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天秤のおもちゃの知育効果とは?モンテッソーリとの相性やおすすめ商品を紹介

天秤のおもちゃ

「天秤」と聞くと、勉強的な要素が強いイメージですが、実は月年齢の低い子どもでも楽しく遊ぶことができます。

この記事では、天秤のおもちゃの具体的な知育効果や、おすすめの天秤おもちゃをご紹介します。

天秤のおもちゃで遊ばせることを検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

天秤(はかり)おもちゃの知育効果とは

天秤とは、てこの原理を利用して物の重さとおもりを釣り合わせ、物体の重さを量る器具のこと。「はかり」の一種でもあり、子どもが天秤を使って遊ぶことで、視覚や触覚を通して脳に刺激が与えられます

「左右にゆらゆらと揺れる動き」に興味関心を持つ子どもも多く、知育効果が高いとされている天秤のおもちゃですが、実際にはどのような知育効果があるのでしょうか。

ここでは、天秤おもちゃの具体的な知育効果として、以下の2つを解説していきます。

  • 知的好奇心が身につく
  • 論理的思考力が養われる
  • 数字の概念が身につく

それでは、順番に確認していきましょう。

知的好奇心がに身につく

知的好奇心が高まりだす4歳前後の時期に、天秤のおもちゃは特におすすめです。

感覚的に触って楽しむことで、知的好奇心や自尊心がより高められるとされています。

子どもが遊ぶ様子を横で見ていると、つい大人はいろいろ教えたくなりますが、細かいことは気にせず、まずは子どもが自由に触って楽しめるよう見守ってあげましょう。

論理的思考力が養われる

天秤で遊ぶことで子どもの論理的思考力が養われます。

天秤を釣り合わせるためには、2つのはかりを同じ重さにする必要があります。子どもは「どのおもりを置くことで天秤が平行になるのだろう」と考えるようになり、試行錯誤を繰り返すことで正解を導くことができます。

この、試行錯誤して考えるという経験が論理的思考力の形成を促すのです。

数字の概念が身につく

天秤のおもちゃで遊ぶことで、「物の重さ」「数字の概念」「てこの原理」「重力」を理解できるため、算数的な知識の習得にもつながります。

また、直接触って目で確かめることで「自分で考える力」を養うことができ、問題解決力を伸ばすことにもつながりますよ。

さらに、遊びながら「物の重さ」を感覚的に学ぶことができるのも、天秤のおもちゃで遊ばせるメリットです。

天秤(はかり)のおもちゃはモンテッソーリ教育にも良い?

子どもが自分自身で学びながら育つ「自己教育力」を最大限活かすモンテッソーリ教育は、子どもが主体となって遊ぶことで自律的姿勢を育むことを理想としています。

そして、この考え方にぴったりなのが天秤のおもちゃ。なぜなら、天秤は子どもの自由な発想を引き出すことができるシンプルなおもちゃだからです。

子どもの興味関心や発達具合に応じたさまざまな楽しみ方ができる点から、天秤のおもちゃで遊ばせることはモンテッソーリ教育の観点から見ても効果的だと言えるでしょう。

天秤(はかり)のおもちゃで遊ぶときのポイント

天秤の遊び方は、月年齢によって大きく異なります。

それぞれの発達度合いによって遊びを変化させることで、得られる効果や楽しみ方も変わってくるので工夫してみましょう。

主なポイントとしては、以下の3つが挙げられます。

  • 天秤に触れて揺れを楽しむ
  • 数字と量を結びつける
  • 数の合成・分解を理解する

まずは子どもが思い思いに遊ぶ姿を見守り、少しずつ大人も一緒に参加しながら重さの概念を意識していけると、より深い学びへと導けますよ。

では、順番に見ていきましょう。

天秤に触れて揺れを楽しむ

低年齢の子どもには、まず自由に触れてみる経験をさせ、ゆらゆらと揺れる動きを見て楽しむところから始めるとよいでしょう。

さらに、感覚的に触れてみることで天秤のおもちゃに対する興味関心を、より引き出すことができ、繰り返しの動きを楽しめるようになります。

数字と量を結びつける

はかりの仕組みに慣れてきて、次第に大きさ(重さ)の大小がわかるようになれば、積み木やブロックなど身近なおもちゃを活用しながら、数量と数字を結びつける練習をさせてみましょう。

