目次
「出産準備リストに書いてあるものってたくさん!でも、全部必要なの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
じつは新生児と呼ばれる1ヶ月間に必要なものは、それほど多くありません。
ここでは、出産前にそろえておいたほうがよいものと、出産後に買い足せばすむものに分けて、準備品を紹介しています。
生まれる季節に応じてあったほうがよいもの、だいたいの費用感についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
出産前に必要なもの・準備したいもの
ベビー用品は、本当にかわいいものばかりです。
これから会える赤ちゃんのためにと、ママさんパパさんは、いろいろなものをそろえようと考えますよね。
でも、あれもこれもと買ってしまうと「ほとんど使わなかった!」「買って後悔した…」ということにもなりかねません。
出産前に準備しておきたいものは、新生児との生活ですぐに使うものです。それ以外は、退院してから、様子を見て買い足しても間に合いますよ。
【出産前】絶対必要なもの(最低限必要なもの)リスト
ここでは、出産前に必ずそろえておきたいアイテムを紹介します。
ベビー服
かぶるタイプのボディ肌着などもありますが、首のすわらない新生児のうちは、下着・洋服は基本的に前開きのものが便利です。
サイズは赤ちゃんにもよりますが、50だとあっという間にサイズアウトということも多いため、60サイズを用意すると長く着ることができます。
ベビー服は、洗い替えのために何枚も用意しがちですが、肌着類は通気性がよく意外に早く乾くので、案外、枚数は少なめで大丈夫ですよ。
短肌着 | 4~5枚 | 腰丈の基本的な赤ちゃんの下着。 |
---|---|---|
コンビ肌着 | 3~4枚 | 足元までの長い下着。上にカバーオールを着せても足さばきがよく、長肌着よりも便利。 |
ツーウェイオール or カバーオール |
3~4枚 | 肌着の上に着る洋服。 |
退院用のベビー服 | 1組 | 退院の際に着る服。 |
授乳・ミルク
完全母乳で育てるか、ミルクも利用するかで、準備しておきたいものが変わります。
授乳については「完全ミルクにする」と決めている場合のみ、出産前に購入しておくとよいでしょう。
どちらになるか分からない場合は、母乳の分泌の様子を見たり、入院中に助産師さんの指導を受けたりしながらそろえることをおすすめします。
授乳クッション | 1つ | 体が小さな新生児に授乳する際、体勢を安定させるために使用する。 |
---|
粉ミルク | 1缶 | 病院で使用しているミルクを試してからでもOK。キューブタイプは、忙しいときなどに便利。 |
---|---|---|
哺乳瓶 | 1~2本 | ガラス製とプラスチック製があり、衛生面ではガラス製がおすすめ。持ち運びを考えるなら軽いプラスチック製。 |
乳首 | 1つ | 新生児はSSサイズ。さまざまな種類があるが、赤ちゃんが受けつけないことも。月齢に合わせて買い替える必要がある。 |
哺乳瓶用消毒道具 | 1セット | 煮沸・電子レンジ・消毒液に浸すなどの方法から、自分に合った方法のものを。 |
おむつまわり
おむつは、紙おむつか布おむつかで用意するものが変わります。
ただ、布おむつの場合でも、紙おむつがあると、ママさんの体調がすぐれないときや急な外出のときなどに、助かりますよ。
紙おむつは、赤ちゃんの発育にもよりますが、新生児サイズは意外と使う期間が短いものです。買いだめはしないほうがよいでしょう。
おしりふきは、純水のものや保湿成分が入ったものなど、種類が豊富です。
トイレに流せるタイプもあるため、いくつか使ってみて、使いやすいものをまとめて購入するとよいでしょう。
紙おむつ 新生児用 | 2パック | 新生児のうちは、テープで留めるタイプ。 |
---|---|---|
おしりふき | 3パックほど | 新生児のうちはうんちがゆるいため、厚手で大判のものが使いやすい。 |
布おむつ | 40枚ほど | 輪おむつ、成形おむつなど。それぞれメリットとデメリットがあるので、実際に手にとって検討を。 |
---|---|---|
おむつカバー | 5~6枚 | ベビー用のマジックテープを使ったやわらかいものがおすすめ。 |
おむつバケツ | 2つ | うんち用とおしっこ用 |
おふろまわり
特に寒い季節は、赤ちゃんに風邪をひかせないようにと、慌ててしまうおふろタイム。
できるだけ使いやすいものを選びましょう。
ベビーバスについては、約1ヶ月しか使わないため、洗面ボウルにお湯をためて代用する、レンタルを利用するという方法もあります。
ベビーバス | 1つ | 空気を入れて使うタイプが人気。沐浴の場所によって、タイプや素材を考慮して。 |
