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出産祝いの贈り物として、かわいらしいベビーシューズをお考えの方もいることでしょう。
これから歩き始める小さな足をサポートする靴は、どのようなものがよいのでしょうか。
この記事では、出産祝いにベビーシューズを選ぶ際、気をつけたいポイントを紹介します。
また、ベビーシューズの人気ブランドについても紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
出産祝いに靴を贈ることの意味とは
近年、日本でも「ファーストシューズ」が広く知られるようになりましたが、靴を贈ることは、もともとはヨーロッパの伝統的な風習でした。
親も含めた大人たち全員が、赤ちゃんの幸せと成長を見守るという気持ちを込めて、「初めて履く靴=ファーストシューズ」を贈るというものです。
さらにヨーロッパでは、ファーストシューズを玄関先に飾っておくと、その家に幸福が呼び込まれるとも言い伝えられています。
そのほか、出産祝いにベビーシューズを贈ることで、これからしっかり大地を踏みしめ、健やかに人生を歩んでほしいという願いを届けることもできるでしょう。
出産祝いに靴を贈るのは「ダメ」という意見もある?
ヨーロッパではすてきな意味合いを持つベビーシューズの贈り物ですが、現実に目を向けると、出産祝いに靴を贈ることに対し否定的な意見もあるようです。
ファーストシューズをプレゼントされるのは迷惑?
出産祝いにもらって困るものとして、「ファーストシューズ」がランクインすることが、あります。その理由として考えられるのは、次のようなことです。
- 子どもが初めて履く靴は自分たちで選びたい
- サイズが合わないことがある
- 出産祝いはほかのものがよい
ヨーロッパの風習とは異なり、初めて赤ちゃんに履かせる靴は、デザインなども考えながら親が自分たちで選びたいという声が多いようです。
また、靴はサイズが合わないと履くことができません。
赤ちゃんの体は日ごとに大きくなるため、靴をいただいたけれど、いつの間にかサイズアウトしてしまったという声も耳にします。これも、出産祝いに靴をいただいても困るという理由のひとつです。
セカンドシューズのほうが喜ばれやすい?
初めて履かせるファーストシューズは、自分たちで選びたいという事情を考慮した場合、セカンドシューズなら喜んでもらえるのでしょうか。
セカンドシューズとは、靴を履くことや歩くことに慣れるために履く、ファーストシューズの次に本格的に履く靴のことです。
赤ちゃんの足は成長のスピードが早く、半年で1cmほど大きくなるともいわれています。
そのため、歩き始めてから3歳くらいまでは、定期的にサイズを測り直し、買い換えなければなりません。
そう考えると、少し大きいサイズの靴をセカンドシューズとして出産祝いにすれば、喜んでもらえそうですね。
ただ、歩き始めのタイミングや、成長スピードには個人差があります。また、靴の場合、色やデザインの好みが合うかも気になるところです。
靴以外のもので、ママさんやパパさんが自由に選べるプレゼントを贈るほうが、双方にとってよいこともあるでしょう。
たとえば、毎月定額でおもちゃのレンタルができるサブスクサービスなどは、好みを外す心配をしないでよいのでおすすめです。
出産祝いに靴を贈る場合の選び方
いろいろ考えた結果、「やはり靴を贈ろう」と心に決めたのであれば、相手に気に入ってもらえる靴を贈りたいものですよね。選び方を確認しておきましょう。
赤ちゃんの足には、以下の特徴があります。
- 骨はほぼ軟骨で形成されていてやわらかく、成長途上である
- 土踏まずが未発達で扁平足
- 足幅が広い
これらの点を踏まえて、靴選びのポイントをみていきましょう。
赤ちゃんの足に合うサイズ
