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子どもがプルトイを引っ張って歩く姿は、ペットのお散歩でもしているかのよう。遊んでいる本人はもちろん、ママさんもその姿を見て「かわいい!」と笑顔になることでしょう。
今回の記事では、プルトイの特徴や知育効果、おすすめのプルトイなど詳しくご紹介します。
赤ちゃんに大人気のプルトイとは?
プルトイは、英語で「PULL(引っ張る)TOY(おもちゃ)」と表記します。字のごとくひもを引っ張って遊ぶおもちゃのことです。
プルトイは、「歩きたいという意欲の向上」や「歩く楽しさを感じさせる」おもちゃです。
また、近年のプルトイは興味が膨らむギミックが搭載されているのも特徴。そのため、知育玩具として改めて注目されるようになりました。
プルトイの効果は?子どもにどのような影響がある?
おもちゃを購入するなら、知育効果や発達促進効果のあるものを購入したいと考えるママさんも多いはず。プルトイもさまざまな効果が期待できるアイテムです。
ではさっそく、プルトイの効果についてご説明していきます。
ハイハイのきっかけになる
赤ちゃんのお散歩をより楽しくするおもちゃ、プルトイ。
赤ちゃんは、生後8〜10ヶ月ごろから「自分で移動したい意欲」が急激に高まります。自分で移動できることに大きな喜びを感じる時期なので、ハイハイを楽しむ赤ちゃんが多いのもこの時期です。
しかし、なかには「ママさん任せで移動がしたい」と考えるマイペースな赤ちゃんもいるでしょう。そんなときは、楽しいおもちゃで興味を引くのがポイントです。
もちろん、ハイハイが大好きな赤ちゃんにもプルトイがおすすめです。赤ちゃんは好奇心に忠実なので、プルトイを必死に追いかけますよ。
物理法則を自然に学ぶ
プルトイで遊んでいるうちに、赤ちゃんは自然に「(おもちゃを)引っ張ると動く」というう法則を学びます。
大人にとっては当たり前のことでも、「どうすればどうなる」という気づきは、赤ちゃんにとって大きな成長につながります。
このような法則に気づくきっかけの一つとして、プルトイで遊ぶことは効果的ですよ。
引っ張るおもちゃは知育にも良い?
プルトイは、知育玩具としても最適です。小さな刺激にも敏感な0歳児や1歳児には、ぴったりのファースト知育玩具となるでしょう。
また、引っ張るおもちゃは、子どもが生まれながらに持っている「発達・自立しようとする力(自己教育力)」を自然に引き出してくれるアイテムの1つ。
この自己教育力に着目した教育・子育ては、モンテッソーリ教育に通じるものがあると言えますね。
プルトイで遊ぶのはいつからいつまで?
プルトイの適齢期はいつからいつまでなのでしょうか。
一般的な考えとしては、移動に興味を持ち始めるころから、歩くのが楽しいと感じる時期までといえます。
そのため、生後6ヶ月前後からプルトイを与え始めるのがおすすめです。ただ、この時期はまだ受動的な遊びがメインの時期です。
また、プルトイ本来の使い方「おもちゃを引っ張って遊ぶ時期」の適齢期は、1歳から3歳前後。
引っ張る以外の複雑な操作が必要なものであれば、3歳以降も遊べるケースもありますが、基本的には、3歳前後までが対象のおもちゃと考えるとよいでしょう。
まだ歩けない赤ちゃん向け!ひもを引っ張ると動くおもちゃ3選
まだ歩けない赤ちゃんにプルトイを与えても、自分で引っ張って遊べない場合もあります。
そのような場合は、ママさんがひもを引っ張る姿を見せてあげてください。赤ちゃんはおもちゃの動きを見ているだけでワクワクして、徐々に自分でも引っ張る動作を真似しようとするはずです。
そんな赤ちゃんには、見ているだけでワクワクできるようなプルトイがおすすめ。
ここでは、まだ歩けない赤ちゃん向けのおすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
Ed.Inter (エド・インター):アニマルビーズバス
アニマルビーズバスは、プルトイでありながらも、座って遊べる仕組みがいっぱいのアイテムです。赤ちゃんが大好きな、大きめの円形ビーズもギミックとして備わっているため、0歳児でも楽しめる知育玩具と言えるでしょう。
また、型はめ遊びもできるので、「引っ張る」以外の遊び方も可能。より長く遊べるタイプのプルトイとして人気を集めているアイテムです。
Sigikid(シギキッド):ボーネルンド アニマル・トレイン
カラフルな動物たちが乗る列車「アニマル・トレイン」は、見ているだけでもワクワクするプルトイです。対象月年齢は生後8ヶ月〜3歳。列車が3両つながっている木製のプルトイなので、まだ歩けない赤ちゃんはトイをぶつけて木の音を楽しみます。
もちろん、ママさんがおもちゃのひもを引っ張る姿を赤ちゃんに見せるのもおすすめです。楽しそうに歩くママさんや、かわいらしく走るアニマルトレインは、赤ちゃんの好奇心を高めます。「早く歩きたい!」と感じるきっかけにもなるでしょう。
