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1歳のお子さんのおもちゃ選びに悩んでいるママさんやパパさんも多いはず。
知育効果も期待できる木のおもちゃで遊ばせたいものの、種類が多すぎて、どれを選べばよいのか迷いますよね。
今回は、1歳の子どもにおすすめしたい木製のおもちゃを、モンテッソーリ教育の理念をふまえて紹介します。日本製と外国製のおもちゃをそれぞれ3つ、インテリアにもこだわりたいママさん向けに、おしゃれな見た目の木製おもちゃを3つ選びました。
木のおもちゃを検討中のママさんは、ぜひ参考にしてくださいね。
木のおもちゃは1歳児にどのような良い効果を与える?
1歳児が、木のおもちゃ遊びで得られる良い効果として挙げられるのは、主に以下の4つです。
- 五感の発達が促される
- 手や指の使い方を覚える
- 想像力が養われる
- リラックスできる
子どもは1歳前後に歩けるようになり、生活の幅が大きく広がります。あらゆることに興味を示し、おもしろいと感じたことは何度でも繰り返すようになるでしょう。
こうして、日々、できることを増やしていきます。そんな吸収力抜群の1歳児にとって、よい刺激を与えてくれるのが木のおもちゃです。
五感の発達が促される
木のおもちゃには、1歳児の五感の発達を促す効果があります。
木が持つ特有の香りや感触、木目や打ちつけ合う音などは、遊びを繰り返す中で未発達の五感を刺激し、豊かな感性を養ってくれるでしょう。
五感の刺激は脳の発達につながるので、知育効果も期待できますよ。
また1歳児には、なめたり、においをかいだりという行為も多く見られますが、自然由来の木でできたおもちゃなら、その点も安心です。
手や指の使い方を覚える
遊び方がシンプルでわかりやすい点も、木のおもちゃの特徴の1つです。「押す」「叩く」「積む」「のせる」など、さまざまな動きを通じて、手や指の使い方を自然に覚えていきます。
手指を動かすことは、脳の発達にもよい影響があるといわれていますし、さまざまな体験を積むことで、集中力も育まれるでしょう。
想像力が養われる
木のおもちゃの多くは、素材感を生かし、作りがシンプルです。自由な発想での見立て遊びに発展しやすく、想像力を養う効果に期待できます。
例えば、「車」をイメージし、木のおもちゃを「ブーブー」と言いながら遊ぶこともあるでしょう。思い描いた世界をおもちゃで表現する楽しさを知れば、創造力や表現力も豊かになります。
リラックスできる
木のおもちゃならではの温もりやにおいは、心を落ち着かせ、リラックスさせてくれます。
プラスチック製や電子音の出るおもちゃとは異なり、手触りがよいこと、音が耳に優しいことも、木のおもちゃならではです。
1歳児が木のおもちゃで遊ぶことは、モンテッソーリも推奨している?
1歳の子どもが木のおもちゃで遊ぶことは、モンテッソーリ教育でも推奨し、取り入れられています。木のおもちゃには、1歳ごろから現れる「運動や感覚の敏感期」に適した要素が、たくさん詰まっているからです。
モンテッソーリ教育における敏感期とは、子どもが特定の行動に強い興味を持ち、集中して繰り返すことで、能力を伸ばそうとする時期のこと。
例えば、子どもがティッシュペーパーすべてを、箱の中から引き出すことがあります。大人にとっては「いたずら」ですが、子どもにとっては、「引く」という動きを獲得する敏感期だからこその行動なのです。
モンテッソーリ教育では、このような敏感期を逃さず、子どもが実際に観察したり触ったりしながら学べる環境づくりを大切にしています。
1歳児向けの木のおもちゃにはどのようなものがある?
