目次
子どもの将来のことを考え、知育教育を始めてみようと思っている親御さんも多いのではないでしょうか。いろいろな知育玩具がある中で、パズルが注目を集めています。
今回はパズルが子どもにどのような知育効果をもたらすのか、そして知育パズルを選ぶ時のポイントはなにか、ご紹介していきます。
パズルの知育効果
パズルで遊ぶことは知育によいとされています。なかでも知育パズルは子どもの知育のために作られたパズルで、楽しく遊びながら知育教育を始めることができます。 パ
ズルを始めることで期待できるのは、以下のような知育効果です。
- 手先が器用になる
- 集中力が養われる
- 想像力が豊かになる
- 論理的思考力が身につく
手先が器用になる
さまざまなパーツを組み合わせて正しい形を作り上げるパズルは、指先の細かな動きが必要になります。ピースをつかむ、動かす、はめるなどさまざまな動作を行うことで、手先の器用さを養うことができます。
指先を動かすと脳に刺激を与えることができるため、脳の働きを活性化させるともいわれています。
集中力が養われる
パズルを完成させるためには、ある程度の時間一つの作業に集中し続けなければなりません。 パズルがだんだん完成していくのを見て、子どもは達成感を感じながら作業することに慣れていきます。
小さいうちからパズルを始めることで、何かを完成させるために一つの作業をやり続ける集中力を身につけることができます。 集中力を身につけることは、記憶力の向上にも繋がります。どんな形のピースを組み合わせれば、完成の形に近づくのかを徐々に記憶することができ、繰り返し遊ぶことで記憶力向上の効果が期待できるのもパズルの優れた点です。
想像力が豊かになる
パズルでは、ピースの形や絵柄をヒントにしてできあがりを想像しながら、それに近づけるためにどのピースが必要なのかを考えます。 完成形を想像し、逆算しながらパズルを組み立てることで想像力が豊かになります。
論理的思考力が身につく
子どもに論理的思考力を身につけさせたいという時にも、パズルはぴったりです。 なぜなら、パズルを完成させる方法は1つではないからです。ピースの形を見てそれに合ったピースを探す子どももいれば、最初に似たような絵柄や色のピースを分けてから作業を始める子どももいるでしょう。
子ども自身がどうすれば早くパズルを完成させることができるか、自分のやりやすい方法はないかなどを考えることで、自然と論理的思考力が身につきます。 遊びながら自然と考える能力を養えるというのは、パズルの大きなメリットです。
知育パズルの選び方
パズルによって特徴が変わるため、子どもに合わせて最適なものを選ぶ必要があります。選ぶときのポイントは、次の4つです。
- タイプ
- 難易度
- 好み
- 安全性
具体的にみていきましょう。
知育パズルの「タイプ」で選ぶ
知育パズルには一般的なパズル用にピースを平面的に組み合わせるようなものから、立体的に組み上げるもの、型にはめ込むタイプ、木製のパズルなどさまざまなタイプがあります。
立体的なパズルなら子どもの空間認識力を高めることができますし、型にはめ込むタイプはピース1つ1つが大きく1歳程度の幼児でも簡単に扱うことができます。
木製の知育パズルは子どもの五感を刺激しやすい、癒し効果などがあるということで人気です。 パズルの素材や形状によっても得られる効果が変わるため、それぞれのタイプの特徴を理解して、最適な知育パズルを選んでみてください。
難しすぎない知育パズルを選ぶ
知育教育するなら、少しでも難しいパズルを選んだほうが効果的と思っている方もいるかもしれません。
しかし、あまりに難しいパズルを選んでしまうと、パズルを解く楽しさを味わう前に子どもが飽きてしまう可能性があります。 どんなに効果的な知育パズルでも、子どもにやる気を持ってもらわなければ意味がありません。
知育パズルは達成感を味わうのも楽しみ方の1つです。子どもが無理なく続けられる難易度のパズルを選ぶようにしましょう。
子どもの好みに合わせて知育パズルを選ぶ
知育パズルにはシンプルなデザインのものから、絵柄がついたカラフルなものまでさまざま。子どもが興味を持ちそうなデザインのパズルを選んであげるのも重要なポイントになります。
好きなキャラクターがある子どもならそのイラストが描かれているパズル、動物好きな子どもならゾウやキリンを組み立てられるパズルを選ぶのもよいでしょう。子どもが自然に興味を持ってくれる知育パズルを選んであげれば、自分から率先してパズルで遊んでくれるようになりますよ。
安全性の高い知育パズルを選ぶ
安全性が高い商品かどうかもしっかりチェックしておく必要があります。
小さな子どもはおもちゃで遊んでいる時、間違った扱い方をして怪我をしたり、誤飲したりする可能性があります。そういったトラブルに備えて、安全性にしっかり配慮されている商品を見極めなければなりません。
「誤飲防止のために大きなピースで作られている」「口に入れても安全な素材が使われている」「怪我をしないようにピースの角が丸く削れている」など、安全性に配慮された知育パズルを選ぶようにしましょう。
おもちゃにはSTマークといわれる、日本の安全基準マークがつけられているものがあります。STマークがついた玩具は、さまざまな条件をクリアし安全性を認められたものです。商品を購入する時に、1つの目安としてSTマークがついているかチェックしておくのもよいでしょう。
おすすめの知育パズルと、その遊び方は?
知育パズルには対象年齢があり、どの年齢の子どもに適した商品なのかが決まっています。ここで、具体的なおすすめポイントと遊び方をご紹介します。
1歳児・2歳児におすすめの知育パズルの特徴
1〜2歳の子どもの場合は、遊び方が限定されているものよりは、自由に遊ぶことができる知育パズルを選ぶほうがよいでしょう。
これくらいの月齢の子どもは偶然性を楽しむ傾向があり、特定の遊び方ではなくおもちゃを使って自分が好きなように遊ぶのが大好きです。完成形が決まっている、手順が決まっているようなパズルよりは、ピースの組み合わせ次第でいろいろなものを作り出せるようなパズルが向いているでしょう。
3歳児・4歳児におすすめの知育パズルの特徴
3歳以上の子どもになると、ある程度の認識力や思考力が身についてくるため、その認識力や思考力をより高められるような知育パズルを選ぶことがポイントです。 単純なパズルではなく、応用が利くパズルなら自分で好きなように工夫しながら遊ぶことができます。
効率的にパズルを完成させるためには何が必要かを考えたり、いろいろ試したりしながらパズルを組み立てることで、思考力や認識力が身につきます。 子どもが想像を膨らませやすいように、自身で工夫する余地があるパズルがおすすめです。
いろいろなパズルを試すならレンタルがおすすめ
パズルは作って終わりになりがちなので、いろいろなタイプのものを試すことができるとうれしいですよね。
そういう人におすすめなのが、知育玩具のレンタルサービスです。購入するのではなく、一定期間知育玩具を貸し出してくれるサービスで、料金も購入するより安く済みます。
また、レンタルなら返品して新しい知育玩具を借り直すことができるため、いろいろな知育パズルを気軽に試すことができます。 処分する時のことを考える必要がないというのも、レンタルサービスも魅力です。知育玩具を買ったはよいけれど、子どもが大きくなると使わなくなってしまいます。その時に置き場所に困り、仕方なく処分してしまうケースもあるでしょう。
レンタルサービスは使わなくなったら返品すればよいため、置き場所に困りませんし、購入するよりも経済的です。 いろいろな観点から、ぜひレンタルサービスを検討してみてくださいね。