Done by Deer(ダンバイディア):ラフィandエルフィー
こちらのプルトイはぬいぐるみ仕様のアイテムです。ぬいぐるみの足部分と台にマグネットが内蔵されているため、簡単に取り外しができます。
ママさんが歩いて見せれば、赤ちゃんはキリンのラフィと、ゾウのエルフィーが生きていると感じるかもしれません。そう感じたあとにぬいぐるみをぎゅっと抱きしめれば、愛着形成にも効果的です。
大きくなってからも長く愛されるぬいぐるみとして活躍するプルトイと言えるでしょう。
もう歩けるお子様向け!引っ張って歩くおもちゃ3選
1人で歩けるお子様には、引っ張って遊べるおもちゃがおすすめ。歩く刺激で音が鳴るタイプのものや、さまざまなギミックが搭載されているタイプのものを選ぶと良いでしょう。
こちらもおすすめの商品と遊び方、知育効果や対象月年齢をまとめていきます。
VOILA:プルアロングペット
プルアロングペットは、以前から高い人気を保っている、犬タイプの引っ張るおもちゃ。モフモフした素材が耳に使用されているため、触り心地が良いと好評です。
シンプルなプルトイですが、赤ちゃんが認識しやすいデザイン・カラーで作られている点が大きな魅力。プルトイ本来の「引っ張って遊ぶ」のがメインのおもちゃなので、対象年齢は1歳〜3歳前後です。
PLANTOYS(プラントイ):ダンシングアリゲーター
カタカタと鳴る音がとてもユニークなプルトイ、ダンシングアリゲーター。こちらは、表情がキュートなワニタイプのプルトイです。歩くたびに音が鳴る仕組みなので、お子様も大喜びをするでしょう。
このようなギミックが搭載されているプルトイには、キリンタイプやあひるタイプのものもあります。キリンは首を動かし、あひるは羽を動かす仕様。好きな動物を選んではいかがでしょうか?
PLANTOYS(プラントイ):ソーティングスクールバス
運転手さんの表情がかわいい車タイプのプルトイ、ソーティングスクールバス。いっしょに散歩を楽しむのはもちろん、型はめ遊びもできる優れものです。
幼稚園や保育園に通う意識付けに役立つ点も魅力の1つ。スクールバスの印象が良くなる効果が期待できますので、対象年齢は1歳から就園前の4歳前後と言えるでしょう。
プルトイを手作りしたい方におすすめの材料とアイデア3選!
プルトイを手作りで用意するのも良いでしょう。犬はもちろん、猫や鳥などの人気アニマルも手軽に作れます。引っ張って歩くおもちゃは、手作りをするとより愛着が湧くもの。
ここでは、おすすめの手作りプルトイをご紹介します。少し面倒かもしれませんが、「引っ張ると動く」というポイントさえ押さえておけば、基本的にはOKです!
牛乳パックで作るプルトイ
牛乳パックを使ったプルトイ(手作りワニ)の作り方は下記の通りです。
- 空の牛乳パックをしっかり洗い、乾かす
- 中に生米や小豆を入れ、しっかりふたをする
- 黄緑色の色画用紙を貼る
- 目や口を描く
- 黄緑色の色画用紙をしっぽに見立てて切り、貼りつける
- ひもをつけたら完成
手作りワニさんは、引っ張ると音がなる点が最大の魅力。長いしっぽがチャームポイントなのでお子様からも喜ばれるはずです。
ペットボトルで作るプルトイ
ペットボトルを使ったプルトイ(手作りイカ)の作り方は下記の通りです。
- ペットボトルをしっかり洗い、乾かす
- 中に小さな鈴を入れ、ふたをする
- 白や水色などのビニールテープ(太タイプがおすすめ)を巻く
- すずらんテープを10本ペットボトルの底につける
- ペットボトルのふた部分にひもをつけたら完成
ひらひら動くすずらんテープが子どもの興味を引きます。まるで海の中にいるかような気分になれるのに加え、かわいらしい鈴の音もおすすめのポイントです。タコにする場合は、風船を使い、足を8本にして作りましょう。
ティッシュボックスで作るプルトイ
ティッシュボックスを使ったプルトイ(手作り車)の作り方は下記の通りです。
- 空箱に好きな色の色画用紙を貼る
- 色画用紙でタイヤや窓を作り、貼りつける
- 車の先頭にひもをつけたら完成
作り方は簡単ですが、子どもに大人気の手作りプルトイです。車窓に家族の絵を描くと、「自分のおうちの車!」と喜んでくれることでしょう。お子様に「誰を描く?ママ?パパ?アンパンマン?」などと聞きながら作ると、より楽しい制作タイムを送れますよ。
木製のプルトイは知育に効果的!
プルトイの素材はプラスチックや木など多岐にわたります。どれを購入しようか迷っているという方には木製素材のプルトイがおすすめです。
触り心地がよく、木ならではのぬくもりを感じられるのに加え、独特な香りを持つ木製のおもちゃは、子どもの五感を刺激するため、知育にも効果があるんですよ。
また、幼少期はプルトイに限らず、さまざまな知育玩具で遊ばせることもおすすめの時期。
どんなおもちゃを選べば良いか悩んでいる場合や、同時に複数の知育玩具を試してみたいと考えている方は、ぜひおもちゃのサブスクの利用を検討してみてくださいね。