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子どもはおもちゃ遊びを通じてさまざまな能力を育んでいきます。
なかでも知育玩具は子どもの五感を刺激し、脳の発達を促すことを目的に作られており、小さい頃から知育玩具で遊ぶことで、想像力や論理的思考など、成長してから必要となる能力の育成に役立ちます。
今回は、数ある知育玩具の中でも「買ってよかった」と思えるようなおすすめのおもちゃを0歳から6歳の年齢別に紹介していきます。
買ってよかったと思える知育玩具を選ぶポイントは?
知育玩具ならなんでもよいというわけではありません。知育玩具選びにはいくつかポイントがあり、子どもに合った適切なものを与えることで、子どもへの知育効果も大きくなります。
知育玩具を選ぶときのポイントは主に以下の3つ。
- 月年齢の成長段階にあったものを選ぶ
- 子どもの伸ばしたい能力から選ぶ
- 素材にこだわる
それぞれ具体的に解説しますね。
月年齢の成長段階にあったものを選ぶ
知育玩具は、子どもの月齢や年齢にあったものを選ぶことが大切です。知育玩具はほとんどの場合、対象年齢が設定されています。これは、年齢によって発達度合いが異なり、そのレベルに合ったおもちゃで遊ぶことによって、正しく知育効果を得られるからです。
月齢にあっていないものや、興味が持てないものを与えてしまうと、せっかくの知育玩具も効果を発揮できず、遊ばせるだけ無駄になってしまうことも……。
また、おもちゃのメーカーが設定している対象年齢はあくまで目安なので、実際に自分の子どもの成長と照らし合わせながら選ぶようにしましょう。
子どもの伸ばしたい能力から選ぶ
考える力を伸ばすことを目的としているものや、表現力を養うのを目的としているもの、想像力を高める目的のものなど、知育玩具によって育成させる能力の目的が異なります。
「こんなことが得意になってほしいな」「この子のこんな力をもっと伸ばしてあげたいな」など、伸ばしてあげたい能力から知育玩具を選んであげるのもありですよ。
素材にこだわる
おもちゃの素材から知育玩具を選ぶのもよいでしょう。知育玩具は主に、プラスチックや木、布などの素材で作られています。
木のおもちゃは独特の触り心地であり、木の香りやぬくもりも感じられることから、嗅覚や触覚など五感を刺激する要素が大きい素材といえます。
また、自然素材なのでなんでも口に入れたがる赤ちゃんでも安心です。
布のおもちゃは、柔らかく角がないのでけがの心配がありません。布素材の知育玩具は特に1歳未満向けのものが多いのも、このような理由からでしょう。
子どもが目で見て直接触るものだからこそ、素材にも気を配りたいですね。
【0歳】子どもに買ってよかった知育玩具3選
0歳児には、視覚や聴覚、触覚といった五感にたくさん刺激を与えられる知育玩具を選んであげましょう。
また、この時期は親子のコミュニケーションがとても大切なので、親と子どもが一緒になって楽しめるものもおすすめです。
ラングスジャパン(RANGS):オーボール ラトル
オーボールデビューにぴったりの一品です。網状の形状なので赤ちゃんでもつかみやすく、転がしたり振ったりするとビーズがカラカラと鳴るので、子どもの興味をひきます。
ほどよい弾力なので、少し強く握っても変形することはありません。握って遊ぶことで自然に握力も鍛えられますよ。
エリックカール:はらぺこあおむし どこでもソフトブック
布でできたはらぺこあおむしの仕掛け絵本です。カラフルなデザインなので目で楽しめるのはもちろん、さまざまな質感の布を合わせて作られているので、触っても楽しめます。
仕掛けが多く、めくったりつまんだりを繰り返すことで、指先の感覚が刺激されます。
タカラトミー:ディズニー ベビートイ くまのプーさんえらべる回転 6WAYジムにへんしんメリー
成長に合わせて遊び方を変えながら長く使えるメリージムです。
メリーの回転速度は3段階あり、子どもの追視できる速さに合わせて使い分けられます。
また、子守唄やプーさんのテーマ曲、自然音・胎内音などが全22種類搭載されており、さまざまな音を楽しめるのに加え、ボタンを押すと光ったりなど、五感を刺激してくれるおもちゃです。
【1歳】子どもに買ってよかった知育玩具3選
1歳ごろの子どもは、手首から指先が発達してくる時期なので、遊びの中で手先をたくさん動かせるおもちゃを選ぶのがポイントです。
エデュテ:ごしごしゾウさん
モンテッソーリ教育の考え方をベースに子どもの「好き!」「やりたい!」を引き出すべく開発された知育玩具です。
「引っ張る」「にぎる」「つかむ」「音をたてる」など多様な動作を経験でき、1人でも夢中になって遊びます。また、独特な触り心地である凹凸部分は、手先の感覚を刺激し、巧緻性を高めます。
