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首がすわり、手足をよく動かすようになる生後5ヶ月の赤ちゃん。全身の筋肉も発達し、寝返りを打とうとする様子も見られるようになります。
また、おもちゃ遊びを通して聴覚や視覚の発達が促され、感情表現も豊かになるころです。
今回は、そんな5ヶ月の赤ちゃんにおすすめの知育玩具と、プレゼント向けおもちゃを、ランキング形式でご紹介します。
簡単な手作りおもちゃについてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
生後5ヶ月の赤ちゃんはどんな遊びをする?遊べるおもちゃは?
一般的に生後5ヶ月の赤ちゃんは、首がすわって全身の筋肉が発達し、興味のある物に手を伸ばすなどの仕草が見られるようになります。盛んに手足を動かし、身体をひねったり寝返りをしようとしたりする赤ちゃんもいるでしょう。
生後間もないころに比べると記憶力が備わり、ママさんやパパさんの「いないいないばあ」を喜ぶようにもなります。手で顔を隠すだけでなく、ハンカチを使ったり、表情や声を変えたりすることも効果的です。
そんな5ヶ月の赤ちゃんが楽しめるおもちゃには、以下のようなものがあります。
- 手で握るおもちゃ
- 歯固めおもちゃ
- 鏡(ミラー)のおもちゃ
生後5ヶ月ごろの特徴として挙げられることの1つが、視覚が発達し、ほかの人や物との距離感がつかめるようになることです。また、目で見た物に手で触れようとする「目と手の協応」が始まる時期でもあります。おもちゃを選ぶときは、そういったことも踏まえるとよいでしょう。
ただし赤ちゃんは、手にした物を口に入れて確かめようとします。誤飲の恐れがないかも、しっかりチェックすることが大切です。
手で握れるおもちゃ
生後5ヶ月になると、赤ちゃんも手先が器用になり、自分の意思で物をつかんだり振ったりするようになります。赤ちゃんが握りやすいおもちゃを用意し、手指を動かす機会を増やしてあげましょう。また、振ったときに音が鳴るおもちゃなら、聴覚の発達も促せます。
おもちゃを上手に握れたときは、「できたね!」などの言葉で、ほめてあげましょう。ほめられることは、赤ちゃんにとってもうれしいことです。達成感を育むことにもつながるでしょう。
赤ちゃんが上手に振れないときは、ママさんやパパさんが振って、動きや音を一緒に楽しんでくださいね。
歯固めおもちゃ
生後5ヶ月は、離乳食をスタートする時期でもあります。また、手に取ったものを口に入れて確かめようとする時期でもあるため、なめる・噛むなどの感覚を刺激し、歯固めとしても使えるおもちゃがおすすめです。
素材は、木やシリコンなど、さまざまです。
最近では、歯固めとして使えるラトルも登場し、形もバラエティ豊かになってきました。
鏡(ミラー)のおもちゃ
赤ちゃんも5ヶ月ごろになると、人の顔を認識できるようになります。鏡に映った自分にも興味を示すので、安全に配慮した鏡のおもちゃを取り入れてみましょう。
鏡遊びを通して、身体の動かし方、自分と他者を区別する力が身に付きます。また鏡は、そろそろ始まる歯磨きの練習にも役立つアイテムです。
おすすめは赤ちゃんの全身が映る鏡ですが、サイズの小さい鏡でもかまいません。布やプラスチック製のおもちゃに付いている小ぶりなものであれば、持って出かけることもできて便利ですね。
生後5ヶ月の赤ちゃんがおもちゃに「手を伸ばさない」「遊ばない」のはなぜ?
生後5ヶ月の赤ちゃんにおもちゃを見せても、手を伸ばさなかったり遊ばなかったりすることがあります。考えられる理由は、主に以下の2点です。
- おもちゃよりも自分の身体が気になる
- おもちゃで何をすればよいのかがわからない
赤ちゃんにとって、自分の手足は興味深いもの。おもちゃよりも自分の体に関心があって、おもちゃに興味が向かない可能性も考えられます。
手足をなめたりしゃぶったりして確かめることこそが遊びであり、自分の身体がおもちゃの代わりとなっているのですね。
また、目の前におもちゃがあっても、それをどうすればよいのかがわからないということも考えられます。ママさんやパパさんがおもちゃで遊んでみせたり、音が鳴るおもちゃやカラフルな色のおもちゃを取り入れたりすると、興味を持つかもしれませんよ。
「月齢が近いほかの赤ちゃんは、おもちゃで遊んでいるのに……」と悩むママさんパパさんもいるかもしれませんが、赤ちゃんの成長や発達には個人差があります。心配しすぎずに、赤ちゃんの個性を見守ってくださいね。
生後5ヶ月の赤ちゃんに知育は必要?