---|---|---|
ベビーソープ | 1本 | 泡タイプが便利。 |
バスタオル | 2枚 | 清潔であればベビー用でなくてもOK。 |
ベビーガーゼ | 3~4枚 | お湯の中で赤ちゃんの体に掛けておくものと、洗うときに使うもの。 |
寝具(ベッド)まわり
寝具は、赤ちゃんがひとりで寝るのか、ママが添い寝をするのかで、準備するものが変わります。
ベビーベッド | 1台 | 置くスペースを考慮して。高さ調節ができて、大人用ベッドの横にセットできるものもある。 |
---|---|---|
ベビー敷布団 | 1枚 | ベッドのサイズに合わせる。セットもあるが、掛布団は使わなかったというケースが多数。おくるみやバスタオルなどで代用可能。 |
ベビーベッドを使うのは短期間なので、レンタルで済ませるケースも多いアイテムです。
添い寝の場合は、赤ちゃんの安全のためにベッドインベッドなどを用意すると、万が一の事故を防げます。
ベッドインベッドは移動も簡単なため、リビングなどでの赤ちゃんの居場所にもなります。
その他、身の回りのもの
おくるみ | 1~2枚 | 薄手のブランケットなどでOK。お出掛けで使うほか、お昼寝の掛布団やアウターとしても。季節によって素材を考慮。 |
---|---|---|
ベビー爪切り | 1つ | やわらかくて薄い赤ちゃんの爪には、はさみ型の爪切りが便利。 |
ベビー綿棒 | 1パック | 沐浴後に耳に入った水を取るほか、便秘の際、刺激を与えるために使うことも。 |
体温計 | 1つ | 測定時間の短さ、使いやすさからベビー用がおすすめ。 |
退院の際、自宅まで車で移動する場合には、チャイルドシートが必要です。
ご紹介した出産前に準備しておきたいものについては、体調が安定してきたころ、あまり出産間近にならないうちに進められるとよいですね。
いつから準備を始めたらよいかは、こちらの記事を参考にしてください。
春・夏生まれの新生児の場合
春は寒暖差が大きいため、寒さも気になるところですが、肌着を重ねたり、薄いおくるみを用意して掛けてあげれば大丈夫でしょう。
夏は、暑さ対策が必要ですね。
何にでも使えるガーゼは、特に夏に大活躍します。沐浴用や吐き戻し用のほか、体の汗を拭うためにも多めに用意しておくと便利です。
汗をかきそうなときは、あらかじめ背中と肌着の間にガーゼを入れておくと、着替えをせずにガーゼの交換だけで済みます。
新生児のうちは、外に出ることはほぼないので、UVカットのお出かけグッズなどは、準備しなくても大丈夫です。
秋・冬生まれの新生児の場合
秋と冬は、寒さと乾燥への対策が必要です。
寒さについては、室内なら暖房も効いているため、それほど神経質になることはありません。ただ、外出する際には、気を遣ってあげましょう。
例えば、ベビーベストはちょっと寒いかなというときに、さっと着せることができます。袖がもたつかず、カーディガンより便利です。
ベビー靴下は、普段使いすることはないですが、退院や1ヶ月健診の際などに履かせてあげると体が冷えにくくなります。
乾燥については、ベビークリームもおすすめですが、病院で処方される保湿クリームも人気です。おふろ上がり、カサカサなどが気になるところにつけてあげましょう。
先輩ママに聞いた「出産前にそろえる必要がなかったもの」
出産前に準備するものとして紹介されているものでも、実際に先輩ママに聞いてみると「なくても大丈夫だった」「まったく使わなかった」というものがあります。
主なものは、次のとおりです。
お出かけ用ベビー服 | 新生児のうちは、ほとんどお出かけをしないので、「小さなサイズのお出かけ用ベビー服は、使わなかった」という声が、多く聞かれます。 |
---|---|
スタイ | 新生児のときは、「ほぼ使わなかった」という声が多いです。出産祝いでもらうケースが多いですが、柔らかなガーゼなどで事足ります。よだれが出始めたり、離乳食が始まったり、必要になってからそろえれば十分かもしれません。 |
おむつ替えシート | おむつを替えるとき、床や布団を汚さないように敷くシートですが、「結局、バスタオルを使っていた」などの声があります。外でおむつ替えをする機会が増えてきたら、用意すれば大丈夫です。 |
おしりふきウォーマー | 準備したものの「要らなかった」という先輩ママの声が多いアイテムで、雑菌が増えることを心配する声も聞かれました。おしりふきの冷たさが気になる場合は、使う前にぬるま湯を回しかけて温めるなどの工夫もできます。 |
産後、新生児に必要なもの・準備したいもの
新生児に必要なもののうち、出産後に準備するアイテムを紹介します。
【出産後】絶対必要なもの(最低限必要なもの)リスト
