ぶおもちゃも目まぐるしいスピードで変わっていきます。サブスクを始めるなら、少しでも早い時期のほうがお得ですよ。ぜひ検討してみてくださいね。