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「赤ちゃんが初めて触れるおもちゃにはこだわりたい」というママさんパパさんは多いですよね。
温もりのある木のおもちゃは、さまざまなメリットがある知育玩具として国内外で高い人気があります。
今回は木のおもちゃの効果をはじめ、日本と海外の人気ブランドが手がける0歳児向けの木のおもちゃを紹介していきます。
0歳の赤ちゃんに素敵な木のおもちゃをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
木のおもちゃを0歳の赤ちゃん(ベビー)に与えることで期待できる効果
なんとなく、「木のおもちゃは赤ちゃんに良さそう、デザイン性もあっておしゃれだし」と考えている方は多いのではないでしょうか。
最近では「木育」として、幼いころから木に親しむことで、森林や私たちを取り巻く環境に目を向けるための取り組みも始まっています。
では、具体的に木のおもちゃにはどんな効果が期待できるのかをみてみましょう。
集中力を育む心地よい手触り
赤ちゃんは生まれたときから、五感をフル活用してすべての「はじめて」に向き合っています。そのため、感覚はとても敏感で、あらゆることを吸収しようとしています。
0歳のおもちゃとして使われる、木のしっとりとしたやさしい手触りと、少し重みのある特有の持ち心地は、赤ちゃんにはとても心地のよいものです。
また、木が持つ特有の温かみも赤ちゃんの心地よさにつながります。生まれたばかりの0歳児は温度変化に敏感なので、温もりを感じられる木のおもちゃを与えると、感覚的に好奇心が刺激され、長く遊んでくれるでしょう。
この夢中になって遊ぶという行為が、集中力を養うのです。
脳を刺激するよい香り
視覚が発達していない赤ちゃんは、敏感な嗅覚でママのおっぱいを探すのだそうです。
嗅覚は五感の中で唯一、直接本能や感情、記憶を司る脳の「大脳辺縁系」につながる感覚器官。そのため、匂いをかぐことで感情はすぐに変化をみせます。
「美味しそうな匂い、なんだかお腹すいたな」
「いい香り、あー、心が落ち着く」
大人でも深呼吸したくなる香りは、木のおもちゃならではのもの。赤ちゃんの嗅覚を刺激して、リラックス状態を保ってくれます。赤ちゃんがご機嫌で遊べる、心地よい空間を演出してくれるのです。
想像力を培うシンプルなデザイン
木のおもちゃは、比較的シンプルなものが多いですよね。
触り心地、木目の美しさなど素材の良さを生かしたデザインが取り入れられています。
そのシンプルさは、赤ちゃんが遊ぶ際に想像力を膨らませるポイントになります。
赤ちゃんはまず、つかんで、口に入れ、ぶつけて、と遊び始めます。
そして、自由な考え方で、おもちゃをさまざまなものに見立てて遊ぶようになります。
シンプルな木のおもちゃは、豊かな想像力を働かせて、自分の世界を作りながら遊ぶことをサポートしてくれるのです。
0歳児向けの木のおもちゃにはどんなものがある?
木のおもちゃのなかでも、0歳の赤ちゃんにおすすめのおもちゃの種類を3つ紹介します。
はじめてのおもちゃにぴったりな「ラトル」
0歳に適した木のおもちゃの中でも、にぎにぎ、ラトルはかなりはじめの時期から活躍してくれます。
滑らかな触り心地と良い匂いのする木製のラトルは、まさに五感を刺激するためにはもってこいのおもちゃ。
口に入れても安全な滑らかな仕上がりと塗装、心地よい音が鳴るものを選ぶといいですね。
長く使える「積み木」
木のおもちゃの代表でもある積み木。
ぶつけたときの感覚、音の心地よさは、プラスチックなどでは味わえない、少し重みのある木ならではのものです。
長く使える積み木は、大きくなってからもさまざまな遊び方ができるので、コスパも高いおもちゃといえます。
赤ちゃんでもつかみやすい大きさと軽さのものを選びましょう。
体の成長を促す「動くおもちゃ」「音が鳴るおもちゃ」
寝返りができるようになったり、ずりばいやハイハイができるようになってくると、赤ちゃんの視線も変わり、さまざまなものに興味が出てきます。
とくに動いたり音の出るおもちゃには、赤ちゃんも興味津々です。
