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生後6ヶ月、ハーフバースデーを迎えるころになると、赤ちゃんは体を動かすことを学び始めます。
寝返りが上手にできるようになり、ずりばいも始まるでしょう。少しの間なら、両手をついてお座りができるようになる子もいます。
寝返りやずりばいで行きたい方向に移動できること、お座りで目線が変わることは、赤ちゃんにとって新たな刺激です。興味の対象もさらに広がるでしょう。
この記事では、そんな生後6ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃを、ランキング形式で解説します。
そのほか、手作りおもちゃのアイデアも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
生後6ヶ月の赤ちゃんが遊べるおもちゃは?
個人差はあるものの、ずりばい、お座りなど体を動かせるようになり、できることもどんどん増えていく生後6ヶ月の赤ちゃんには、以下のようなおもちゃがおすすめです。
- 手指を使って遊ぶおもちゃ
- 体の発達を促すおもちゃ
- 色彩が豊かなおもちゃ
- 振ったり転がしたりすると音が鳴るおもちゃ
詳しく見ていきましょう。
手指を使って遊ぶおもちゃ
うつ伏せで頭をしっかり持ち上げられるようになったり、お座りができるようになったりすると、両手を使って遊べるようになります。
片方の手で持ったおもちゃをもう片方の手に持ち替えること、両手のおもちゃを打つといったこともできるようになるでしょう。
積み木やブロックなら、打って音を出すこともできます。
ボタンのたくさんついたリモコンのおもちゃも、手指を使うおもちゃとしておすすめです。6ヶ月以降、さらに発達する指先を使う練習にもなりますし、ボタンを押すと音が鳴るなどの仕掛けがあれば、赤ちゃんはさらに夢中になるでしょう。
体の発達を促すおもちゃ
生後6ヶ月のころは、とくに上半身の筋力が発達します。
手をつかずにお座りをしたり、上半身を使ってずりばいをしたりと、体の動きも活発になる時期です。
転がるおもちゃや、赤ちゃんが手を伸ばしたくなるおもちゃでサポートしながら、体の発達を促してあげましょう。
色彩が豊かなおもちゃ
生まれたばかりのころ、赤ちゃんの視力は弱く、焦点もうまく合わせられません。また、識別できる色は、黒や白、グレーなどのモノクロのみといわれています。その状態から、徐々に動く物を目で追うようになり、赤や黄色、緑などの色を認識できるようになるのが、生後6ヶ月ごろです。
はっきりした色合い、色彩豊かなおもちゃで、たくさんの色に触れさせ、視覚を刺激してあげましょう。
音が鳴るおもちゃ
赤ちゃんの聴覚は、お腹の中でもママさんやパパさんの声を聞いているといわれるくらいに、生まれた時点で発達しています。ただ、視覚のほうは、先ほどもお伝えしたように未発達の状態です。
しかし、6ヶ月ごろになると視覚も発達し、聴覚と連動できるようになります。
振ったり転がしたりすると音が鳴るおもちゃは、その連動を強化してくれるでしょう。目と耳を使いながら、手指や体の発達も促すことができます。
また、音が鳴るおもちゃには生後6ヶ月の子どもも遊べる楽器おもちゃなどもあります。音の鳴るおもちゃの知育効果やおすすめについては、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてくださいね。
生後6ヶ月の赤ちゃんに知育は必要?
