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モンテッソーリ教育

モンテッソーリのモビールとは?吊るし方や手作りアイデアを紹介

モンテッソーリのモビール

ゆらゆらとやさしく揺れて、赤ちゃんの興味を引くモビール。

モンテッソーリ教育でも、生まれてすぐから使える教具として、モビールを取り入れています。モンテッソーリで定番とされているのは、次の4種類のモビールです。

  • ムナリモビール
  • 八面体モビール
  • ゴッビモビール
  • ダンサーモビール

これらは、モンテッソーリのエッセンスを取り入れたモビールで、総称を「モンテッソーリモビール」といいますが、具体的にどのような効果があるのでしょうか。

今回は、4種類のモビールについて詳しく解説します。あわせてモンテッソーリモビールの効果的な吊るし方、ムナリモビールの作り方も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

モンテッソーリ教育で推奨されているモビールとは?

モンテッソーリ教育とは、医師であり教育者でもある、イタリアのマリア・モンテッソーリ博士によって考案された教育法です。

Googleの創業者や世界で活躍するスポーツ選手、日本では藤井聡太棋士など、今の時代をリードしていると言っても過言ではない面々が受けた教育法として、知られています。

この教育法の根幹にあるのが「子どもには、生まれたときから自分を育てる力が備わっている」という考え方です。この考え方は、子どもたちが自ら選んで取り組む活動を「おしごと」、おしごとに使う知育玩具を「教具」と呼ぶことにも現れています。

また、適切な時期に適切な環境(教具を含む)を整えることが大切であるという点も、基本的な考え方のひとつです。その点をふまえ、子どもが自発的に伸びていくためには、周りの大人が環境を整え、見守り、観察する必要があるとしています。

このようなモンテッソーリ教育において、生まれてすぐの赤ちゃんに適した教具が、視覚の発達を促し、情緒を育むモビールです。

空気の自然な流れや風に合わせてゆったりと動くモビールは、赤ちゃんの視力の発達を促すといわれています。

その前提で、ただかわいいだけではなく、赤ちゃんに寄り添って設計されたモビールが、モンテッソーリモビールです。

くるくる回るメリーや、光や音楽の刺激的なおもちゃとは異なる効果をもたらしてくれる点が、特徴といえます。

モンテッソーリモビールの効果は?

では、モンテッソーリモビールを取り入れることで、実際にどのような効果が得られるのでしょうか?

赤ちゃんの視覚の発達を促すことができる

生まれてすぐの赤ちゃんの目に映るのは、全体的にぼんやりとしたモノクロのような世界で、視力は0.01程度といわれています。その状態から、自分を取り囲む環境に目を向け、徐々に「見る力」を育んでいくのです。

モンテッソーリモビールは、そんな赤ちゃんの目の発達をサポートする教具として作られています。

将来の学ぶ力が育まれる

幼少時には、物を見る視力を発達させることと同時に、目で追う力を育むことも重要です。この力は、学ぶ力につながります。

例えば、勉強の基本となる読み書きでは、目で字を追いながら、内容を理解していかなければなりません。小学校低学年の算数では、数字が縦横に並ぶ式を見ながら解き進めます。

モンテッソーリモビールは、このような場面で役立つ力の育成につながる可能性もあります。

好奇心や感性を育てることができる

仰向けで寝ている赤ちゃんの目には、ぼんやりとした世界が映っています。

そんな赤ちゃんにとって、ゆらゆら揺れる何か、キラキラした何かは、視覚を刺激してくれるでしょう。

モンテッソーリモビールは、左右対称の形、きらきら光る素材を取り入れたデザインなど、美しさも特徴のひとつです。

その美しさは、赤ちゃんの豊かな感性を育んでくれるでしょう。

体の発達にもつながる

モビールに興味を持ち、目でしっかりとらえられるようになると、顔全体を動かしモビールを追ったり、首をひねって壁に映るモビールの影を見つめたりする姿が見られるようになります。

やがて「触れてみたい」という気持ちが芽生えると、手を伸ばすようになるでしょう。

このような動きが、赤ちゃんの体の発達を促します。

モンテッソーリモビールがぴったりな時期は?

モンテッソーリモビールは、赤ちゃんの月齢や発達に適したものを吊るすことがポイントです。

赤ちゃんの月齢と視覚の発達、適したモンテッソーリモビールを表にまとめました。

月齢 視力・視界 色の認識 適したモンテッソーリモビール
生まれてすぐ 0.01程度
明るいか暗いかが認識できる程度
モノクロの世界 ・ムナリモビール
生後1~2ヶ月 0.01~0.02程度
授乳しているママの顔がぼんやり見える
・八面体モビール(生後1ヶ月半ごろ~)
生後2~3ヶ月 ピント調節の機能が働き始める 目立つ赤色などが少しずつ認識できるようになる ・ゴッビモビール
・ダンサーモビール(生後2,3ヶ月ごろ~)
生後4~7ヶ月 0.03~0.08程度
お座りができるようになり、視野が広がる
黄色・緑が認識できるようになる
生後8~11ヶ月 0.1~0.15程度
1歳 0.1~0.2程度 立体感がつかめるようになる

モビールを吊るす時期は、多少前後しても問題ありません。

また、モビールの動きに興味を示す子もいれば、色を楽しむ子もいるなど、反応には個性があることも押さえておきましょう。

モンテッソーリモビールはいつまで使える?

