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首のすわりが安定し、睡眠のリズムも整ってくる生後4ヶ月の赤ちゃん。視覚や聴覚、筋力が発達し、興味を持ったものへ手を伸ばすようになります。感情表現も豊かになるので、赤ちゃんとのコミュニケーションもより楽しく感じられるでしょう。
今回は、そんな4ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃや、手作りおもちゃのアイデアをご紹介します。
赤ちゃんのおもちゃ選びに悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。
生後4ヶ月の赤ちゃんが遊べるおもちゃは?
生後4ヶ月ごろになると赤ちゃんは、首がすわるようになり、頭を起こした状態の縦抱きやおんぶでも安定感が増します。
これまでよりも視野が広がり、新しい光景に赤ちゃんは興味津々です。気になるものには、自分から手を伸ばして触れようとする姿も見られるでしょう。
そんな生後4ヶ月の赤ちゃんには、以下のようなおもちゃがおすすめです。
- 身体を動かして一人遊びできるおもちゃ
- 音の鳴るおもちゃ
- 感触を楽しむおもちゃ
- ボールのおもちゃ
- 歯固めおもちゃ
ただし、このころは、まだ仰向けの状態で過ごすことも多い時期です。手に持ったおもちゃを顔や体に落としてケガをすることのないように、柔らかく軽いものを選ぶとよいでしょう。
また、4ヶ月になると、手に触れたものを口に入れることも増えます。誤飲や衛生面にもご注意ください。
身体を動かして一人遊びできるおもちゃ
4ヶ月の赤ちゃんにおすすめしたいおもちゃの1つは、身体を動かして一人遊びできるものです。
たとえばベビージムのように、手足が触れると音が鳴ったり不思議な感触が味わえたりという仕掛けがあると、赤ちゃんがおもしろく感じ一人遊びもできるようになるでしょう。
一人遊びができると、ママさんやパパさんが家事をする間、遊んで待てるようになります。赤ちゃんにつきっきりでいなくても大丈夫なので、少し気持ちが楽になりますよ。もちろん、危険がないように、目の届く範囲で遊ばせてくださいね。
音の鳴るおもちゃ
4ヶ月の赤ちゃん向けには、音の鳴るおもちゃもおすすめです。ラトルや起き上がりこぼしなど、心地よい音が響くおもちゃは、赤ちゃんの聴覚も刺激します。
興味を持ったものに手を伸ばすようになるので、ママさんやパパさんが赤ちゃんの目の前で音を鳴らしてみるとよいでしょう。積み木を打ちつけて音を出すのもよいですね。
赤ちゃんが持ちやすい形のおもちゃがあれば、音を鳴らすことを楽しむだけでなく、握る力や自発性も育めます。
感触を楽しむおもちゃ
4ヶ月の赤ちゃんには、感触を楽しむおもちゃを取り入れることも、発育には効果的です。
たとえば、ほどよい弾力のある「にぎにぎ」は、握ったときのやわらかな感触を味わえます。布製のおもちゃなど、危険のないさまざまな素材に触れさせ、赤ちゃんの感覚機能を刺激してあげましょう。
ボールのおもちゃ
生後4ヶ月になると、ボールのおもちゃでも遊べるようになります。動くものを目で追う「追視」の力を養ううえでも効果的です。色は、赤ちゃんが認識しやすいはっきりした色にすると、興味をひきやすいでしょう。
ボールを赤ちゃんの手足が届くところに置いたり、ママさんが一緒に遊んだりしてあげると、身体を動かすことも促せますよ。
歯固めおもちゃ
興味のあるものを口に入れて確かめるようになる4ヶ月の赤ちゃんには、歯固めおもちゃもよいでしょう。素材は木やプラスチック、シリコンなどさまざまで、振ると音が鳴るタイプも人気があります。
歯固めおもちゃは、歯が生え始める前でも、その触感を楽しんだり顎の力をつけたり、活躍度は十分ですよ。
生後4ヶ月の赤ちゃんが「おもちゃを持たない」「おもちゃに手を伸ばさない」のはなぜ?
生後4ヶ月の赤ちゃんにおもちゃを見せても、持たなかったり手を伸ばさなかったりすることがあるかもしれません。主な理由として考えられるのは、以下の2つです。
- 握る力がまだ弱い
- おもちゃとしての認識がない
興味はあるものの、握る力がついていないと、上手におもちゃを持つことができません。赤ちゃんの成長や発達段階には個人差があるので、心配せずに見守ってあげましょう。
また、4ヶ月の赤ちゃんには、目の前のものが楽しいおもちゃであるという認識がないことも理由として考えられます。ママさんやパパさんが赤ちゃんの目の前で遊んでみせると、手を伸ばすようになるでしょう。赤ちゃんが認識しやすい音が鳴るおもちゃやカラフルなおもちゃのほうが、興味をひきやすいかもしれませんね。
年齢・月齢別の発達段階や遊びについては、以下の記事も参考にしてくださいね。
生後4ヶ月の赤ちゃんに知育は必要?