知育は、教育の基本である「知育(知能を高める)・徳育(豊かなこころを養う)・体育(健やかなからだを育む)」という三育の1つです。
「0歳では、まだ早いのでは?」と思うママさんやパパさんもいるかもしれませんが、知育イコール勉強させることではなく、「自分で考える力」を育てること。赤ちゃんのころからでも、おもちゃを使った遊びを通して養うことができます。つまり、決して特別な取り組みではないということです。
生後6カ月ごろは、できることが増え、脳も著しく発達します。
そんな時期だからこそ、発達に適したおもちゃで遊ぶことが、知育につながるといっても過言ではありません。
【生後6ヶ月】モンテッソーリおもちゃ(知育玩具)ランキング
モンテッソーリ教育とは、「子どもには、自分を育てる力がもともと備わっている」という理念に基づいた教育法です。イタリアの医師であり、教育家でもあったマリア・モンテッソーリにより考案されました。
現代の世界を動かすリーダーたちが受けたことでも知られ、教育法が確立されて100年以上が経つ今でも、110を超す国々が取り入れています。
このモンテッソーリ教育が重視しているのが、子どもの発達に適した「環境」を整えてあげることです。
その要素の1つに、モンテッソーリで「教具」と呼ぶ、おもちゃ(知育玩具)があります。
ここからは、生後6ヶ月の赤ちゃんに適したおもちゃ(知育玩具)のなかから、モンテッソーリ教育のエッセンスを取り入れたものを紹介します。
【第3位】Halilit社:ミニレインボーメーカー
イスラエルのHalilit (ハリリット)社が製造し、ボーネルンドが輸入販売しているおもちゃです。透明な筒を傾けたり転がしたりすると、中のカラフルなビーズが、心地よい音をたてて移動します。
移動のスピードは赤ちゃんの目でも追えるよう計算され、傾け方によって音が変わることも特徴です。
モンテッソーリ教育では、五感を刺激することが、子どもの発育のためには重要だとしています。視覚と聴覚を使って遊べるこのおもちゃは、その点で、モンテッソーリの考えにマッチしているといえるでしょう。
生後6ヶ月ごろの赤ちゃんにも握りやすく、この音を聴くと泣きやむという口コミも多くみられます。初めのうちは、ママさんやパパさんが筒を転がしてみせると、赤ちゃんも興味を持って手を伸ばしたり、追いかけたりするようになるでしょう。
対象年齢:生後6ヶ月ごろから
【第2位】Beli Design社:クーゲルン
きれいに色付けされた12個の木玉でできた、ベリ・デザイン社によるラトルです。ゴムでつながれた木玉を動かして、形を変えて遊ぶこともできます。
モンテッソーリ教育で取り入れている教具は、子どもに合ったサイズ、本物の素材、美しい色彩にもこだわっていることが特徴です。
虹色をもとにしたはっきりとした色合いのこのおもちゃには、赤ちゃんも思わず手を伸ばしたくなるでしょう。
素材はブナやカエデで、塗料には、なめても安全なものが使われています。木玉をつなぐゴムも強力で、玉が外れて誤飲という心配もありませんよ。
生後6ヶ月ごろには歯も生えてきますが、歯固めとしても、おすすめです。
対象年齢:生後6ヶ月ごろから
【第1位】SELECTA社:SEボール
カラフルな木の棒を組み合わせたボールのおもちゃです。赤ちゃんの力でも、簡単に形を変えたりつぶしたりすることができます。形はすぐに元に戻るので、その不思議さに赤ちゃんは興味をひかれるでしょう。
小さな手でも握りやすい形状で、ラトルとして使うこともできます。
また、完全な球体ではないため、不規則に転がることもポイントです。手を伸ばしたり、ずりばいで追いかけたりすれば、全身を使った遊びができます。
モンテッソーリ教育では、手指をしっかり使う微細運動や全身を使う粗大運動は、子どもの自立の第一歩としています。そういった観点でも、モンテッソーリを実践できるおもちゃの1つです。
対象年齢:生後5ヶ月ごろから
【生後6ヶ月】長く使えるおもちゃランキング
生後6ヶ月を過ぎると、赤ちゃんの成長も一段と目覚ましくなります。おもちゃは、成長に応じて長く遊べるものを選んであげましょう。