天秤が釣り合うように意識しながら作業を行うことで、論理的思考や問題解決力を身につけることも可能ですよ。

数の合成・分解を理解する

数字を合成する組み合わせが1つでないということを、天秤のおもちゃを通して学ばせてあげましょう。

例えば、

  1. 「右のはかりに数字の6を乗せ、左のはかりにはどれかの数字を2つ乗せて釣り合うようにする」
  2. 「1と5」「2と4」など複数の答えが出る
  3. 足し算を用いた遊びができる
  4. 遊びを通して学ぶ

このように、「釣り合うものを探す」というゲーム感覚での学びから、子どもは数字の合成を理解していきます。また、この基礎を押さえておけば、小学校に入ってから「足し算」や「引き算」などをスムーズに理解できるようになるでしょう

天秤(はかり)のおすすめおもちゃ5選

年齢によってさまざまな遊び方ができる天秤のおもちゃですが、どのようなおもちゃを選ぶかによってもまた、身につけられる知育効果や楽しみ方は異なります。

天秤のおもちゃを選ぶ際のポイントとして、以下のような点が挙げられます。

  • 月年齢に合っているか
  • 目的
  • 計算力
  • 発想力
  • 手先の器用さなどの巧緻性

おもちゃによって対象年齢や遊び方が異なるので、子どもの月年齢を踏まえながら選ぶことが大切です。

ここからは天秤のおすすめおもちゃを5つご紹介します。

上記のポイントを踏まえながら、おもちゃを選んでくださいね。

ボーネルンド(BorneLund):ピエロのびっくりはかり

ボーネルンド(BorneLund):ピエロのびっくりはかり

インパクトのあるピエロが軸となる天秤のおもちゃ。左右に数字のおもりを入れることで数字の「足す」「引く」を学び、釣り合ったときに答えがわかるという仕組みです。

数の大きさは実際の重さを表しているので、左「8」→右「2と6」で釣り合います。

遊びながら楽しく、数の大小や足し算引き算を習得できるおもちゃですよ。

対象年齢:4歳ごろ

七田式:しちだっくてんびん

七田式:しちだっくてんびん

愛らしい「しちだっく」が印象的な天秤教材。子どもの右脳を育てることで、独創的な発想や感覚を養うことを目的とする七田式教育で扱われる教材となっています。目で見てわかりやすいカラフルな数字ブロックとミニしちだっくのおもりを用いて、「重さ」と「数字の大小」を学べます。

実際に傾きを確認できるので、目で見て「重い」「軽い」をわかりやすく理解できますよ。ミニしちだっく3つ=「3」のブロックなので、数字と量の概念を身につけるのに効果的です。

対象年齢:3歳~6歳

モンテッソーリ:はかり・天秤2種セット

モンテッソーリ:はかり・天秤2種セット

木製であたたかみのあるモンテッソーリ発のはかり・天秤セット。天秤皿とカウント用はかりを使った2パターンの楽しみ方ができます。

左右の重さが均等になるように、またその均等さを保てるように根気強く取り組めば、集中力の持続も期待できますよ。

ただし、おもりが小さいので、特に小さな子どもは誤飲などに気をつけましょう。

対象年齢:3歳~

Atoyinn:バランスゲーム 猿天秤

Atoyinn:バランスゲーム 猿天秤

天秤の原理を利用して、「重さ」「足し算」「引き算」が学べるおもちゃ。すべてのパーツが丸みのある作りなので、安全に遊べます。

付属のカードによって数字と猿の数を数えながら、ゲーム感覚で視覚的にも感覚的にも数の概念を身につけることができますよ。

対象年齢:3歳ごろ~

ラーニング リソーシズ:バケツ天秤

ラーニング リソーシズ:バケツ天秤

目盛りが記載されたバケツが特徴的な天秤のおもちゃ。バケツが透明なので、重さの計測がわかりやすく視覚的に学べます。

また、バケツには注ぎ口がついており、固体だけでなく液体を入れても使えます。バケツは取り外しができて400mlまで計測が可能。カラフルなデザインなので、子どもが興味を持ちやすい天秤のおもちゃです。