知育とは、子どもの五感を刺激しながら「やってみたい」という自主性、想像力や判断力を養うことです。
生後4ヶ月の赤ちゃんには「まだ早いのでは?」と感じるかもしれませんが、見る・聞く・触ることを楽しめる月齢であれば、大丈夫です。遊びやおもちゃを通して、取り入れることができますよ。
4ヶ月頃は視覚や聴覚も発達する時期なので、五感を使った知育は、赤ちゃんの成長にも役立つでしょう。
【生後4ヶ月】モンテッソーリおもちゃ(知育玩具)ランキング
子どもへの知育効果が期待できるとして注目されるモンテッソーリ教育。モンテッソーリ教育の根底にあるのは、「子どもは自らを成長させる力(自己教育力)を備えている」という考えです。
モンテッソーリでは、おもちゃを「教具」、おもちゃを使った活動を「おしごと」と呼び、指先や視覚、聴覚などの五感を刺激しながら、自主性を引き出すことを目指しています。同じことが家庭でも実践できるおもちゃを3つ、紹介しましょう。
【第3位】エポック:ミッフィー おでかけかさかさ
手触りのよい布、布に触れたときのかさかさ音、歯固めなど、赤ちゃんの好きなものが集まったおもちゃです。
はっきりとした色合いは視覚的にも認識しやすく、4ヶ月の赤ちゃんも興味を持って手を伸ばすでしょう。見て・聞いて・触って(なめて)赤ちゃんの五感を刺激する仕掛けは、感覚教育を重視するモンテッソーリ教育でも重視していることです。
フックがついているので、ベビーカーや車、ベッドなどさまざまな場所に取り付けることもできますよ。
対象年齢:3ヶ月から
【第2位】エド・インター:コロコロコロリン
やわらかい布製のボールと、てんとうむしのラトルがセットになったおもちゃです。布製のボールは、赤ちゃんの手でも握りやすい形で、安全に遊べるように考えられています。
てんとうむしのラトルは音が鳴るほか、開くと中には鏡が。のぞいて遊ぶこともできますし、ボールの中に入れて転がすこともできますよ。
モンテッソーリの教具1つである「キッキングボール」のように、全身運動を促すおもちゃとしても活躍してくれるでしょう。
対象年齢:6ヶ月から
【第1位】Naef(ネフ):リングリィリング
輪の中に、赤・青・黄の小さいリングが4つ付いた木製のラトルです。軽くシンプルなつくりなので4ヶ月の赤ちゃんにも扱いやすく、初めてのおもちゃにぴったりです。
振ると聞こえる軽やかな音やかんだときの感触は、木製ならでは。素材を重視するモンテッソーリ教育でも、木製の教具を数多く取り入れていますよ。
赤ちゃんの目をひく鮮やかな色、木の感触、からからと響く音など、五感への刺激がたっぷり詰まった知育玩具として、おすすめです。
対象年齢:3ヶ月から
【生後4ヶ月】おしゃれなおもちゃランキング
赤ちゃんのおもちゃとはいえ、デザインにこだわりたいというママさんやパパさんもいることでしょう。写真を撮ったときも、見映えすること間違いなしです。
ここでは、おしゃれなおもちゃをランキング形式で3つご紹介します。
【第3位】Vulli(ヴュリ):キリンのソフィーマルチラトル
かわいらしい表情の「キリンのソフィー」が付いた、歯固めおもちゃです。天然ゴム製のソフィーはかみ応えも十分、でこぼこやつぶつぶ模様で、さまざまな感触が楽しめます。ビーズが入っているので、ラトルとしても大活躍するでしょう。
ソフィーはもちろん、カラフルなデザインも魅力がありますね。
対象年齢:3ヶ月から
【第2位】Wooly Organic(ウーリー・オーガニック):ソフトトイ ラトル バニー
高品質のオーガニックコットンを使用し、ぬいぐるみのように仕上げたハンドメイドのラトルです。肌触りのよさと優しい表情に、赤ちゃんはもちろん家族も癒されるはず。インテリアになじむ落ち着いた色合いも、おしゃれですね。
振ると音が鳴るラトルは、目と手の協応性も養ってくれるでしょう。なめたり汚れたりしても洗濯機で丸洗いできます。常に清潔が保てるので、赤ちゃんにも安心ですよ。
対象年齢:3ヶ月から
【第1位】IKEA:LEKA(レーカ)ベビージム
LEKA レーカ ベビージム, バーチ, マルチカラー – IKEA
シンプルながらも、カラフルなおもちゃがたくさん付いた木製のベビージムです。原色のはっきりした色合いは、色を認識できるようになる4ヶ月の赤ちゃんでも楽しめるでしょう。おもちゃとおもちゃをぶつけて音を鳴らせば、聴覚も刺激できます。
洗練されたデザインは、リビングに置いていてもインテリアの邪魔にならないので、つかまり立ちのころまで長く活躍してくれるでしょう。
対象年齢:0ヶ月から1歳半ごろまで
【生後4ヶ月】プレゼントにぴったりなおもちゃランキング