興味を持ってモビールを目で追い、気に入っているようなら、そのまま吊るしておいてもよいでしょう。

飽きている様子が見られたら、別のモビールに替えてみてください。

手を伸ばすしぐさが増えてきたら、モビールの役割はそろそろ終わりかもしれません。

特にムナリモビールにはガラス素材が使われているため、触って落としたりすると危険なので、注意が必要です。

モンテッソーリモビールの種類

それでは、4種類のモンテッソーリモビールについて詳しく見ていきましょう。

ムナリモビール

ムナリモビール

イタリアの美術家であり、グラフィックデザイナーであるブルーノ・ムナーリ氏がデザインしたモビールです。

配色は白と黒で、なおかつモチーフも少ないので、「本当に赤ちゃんが喜ぶの?」と思うかもしれません。

しかし、先ほども解説したように、生まれてすぐの赤ちゃんが認識できる色は、黒や白、グレーなどのモノクロだといわれています。

視力も0.01前後なので、コントラストのはっきりした白と黒の色使いが、赤ちゃんにとっては見やすいようです。

また、光を受けて反射する本物のガラス玉も、赤ちゃんの目を引きつけてくれます。

対象:生まれてすぐ〜

八面体モビール

八面体モビール

赤・黄・青のはっきりした色使いと、動くたびにキラッと光を反射する八面体のモビールです。

色を認識し始める生後1ヶ月以降に使ってみると、よいでしょう。

八面体モビールは、光の当たり方によって色の濃淡が変わり、見ていて飽きることがありません

お部屋の壁に反射する3色の光も、赤ちゃんを刺激してくれるでしょう。

対象:生後1ヶ月〜

ゴッビモビール

ゴッビモビール

ムナリモビール、八面体モビールは、視覚が未発達の赤ちゃんでも見やすいよう、はっきりとしたコントラストでした。

しかし、ゴッビモビールは単色です。濃淡の異なる球体がグラデーション状に並び、視覚が発達し始めたころに適しています

本物の絹糸が使われ、自然で美しい光沢があることも特徴です。

赤ちゃんは、いちばん濃い色から順番に目を移していきます。微妙な色の違いに気づき、目を動かす練習ができることもポイントとなっています。

対象:生後2ヶ月〜

ダンサーモビール

ダンサーモビール

ダンサーモビールの特徴は、ほかのモビールよりも軽く、まるでダンスしているかのように軽やかに揺れることです。

ダンサーの頭と上半身、下半身が、それぞれ別の動きをする作りになっているので、目で追う力も育むことができます。

対象:生後2ヶ月〜

モンテッソーリモビールの吊るし方

モンテッソーリモビールは、どのように吊るしたらよいのでしょうか?

方法としては、

  • 天井から画鋲やはがせるタイプのフックで吊るす
  • ベビーベッドの柵にメリーアームなど設置して吊るす
  • ベビージムに吊るす

などがあります。

生まれてしばらくの間、赤ちゃんが焦点を合わせられる距離は、30cm程度です。

そのことを考慮しながら、顔の真上ではなく、やや胸元よりにモビールがくるように吊るしましょう

理由は、赤ちゃんの安全のためです。

月齢が進むと赤ちゃんは、モビールに手を伸ばすようになります。たまたまつかめたときに強い力で引っ張ると、モビールが落ちてしまうこともあるでしょう。

特にムナリモビールにはガラスが使われているため、顔の上に落ちたりしたら、とても危険です。

簡単!モンテッソーリモビールの手作りアイディア

赤ちゃんの最初のおもちゃは、ママさんの手作りというのもすてきですね。

モノクロで幾何学模様のムナリモビールは、少ない材料で作ることができます。さまざまなサイトに型紙も掲載されているので、ダウンロードして使えば、制作も簡単です。

ぜひ挑戦してみましょう。

ムナリモビールの作り方

材料

材料 補足
型紙 「ムナリモビール」で検索すると、型紙を掲載したサイトがヒットします。白黒の画用紙で自作もできますが、型紙を使うと正確で簡単です。
厚紙(A4サイズを1枚) 家にあるものでOKです。
ガラス球(直径8cmほど) 100円ショップなどで、インテリア用のガラス球が購入できます。
竹材(42cm、35cm、21cmの3本) 竹ひごより少し太めで、しっかりしたものがよいでしょう。ホームセンターなどで購入できます。
吊るす糸 ガラス球は重さがあるので、手芸用の糸ではなく、強度のあるたこ糸などを用意しましょう。

必要な道具

  • カッター
  • 定規
  • ハサミ
  • のり
  • 画鋲や安全ピンなど穴を開けられるもの

作り方

  1. ダウンロードした型紙を切り抜きます。
    a.同じ形の型紙を組にしておきましょう。
  2. 組にした1枚をのりで厚紙に貼ります。
  3. 型紙を貼った厚紙を、型紙に沿って切り取ります。
  4. 残りの型紙を、切り取った厚紙の裏面に貼ります。
  5. パーツの上部に穴を開け、糸を通します。
    a.糸の長さ、パーツの配置は、下の図を参考にしてください。
  6. バランスを考えながら、パーツを竹材に結びつけます。ガラス球も同じように結びつけましょう。
    a.結びつける位置は、基本的に竹材の端から2cmの位置です。ただし、使用した素材によって、バランスのとりやすい位置が変わります。ひとつの目安としてください。

全体のバランスが取れたら完成です!

<完成図>

モビール図

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モンテッソーリモビールは、生まれたばかりの赤ちゃんでも使え、赤ちゃんの視覚の発達を促す教具です。

ただ、日々できることが増える赤ちゃんは、興味の対象も適した教具も、次々に変わっていきます。

「質のよいおもちゃを買ってあげたいけれど、モンテッソーリの教具は値段が高めだし、何度も買い足すのは費用的に負担がかかる……」と、悩むこともあるでしょう。そんなママさんへのおすすめしたいのが、キッズ・ラボラトリーがご提案するおもちゃのサブスクです。

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生まれたときから、「学び」は始まっています。

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キッズ・ラボラトリー編集部
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