知育とは、子どもの想像力や考える力を育む教育のことです。
脳は生まれたときから成長し始めるものであり、吸収力の高い0歳の赤ちゃんにとって、知育は生きるうえで基礎になる力を養える活動といえます。生後5ヶ月頃の赤ちゃんには、視覚や聴覚、触覚を刺激できるおもちゃを使い、遊びを通して知育を進めていくとよいでしょう。
とはいえ、5ヶ月になったら知育を始めなければならないというわけではありません。赤ちゃんの成育状況を見ながら、少しずつ取り入れてみてはどうでしょうか。
知育におもちゃを取り入れるのであれば、手指がじょうずに使えるようになる7ヶ月ごろからでも十分です。
【生後5ヶ月】モンテッソーリおもちゃ(知育玩具)ランキング
各々の個性と、自主性を大切にすることで注目を集めるモンテッソーリ教育。モンテッソーリ教育では、生後間もない赤ちゃんにも「自分で自分を育てる力(自己教育力)が備わっている」という考え方をします。
その前提に立ち、子どもの「やってみたい」という気持ちを大切にし、自発性を促す教具(おもちゃ)を取り入れた活動をおこなうことが特徴です。一般的には「遊び」といわれるこの活動を、モンテッソーリでは「おしごと」と呼びます。
教具(おもちゃ)には、モンテッソーリ教育の信条に則った、「シンプル」「使いやすい」「子どもの興味を引く仕様」などの特徴があります。
以下で、5ヶ月の赤ちゃんにおすすめのモンテッソーリおもちゃ(知育玩具)を5つ、ランキング形式でご紹介します。
【第5位】エドインター:カランコロン木馬
木馬を揺らすと、中の玉が鉄琴の上を転がり、心地よい音色を響かせます。赤ちゃんの小さな手でも触れれば揺れるため、自分が働きかけで音を鳴らすことに、赤ちゃんは夢中になるでしょう。
動きを見て音を聴くという、視覚と聴覚への刺激も期待できます。自主性を育むモンテッソーリ教育を体感できるおもちゃの1つです。
対象年齢:6ヶ月ごろ~
【第4位】ピープル:なめても安心 も〜っと!なめられ太郎 五代目
ピープルのなめられ太郎は、赤ちゃんにとっての「なめたい形」がそろったおもちゃです。5ヶ月の赤ちゃんに握りやすい形状で、安全性にも配慮されています。なめるだけでなく、「つまむ」「引っ張る」という動きの習得も可能です。
モンテッソーリ教育では、手指を使うことを重視しています。そういった点で、ぴったりのおもちゃといえるでしょう。
対象年齢:5ヶ月~
【第3位】SassyBaby:タミータイム フロアミラー
赤ちゃんの興味をひく、大きめのフロアミラーです。立てて置くことができるので、仰向けやうつ伏せの赤ちゃんも、鏡に映る自分の姿を見ることができます。モンテッソーリ教育でも、鏡は自己と他者の違いを認識する力や身体の動かし方を育めるとして、新生児から取り入れることを推奨しています。
本体は赤ちゃんが認識しやすい色で、くるくる回るボールや布製のおもちゃも付属するなど、赤ちゃんが関心を持つような工夫もされています。
対象年齢:0ヶ月~
【第2位】ボーネルンド:「Apres la Pluie(雨あがりの妖精たち)」布製グリップボール
モンテッソーリ教育の教具「キッキングボール」と似た形をした、布製のボールです。指が入るくぼみがあり、握る力が弱い時期の赤ちゃんでもつかみやすくなっています。振ると音が鳴り、ラトルとして楽しみながら、「握る」「振る」という動きを身に付けることができます。さらに赤ちゃんが自ら触れようとすることで、視覚や平衡感覚の発達も促されるでしょう。
5ヶ月の赤ちゃんには、ママさんやパパさんが転がしたり、音を鳴らしてあげたりしてもよいですね。
対象年齢:0ヶ月~
【第1位】セレクタ:カレロ
振ると、ヘッド部分のカラフルな木がぶつかり合って音が鳴る仕掛けのガラガラです。ポイントは、赤ちゃんが握りやすいように、持ち手部分が細くなっていること。木の感触、打ち付け合う心地よい音が、五感を刺激します。
上部の木玉は、口に入れたりしても取れないよう、安全性を重視した作りで、歯固めとしても使うことができます。
くるくる回る大きな木玉は、動きを楽しめるほか、月齢が進んだときには、「ひねる」「回す」という動きの習得にも役立つでしょう。
手指の運動を重視するモンテッソーリ教育の観点からも、5ヶ月の赤ちゃんにぴったりの知育玩具です。
対象年齢:0ヶ月~
【生後5ヶ月】プレゼントにぴったりなおもちゃランキング