BEAUTY HOLISTER:マジックキューブ 6ピース
想像力、形認識力、色認識力など子どものさまざまな能力発達を促す知育ブロックです。
第二の脳と言われている指先を動かすことで手先が器用になる指先トレーニングができます。遊び方は、キューブボックスの中に入れる型はめをはじめ、ブロック同士をはめる遊びも楽しめます。
また、子どもがつかみやすい設計なので1人遊びはもちろん、親子の交流にも役立つ知育玩具です。
エドインター:音いっぱい積み木
鈴の音がなる積み木おもちゃであり、音に興味津々の1歳児にぴったりです。
小さな手でも持ちやすい大きさで、持ちたい!積みたい!という子どもの思いを叶えてくれます。
すべての積み木から異なる鈴の音が鳴るので、音のバリエーションが多く、聴覚が発達する時期の子どもに良い影響を与えます。
また、塗料はすべて食品衛生法をクリアしたものを使用していたり、角は丸く削ってあるので安全に遊べるのも嬉しいポイントです。
【2歳】子どもに買ってよかった知育玩具3選
2歳児も、手首や指先の動作により脳が活性化される時期です。
また、少しずつ言葉が出てきたり、会話が増えてきたりと、周りとのかかわりも増えてくるので、やりとりを楽しみながら一緒に楽しく遊べるおもちゃを選びましょう。
レゴ:デュプロのコンテナデラックスセット
大手おもちゃメーカー、レゴデュプロから発売されている65個のピースが入ったブロックセットです。
手指を使ってつまんだり、はめたり、外したりを繰り返すブロック遊びは、子どもの集中力や思考力、記憶力を高める効果があります。
形の異なるさまざまなカラフルブロックを組み合わせれば、世界で1つだけの作品を作ることも可能。子どもの創造的思考や空間認識能力を育みます。
クラシックワールド:フルーツビーズ(ひも通し)
世界中の子どもたちが遊んでいる紐通しおもちゃです。紐通し遊びは手先の感覚が発達するのはもちろん、目で見ながら紐を通していくため、目と手先の動きが連動するようになり、その後の「自分の手で書く能力」の基礎を養えます。
ブロックは果物の形をしているため、実際に果物の名前を口に出しながら親子で楽しめる知育玩具です。
エドインター:森のうんどうかい
5種類の動物たちを滑らせると、ジグザグとスロープを滑り降りていきます。
木製ならではの心地よい音と、独特の触り心地が子どもたちの興味を惹きつけます。
また、動くものを目で追うことで追視能力が自然と養われ、置く→滑る→落ちるという単純な繰り返しの動きが集中力を高めます。
【3歳】子どもに買ってよかった知育玩具3選
3歳になると言葉や感情表現がいっそう豊かになってきたり、自分で考えて自由な遊びができるようになってきます。
この時期になると幼稚園に通い出す子もいるので、ごっこ遊びを通して創造力や社会性を身につけられるおもちゃがおすすめです。
ボーネルンド:マグフォーマー ベーシックセット
マグネットで作られた三角や四角のピースが、磁石でピタッとくっついてあらゆる形を簡単に作ることができます。
平面でつなげたり、色遊びをしたり、立体に組み立てたりなど、子どもの思うままに遊ぶことができるおもちゃです。
子どもの創造力、ひらめき力、数学的センスを楽しくはぐくめますよ。
エドインター:森のアイランドキッチン
ごっこ遊びの代名詞といえば、ままごとキッチンです。森のアイランドキッチンは、対面キッチン仕様で、他者とのコミュニケーションや会話が弾みます。
また、指先をたくさん使えるよう、ボタンやレバーなどの仕掛け、子ども自身が片付けをしっかりできるように大きい収納もついています。
子どもは、ごっこ遊びを通して表現力や創造力を高めていきます。
くもん出版:図形キューブ
図形の感覚と形の構成力を育てることができる、カラフルなつみきセットです。
付属のパターンカードに記載されているとおりに並べたり、積み上げたりすることで、子どもの図形感覚をはぐくみます。
【4歳】子どもに買ってよかった知育玩具3選
4歳は今まで以上に心身が発達し、自分ひとりでできることが増えてくる時期です。
好奇心も旺盛になり、興味の対象がより広がるので、あらゆるおもちゃで遊ぶことができるようになります。
今まで見向きもしなかったおもちゃを手に取ることも増えてくるので、おもちゃ選びのときには子どもの様子に注目してみましょう。
COCOTAS+:ピントキッズ(キッズカメラ)
シンプルなデザインで直感的に使用できるキッズカメラです。キッズカメラではあるものの、本格的な写真や動画の撮影も可能。また、ゲームモードにすれば、シューティングやpずるなどを楽しめるゲーム機としても遊べます。
写真に残したい人や風景を見つけて撮影することで、子どもの創造性や感受性を育みます。
