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赤ちゃんの歯が生え始めるころに使う歯固め。
「歯固めって、いったい何のために使うの?本当に必要?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
実は歯固めは、単なる赤ちゃんのおもちゃではありません。赤ちゃんの歯の健康や離乳食へのスムーズな移行をサポートするアイテムです。
この記事では、歯固めのメリットや、歯固めを使う時期を紹介します。
また、歯固めおもちゃの選び方、歯固めおもちゃのおすすめランキングも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
歯固めとはどういうおもちゃ?
歯固めは、歯が生え始めるころの赤ちゃんが口に入れて、ガジガジとかじって遊ぶおもちゃです。
基本的に市販されている商品は、赤ちゃんが口に入れても安全な素材と設計で作られています。
歯固めとおしゃぶりの違いは?
「歯固めとおしゃぶりは、何が違うの?」と思うママさんも、いるかもしれません。
実はこのふたつは、使う目的も時期も違います。
ざっくりいうと、歯固めはかむためのおもちゃ、おしゃぶりは吸うためのおもちゃです。
歯固めは、歯が生え始めるころのむずがゆい症状をやわらげてくれ、歯が生え始める一時期だけ使います。
おしゃぶりは、ママさんのおっぱい代わりとして、口寂しい赤ちゃんを安心させるためのものです。生まれてすぐから、赤ちゃんによっては2歳くらいまで手放さない子もいます。
歯固めおもちゃは何のために使う?
では歯固めには、どんな効果があるのでしょうか?見ていきましょう。
歯の生え始めのムズムズを解消する
個人差もありますが、赤ちゃんは生後4〜9ヶ月ごろに、乳歯が生え始めます。
そのときに感じるのが、むずがゆさや歯茎が押される痛みです。「歯ぐずり」といわれています。
赤ちゃんによっては機嫌が悪くなったり、夜泣きをしたりということがあるかもしれません。不快感から、身の回りのものを何でもかじってしまうということも。
そんなときに歯固めを持たせると、かむことでムズムズが和らぎ、ストレスが発散できるのです。
歯茎が刺激され、歯が生えやすくなるという効果もあります。
食べ物をかむ練習・歯みがきの練習になる
それまでは、おっぱいやミルクを「吸う」だけだった赤ちゃんも、離乳食が始まると、食べ物をかむことを覚えていかなければなりません。
あらかじめ歯固めで口にものを入れる練習、かむ練習をしておけば、離乳食をスムーズに進められるようになります。
もうひとつ、歯みがきの練習ができることもポイントです。歯固めを使っていれば、歯ブラシを口の中に入れることを嫌がらなくなるでしょう。
固いものを口に入れる練習は、歯みがきをスムーズに始めるトレーニングにもなるということです。
あごの成長を促し歯並びをよくする
ものをかむことは、歯茎や口の周りの筋肉を動かし刺激する行為です。
これにより、歯が生える土台をしっかり整えることもできます。
さらに、歯が生えるために必要なあごの広さを脳に認識させ、あごの発達が促されるのです。あごが発達すると、歯並びがきれいになります。
歯固めおもちゃはいらない?デメリットもある?
歯固めは、子どもの成長に良い効果をもたらしますが、絶対に必要というわけではありません。もちろん、使用しないという選択肢もありますが、歯固めを使うデメリットは特にないため、取り入れるご家庭は多いようです。
ただし歯固めは、口に入れるものです。赤ちゃんがかんだりくわえたりしているときは、目を離さないように気をつけましょう。
歯固めをしないとどうなる?
歯固めを使わないと悪い影響があるということは、ありません。
それどころか、歯ぐずりの解消、歯並びがよくなるなど、メリットの多いアイテムです。
歯が生え始めるころ、ぐずることが増えた赤ちゃんには使ってみるとよいですよね。
歯固めおもちゃはいつから使う?3ヶ月で始めるのは早い?