対象年齢:3歳~

簡単に手作り!天秤(はかり)おもちゃの作り方

複雑そうに見える天秤のおもちゃですが、手作りで制作することができます。

ここからは、簡単に作ることができる手作り天秤のおもちゃをご紹介します。

【材料】

  • ペットボトル1本(900ml以上)
  • 細長い木板(幅2cm、厚み4mm、長さ40cmくらいのもの)
  • 牛乳パック2つ
  • タコ糸
  • ダブルクリップ2つ
  • ナゲシ万能ビス1本

材料は、どれも身近にあるものなので手軽に用意できます。家になくてもホームセンターなどで数百円程度で購入できる点もうれしいですよね。

【作り方】

<天秤の皿部分>

  1. 牛乳パックの底当たりをカッターナイフで切り、お皿を作る。※このとき同じ重さになるように丁寧に切る。
  2. 木板の中央にキリで穴をあける。キリをぐりぐり回して大きめに穴を開ける。

<天秤の腕部分>

  1. ペットボトルに水を満タンに入れてふたをする。ふたの横からナゲシビスをドライバーでねじ込み、ふたの反対側までねじ込む。
  2. 反対側まで届いたら一度ビスを抜き、木板とともに再度取り付ける。
  3. 取り付けたら、木板がスムーズに回転することを確かめる。

<皿を取り付ける>

  1. 牛乳パック皿の四隅にタコ糸を通し、つるせる状態にする。
  2. 左右の皿がバランスをとれる位置にクリップの場所を調節する。
  3. 完成

【遊び方】

  • おはじきやビー玉などを天秤皿に乗せて、ゆらゆら左右に揺らす
  • 身近なものを使って、2つのものの重さを比べてみる
  • 天秤が水平になるものを探してみる(近い重さであれば、何を足したら水平になるかなど)

天秤のおもちゃにはたくさんの遊び方があります。

天秤のおもちゃで遊ぶことで、数の大小や重さの概念はもちろん、「重いと下に下がる」「軽いと上に上がる」といった天秤ならではの要素を理解できますよ。

また、「重いと下に下がる」という「重力」の理解にもつながります。天秤のおもちゃを活用することで、遊びの幅がより広がっていくでしょう。

天秤(はかり)おもちゃを試したいならおもちゃのサブスクがおすすめ!

天秤のおもちゃに関わらず、子どもにさまざまな知育玩具で遊ばせたいと考えるなら、定額利用できるおもちゃのサブスクがおすすめ

サブスクであれば、毎月定額で知育玩具のレンタルが可能です。知育玩具は高価なものが多いので、定額で取り寄せることでコスパも良くなります。

また、月年齢に合わせておもちゃを交換できるため、家の中がおもちゃだらけになってしまうことはありません。子どもが成長するたびにおもちゃを買い替える必要もないので無駄がないのも利点です。

特に、おもちゃの購入時に必要な、事前の下調べや購入を決断するまでの悩む時間、店舗での購入の手間は意外とママさんパパさんの負担にもなりがち。それらの手間を考えると、サブスクが断然おすすめです。

さらに、子どもの発達度合いや年齢、興味からプロのコンシェルジュがおすすめのおもちゃを選んでくれるサービスもあるので、安心して任せられますよ。

気軽に知育玩具を試してみたいという方は、ぜひ一度おもちゃのサブスクの利用を検討してくださいね。

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