ハペ:マイティハンマードミノ
ドミノ板とギミック部品を組み合わせたドミノの玩具です。ドミノは、板を離れすぎず、くっつきすぎず、うまく倒れる距離に並べることで空間認識能力を発達させます。またゴールまでの道筋を推察して創意工夫する力も育みます。
学研ステイフル:くるくるとけい
実際に手を使って時計の針を動かせる時計型の知育玩具です。長い針を「1」に動かすと、数字部分がくるっと5分をあらわす「5」に変化します。
数字の変化を実際に手を使って確認することで、時計の概念を覚える練習にもなります。
【5歳】子どもに買ってよかった知育玩具3選
5歳になると、友達と同じ世界観を共有して遊んだり、ルールを守って勝ち負けのある遊びを楽しめるようになります。
おもちゃ選びの際は、遊び方やルールに目を向け、子どもたちが自分たちで考えたり工夫したりできるようなものを選びましょう。
キュボロ:スタンダード50(積み木)
将棋棋士の藤井聡太さんが子どもの頃に遊んでいたことで有名な、積み木とビー玉を組み合わせた知育玩具です。
5cm角の穴が開いた積み木を自由に積み重ねながら、ビー玉の通り道を作っていきます。組み合わせ方は多岐にわたり、「どうすればビー玉がうまく転がるか」を常に考えながら遊べるため、集中力と想像力はもちろん、空間認識能力や問題解決力の育成を促します。
学研ステイフル:あそびがいっぱい よみあげカード
日本語モードと英語モードの2つが搭載されており2つの言語をかるたを通して学習できるおもちゃです。読み上げ機能がついているので、実際の言語を聞きながら親子でかるた遊びを楽しめます。
ゲーム性のあるかるたで遊ぶことで、文やつづりはもちろん、発音を効果的に学習できます。
エドインター:立体パズル
15個のカラフルな幾何学ブロックを組み合わせて、あらゆる形を作る立体パズルです。作品例題は110種類もあり、冊子をみながら真似して作ることで、子どもの空間認識力や思考力をはぐくみます。
【6歳】子どもに買ってよかった知育玩具3選
小学校への最終準備段階となる6歳は、学習に対する興味関心が大きく成長する時期です。
自分なりの仮説をたてて試行錯誤することを楽しんだり、手指を使ってコツコツと作品を作る喜びを味わえたりするようになると言われています。
LaQ(ラキュー):ギフトセット2023
7種類の小さなパーツをつなげて、平面・立体・幾何学体を作り出すパズルブロックです。
つなげたときにパチッと気持ちのよい音がするので爽快感を味わいながら遊べます。また、小さな部品を結合して作品を作るLaQでの遊びは、論理的思考力やプログラミング思考の養成にもピッタリです。
子どもだけでなく大人の創造活動としても使えるおもちゃなので家族みんなで楽しい時間を過ごすことができますよ。
セガトイズ:マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコン
すみっコぐらし仕様のキッズパソコンです。
遊びの要素+主要科目やプログラミングを学べる、就学前の子どもの準備学習をしっかりサポートしてくれる知育玩具です。
カメラ機能やマイク機能などはもちろん、計183メニューが内蔵されており、飽きない仕掛けがたっぷりです。1機あれば夢中になって遊ぶはずですよ。
コスミック出版:ことわざかるた
46枚の読みふだが楽しめることわざかるたです。
遊びながらことわざに触れることで、自然と日本語の表現力や国語力を高めることができます。
また、機械がかるたを読んでくれるので読み手がいなくても楽しめます。小学校入学前の学習教材にはぴったりですね。
子どもの能力が伸ばせる買ってよかった知育玩具を選ぼう!
知育玩具は子どものさまざまな能力の発達を目的として作られたおもちゃです。知育玩具で遊ばせることで、より効果的な発達促進が期待できます。
ただし、知育玩具ならなんでもよいわけではありません。月齢や発達段階に応じて適切なおもちゃを選ぶことが大切です。
知育玩具選びのポイントもいくつか紹介しましたが、それだけでは選びきれないほど知育玩具の種類は多いです。「どのような知育玩具を選べばよいだろう……。」と悩んでいる方には、おもちゃのサブスクがおすすめ。
おもちゃのサブスクでは、月年齢や発達度合いに合った知育玩具を、おもちゃ選びのプロであるコンシェルジュが選定してくれます。
また、知育玩具は一度購入すれば一生使えるものではありません。子どもが成長すれば、その年齢に合った別のおもちゃで遊ばせる必要があります。
おもちゃのサブスクなら、月年齢に合わせておもちゃを交換できるため、「使わなくなった」という事態を避けることができます。
これから積極的に子どもへ知育玩具を与えたいと考えているママさんやパパさんは、ぜひおもちゃのサブスクの利用を検討してみてくださいね。