目次
「知育ブロックを購入したいと考えているが、どんなものを選べばよいか分からない」
「年齢に合った知育ブロックを知りたい」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、わが子に知育ブロックを買い与えたいと考えている方に向けて、知育ブロック遊びで得られる効果や、年齢別に見るおすすめブロックをご紹介します。
たくさんの種類がある知育ブロックから、わが子に合うものを選ぶのが難しいと感じている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ブロック遊びの知育効果とねらい
幅広い年齢層の子どもに人気のブロックは、性別・年齢を問わず夢中になれる遊びとして需要が高く、知育効果が高いとされています。
ここでは、ブロック遊びが子どもに与える知育効果について、やると効果が高まる年齢とともにご紹介します。
主な知育効果は以下の5つです。
- 手先が器用になる(3歳児)
- 発想力や創造力を身に付ける(全年齢)
- 集中力を高める(全年齢)
- 空間認識能力を高める(5歳児)
- 協調性を高める(全年齢)
それでは、順番にみていきましょう。
手先が器用になる
ブロック遊びでは主に手先や指先を使います。
ブロックの大きさによっては細かいパーツをあつかったり、力加減を調節しながら組み立てたりするので、遊び込むほど手先や指先の器用さが発達していきます。
手先の細かな動きは脳に刺激を与えるため、ブロック遊びは知育に役立ちます。
発想力や創造力を身に付ける
ブロックは、パーツを自由に使うことでオリジナルの制作ができるので、発想力や創造力を身に付けるのにぴったりな遊びです。
また、崩せば何度でも遊べる自由さに気づけば、次々にイメージするものを作る楽しさを味わえます。
さらに、ブロックはゲームやパズルのような正解がないので、子どもの探求心も刺激できるとされています。
集中力を高める
ブロック遊びは子どもの集中力を高めます。
ブロックをつまむ、はめる、はずすなどの動作によって手先を動かすことで、大脳が刺激されて活性化されるのです。
また、言語能力や運動能力にも関係する大脳を刺激することは、集中力や記憶力、思考力の向上も期待できます。
空間認識能力を高める
「空間認識能力」とは、物の形状・位置・大きさ・向いている方向・自身との位置関係などを察知する力のことです。
これは、成長とともに高まっていく能力ですが、5歳頃までに集中的に鍛えることで、その効果も大きくなります。特に就学前に効果が表れやすいです。
協調性を高める
ブロック遊びを通して、友達や兄弟、親子などと関わることで協調性を高めることができます。
それぞれに作業の分担をしたり、お互いのイメージを共有したりすることで、コミュニケーション能力も学べます。協調性の向上は社会性を身に付けることにもつながるので、とても重要といえます。
積み木とブロックは、どちらも代表的な知育玩具として知られていますが、大まかな特徴や知育効果は異なります。
積み木とブロックの違いについて、以下の表にまとめました。
ブロック | 積み木 | |
---|---|---|
特徴 | ・プラスチック製のものが多い ・最小で8mmの大きさ ・「はめる」ことを楽しむ ・指先を使って遊ぶ |
・木製のものが多い ・4cm以上のものが多い ・崩して遊ぶ ・手のひら全体を使って遊ぶ |
知育効果 | ・思考力が高まる ・つまむ練習ができる |
・バランス感覚を養う ・握る練習ができる |
対象年齢 | ・2~3歳以上が対象 ・細かいパーツであるため、細かくリアリティのある表現が可能 |
・0~2歳が対象 ・積み木が崩れる音も、赤ちゃんにとっては良い刺激となる |
知育ブロックで遊べるのは何歳から?