手を伸ばして、自分で動かしてみよう、音を鳴らしてみようとすることで、赤ちゃんの体の発達を促してくれます。
【日本製】0歳児におすすめの木のおもちゃ
日本製の木のおもちゃは、木の質感を生かした無塗装のものが多く、とても丁寧なしごとが魅力です。
幼児教室発のエド・インターや皇室御用達の山のくじら舎などが有名ですが、地元の材木を使ってオリジナルのおもちゃを作る小さな工房も多く、とてもクオリティの高い木のおもちゃがそろっています。
まずは日本製の木のおもちゃを4つ紹介しますね。
MastroGeppetto:FAVA(ファーバ)
古くからの郷土玩具が多く伝わる、福島県南会津にある工房「マストロ・ジェペット」。木工のプロフェッショナルが集う工房です。
イタリア語で「豆」という意味の「FAVA」は、さやに入った豆の形をしたラトル。
やさしい木目のメープルで作られたさやの部分は、赤ちゃんの手でぎゅっと握るのにちょうどよい曲線を描いており、木工職人による丁寧な仕事が際立っています。
カラカラとさやの中を移動する豆が興味を引き、握って振る、指先でクルクルと豆を回すなど、赤ちゃんが指先をしっかり使って長く遊ぶことができるラトルです。
対象年齢:3ヶ月くらいから
エド・インター:いろはタワー
エド・インターは、幼児教室から生まれた知育玩具のメーカーです。
知育という点に重きを置きつつ、かわいいデザインや色合いで作られたおもちゃの数々はとても人気があります。
こちらは少し大きめのタワー型のラトル。国産のイタヤカエデ製です。
中にはパステルカラーの木玉が10個が入っており、真ん中の穴を抜けてカラカラと心地のよい音を立てて転がります。
寝返りやハイハイの頃は、ママさんたちが転がしてあげることで自分で手を伸ばし、追いかける練習にもなりますね。
対象年齢:6ヶ月くらいから
山のくじら舎:赤ちゃんの宝石箱
高知県安芸市にある「山のくじら舎」は、都会から移住した夫婦が始めた工房。
主に香り豊かな土佐ヒノキを使い、子どもや孫がいる女性の職人たちの手によって丁寧に作られたおもちゃは皇室でも愛用されているのだそう。
この赤ちゃんの宝石箱は、0歳の赤ちゃんが楽しめる歯固めやラトル、積み木などがセットになったものです。
赤ちゃんが舐めたり噛んだりしながら、思いきり好きなように遊べる設計で、すべての角は丸く削られ、塗られた植物性オイルは口に入れて安心なものが使われています。
対象年齢:0歳から
無垢工房(MUKU studio):カラコロじどうしゃ(カラー)
Toyクリエイター野出正和氏によるMUKU studioのファーストトイが、このカラコロじどうしゃです。
野出氏が自分のお子さんのために作った木のおもちゃで、デビューから30年近くたった今でも多くの子どもに愛されるロングセラーとなっています。
握る部分は強さを保ちながら、赤ちゃんの手にちょうど馴染みやすい薄さに仕上げられています。
また、軽いシナの木を使ったくるまの車体とタイヤの間には隙間があり、動かすとカタカタと優しい木の音がするため、ねんねのころはガラガラやラトルにも。
タイヤは木の質感が感じられるよう淡く優しい色合いで、口に入れても安全な塗装がほどこされています。
対象年齢:10ヶ月くらいから
【外国製】0歳児におすすめの木のおもちゃ
外国製の木のおもちゃは、シンプルなデザインと美しい色が特徴です。
ドイツを中心に、北欧などにも歴史ある木のおもちゃメーカーが数多くあり、高いデザイン性と職人の手仕事を大切にする姿勢を守り続けています。
そんなメーカーから世界に発信されるおもちゃには、世代を超えてロングセラーとなっているものがたくさんあります。
外国製の木のおもちゃを4つ紹介します。
BELI DESIGN社:クーゲルン
カラフルで美しい木玉が連なる、まるでオブジェのようなクーゲルン。
1979年創業のドイツ、ベリデザイン社の自信作です。
直径2.5cm、12個の球が丈夫なゴムでつながり、引っ張って組み替えることで、さまざまな形にすることができます。
口に入っても安全な塗料を使用しており、小さなときはおしゃぶりとして、また手の力がついてくると指先をしっかり使って形づくりを楽しむことができます。
対象年齢:6ヶ月くらいから
Naef社:ベビーボール