1歳児向けの木のおもちゃには、「車のおもちゃ」「スロープのおもちゃ」「楽器のおもちゃ」など、さまざまなものがあります。
それぞれの特徴をみていきましょう。
車のおもちゃ
木のおもちゃの代表としておすすめしたい1つめが、車のおもちゃです。性別を問わず、車や汽車など乗り物が好きな子どもは多いのではないでしょうか。
木でできた車は、見た目がシンプルで、子どもにとってわかりやすい形状です。自分で動かしながら車が動く音を発したり、ぬいぐるみを乗せたり、想像力を膨らませながら遊ぶことができます。
スロープのおもちゃ
スロープのおもちゃも、1歳児が喜ぶ代表的な木のおもちゃです。自分が放ったボールや車が、転がったりしながら落ちていく様子は、とても不思議で楽しく感じるようで、飽きずに繰り返し遊びます。
素材の質感、木がぶつかったときの素朴な音も、魅力です。動くものを目で追いかける「追視」の力、観察力、色を見分ける力が養われるなど、遊びの中での知育効果も期待できます。
楽器のおもちゃ
1歳向けの木のおもちゃでは、楽器のおもちゃも人気です。木製ならではの自然な音が、心地よく響きます。
中でも、叩いて遊べる木琴や太鼓は、シンプルな動作で音の変化が楽しめ、子どもは夢中になるでしょう。
ただ、棒を握り、ねらった場所を打つという一連の動きは、1歳児には少し難しいかもしれません。しかし、繰り返し遊ぶうちに、手の動かし方や力加減を習得していきます。その過程で音の大きさや高さの違いを発見し、自分で調節できる力も身に付けていくでしょう。
【日本製】1歳児向けの木のおもちゃ
1歳児が喜ぶ、日本製の木のおもちゃを3つピックアップしました。
- こまむぐ:どんぐりころころセット 赤・黄・緑
- 山のくじら舎:はたらく自動車
- オークヴィレッジ:森の合唱団
日本製の木のおもちゃの多くは、素材や質感を生かし、無塗装で仕上げています。
こまむぐ、KOIDE、山のくじら舎など、メーカーも全国各地にあり、職人の手による丁寧な作りが魅力です。地元産の木材やリサイクル木材などを使用し、環境にも配慮しています。
こまむぐ:どんぐりころころセット 赤・黄・緑
埼玉県の木製玩具専門メーカー・こまむぐは、「子どものよりよい笑顔のために」を理念に掲げています。
紹介する「どんぐりころころセット」は、木製のどんぐりが、坂道をゴトゴト下っていくおもちゃです。シンプルですが、どんぐりがいろいろな動き方をするため、何回遊んでも飽きません。1歳の子どもにも持ちやすい大きさで、手指を使い「握って離す」という動きも、遊びながら覚えられますよ。
対象年齢:3歳から(大人と一緒の場合は1歳6ヶ月から)
山のくじら舎:はたらく自動車
高知県安芸市にある山のくじら舎がつくる木のおもちゃは、良質な土佐ヒノキをはじめとした木材を使用しています。
「はたらく自動車セット」には、子どもが好きなバスやトラック、はしご車などがそろい、自然な優しい香りが魅力です。
着色していないので、自由な発想で色をイメージしながら遊べるでしょう。専用の箱に収納できるので、お片付けの習慣も身に付きますよ。
オークヴィレッジ:森の合唱団
オークヴィレッジは、岐阜県高山市にある老舗の工房で、家具からおもちゃまで国産の無垢材を使用しています。
「森の合唱団」は、種類の違う8つの木材でできた木琴のおもちゃです。樹種名の焼き印が入り、木の種類による色や手触り、香りの違いを知ることができます。
バチで叩いて音が鳴る楽しさを感じながら、豊かな五感を育めるでしょう。自然な音色にも癒されます。
【外国製】1歳児向けの木のおもちゃ
外国製の1歳児向けの木のおもちゃの中から、おすすめの3つを紹介します。
- Jussila(ユシラ):カラームカデ
- leccio(レシオ):パオ
- Beck(ベック):トレインカースロープ