知育ブロックは、一般的に0歳から遊ぶことができます。
この時期のブロック遊びでは、主にブロックをつかむ・握るのが中心です。
よくあるブロック同士を組み立てるような遊びは、手先や指先が発達してからになるため、0歳児には、音が鳴るようなものや触り心地のよい素材のものを与えてくださいね。
また、1~3歳になるとブロックを積んだり並べたりして遊べるようになります。
この時期は、子どもによって好き嫌いがあり、知育ブロックで遊ぶのには少し難しい場合も……。そんな時は、大人がブロックで遊ぶ姿を見せることで、興味を持つこともありますよ。
ブロック遊びが好きな子もいればできない子もいる
子どもの中には、ブロック遊びに興味を示さない子や、ブロックで遊べない子もいるでしょう。
「うちの子は発達が遅いのかな?」と心配になる気持ちは分かりますが、ブロックで遊ばないこと自体に問題はありません。
子どもによって、発達段階や好き嫌い、おもちゃとの相性などがあるため、親は過度に心配せず、子どもが好む遊びやおもちゃで一緒に楽しんであげましょう。
年齢別!知育ブロックの選び方と遊び方
知育ブロックといっても、さまざまな種類があり、どれを選べばよいか悩む方も多いでしょう。
ここからは、知育ブロックを選ぶ基準や遊び方のポイントについて、年齢別にご紹介します。年齢に合ったブロックで遊ばせることで、知育効果はより一層高まりますよ。
1~1歳半
1歳から1歳半の子どもには誤飲の心配があるため、大きめのピースのものを選びましょう。
また、発達に個人差が出やすい時期なので、ゴム製などのおもしろい素材や音が鳴るなど触って楽しめるものを選ぶとよいでしょう。
遊び方は、ブロックを積んだり並べたりするのが中心です。ブロックをつかんで箱に入れるなどの遊びもおすすめなので、親子でコミュニケーションをとりながら楽しみましょう。
2~3歳
2歳から3歳の子どもには、色がはっきりしていて、あつかいやすいブロックを選んであげましょう。
また、この時期の子どもは活発になり、ブロックを乱暴にあつかうことも考えられるので、長く使える丈夫なものがおすすめですよ。
2歳から3歳になると、ブロック遊びのレパートリーも増えてきます。
ブロックを乗り物に見立ててぬいぐるみを乗せたり、ブロックの凹凸を組み合わせたりなど、これまではできなかった遊びの創意工夫が見られるようになりますよ。
3〜4歳
3歳から4歳の子どもには、少し難易度の高いブロックを選んであげましょう。
ピースが1,000〜2,000個程度あっても、自分で遊び方を考えて遊ぼうとします。また、この時期には創作意欲が湧きだす子どもも多いので、やや小さめで創作しやすいブロックがおすすめですよ。
さらに、見立て遊びに夢中になりだすのもこの時期。ブロックで乗り物や人形を作り、それを使って見立て遊びを始める子どもも多いです。
4~5歳
4歳から5歳の子どもには、ある程度の力が必要になるはめごたえのあるブロックがおすすめです。また、作品のレベルも上がるので、創作の自由度が高いものを選んであげましょう。
この時期になると、見立て遊びは卒業し、ごっこ遊びへ移行していきます。3歳児と同様にブロックで好きなものを作ってごっこ遊びをするようになりますよ。
また、ブロックを使った遊びの幅も広がり、ブロックを回転させたり、光らせて動かしたりして楽しむようになります。時には大人では思いつかないような遊び方で楽しむお子さんもいるんですよ。
おすすめの知育ブロックを年齢別に紹介!
ここからは、年齢別におすすめの知育ブロックをご紹介します。各年齢のレベルに合ったブロックを選んであげることで、より効果的に知育効果を与えることができます。
ぜひ、知育ブロックを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
1歳児におすすめの知育ブロック
1歳あたりから、ブロックのピースを積んだり、並べたりできるようになります。
この時期はまだ誤飲の心配があるため、安全性を第一に考えて大きいサイズのものを選ぶとよいでしょう。
また、あまり力を加えなくても接続できるような、はめこみやすい物がぴったりです。
バンダイ:アンパンマン はじめてのブロックワゴン
アンパンマンのキャラクターが11体揃うブロックセット。それぞれのキャラクターは上下2つのブロックではめられるので、絵合わせ遊びにも最適です。
大きなタイヤが付いたワゴンにそのまま収納できるので、お片付けがラクなのも嬉しいですね。
対象年齢:1歳6ヶ月頃から
フィッシャープライス:MEGA BLOCKS(メガブロック)
大きなサイズのピースが特徴的な知育ブロック。軽量であり、小さな手でも握りやすく誤飲の心配もありません。赤・黄・水色・紫などカラフルで認識しやすい色味なので、視覚から脳に刺激を与えます。
また、80ピースがセットになっており、取っ手付きのバッグに収納できるため、落ち運びにも便利です。
対象年齢:1歳から
2歳児におすすめの知育ブロック
想像力が豊かな子は、ブロックの凹凸を組み合わせようとして遊ぶこともあるでしょう。
2歳児向けの知育ブロックは、色を学ぶという意味でもカラフルなものがおすすめ。
