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臨月にやってはいけないことは?体がしんどくて寝たきりでも大丈夫?

臨月にやってはいけないこと

出産間近となり身動きが取りにくくなる臨月の時期は、どのように過ごすのがよいのでしょうか。

この記事では、臨月に「やってはいけないこと」を中心に、臨月の基本的な過ごし方について解説します。

臨月の過ごし方に関する気になる疑問や、先輩ママたちの実体験をもとにした「臨月にやっておけばよかったこと」も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

そもそも、臨月とは?

「臨月」とは、出産予定日の1ヶ月前を意味する言葉です。

妊娠10ヶ月にあたる「妊娠36週0日〜39週6日」の時期を指す言葉として使われますが、実は、医学用語ではありません。

医学用語では、臨月に近い「妊娠37週0日〜41週6日」の時期を「正産期」といい、赤ちゃんがいつ生まれてもよい時期として定義しています。

臨月に入ったらいつ生まれても大丈夫、と思っている方も多いですが、妊娠36週は正産期ではありません。36週での出産は「早産」になるため、臨月に入ったあとも、あと1週間は赤ちゃんが生まれないようにできるだけ注意して過ごす必要があることを覚えておきましょう。

臨月にやってはいけないこと

臨月の時期には、やってはいけないことが複数あります。無事に出産を迎えられるよう、以下の行動は控えるようにしましょう。

長距離・長時間のお出かけ

臨月だからといって外出を控える必要はありませんが、長距離・長時間のお出かけは避けるべきです。

万が一、遠出しているときに陣痛が始まったり、破水したりした場合、かかりつけの産院に行くことができず、受診先を見つけられない可能性もあります。

赤ちゃんとママの命を守るためにも、臨月に入ったら長距離・長時間のお出かけや移動は控えるようにしましょう。

車や自転車の運転

先述のように、臨月はいつ陣痛が始まってもおかしくない時期であるため、車や自転車の運転は控えましょう。

臨月は睡眠不足によって注意力が散漫になりやすいほか、万が一運転中に陣痛が始まった場合、交通事故のリスクも高くなります。

また、臨月の大きなおなかで自転車に乗ると、バランスを崩して転んだり、怪我をしたりするおそれがあります。

移動は不便かもしれませんが、臨月に入ったら公共交通機関を利用したり、車は家族に運転してもらったりするようにしましょう。

重いものを持つ

重いものを持つとおなかに力が入りすぎてしまうことがあるため、臨月はできるだけ避けるようにしましょう。重いものを持ち上げるときは特に瞬間的に体に力が入るため、場合によっては破水してしまう可能性も否定できません。

また、おなかが大きく身体への負担が大きいため、重いものを持つことでバランスを崩して転んでしまうおそれもあります。

転んだり、ぶつかったりしておなかに強い衝撃が加わると、「常位胎盤早期剥離」になるなど赤ちゃんの命に危険がおよぶこともあるため、十分注意が必要です。

暴飲暴食や塩分の摂りすぎ

臨月になると、徐々に赤ちゃんの位置が下がり胃の圧迫感が和らぐことから、食欲が増すママさんも多いといわれています。

しかし臨月に体重が増えすぎると、赤ちゃんが大きくなりすぎたり、出産に時間がかかって難産になったりするリスクが上がります。

また、塩分の摂りすぎは妊娠高血圧症候群になるリスクがあるため、臨月でも暴飲暴食はせず、塩分控えめのバランスの良い食事を心がけることが大切です。

臨月に寝てばかり・何もしなくても大丈夫?

結論からいうと、臨月に入ったら無理のない範囲で適度な運動をするのが理想的です。

おなかも大きく身体も重くなる臨月には、「何もしたくない」と感じるママさんも多いものです。また、ホルモンバランスの影響や寝返りが打てないことなどによって、夜にまとまった睡眠がとれず「日中は寝てばかり」という方もいるかもしれません。

寝てばかりだからといって赤ちゃんに悪影響があるわけではありませんが、出産には体力も必要となります。

しんどいときに無理をする必要はありませんが、短時間でも身体を動かす時間をつくるよう意識できると、産後のスムーズな体力回復にもつながりやすくなりますよ。

だるい・気持ち悪いときの対処法は?

臨月に気持ち悪いと感じるのは、多くの場合、赤ちゃんが大きくなって物理的に胃腸が圧迫されていることが原因です。

対処法としては、1回あたりの食事量を少なくするほか、油っこいものは避け、できるだけ消化によいものを食べるようにするのがよいでしょう。

出産が近づくにつれて赤ちゃんの位置は徐々に下がっていくため、気持ち悪さや吐き気は少しずつ和らいでいくことが多いですよ。

身体がだるいと感じるのにはさまざまな原因が考えられますが、単純に身体が重く、体力を消耗しやすくなっている場合も多いです。

だるいときにはこまめに休憩したり、短時間の昼寝をしてもよいでしょう。

また、横になるときは上半身を少し高くすることで楽になる場合もあるため、クッションなどを活用するのもおすすめです。

臨月に性行為等はしても大丈夫?

妊娠経過が順調であれば、基本的に臨月に性行為をしても問題ないようです。

しかし、切迫早産や前置胎盤と診断されている方など、医師から安静の指示を受けている場合はその指示に従いましょう。

感染症予防のため、性行為をする際はコンドームの使用が必須といえます。

性感染症にかかると早産につながるリスクがあるほか、場合によっては赤ちゃんに感染して健康に悪影響をおよぼすこともあります。

性行為と同じように、臨月のマスターベーションも基本的には問題ありません。

一時的におなかが張る場合がありますが、このおなかの張りが早産の原因になることはないと考えられています。

臨月に食べなくても大丈夫?