歯固めは、赤ちゃんの歯が生え始めるころから使い始めます。
個人差はありますが、だいたい生後4ヶ月以降、前歯の上下どちらかにポツンと白い小さな点が見えたら、生え始めた歯です。よだれの量が急に増えたときも、歯の生え始めたサインと考えられます。
頻繁に口に手を入れたり、タオルやスタイなどをかんだりする様子が見られたら、歯固めを持たせる時期かもしれません。
ちなみに、生後3ヶ月から使える歯固めもあります。
ただ、赤ちゃんの発達具合によっては不向きなものもあるので、赤ちゃんの発育状況を見ながら、商品説明をよく読んで選ぶようにしましょう。
歯固めを終わりにするタイミングは、特に決まっていません。
離乳食が始まったり、歯のむずがゆさが治まってくると、自然に手放すことが多いようです。
ただ、中には、お気に入りになった歯固めが近くにあると安心する子もいます。その場合は、自然と欲しがらなくなるまで、近くに置いてあげてもよいでしょう。
おすすめの歯固めおもちゃランキング
ここからは、人気の歯固めおもちゃをランキング形式で紹介していきます。
【5位】Vulli社:キリンのソフィー
キリンのソフィーは、1961年にフランスで誕生して以来、世界中で愛され続けている歯固めです。
「フランス人はソフィーと一緒に育つ」と言われているほど、フランスではポピュラーな歯固めですが、日本でも知られるようになってきました。
かんだ感覚だけでなく、肌触り、キューと鳴る音、黒い目のお顔など、赤ちゃんの五感を刺激する知育玩具にもなります。
素材は、安全で香りのよいマレーシア産のゴム100%です。職人の手で1つひとつ丁寧に作られているため、微妙にお顔が違う点も愛着がわくポイントといえます。
【4位】People:お米の歯がため
原材料の50%以上に日本全国のお米を使用、完全国内製造というお米の形の歯固めです。
厚みは、口に入れやすい8mmで、まだ握る力が弱い赤ちゃんでも持ちやすい設計になっています。かみ心地はさまざま。
原材料がお米なので、使い始めのころは、ふんわりとしたお米のにおいがすることもポイントです。
主食がお米という日本人にとっては、親しみのわく歯固めですね。
【3位】Natruba:ティーザー スワン
とてもおしゃれでフォトジェニックなスワンの歯固めは、「何でも口に入れてしまうわが子のために安心できるおもちゃを」と考えたデンマーク在住の夫妻が設立した玩具メーカーの製品です。
目を引く美しいラインは、手描きのスケッチから型を取り、職人たちの手仕事により生み出されているのだそう。
スリランカ産の天然ゴム100%、食品衛生法をクリアした染料を使用し、安心して赤ちゃんに持たせることができます。
【2位】Sassy:カミカミみつばち
赤ちゃんが認識しやすいはっきりした色合いと、ハチのモチーフがかわいらしい歯固めです。
まだ握力が弱い赤ちゃんでも握りやすい形状に設計された羽は、4枚それぞれ触感の異なることがポイント。
水が入ったプニプニの羽、ボコボコした羽、カラフルなビーズが入った羽が、赤ちゃんの五感も刺激してくれます。
冷蔵庫に入れると羽の水が冷えるので、暑い夏には赤ちゃんも喜んでカミカミしてくれますよ!
【1位】EDISONmama:カミカミBaby バナナプラス
かじっている姿がなんともかわいらしいバナナの歯固めは、多くの先輩ママが、思わず写真を撮ってしまうという製品です。
肉厚でかみ応えのあるバナナは、日本の食品衛生法をクリアした100%エラストマー(弾力ゴム)製。
バナナの皮部分がガードになるという設計でのど突きを防いでくれるほか、床に落ちたときも先端部分が床に接触しません。ママさんにとって、安心でうれしい工夫がいっぱいです。
レンジや煮沸でのお手入れができるほか、持ち運びに便利な別売りの専用ケースもあります。
歯固めおもちゃの選び方
さまざまな歯固めがありますが、どんなことに注意して選べばよいのでしょうか?
注意したいポイントは以下の3つです。
素材の安全性を確認する
赤ちゃんが口に入れるものなので、安全な素材のものを選びましょう。
弾力性が高く、かみ応えがあるのは、シリコンやエラストマー製のものです。丸洗いや煮沸消毒も可能で、お手入れも簡単にできます。
ナチュラルな雰囲気でインテリアにも馴染むのは、木製です。
塗装が施されている場合は、口に入れても安全かを確認しましょう。
お米製の歯固めもあります。お米を原料としたプラスチックで、使い始めはご飯の甘いにおいがします。
握りやすさと形の安全性を確認する
まだ握る力の弱い赤ちゃんが、しっかり握れる形であることも、安全で上手に使うためのポイントです。
上手に使えないとご機嫌が悪くなり、歯固めを使ってくれないこともあります。
形も、安全性をクリアしたものがほとんどですが、最近人気の小さなビーズをつなげた手作りの歯固めジュエリーなどは、安全性の保障はされていません。
実際に、知らない間にジュエリーが首に絡まる事故、外れたビーズを赤ちゃんが口に入れたことによる誤嚥、窒息などの事故も発生しているので、注意しましょう。
歯固めを選ぶ際は、
- 喉を突かない形状であるか
- 部品が外れて誤嚥の危険性がないか
- 歯固め本体、または歯固めのホルダーが首に絡まったりしないか
- 歯固めの形状や部品によってケガをしないか
などをチェックし、安全なものを選ぶようにしましょう。
お手入れのしやすさで選ぶ
歯固めは赤ちゃんが口に入れ、しかも床に落とすことも多いおもちゃなので、衛生面も気になりますよね。
シリコンやエラストマーを使用したものは丸洗いや煮沸による消毒ができ、お手入れが簡単です。
落としたときに、さっと水洗いできる素材も助かりますよね。
初めてのおもちゃはサブスクで取り寄せるのもあり◎
歯固めは赤ちゃんの気を紛らわせてくれるだけでなく、赤ちゃんの歯並びやあごの発達にもよい影響を与えてくれるおもちゃです。
ただ、小さなころは発達が早く、できることが増えていきます。歯固めに限らず、興味を持つおもちゃや知育に役立つおもちゃも変わっていきますね。
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