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つかまり立ちや伝い歩きが始まり、運動能力が目覚ましく発達する11ヶ月の赤ちゃん。手先も器用になり、できることが増えて、ますます好奇心旺盛になる時期です。
今回は、そんな11ヶ月の赤ちゃんに、ママさんが「買ってよかった」と思えるおもちゃを取り上げます。
手軽な手作りおもちゃも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
11ヶ月の赤ちゃんはどのようなおもちゃで遊べる?
生後11ヶ月の赤ちゃんは、手指が器用になり、足腰の力もついて、つかまり立ちや伝い歩きを始めます。体を動かすことも増え、体力もついてくる時期です。
また、言葉の理解が進み、ママさんが「バイバイ」と言って手を振るとまねをしたり、「ちょうだい」と手を差し出すと、持っている物を渡してくれたりするようにもなるでしょう。
そんな11ヶ月の赤ちゃんには、以下のようなおもちゃがおすすめです。
- 手指を使って遊ぶおもちゃ
- 体の発達を促すおもちゃ
- 音の出るおもちゃ
もちろん、赤ちゃんの成長・発達には個人差があります。あくまでも目安と考え、赤ちゃんの個性を大切にしてくださいね。
手指を使って遊ぶおもちゃ
11ヶ月の赤ちゃんが楽しめるおもちゃの1つは、手指を使って遊ぶおもちゃです。右手と左手を同時に使えるようになり、指先の力も発達するため、つかんで離したり、スイッチやボタンを押すことができるようになります。
積み木や玉転がしのおもちゃは、まだ自分の力だけで立つことが難しい11ヶ月の赤ちゃんでも、お座りの状態で集中して遊べるのでおすすめですよ。簡単な型はめパズルやポットン落としのおもちゃも、指先の感覚を好んで楽しむ子どもが多いおもちゃです。
手指を使う遊びは脳の発達を促す効果も期待でき、集中力や手先の器用さも高められます。
体の発達を促すおもちゃ
身体、具体的には足と腕の発達を促すおもちゃも、11ヶ月の赤ちゃんが楽しめるおもちゃです。
この時期になると、ハイハイからつたい歩きへステップアップする子が増えてきます。またしゃがんだり、一瞬だけ手を離して立ったりなどさまざまな動作をするようになります。
好奇心が旺盛になり動きが活発になってくるこの時期に、発達をサポートし、身体を動かす楽しさを感じられるおもちゃを与えてあげましょう。
歩行のトレーニングであれば、手押し車、乗って遊べるおもちゃがおすすめです。
また、軽量サイズのボールなら、転がしたり投げたりすることで、手を動かす感覚や体全体のバランス感などの体の使い方を習得できますよ。ひもをひっぱって遊ぶプルトイは、歩けるようになってからも長く使えるので、ママさんに人気のおもちゃです。
音の出るおもちゃ
五感が発達する11ヶ月の赤ちゃんには、音の出るおもちゃもおすすめです。楽器のおもちゃ、歌や曲が流れるおもちゃ、音色を楽しむおもちゃなどは、どれも赤ちゃんの興味をひきつけるでしょう。
中でも、音の出る絵本はバリエーションも豊富で、人気です。赤ちゃんが好むボタンがついたものも、あります。持ち歩きやすいので、お出かけのときにも重宝すること間違いなしです。歌が流れる絵本なら、ママさんが一緒に歌い、赤ちゃんとコミュニケーションをとることもできますね。
聴覚を刺激する音の出るおもちゃは、脳の発達にも効果が期待できます。また、楽器おもちゃが発するメロディー音を認識することで感性が豊かになり、遊びながらリズム感も養えるでしょう。
生後11ヶ月の赤ちゃんがおもちゃで遊ばないのはよくあること?
生後11ヶ月の赤ちゃんがおもちゃで遊ばない、うまく遊べていないと感じることは、珍しいことではありません。
物を投げるのが楽しくて危ないものでも投げてしまったり、おもちゃよりも実物のほうに興味を持ったり、遊ばずおもちゃを散らかしたり。とはいえ、ママさんにとっては心配なこともあるでしょう。
危険なことはしっかりと教える必要がありますが、そうでなければ、赤ちゃんにまかせて見守ることも大切です。
また、赤ちゃんによっては、遊び方がわからず興味を示さないことがあります。ママさんやパパさんが遊ぶ姿を見せてあげると、興味を持つかもしれません。一緒に遊びながら「できたね!」「おもしろいね」といった声かけをすると、親子のコミュニケーションにもつながりますよ。
11ヶ月の赤ちゃんには、おもちゃを使った知育がぴったり?