4ヶ月の赤ちゃんもプレゼントするなら、口に入れても安心な素材で、「見る・聞く・触る」が存分に楽しめるおもちゃを選んであげましょう。
プレゼントに人気のおもちゃを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【第3位】バンダイ:それいけ!アンパンマン 2wayおふろでラトル
赤ちゃんに大人気のアンパンマンが付いた、おふろで遊べるラトルです。赤ちゃんが握りやすい太さで、ビーズなどの色も、認識しやすいように考えられています。水遊び用のおもちゃとしても、長く使えるでしょう。
おふろタイムを楽しくしてくれるおもちゃは、赤ちゃんはもちろん、ママさんにもきっと喜んでもらえますよ。
対象年齢:3ヶ月から
【第2位】ピープル:なめても安心 も〜っと!なめられ太郎 五代目
インパクトのあるネーミングどおり、頭から足まで全身がなめられるおもちゃです。なめる以外にも、つまむ・引っ張るなど、赤ちゃんが好む仕掛けも、盛りだくさん。
対象年齢は5ヶ月以上となっていますが、手に触れたものを口に入れて確かめるようになる4ヶ月の赤ちゃんも興味を持ってくれるでしょう。赤ちゃんの手にフィットする形状であり、お出かけのときにも重宝するため、1歳を過ぎて愛用している赤ちゃんもいるとのこと。プレゼントしたら、きっと喜んでもらえますよ。
対象年齢:5ヶ月から
【第1位】オークヴィレッジ:あのまとぺ かちかちからん
グッドデザイン賞に輝いたオークヴィレッジ社の木のおもちゃ「あのまとぺ」シリーズの1つです。握って振ると「からんからん」、カスタネットのように叩くと「かちかち」と、木ならではの音が響きます。
手触りがよく、なめても安心の無塗装仕上げなので、赤ちゃんのファーストトイとしてもぴったり。
楽器遊びもできるので、4ヶ月以降も、長くそばに置いておけるおもちゃです。上品なつくりとデザインは、家族にも気に入ってもらえるでしょう。
対象年齢:記載なし
生後4ヶ月の赤ちゃん向け!おもちゃ(知育玩具)の手作りアイデア
生後4ヶ月の赤ちゃん向けの手作りおもちゃ「キャンディスティック」を紹介します。
キャンディスティックとは、布製の「にぎにぎ」のこと。モンテッソーリ教育でも、感覚の発達を促す知育玩具として取り入れています。
手軽に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
材料
- 布(6cm×17cm)
- 糸と針
- 中に入れるもの(綿、鈴、梱包用のプチプチなど)
- アイロン(なくてもよいが、あると縫いやすくなる)
作り方
- 布の短辺を端から5mm、内側に折り返して縫う(ほつれ防止のため。折ってアイロンをかけてから縫うと、きれいに仕上がる)。
- 布を裏返した状態(中表)で半分に折り、長辺を縫う。
- ペンや指を使って布を表に返す。
- 一方の端から3cmのところを粗く縫って絞り、糸を巻きつけて留める。
- 開いたほうの口から、用意した綿などを入れる(詰めすぎないように注意)。
- もう一方の端も、4と同様に縫って閉じたら完成。
遊び方
- 赤ちゃんの指の腹に置いて、握る動きを促す(繰り返すうちに意識的に握れるようになる)。
- 中の詰め物や布の素材の感触を楽しむ。
口に入れても破れたりしないように、素材は安全で丈夫な布にしましょう。鈴を入れる場合は、万が一の誤飲を防ぐために、しっかりと綿や梱包用のプチプチで包むなどして、危険のないようにしましょう。
握ったときの感触が味わえるように、詰め物を入れすぎないこともポイントです。
生後4ヶ月の赤ちゃんにいろいろなおもちゃで遊ばせたいなら、おもちゃのサブスクがおすすめ◎
生後4ヶ月の赤ちゃんは、首がすわりはじめ、視界も広がります。視覚も発達し、興味を持ったものに、自分から手を伸ばすようになるでしょう。
そんな赤ちゃんの自主性を育むためにも、いろいろなおもちゃで赤ちゃんの好奇心をくすぐりたいですよね。
とはいえ、赤ちゃんの成長スピードは目覚ましく、発達段階に合わせておもちゃを用意するのは難しいと感じるママさんやパパさんも多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、おもちゃのサブスクです。おもちゃのサブスクとは、毎月定額でおもちゃをレンタルできるサービスのこと。数種類のおもちゃが届き、コストパフォーマンスがよいことも特徴です。
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4ヶ月の赤ちゃん向けのおもちゃも数多く取りそろえているので、ぜひこの機会に利用をご検討くださいね。