理想のサイズは、赤ちゃんが履いたときに、0.5〜1cmほどつま先に余裕があるものとされています。
足のサイズの目安は次のとおりです。ただ、赤ちゃんの成長には個人差があるので、参考としてご覧ください。
月齢 | サイズ |
---|---|
新生児〜3ヶ月ごろ | 8〜11cm |
3ヶ月ごろ〜6ヶ月ごろ | 9〜12cm |
6ヶ月ごろ〜1歳半ごろ | 11〜13cm |
1歳半ごろ〜2歳ごろ | 12〜14cm |
贈る時点で赤ちゃんの足のサイズがわかっている場合は、1段階上のサイズを目安に選ぶとよいでしょう。わからない場合は、歩けるようになってから履ける13cm前後のサイズがおすすめです。
足の成長を妨げない設計
赤ちゃんの足の骨は、大部分が軟骨で形成されています。成長とともにかたくなりますが、そのことを踏まえて設計された靴を選びましょう。
ひとつは、体を支えるかかと部分です。かかとの骨の適切な成長のためには、靴でしっかりとかかとを包み込むことが、重要です。
一方で、靴底がかたすぎたり厚すぎたりすると、歩くための蹴り上げがうまくできません。
扁平足で平らな赤ちゃんの足が接する底は、衝撃を吸収しながら、足の状態に合わせて動ける柔軟性が求められます。
もうひとつ、爪先のつくりもチェックしてください。赤ちゃんは、やわらかく扇形に広がった指で、地面をつかむようにして歩きます。指を縮こまらせることなく、自由に動かせる余裕があるかを確認しましょう。
転ばない工夫
よちよち歩きの時期の特徴は、足裏全体を使い、すり足で進むような歩き方をすることです。そのため、どうしてもつまずきやすくなります。
つまずき防止のためには、つま先が少し反り上がったものがおすすめです。さらに、滑り止めもついているとよいでしょう。
また、足が靴の中で動いてしまうことも、転ぶ原因となります。面ファスナーやベルトで、足の甲にフィットさせられる靴を選んでくださいね。
セカンドシューズは素材も大切
歩くことに慣れてから履くセカンドシューズは、履きやすさや脱がせやすさに加え、通気性も大事です。
履き口がやわらかく、大きく開く素材の靴であれば、履いたり脱いだりがラクにできるでしょう。子どもは汗をかきやすいので、素材の通気性もチェックしてくださいね。
出産祝いに贈る靴の人気ブランドは?
出産祝いに喜ばれる、人気のベビーシューズブランドをみていきましょう。
大人顔負けのデザイン性と、赤ちゃんの足を大切に守る機能を備えたベビーシューズがそろっていますよ。
親子でおそろいコーデができる・New Balance
大人にも人気のNew Balanceの中でもおすすめしたいのが、996シリーズです。
ベビー・キッズ向けのインファントバージョンは、かかと部分の安定性が高い仕様となっています。ソールには、クッション性と屈曲性がある素材を採用し、やわらかな赤ちゃんの足にも安心です。
保育士や幼稚園教諭が推奨する「保育士認定」も獲得し、機能面や履きやすさは、折り紙つきです。
大人のシューズさながらのデザインで、親子でコーディネートを楽しめるシューズがそろっています。
日本で研究開発された子ども靴ブランド・IFME(イフミー)
子どもの足の成長を確実にサポートするために、丸紅フットウェアと早稲田大学スポーツ科学学術院とが、産学共同で開発したシューズです。
足裏の筋肉や土踏まずのアーチの形成を促進し、スムーズに歩くことを念頭に置いたオリジナルのインソールが特徴です。
履きやすさ、安全性にも細やかな配慮がされています。
高機能でありながら、比較的リーズナブルな点も魅力の1つといえるでしょう。
形や色のバリエーションも豊富なので、相手の好みに合った靴が見つけられそうです。
機能性を追求する・ナイキ
エアマックスやコルテッツなど、大人にも根強い人気のスニーカーをアレンジしたベビーシューズがそろっています。