1954年創業のNaef社は、当初インテリアを手がけるスイスのメーカーでした。
その後、さまざまなデザイナーとタッグを組み、新しい発想の美しい木のおもちゃを数多く発表してきました。
このベビーボールはモビール・ハンギングトイなどさまざまに変化するおもちゃです。
赤ちゃんでも認識できるはっきりとしたカラーリングの木玉が5つ並び、揺らすたびにカチカチとぶつかり合い、赤ちゃんの興味を引きます。
ねんねのときはモビールとして、手が伸びるようになったら届く場所に固定して触れるようにしてあげましょう。
対象年齢:3ヶ月くらいから
Sina社:ベビーキューブ
赤ちゃんの手にちょうどよい大きさと軽さの美しい12個のキューブです。カラフルな色は舐めても安心な塗料が使用されています。
一見すると、とてもシンプルな積み木ですが、このおもちゃの特徴は小さく開けられた穴から聞こえる音です。
中は空洞になっており、鈴や小さな木片などが入っているのだそう。
緑は春をイメージした音、黄色は日の出をイメージした音といったように、デザイナーのこだわりが詰まった、とても優しい音ばかりで、大人も思わず耳を澄ませて聞き入ってしまいます。
対象年齢:6ヶ月くらいから
NIC社:ベビーダック
NICは妥協のない丁寧な手作業を大切にし、高いデザイン性と堅牢性で木のおもちゃの本場ドイツにおいても定評があるおもちゃメーカーです。
まだ視覚が未発達の赤ちゃんの目にも止まりやすい、カラフルで楽しいアヒルのおもちゃ。
手作業で描かれるため、1つひとつアヒルの表情が違うのも愛着が湧きやすいポイントです。
ハンドルは小さな赤ちゃんでも握りやすいよう設計されており、小さいうちは歯固めやラトルとして使え、大きくなったら走らせて遊ぶことができます。
対象年齢:新生児から
参考:木のおもちゃは出産祝いにもぴったり?
出産祝いとして、木のおもちゃをお考えの方もいるはず。
出産の贈り物として木のおもちゃが喜ばれるのには、以下のような理由があります。
- 木特有の匂いや触り心地などが、小さな赤ちゃんの五感を刺激してくれる
- シンプルなデザインで、さまざまな遊びが楽しめる
- 丈夫なおもちゃが多く、長く使ってもらえる
- デザイン性が高いものが多く、どんなインテリアにもなじむ
- 高価なものが多いので、手が出しにくい
一方、赤ちゃんは成長のスピードがとても早いので、おもちゃの選び方には注意が必要です。
せっかく贈ったのに、あっという間に遊ぶのに飽きてしまった、とならないよう、対象年齢を確認して、赤ちゃんが少し先まで遊ぶことのできるおもちゃが喜ばれやすいですよ。
また、赤ちゃんがおもちゃを口に入れることを想定し、「安全な仕様になっているか」「口に入っても問題のない塗料が使われているか」などをしっかり確認しましょう。
美しいデザインで知育効果も高い木のおもちゃは、出産祝いにぴったりです。
0歳向けの木のおもちゃをいろいろ試すならサブスクがおすすめ◎
木のおもちゃは赤ちゃんの五感を刺激してくれるおもちゃです。早いうちからぜひ取り入れたいですよね。
ただ、購入するとなると少し値段が気になる、という方も多いのではないでしょうか?
購入して、もし赤ちゃんが気に入らなかったら、と思うと少し考えものですね。
おもちゃを毎月定額でレンタルできる、おもちゃのサブスクをご存知ですか?
キッズ・ラボラトリーはおもちゃのサブスクの中でも、国内外の本格的な木のおもちゃが豊富にそろっているのが特徴です。
また、専門的な資格を持つおもちゃコンシェルジュが、1人ひとりの赤ちゃんの興味や発達段階を考慮しておもちゃを選んでくれるため、おもちゃ選びに悩むこともありません。
そのほかにもこんな嬉しいポイントがありますよ。
- 赤ちゃんがおもちゃを気に入らない場合は何度でも交換可能
- 普段使いでついた傷や汚れについては弁済不要
- 赤ちゃんが口に入れてもいいように、除菌・消臭の徹底
また、おもちゃのサブスクでは、子どもが大きくなっても、発達や月年齢に合ったおもちゃに交換できるので、長く利用することを考えれば早めに申し込むのが得策です。
0歳の赤ちゃんのために木のおもちゃの購入を考えている方は、ぜひおもちゃのサブスク、キッズ・ラボラトリーの利用を検討してみてくださいね。