妊娠中はバランスの良い食事を1日3食とることが基本ですが、食欲がわかないときには食べられるものから栄養が摂れればOKです。

臨月の時期になると、赤ちゃんの身体の機能はすでに十分成熟している状態です。

よって、これまで赤ちゃんの発達に問題がなかった場合、仮に臨月に十分な食事が摂れなかったからといって赤ちゃんの発達が遅れるなどの心配は少ないでしょう。

ただし、ママさんの体力づくりのためにも栄養補給は必要となるため、食べやすいものを少量ずつ取り入れるようにできるとよいでしょう。

臨月に友達に会っても大丈夫?

臨月に友達に会うことは問題ありません。

ただし、先述のように臨月はいつ赤ちゃんが生まれてもおかしくない時期であるため、遠出はNGです。

自宅や産院の近くで会うようにしたり、自宅に友達を招いたりするなど、万が一に備えておくことが大切です。

出産後はなにかと忙しくなるため、出産前に友達と楽しい時間を過ごして日頃のリフレッシュができるとよいですね。

基本的な臨月の過ごし方は?

ここでは、基本的な臨月の過ごし方について解説します。

臨月に「やってはいけないこと」を押さえたうえで、臨月の過ごし方を考えてみてください。

散歩や家事などで適度な運動をする

臨月には、散歩や家事などで適度に身体を動かすようにしましょう。出産に向けた体力づくりができます。

散歩は夫婦で一緒におこなうのもおすすめです。夫婦で一緒に話しながらゆっくり散歩することで、安全に配慮し、楽しみながら運動ができるでしょう。

退院後の準備をする

臨月の2週目となる37週からは正産期となり、赤ちゃんがいつ生まれてもよい時期になります。

そのため入院準備はもちろん、ベビー服の水通しや赤ちゃんスペースの準備など、退院後の生活に向けた準備も進めておきましょう。

赤ちゃんがいる生活になると、まとまった時間を確保するのが難しくなるため、部屋の片付けは出産前に済ませておくのがおすすめです。

リラックスして過ごす

出産間近となる臨月は、赤ちゃんに会える楽しみとともに、出産やこれからの育児に対しての不安を感じることも少なくありません。

臨月はマタニティライフも残りわずかの時期となるため、自分のやりたいことを楽しみながら、リラックスして過ごすようにしましょう。

逆に、臨月にやっておけばよかったことは?

ここでは先輩ママさんの実体験をもとに、臨月に「やっておけばよかったこと」を紹介します。

夫婦・家族でのお出かけ

赤ちゃんが生まれたあとは、ゆっくり外出するのがなかなか難しくなるため、多くのママさんが「もっとお出かけしておけばよかった」と感じるようです。

臨月の長距離・長時間の外出はNGですが、レストランでおいしい食事を楽しんだり、近場のお出かけスポットに行ったりすると、出産前の良い思い出となるでしょう。

上の子がいる場合は、家族で近くの公園に出かけたり、一緒にお買い物を楽しんだりするのもおすすめです。

趣味を満喫する

出産後はなかなか自分の時間をつくるのが難しくなるため、趣味を思う存分満喫すればよかった、という声もありました。

旅行やスポーツなどの趣味は難しいですが、読書や漫画、映画鑑賞、ドラマ鑑賞など、自宅や近所でできるような趣味であれば、臨月のうちにしっかり楽しむようにしておくのがおすすめです。

自宅でマタニティフォトを撮る

臨月は最もおなかが大きくなる時期のため、記念に写真を撮っておくのもおすすめです。

近年では、スタジオなどでマタニティフォトを撮影するママさんパパさんも増えていますが、マタニティフォトは妊娠7〜9ヶ月頃に撮影する場合がほとんどです。

臨月と比べてまだおなかは小さい時期となるため、臨月の大きなおなかの写真も残しておくと、家族の良い記念になるでしょう。

自宅でのセルフマタニティフォトでも、背景を整えたり、小物をうまく活用することで素敵な写真が撮れますよ。

生まれたあとの手続きや宅配サービスについて調べる

出産後は出生届をはじめ、児童手当や健康保険への申請など、さまざまな手続きが必要となります。すべて重要な手続きであるため、生まれたあとの各種手続きについては臨月のうちに確認しておくのがおすすめです。

また、産後はなかなか買い物に行けないため、臨月のうちに便利なネットスーパーや生協について調べておけばよかった、という声もありました。事前に検討、申し込みをしておくことで、産後の生活を少し楽にすることができますよ。

臨月に、出産準備としておもちゃのサブスクを予約するのもおすすめ◎

臨月に入るといよいよ出産間近となりますが、今回紹介した内容も参考に、残りわずかなマタニティライフを充実させてくださいね。

この時期になると、赤ちゃんのおもちゃを検討しはじめるママさんパパさんも多いのではないでしょうか。おもちゃにはさまざまな種類があるため、どのようなおもちゃがよいか、迷ってしまう方も少なくありません。

そこでおすすめなのが、「キッズ・ラボラトリー」のおもちゃのサブスクサービスです。

おもちゃのサブスクでは、赤ちゃんの月齢や発達段階に合わせたおもちゃを毎月定額制でレンタルできます。

「キッズ・ラボラトリー」には、出産前から予約可能な「はじめてのおもちゃコース」もあり、3ヶ月分のおもちゃを完全無料で試すことができますよ。

産後は赤ちゃんのお世話もあり、ゆっくりおもちゃを選べないことも多いため、気になる方は出産前の申し込みも検討してみてくださいね。

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