生後5ヶ月の赤ちゃんへのプレゼントには、赤ちゃんの興味をひき、長く遊べるおもちゃがおすすめです。けがや誤飲のないよう、安全なものを選びましょう。
5ヶ月の赤ちゃんへのプレゼントにぴったりのおもちゃを3つ、ご紹介します。
【第3位】マストロ・ジェペット:fava(ファーヴァ)カラー
「fava」とは、イタリア語で「豆」のこと。さやに入った豆に見立てた木製のラトルです。振ったり揺らしたりすると、中の木玉がぶつかり合って軽やかな音が鳴ります。5ヶ月の赤ちゃんでも握りやすく、なめてもかじっても安心な塗料が使われているので、歯固めとしても大活躍しそうです。
赤ちゃんが認識しやすい鮮やかな色合いや木の感触、心地よい音は、五感も刺激してくれるでしょう。
対象年齢:3ヶ月~
【第2位】日本育児:ひつじのショーン アクティビティプレイマット
ねんね期からおすわり期まで、成長に合わせて長く使えるプレイマットです。ふわふわのピローが、うつ伏せの姿勢を優しくサポートしてくれるので、寝返りが始まる5ヶ月の赤ちゃんにも安心して贈れます。
ミラーのおもちゃ、触ると音が鳴るおもちゃ、いないいないばあができるおもちゃなど、赤ちゃんが喜ぶ仕掛けも、盛りだくさん。おもちゃは取り外せるので、ベビーカーや自家用車に取り付けて利用することもできます。
対象年齢:0ヶ月~
【第1位】ボーネルンド:手遊び絵本 いもむしのかくれんぼ
愛嬌のあるいもむしを穴に通したり、かくれんぼやいないいないばあをしたりして遊べる布絵本です。いもむしは肌触りがよく、赤ちゃんの手でも握りやすく仕立てられています。ラトルとしても使え、「からから」と音が鳴ることにも、赤ちゃんは喜ぶでしょう。
視覚や聴覚、触覚などさまざまな面から五感が刺激され、赤ちゃんのお気に入りになること間違いなしです。
ちなみに、布絵本は洗えるので、常に清潔を保つことができます。軽いので、お出かけの際にも重宝するでしょう。
対象年齢:6ヶ月~
生後5ヶ月の赤ちゃん向け!おもちゃ(知育玩具)の手作りアイデア
生後5ヶ月の赤ちゃん向けの手作りおもちゃとして、「センサリーバッグ」をご紹介します。遊びながら触覚・視覚を刺激するので、脳の発達にも効果的です。
材料は100円ショップでもそろえられるので、ぜひ作ってみてくださいね。
材料
- フリーザーバッグ 2枚(ダブルジッパーのもの)
- 洗濯のり(適量)
- バッグの中に入れる小物(フェルト玉・ビーズ・ボタン・グリッターなど、とがっていないもの)
- 粘着テープ
作り方
- フリーザーバッグ1枚に、洗濯のりを3分の1程度入れる
- 1に小物を入れ、中の空気を抜きながらジッパーを閉める
- 閉めた口の部分を折り、粘着テープでしっかり留める
- 3の閉めた口が下になるようにしてもう1枚のフリーザーバッグに入れ、ジッパーを閉めて、同様に粘着テープで留める
- 液漏れがないか確認し、周囲にも粘着テープを貼って補強する
遊び方
- 手のひらで触ったりもんだりして、感触を味わう
- 中の小物が動く様子を見る
初めは、ママさんやパパさんが、センサリーバッグを触ったり傾けたりして、中身が動く様子を見せてあげましょう。それだけでも、赤ちゃんは楽しめますよ。
寝返りができるようになり、赤ちゃんがうつ伏せに慣れてきたら、床に置いて自由に触らせてください。暑い時期は、事前に冷蔵庫に入れておくと、ひんやりした感触も味わえます。
なお、遊ぶ前には、破れた箇所がないかを十分に確認してくださいね。
生後5ヶ月の赤ちゃんにいろいろなおもちゃで遊ばせたいなら、おもちゃのサブスクがおすすめ◎
生後5ヶ月の赤ちゃんは、首がすわり、全身を活発に動かすようになります。寝返りをしようとする赤ちゃんも増え、興味のある物に手を伸ばすこともあるでしょう。
そんな赤ちゃんのために、いろいろなおもちゃで遊ばせてあげたいものです。とはいえ、「どんなおもちゃがよいのかわからない」というママさんもいるのではないでしょうか。おもちゃが増える一方では、収納にも困ってしまいます。
毎月定額で数種類のおもちゃをレンタルできるおもちゃのサブスクは、そのような悩みを解消できるサービスです。おもちゃは買うのではなく借りる時代だと、多くのママさんやパパさんからも注目を集めています。
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