外国製の木のおもちゃの特徴は、色使いやデザインにスタイリッシュなものが多いことです。特にドイツや北欧のものは、品質の高さや知育性を重視していることが特徴といえるでしょう。
中でもドイツは、木のおもちゃ大国といわれています。
Jussila(ユシラ):カラームカデ
フィンランドにあるユシラ社の「カラームカデ」は、50年以上のロングセラーを誇るプルトイです。カラフルな色と転がる動きがユニークで、子どもの興味を惹きつけます。
自分でひもを持って歩きながら動かせるおもちゃは、よい運動にもなるでしょう。指先や腕の使い方を覚えたり、「やってみたい」という自主性を育んだり、知育効果も期待できます。
leccio(レシオ):パオ
イタリア・レシオ社の「パオ」は、ヨーロッパで大人気のハンマートイです。セットした玉を落とすと、一瞬見えなくなり、下の穴から出てくるという仕掛けになっています。消えたものが出てくるという不思議さに、1歳児は大喜びです。
初めは手で押し入れて遊び、やがてハンマーを握って叩くという動きへと発展するので、手指を使うトレーニングにもなります。
Beck(ベック):トレインカースロープ
ドイツの老舗玩具メーカー・ベック社の「トレインカースロープ」は、車や連結車両がカタカタと音をたてながら坂を下るおもちゃです。その動きに、子どもは夢中になります。
動くものを目で追う追視の力が鍛えられるほか、木の車がぶつかり合う音に聴覚も刺激されるでしょう。「車をつかんで、決まった場所ではなす」という動作により、力加減を養ったり、集中力を高めたりする効果も期待できますよ。
見た目が「おしゃれ」な1歳児向けの木のおもちゃ
木のおもちゃには、以下のように、おしゃれなものもあります。
- 草の実工房もく:木のZOO マグネットボード
- グリムス:アーチレインボー
- わかふじクラフト:木馬
素材が木の場合、おもちゃという枠を超え、インテリアとして飾れる点もうれしいですね。
草の実工房もく:木のZOO マグネットボード
「木のZOO マグネットボード」は、英語と図柄が描かれたボードに、マグネットが付いた動物のフィギュアを当てはめて遊ぶおもちゃです。
動物を動かしたり積み上げたりすることは、手先の運動にもなります。クイズやパズルとしても使え、インテリアとしても邪魔になりません。
グリムス:アーチレインボー
グリムスのおもちゃは、デザイン性に優れ、ぱっと目を引く鮮やかな色使いが特徴です。
ユニークな形がかわいらしい「アーチレインボー」は、積み木のように遊びながら、バランス感覚を養うことができます。想像を膨らませれば遊び方は無限大で、色や大きさの概念を覚えることもできるでしょう。インテリアとしてもおすすめです。
わかふじクラフト:木馬
シンプルなデザインで優しい雰囲気の木馬は、インテリアとしても楽しめるおもちゃです。わかふじクラフトの木馬は、サイズがコンパクトなので、1歳半ごろから自分で乗ることができますよ。
心地よく揺れながら、バランス感覚、揺れをコントロールする力も養えるでしょう。子どもが遊ばないときは、ぬいぐるみを乗せてもかわいいですね。
1歳児向けの木のおもちゃを試すならキッズ・ラボラトリー◎
1歳のお子さん向けの、木のおもちゃ9選を紹介しました。木の素材を生かした日本製、知育を重視した外国製、それぞれに特徴があります。インテリアとして使うことを意識して選ぶのもよいですね。
ただ、木のおもちゃは高価なものが多く、何種類も購入したり、成長に合わせて買い足したりするのは、難しいこともあるでしょう。よかれと思って買ったのに、すぐに飽きて遊ばなくなった……というのも、よくある話です。
そんなお悩みを解決したい方は、次のようなメリットのあるおもちゃのサブスクを検討してみませんか?
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ぜひサービスを利用して、いろいろな木のおもちゃで、お子さんを遊ばせてあげてくださいね。