ただし、2歳前後ではブロックをはめる・はずすといった動作が難しい場合もあるので、親がサポートしながら遊ばせてあげるとよいでしょう。
ボーネルンド:マグフォーマー
マグネットでくっつくタイプのブロック。シリーズがいくつかありますが、これは基本形である三角と四角が揃う14ピースの入門セットなので、大人が一緒に遊べば低年齢でも楽しく遊べます。
平面や立体を創作して形の概念を学ぶことができますよ。
対象年齢:3歳頃から
レゴ(LEGO):レゴデュプロ
ブロックデビューにおすすめな「レゴデュプロ」。
通常のブロックに比べてサイズが倍なので、低年齢の子どもでもあつかいやすく、誤飲の心配もありません。
また、人形・窓・花・車輪などの色鮮やかなブロックが65ピース入っており、子どもが飽きずに遊べる点もポイントです。
対象年齢:1歳6ヶ月から
3歳児におすすめの知育ブロック
3歳にもなると、1人でブロック遊びができるようになり、自分で乗り物や生き物を作るなどの見立て遊びも始めます。
そのため、これまでよりも少し複雑な創作ができるよう、やや小さめなブロックを選ぶのがおすすめです。
友愛玩具:ペタペタブロック
細い凹凸があるめずらしい形をしたブロックであり、力を加えなくても簡単に組み立てられる点がポイント。ポリエチレン製で柔らかな触り心地が楽しめるのに加え、鋭角のない形状なので安全に楽しめます。
200ピースあるブロックの中には、屋根やタイヤなどのパーツも含まれているので、創作の幅も広がります。
対象年齢:3歳から
学研ステイフル:ニューブロック
16種類の特徴的な形をしたブロック。横につないだり、穴に差し込んだりなどほかのブロックにはない遊び方ができるので、子どもの想像力を育みます。
また、プラスチック素材で柔らかく、組み合わせ方は無限なので、子どもが小さいうちから大きくなるまで長く遊べます。
対象年齢:2歳から小学生低学年頃まで
4歳児におすすめの知育ブロック
4歳児になると、自作したものを使って「ごっこ遊び」を楽しむようになるのに加え、今まで以上に、より細かく複雑な作品を作れるようになります。
創作の幅がぐっと広がるため、600~800ピースのセットを選べば十分に楽しんでくれますよ。
レゴ(LEGO):レゴ(LEGO)クラシック 黄色のアイデアボックス
35色ものカラフルなブロックが484ピースも入っており、思い思いの作品を作ることができます。また、窓・目・車輪などパーツの種類も多く、想像力の形成にも役立ちます。
説明書には、特定の作品の作り方が載っているので、その通りに作っても、完全にオリジナルで作ってもよいでしょう。
対象年齢:4歳から
ギガミック(Gigamic):カタミノ(KATAMINO)
さまざまな形のブロックを組み合わせて、指定されたマス目を埋めていく思考型ブロック。その数なんと36,057通り。難易度が分かれているので、子どもから大人まで幅広く楽しめますよ。
このブロックは、今話題のプログラミング的思考力も身に付けることを目的としており、五感への刺激も期待できます。
対象年齢:3歳から99歳まで
5歳児におすすめの知育ブロック
5歳では、大きくて複雑な形状の創作ができるようになります。手先もかなり器用になってくるので、細かいパーツのブロックが適しています。
イメージも広がり、完成度の高い作品に仕上げることができるのもこの時期です。
ヨシリツ(YOSHIRITSU):LaQ(ラキュー)
7種類のパーツをくみ合わせて平面・立体・幾何学体などさまざまな形に変化させて楽しむパズルブロック。
全20種類もの作品の見本が載っているので、飽きることなく次から次へと創作できます。
子どもの知育はもちろん、想像力をはたらかせながら大人も一緒に楽しめますよ。
対象年齢:5歳から
カプラ(KAPLA):KAPLA280
カプラは、フランスで学校教育プログラムに組み込まれている教育教材です。日本でも幼稚園や学校教育の現場で取り入れられており、高く評価されています。
1(厚さ):3(幅):15(長さ)の比率でできている1種類の木の板を積み重ねて遊びます。
高く積み上げるもよし、見本を参考にしながらさまざまな形に創作するもよし。
また、軽量なので万が一倒れてもケガの心配はなく、木製なので積み木同士がぶつかる音も心地よいですよ。
対象年齢:6歳から
子どもに合う知育ブロックは、おもちゃのサブスクで見つけよう
知育ブロックには、さまざまな種類があり、年齢や発達段階によってふさわしいおもちゃも変化します。たくさんの種類の中からわが子に合ったものを選ぶのはなかなか大変ですよね。
また、知育ブロックは金額が高めだったり、気に入らず遊ばなかった場合、気軽に買い直せるものではなかったりします。
このような悩みを感じている方には、おもちゃのサブスクがおすすめです。
おもちゃのサブスクでは、高価な知育ブロックを含む、さまざまな種類の知育玩具を定額で試せるのでおすすめ。
また、定期的におもちゃの交換ができるので、「購入したけれど思うように子どもが遊ばなかったらどうしよう」といった心配も不要です。
子どもに適した知育ブロック選びに迷ったら、ぜひおもちゃのサブスクを検討してみてくださいね。