知育とは、子どもの知的な発達を促し、自ら「やってみたい」という意欲や考える力を育むこと。そういった観点で考えると、11ヶ月の赤ちゃんには、おもちゃを使った知育がぴったりといってよいでしょう。
さまざまな感覚を刺激し、知育のための工夫がされたおもちゃなら、遊びを通して、考える力を自然に身に付けることができます。
そのようなおもちゃが「知育玩具」で、代表的なものとして挙げられるのが、積み木やパズル、音の出るおもちゃなどです。赤ちゃんの成長ぶりやおもちゃの対象年齢を参考に、適切なものを選んであげましょう。
11ヶ月の赤ちゃんに買ってよかったモンテッソーリおもちゃ(知育玩具)
モンテッソーリ教育では、「子どもには自分を育てる力(自己教育力)が備わっている」という考えのもと、子どもの自発的な活動を促せる教具(おもちゃ)を取り入れています。
11ヶ月の赤ちゃんが、自分で歩こうとしたり周りとコミュニケーションを取ろうとしたりする姿も自己教育力の1つです。遊び(モンテッソーリ教育では「おしごと」)を通じて子どもが「やってみたい」気持ちを高められる環境を整え、心身の発達をサポートしましょう。
吸収力が著しいこの時期は、手指を使い、五感からの刺激を得ることに注目したモンテッソーリおもちゃ(知育玩具)がおすすめです。
ママさんやパパさんとのコミュニケーションも楽しめるようになるので、一緒に遊びながら言葉をかけることが、言葉の習得にもつながりますよ。
そういったことを意識し、成長段階に応じた知育玩具を提供することで知られるモンテッソーリおもちゃの中から、おすすめの3つをご紹介します。
エド・インター:ふわふわなげっこ
ライオン・ぞう・パンダ・ひよこ・うさぎ、かわいらしい5匹の動物たちをリングにした布製のわなげです。初めは両手でリングを持ち、支柱に通す遊びから始めます。繰り返すうちに手指の使い方を学び、モンテッソーリ教具にも用いられる「通す」や「つかんで落とす」動きを楽しめますよ。慣れてきたら、少し離れたところに支柱を置き、リングを通すように促してみましょう。もっと大きくなってからは、本来の輪投げとして遊ぶこともでき、長く使えるおもちゃです。
リングの中には鈴やビーズが入っているので、振って音を楽しむこともできますよ。
対象年齢:1歳から
アガツマ:アンパンマン 天才脳つみかさねカップ
10個のカップを重ねたり並べたりして遊ぶ、知育玩具です。初めのうちは上手に重ねられないかもしれませんが、カップを持って転がしたり、アンパンマンの人形をカップの中に入れたりするだけでも、指先の訓練になりますよ。
積み重ねたカップをママさんがこわしてみせても、崩れる様子や音に赤ちゃんは大喜びするでしょう。モンテッソーリ教育における「感覚」を育てることを目的とした知育玩具としてぴったりです。
カップの側面には、1から10までの数字が入っているので、数の概念や数字の習得にも役立ちます。
対象年齢:1歳から
エド・インター:音いっぱいつみき
鈴や木玉、ビーズなど、音の鳴る仕掛けが盛りだくさんの「音いっぱいつみき」。11ヶ月の赤ちゃんにも扱いやすいサイズで、並べたり積んだり転がしたり、いろいろな遊び方ができます。中が見えないけれど音はするので「何が入っているのかな?」と、想像力もふくらむのではないでしょうか。
色やデザインも1つずつ異なり、視覚からの刺激も与えられるおもちゃです。手指の運動や感覚の発達を重視するモンテッソーリ教育の観点からも、11ヶ月の赤ちゃんに適した知育玩具です。
対象年齢:1歳から
11ヶ月の赤ちゃんへのプレゼントにぴったりなおもちゃ
1歳を目前にした11ヶ月の赤ちゃんへのプレゼントには、これから先も長く遊べるおもちゃがおすすめです。とはいえ、まだまだ口に物を入れて確かめることも多いので、誤飲の心配がなく、安全に遊べるものを選びましょう。
おすすめの3つをご紹介しますので、参考にしてくださいね。
KOIDE:ぶなの木 ヘリコプター
丸みのあるヘリコプターの形と、鮮やかな色が特徴の木製プルトイです。ひもを引くとプロペラが回り、「かちっかちっ」と音を立てて進みます。引いたり押したり、ヘリコプターをどう動かすかでプロペラの回り方が変わるところも、おもしろさの1つです。
対象年齢は1歳半からですが、ママさんが引いてみせることで、まだ歩き始めていない赤ちゃんでも、動く様子を見たり自分でも触ってみたりして十分に楽しめるでしょう。
対象年齢:1歳半から
ボーネルンド:アニマルボウリング
思わず手に取りたくなる動物をモチーフにした、ボウリングのおもちゃです。11ヶ月ごろの赤ちゃんなら、並べた動物を手で倒して遊んでもよいでしょう。成長するにつれて、ボールやピンを握って離したり、右手から左手に持ち替えたりという動きもできるようになりますよ。
幼児期には、ボウリングとして楽しむこともできますし、ぬいぐるみとしても遊べるなど、長く親しめるおもちゃです。
対象年齢:1歳半から