出産後は、いろいろなものを試しながら、「消耗してきたら買い足す」というように、都度必要なものをそろえていくことが増えていきます。
ミルク
母乳が足りなそう、ミルクにも慣らしておきたいなどの場合は、産後の様子を見てそろえていきましょう。
粉ミルク | 1缶 | 粉ミルクは、開封後の賞味期限が1ヶ月ほど。買いすぎないようにします。忙しいときなどは、キューブタイプも便利。 |
---|---|---|
哺乳瓶 | 1~2本 | ガラス製とプラスチック製があり、衛生面ではガラス製がおすすめ。持ち運びが多くなりそうなら、軽いプラスチック製を。 |
乳首 | 1つ | 新生児の場合は、SSサイズ。種類が多く、赤ちゃんが受けつけないタイプもある。また、月齢に応じて買い替える必要あり。 |
哺乳瓶用消毒道具 | 1セット | 煮沸・電子レンジ・消毒液に浸すなどの方法から、自分が使いやすいものを。 |
お出かけグッズ
抱っこひもは、キャリータイプ、スリングなどさまざまなタイプがありますが、人気が高いのはキャリータイプです。
お散歩をたっぷり楽しみたい場合は、ベビーカーもあるとよいでしょう。
抱っこひも | 1つ | 外出だけでなく、家での寝かしつけにも有用。 |
---|---|---|
ベビーカー | 1台 | 用意する場合、新生児期はA型と呼ばれるタイヤの大きな安定したタイプが必要です。首がすわった後はコンパクトなB型に移行することもあり、レンタルする方も。 |
このほか、以下のようなものは、必須ではなくとも役に立ったという声が多いので、準備しておいてもよいかもしれません。
- バウンサーもしくはハイローチェアなど
- スリーパー
- 授乳用ライト
- 鼻水吸い器
- ベビー枕
- プレイジム
- 紙おむつ用ゴミバケツ
- 湯温計
先輩ママに聞いた「産後買わなくてもよかった」ベビー用品は?
「用意したものの、あまり使わなかった」というベビー用品はそこまで多くありません。
おしっこブロック | おむつを替える際、男の子の赤ちゃんに多いおしっこのひっかけを防ぐアイテムです。
ただ、慣れれば素早く対処できるようになり、結局ほとんど使わなかったというケースが多いようです。ティッシュなどでも、代用できます。 |
新生児に必要なものをそろえたら費用はいくらかかる?
赤ちゃんを迎えるにあたって必要なものが把握できたところで、気になるのは費用です。ざっくりと見ていきましょう。
出産前にそろえるもの(必要なもの)の費用
何を買いそろえるかにもよりますが、一般的には、10~15万円ほどかかるといわれています。
ただし、レンタルのサービスを利用することで出費を抑えることも可能です。
たとえば
- ベビーベッド
- ベビーバス
- ベビーカー
- チャイルドシート
など、短期間しか使わないもの、時々しか使わないものは、レンタルされることが多いです。
中古でも気にならないアイテムは、フリマサイトなどで購入することも、出費を抑えるポイントですね。
工夫して、5万円ほどで済ませたという先輩ママさんもいます。
出産後にそろえるもの(必要なもの)の費用
消耗品が多いので、継続的な支出になります。
おむつ代は毎月2,000円前後ですし、ミルク代は母乳かミルクかで違いますが5,000円前後かかります。
個人差が大きいので割愛しますが、新生児の1ヶ月間の費用感でなく、毎月の支出のことを考えるとよいですよ。
新生児におもちゃを与えるなら、おもちゃのサブスクがおすすめ◎
出産にあたって用意しておきたいものを、見てきました。
必要最低限をそろえればよいとはいえ、やはり赤ちゃんとの生活は物入りですね。
寝てばかりだった赤ちゃんは、やがてさまざまなことに興味を持つようになります。
そうなったときに用意したいのが、赤ちゃんの発達を促すおもちゃです。
赤ちゃんは、手を伸ばして触ってみたり、口に入れたり、また動くものを目で追ったりしながら多くのことを学び、成長していきます。
ただ、成長に合わせておもちゃを買い足していくとなると、経済的なことも心配になるでしょう。そこで利用したいのが、定額でさまざまなおもちゃをレンタルできる、おもちゃのサブスクです。
おもちゃのサブスクを手がけるキッズ・ラボラトリーには、新生児の赤ちゃんにもうれしいサービスがあります。
- かわいいモビールやラトルなど、新生児から使えるおもちゃが豊富にそろっている
- しっかりクリーニングされた、衛生面でも安心なおもちゃが届く
- おもちゃコンシェルジュが、一人ひとりに合ったおもちゃを選んでくれる
赤ちゃんの学びは、生まれた瞬間から始まっています。
新生児の間も、ママさんパパさんの声、手触り、ミルクの匂い、初めてのあらゆる刺激をどんどん吸収していますよ!
赤ちゃんの学びを支えてくれる、さまざまな知育玩具がそろったおもちゃのサブスクを、ぜひご検討ください!