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室内ジャングルジムは、自宅にいながら運動できる便利な大型遊具ですよね。
しかし、あまり考えずに室内ジャングルジムを買って、「後悔した……」という意見もあります。
この記事では、室内ジャングルジムを実際に購入した方が、購入後に後悔したことや、室内ジャングルジムの必要性などを解説していきます。
室内ジャングルジムの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
室内ジャングルジムで後悔した人に多い理由
子どもが成長してくると、室内でも体を動かして遊ぶことが増えてきますよね。そんな時には、室内ジャングルジムのような大型遊具が大活躍。
しかし、実際に室内ジャングルジムを購入した方の中には、後悔したと感じている方も少なくないようです。
ここでは、どのような理由で室内ジャングルジムの購入を後悔しているのかについてご紹介します。
主な理由は、以下の3つです。
- サイズが大きいため室内が狭くなる
- 危ない
- 子どもが遊ばない
では、順番に見ていきましょう。
サイズが大きいため室内が狭くなる
室内ジャングルジムの設置には、ある程度広いスペースが必要です。
一般的な室内ジャングルジムのサイズ感は、約たたみ2畳分。このように聞くと、なかなかの大きさですよね。
自宅に設置する場合、広さや部屋数が限られており、日常的にジャングルジムを設置しておくことは生活に支障が出てしまうことも。
また、子どもがいる家庭では、ただでさえおもちゃなどの子ども用品が溢れかえっており、さらに部屋が狭くなるのは避けたいと感じている人も多いようです。
危ない
子どもは大きくなるにつれて好奇心が芽生えるようになり、高いところや危険な遊びに興味が出てきます。ママさんやパパさんは、ますます目が離せなくなりますよね。
また、高いところから落ちてしまうというイメージの室内ジャングルジムですが、過去には、組み立てパーツ部分が原因で、目に大けがを負ってしまったという悲しい事故も実際に起きています。
このニュースは、親の目の届かないところで遊んでいた際の出来事だったようです。
(出典:日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会「Injury Alert」)
室内ジャングルジムで安全に遊ばせるためにも、以下のような点を押さえておきましょう。
- 床にあらかじめクッションマットを敷いておく
- 親がしっかりと近くで見守る
- 遊びのルールをしっかり確認しておく
- パーツの緩みがないか定期的にチェック子どもは遊びに夢中になるとついテンションが上がってしまい、注意が欠けることもよくあります。
まずは、安全に遊ぶことができるような環境を整え、遊ぶ際は大人が近くで見守るようにすることが大切ですね。
子どもが遊ばない
どんなおもちゃにも言えることですが、購入した直後は子どもが喜んで遊んでいたけれど、時間が経つにつれて遊ばなくなることはよくあります。
少しでも長い期間遊んでほしいと願うパパさんママさんも多いでしょう。特に比較的高価で、広いスペースを要する室内ジャングルジムであればなおさらですよね。
そんな時は、少し遊び方を工夫したり、楽しいルールを作るのもおすすめ。
例えば、「右回り」「左回り」などとルールを決めてジャングルジムの上を移動してみたり、色のついたテープを貼って「次は〇色をタッチ」などとゲーム感覚で楽しんだりなど、遊び方を工夫することで子どもは楽しく長期間遊べることもありますよ。
また、最近では滑り台などが一緒になっているジャングルジムもあり、楽しみ方も豊富。
このように少しの工夫で、子どもの興味は持続します。危険なこと以外は子どもの想像や楽しみ方を尊重して見守ってあげましょう。
室内ジャングルジムで遊べるのは何歳まで?
一般的に、室内ジャングルジムの対象年齢は5歳前後です。
ただし、年齢だけでは判断せずに子どもの体格を考慮して、適切であるか検討することが大切です。特に室内ジャングルジムの体重制限は要チェックです。一般的には20~25㎏のものが多くなっています。
また、鉄棒や滑り台などが付属している場合、たとえ体重が軽くても背が高い子は、鉄棒で前回りをすると頭を打つこともあるので気をつけましょう。
そもそも室内ジャングルジムがいらない人とは?
「みんな持っているから、うちも室内ジャングルジムを買おうかな」と考えている人も多いでしょう。しかし、そもそも室内ジャングルジムが必要ない人が購入しても、後悔しやすくなるだけです。
ここからは、そもそも室内ジャングルジムが必要ない人の特徴について解説していきます。
主なポイントは以下の3つです。
- 子どもが大きい
- 日中家にいない
- 外遊びをよくする
それでは、順番に確認していきましょう。
子どもが大きい
子どもがある程度大きくなると、室内ジャングルジムで遊ぶ機会が少なくなります。
体が大きくなるにつれて遊びも豪快になるため、かえって危険な場合も。
また、公園の遊具で安全に遊べる年齢の子どもであれば、わざわざ家にジャングルジムを購入する必要もなくなるでしょう。
日中家にいない
保育園や幼稚園などに通うようになると、家で過ごす時間は減ります。
さらに、保育園や幼稚園の遊具などで遊ぶことができるため、外で体を動かして遊ぶ経験も増えてきます。
日中子どもがいないのに、ジャングルジムが場所を占領していることに、なんだかすっきりしないと感じる方も少なくないようです。
外遊びをよくする
普段から外で遊ぶことが多い場合、室内ジャングルジムの出番は比較的少ないでしょう。
特に、近所の公園へ遊びに行く子にとっては、公園に設置されたジャングルジムで遊ぶことができるので、あまり必要性を感じられないのかもしれませんね。
室内ジャングルジムで遊ばせると、どのような効果がある?