それぞれのモデルを、忠実に子ども用に落とし込んだデザインで、履いたときのかっこよさは抜群です。
ソールはクッション性があり、やわらかい赤ちゃんの足を衝撃から守ってくれます。
ベビー服でも人気のブランド・ミキハウス
ベビー服ブランドの老舗であるミキハウスは、ベビーシューズも人気です。
ミキハウスのファーストシューズは、裁断から縫製までのあらゆる工程を、国内の職人が手作業でおこなっています。
子ども第一、安心安全のクオリティーを掲げるミキハウスならではのこだわりです。
裸足感覚で靴に慣れるためのプレシューズから、ファーストシューズ、セカンドシューズまで、月齢や体の発達、足の成長を考えた細やかな設計になっています。
「赤ちゃんも、ミキハウスの靴なら嫌がらない」との口コミもあり、履き心地には定評があるようです。
日本が誇るスポーツメーカー・アシックス
セカンドシューズにぴったりの13cmから展開しているのが、子どもの足を徹底的に分析・研究したアシックスの「SUKU²」シリーズです。
「土の上のはだし」をコンセプトに、靴を履いていても、まるではだしのような感覚で過ごせるように、さまざまな工夫が凝らされています。
たとえば、靴の中で指をしっかり踏ん張って歩けること。ソールも、足の動きに合わせてしなやかに曲がる設計となっています。
また、まだ骨がやわらかい足のために、かかと部分を包み込むような立体的な中敷を使用していることもポイントです。
時代を超えて支持される・コンバース
オールスターやジャックパーセルなどのスニーカーが人気のコンバースには、BABYラインがあります。
オールスターのベビーサイズ「BABY ALL STAR」シリーズや、ロードスターをアレンジした「MINI RS」など、まさに大人のシューズの縮小版というシューズが勢ぞろいしています。
扇形になった赤ちゃん特有の足指が自由に動かせるほか、ソールは指の付け根がしっかりと曲げられる設計です。
また、インナーには厚みがあり、赤ちゃんの足に優しくフィットする構造になっています。
神戸発の子ども服ブランド・ファミリア
日本が誇る子ども服の老舗ブランドで、皇室御用達ともいわれるファミリアも、ベビーシューズを展開しています。
つかまり立ちが始まったら、室内履きとして履かせるのがファミリアのファーストシューズです。外側に倒れやすい赤ちゃんの足を守るため、足裏の外側にのみ滑り止めがついています。蒸れにくい上質な素材を使用していることもポイントです。
しっかり歩けるようになってから履くシューズには、アシックスとのコラボ商品もあります。
機能性と履き心地のよさに、定番のファミリアチェックがあしらわれた特別感のあるデザインが魅力です。
出産祝いにはおもちゃのサブスクを贈るのもおすすめ◎
出産祝いでベビーシューズを贈る際には、サイズを考慮し、赤ちゃんの足をサポートする設計のものを選ぶことが大切です。
ただ、お相手の好みを考えると、迷ってしまうこともあるでしょう。
そんなときにおすすめしたいのが、月齢や発達に適したおもちゃを毎月定額でレンタルできるおもちゃのサブスクサービスです。
たとえば、おもちゃのサブスクを展開するキッズ・ラボラトリーには、次のような特色があります。
- 本格的な木製知育玩具が豊富にそろっている
- おもちゃコンシェルジュが個別にプランニングしてくれる
- 合わないおもちゃは何度でも交換してもらえる
生後3ヶ月から遊べるおもちゃがそろっているキッズ・ラボラトリーのおもちゃのサブスクは、出産祝いにぴったりです。
半年分のサブスクサービスを贈ることができる、出産祝い用のプランもあります。
赤ちゃんのおもちゃ選びはなかなか難しいものですが、サブスクサービスならプロにお任せできます。質のよいおもちゃを手軽に試すこともでき、贈られたママさんやパパさんも、きっと喜んでくれるでしょう。