Edute(エデュテ):TREEスロープ
森の木をモチーフにしたスロープトイです。カラフルな色、鈴の仕掛けなど、子どもの興味を引くさまざまな工夫がされています。おすすめポイントは、表と裏、どちらも使って遊べることです。
また、ボールが見え隠れする様子が気になって繰り返し遊ぶうちに、集中力が養われるほか、追視のトレーニングもできるでしょう。
玉は、誤飲の心配のないサイズで、子どもの手にほどよい大きさになっています。
対象年齢:1歳半から
11ヶ月の赤ちゃんに買ってよかった乗り物おもちゃ
つかまり立ちや伝い歩きができるようになる11ヶ月の赤ちゃんには、全身運動を促し、足腰の発達や歩行をサポートできる乗り物のおもちゃもおすすめです。
ちょうど、ベビーカーや車のチャイルドシートにおとなしく座ってくれないという悩みも出てくるころなので、赤ちゃん自身が運転手気分を味わえるハンドルおもちゃも、役に立ちますよ。
アイデス:ディーバイクミニ ワイド
つかまり立ちをするころから楽しめる、室内でも乗れる三輪車です。前輪が2つ、後輪が1つという設計は安定性があります。赤ちゃんにも操作しやすく、初めての乗り物おもちゃにぴったりです。
タイヤは、振動を吸収し、床を傷つけにくい素材でできています。
対象年齢:10ヶ月~3歳
BRIO(ブリオ):手押し車
つかまり立ちを始めた赤ちゃんにとって、歩く練習になる手押し車。デザインがシンプルなので、部屋に置いてもインテリアの邪魔になりません。発育状況に合わせて、ハンドルの角度やタイヤの進むスピードの調節ができ、低い重心設定で安定感があることもポイントです。
お気に入りのおもちゃやぬいぐるみを入れて押したり、おもちゃ箱として使ったりすることもできますよ。
ただし小さな部品があり、口にいれると窒息の危険もあるので、ママさんやパパさんのいるところで遊ばせるようにしましょう。
対象年齢:9ヶ月~
アガツマ:アンパンマン おしゃべりたくさん!おでかけメロディハンドル
赤ちゃんが大好きな、アンパンマンのハンドルおもちゃです。アンパンマンがおしゃべりをしたり効果音が鳴ったりするほか、バックミラーやウインカー、エンジンキーにも、運転手になりきって遊べるいくつもの仕掛けがあります。
ベビーカーやチャイルドシートに取り付けられるベルトが付属しているので、お出かけにも重宝です。
対象年齢:10ヶ月から
11ヶ月の赤ちゃん向け!おもちゃ(知育玩具)の手作りアイデア
手指が器用になってきた11ヶ月の赤ちゃんにぴったりの「ストロー落とし」をご紹介します。100円ショップで手に入る材料で簡単に作れるおもちゃなので、忙しいママさんにもおすすめです。
材料
- フタつきのプラスチック製容器(ストロー穴つきのものが便利)
- ストロー(10本)
- 油性ペン
- ハサミ
- カッター
- コップ(ストロー入れとして使用)
作り方
- フタの中央にストローを立て、油性ペンで型をとる
- ペンでとった型どおりに、カッターで切り抜く
- ストローを容器に収まる長さにハサミで切る
- 切ったストローはコップに入れ、容器にフタをして完成
遊び方
- 子どもの利き手側にストローを入れたコップを置く
- 穴にストローを落とす
- 全部落としたら、振って音を鳴らしても楽しい
ストローは長いので、指先をコントロールして、端から穴に入れる必要があります。繰り返し遊ぶことで、手先の器用さ(巧緻性)や集中力が養われるでしょう。色の違うストローを用意すれば、遊びを通じて色を教えることもできますし、視覚的にも楽しめます。
ストローを落とすだけの単純な遊びですが、赤ちゃんにおすすめの知育玩具です。ぜひ作ってみてくださいね。
11ヶ月の赤ちゃんにいろいろなおもちゃで遊ばせたいなら、おもちゃのサブスクがおすすめ◎
赤ちゃんも11ヶ月になると、足腰や手指の発達が進み、遊びの幅が広がります。さまざまなことに興味を持ち、旺盛な好奇心もみせるようになるでしょう。そんな時期には、いろいろなおもちゃで遊ばせてあげたいものですよね。
反面、赤ちゃんの成長は速く、発達段階に合ったおもちゃを選ぶのは難しい面もあります。次々に買い足していたのでは費用がかさむと、お悩みのママさんも多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、おもちゃのサブスクです。おもちゃのサブスクとは、おもちゃを毎月定額でレンタルできるサービスで、さまざまな種類のおもちゃを取り寄せることができます。コストパフォーマンスがよく、おもちゃ選びの悩みから解放されることもポイントです。遊ばなくなったおもちゃは返却できるので、部屋がおもちゃであふれる心配もありません。
おもちゃのサブスクを展開するキッズ・ラボラトリーでは、専門の知識を持ったおもちゃコンシェルジュが、赤ちゃんに最適なおもちゃを選定してお届けします。11ヶ月の赤ちゃん向けのおもちゃも数多く取りそろえているので、ぜひ利用を検討してくださいね。