子どもにとって、「遊び」はただ楽しいだけでなく、脳の発育や運動能力の発達などとても大きな意味を持っています。それは室内ジャングルジムでの遊びも同じです。
室内ジャングルジムで遊ぶことで得られる効果は以下の4つ。
- 運動能力が身につく
- 思考力が身につく
- 社会性が身につく
- 天気に関係なく遊べる
それぞれについて詳しく確認していきましょう。
運動能力が身につく
室内ジャングルジムで遊ぶことで、運動能力やバランス感覚を養うことができます。
通常の室内遊びでは経験できない「つかむ」「のぼる」など、特別な体の動きを体験させることで、柔軟性や筋力の発育にもつながります。
思考力が身につく
室内ジャングルジムで遊ぶことは、運動能力の向上だけでなく、脳へも良い影響を与えるとされています。
目的地としたポイントを目指して、自分なりのルートを考えながらジャングルジム上を移動したり、手や足の置き場を考えながらバランスをとったりすることで、思考力が養われるでしょう。
社会性が身につく
複数人で室内ジャングルジム遊びをすれば、社会性の育成も期待できます。
複数人で遊ぶ場合は、ルールを設けることがポイント。
例えば、「順番を決める・守る」「ジャングルジムでのルールを確認する」など、遊びながらルールを意識することで、他者との関わり方を自然と学んでいくでしょう。
これは、いずれ公園で友達と遊ぶようになった際にも役に立ちますよ。
天気に関係なく遊べる
効果ではないですが、室内ジャングルジムのメリットとして、天気に左右されることなく、いつでも室内での運動遊びができる点が挙げられます。
雨が続く梅雨の時期や夏の暑い日、寒い冬など、外で遊ぶことが難しい時期でも運動できるので、子どものストレス発散にも効果的ですよ。
室内ジャングルジムで後悔しないためのポイント
ここでは、室内ジャングルジムをどうしても購入したいと考えている方のために、ジャングルジムの購入後に後悔しないためのポイントを解説していきます。
主なポイントは以下の3点です。
- 折りたたみ式のものを選ぶ
- 子どもの年齢やサイズに合ったものを選ぶ
- レンタルする
それでは、順番に見ていきましょう。
折りたたみ式のものを選ぶ
サイズが大きく、スペースが必要な室内ジャングルジムですが、折りたたみ式のものを選べば収納にも困りません。
慣れてしまえば、出し入れにも時間がかからず設置や片付けが可能です。
また、折りたたみ式であれば、子どもが遊ばない時期が続いても「使っていないおもちゃに場所を占領されている」という親側のストレスを感じることもありませんよ。
子どもの年齢やサイズに合ったものを選ぶ
子どもが遊ぶ上でもっとも重要なのは安全性です。
ジャングルジムにはさまざまな大きさのものがあるため、選ぶ際にはしっかりと子どもの年齢や体の大きさに合ったものを選んであげましょう。
購入時の目安となるのが対象年齢や耐荷重です。
購入を検討する時点でこれらを確認し、悲しい事故が発生しないように気をつけましょう。
また、対象年齢や耐荷重に幅があると年齢が異なる子ども同士でも楽しめます。兄弟がいる家庭では、その点も意識して選ぶとよいでしょう。
レンタルする
購入してから後悔したくないという場合は、レンタルサービスを利用するという手もあります。
大型遊具をレンタルできる月額定額サービスは多数ありますが、一般的には月額6,000円〜7,000円前後で利用できるようです。
また、レンタル料金は各サービスによって異なり、送料やレンタル期間によっても金額が変わってくるので事前に確認するとよいでしょう。
「いろいろな大型遊具を子どもに遊ばせてみたい」「近所に公園がなく、大型遊具で遊ぶ経験ができない」という方にもおすすめですよ。
室内ジャングルジムで子どもが遊ばなくなった後に悩むのが、処分方法ですよね。
処分方法は、いくつかありますが一般的なのは以下の3つの方法です。
- 知り合いに譲る
- リサイクルショップへ持っていく
- フリマアプリに出品する
これらの手段をとる場合は、安全に配慮して遊具のパーツがすべてそろっているかを確認するようにしましょう。
また、室内ジャングルジムなどの大型遊具は、一般的に粗大ごみとして処分できます。
この場合、自治体にもよりますが有料で回収してもらえることが多いようです。
とはいえ、知り合いなどに譲るにしても、粗大ごみとして処分するにしても、大きいので持ち運びなどが大変ですよね。
処分方法に困ったり、手放す際にお金がかかったりする点も、購入をためらってしまう原因の1つなのかもしれませんね。
子どもには知育玩具で遊ばせるのもおすすめ!
今回は、室内ジャングルジムについて解説しました。
室内ジャングルジムを購入することで後悔する人も多いようですが、まだ小さく、外遊びができない子どもがいる家庭では、室内ジャングルジムは大活躍します。
ただし、購入時も処分時もお金がかかってしまうので、購入する際は十分検討することが大切です。
また、子どもの室内遊びは運動遊びだけではありません。知育玩具での遊びは子どもの五感を刺激し、さまざまな能力の発達を促してくれます。
知育玩具を試したいならおもちゃのサブスクの利用がおすすめです。
定額のサブスクであれば、子どもが興味をもって遊べる知育玩具がたくさんあるので、コストを抑えながら、さまざまなおもちゃを試すことができますよ。
子どもの室内遊びで悩んでいるという方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。