【第3位】bObles社:ボブルス ゾウ
デンマーク生まれの遊べる家具です。
生後6ヶ月のころは、ゾウを横に寝かせてできるくぼみを利用して、お座りの練習ができます。ママさんやパパさんに支えてもらえば、立てたゾウを揺らして遊ぶこともできるでしょう。
成長に応じて立っちの練習にも使えるほか、ゾウの背中に乗ってバランス遊びもできるなど、長く役立つおもちゃです。
素材には高密度EVA(強化スポンジ)が使われているので、床が傷つくこともありません。お手入れも簡単、北欧ならではのシンプルなデザインで、どんなインテリアにもなじみます。
対象年齢:生後6ヶ月ごろから
【第2位】JoyToy社:ルーピング ウーギー
くねくねしたワイヤーに沿って、木製のビーズを動かすルーピングのおもちゃです。
はじめのうちは、目をひくカラフルなビーズを、弾いたりぶつけたりして楽しむことができます。
成長するにつれ、指先を使ってビーズをつまみながら、動かして遊べるようになるでしょう。
目と手の協応動作が身に付くことはもちろん、ビーズを手前から奥に動かすことで、空間認識能力を鍛えることもできます。
底面には吸盤がついているので、ずれたり倒れたりすることなく、集中して取り組めることも、おすすめのポイントです。
対象年齢:生後6ヶ月ごろから
【第1位】Dantoy社:I’m green
ダントーイ社のI’m greenシリーズから、さまざまな使い方ができて長く遊べるスタッキングカップを紹介します。
このシリーズのプラスチックは、従来の原油を使ったものではなく、サトウキビを原材料とした「バイオプラスチック」です。環境問題に意識の高い北欧各国では、多くの教育機関で取り入れられています。
サイズが違う7個のカップは、すべて積み上げると高さ34cmほど。最初のうちは、ママさんやパパさんが積んであげると、赤ちゃんは崩すことを楽しむようになるでしょう。
何度もカップに触れるうちに、自分で積むこともできるようになります。
カップ型のおもちゃなので、見立て遊びやおままごとにも使えるほか、お風呂遊びや砂場遊びでも活躍するおもちゃです。
対象年齢:生後6ヶ月ごろから
【生後6ヶ月】プレゼントにぴったりなおもちゃランキング
出産祝いのタイミングを逃してしまったという人は、ハーフバースデーに合わせて贈り物をしませんか?
生後6ヶ月は、新しいおもちゃが必要になるころです。ぐんぐん成長していくので、少し先を見据えたおもちゃを贈ってもよいかもしれません。
デザインがおしゃれでインテリアになじみ、贈られたママさんにも喜んでもらえるおもちゃを紹介します。
【第3位】エドインター:音いっぱいつみきボリュームセット
25個すべてのパーツに、音の鳴る仕掛けがある積み木セットです。
赤ちゃんの手で握りやすく、しかも軽いので、6ヶ月のころは、ラトルのように音を楽しむこともできます。
鈴、ビーズなどの音の違いがわかるようになると、お気に入りのパーツが見つかるかもしれませんね。
ケガをしないように、積み木の角は丸くなめらかに仕上げられているほか、CE(ヨーロッパEU諸国共通の安全基準)も取得しています。
名入れもできるので、特別感がある贈り物として喜ばれること間違いなしです。
対象年齢:1歳ごろから
【第2位】無垢工房(Muku-studio):カラコロじどうしゃ カラー
遊ぶ子を選ばないシンプルな車型のおもちゃです。
Toyクリエイターの野出正和氏によるもので、1994年に作られて以来、長く子どもたちに愛されています。
ボディの上部が薄くなっているので、6ヶ月の赤ちゃんでもしっかり握れるでしょう。
ボディとタイヤの間には隙間があり、振ると、かたかたと音が鳴る仕組みなので、ラトルとしても遊べますよ。
タイヤは、木の質感を大切にした淡い色合いで、なめても安全な塗料が使われています。
対象年齢:10ヶ月ごろから
【第1位】nic社:N筒型ポストボックス
シンプルかつ堅牢なおもちゃで知られるドイツ・nic社製の、型はめが楽しめる積み木です。
筒を転がすと、中のカラフルな積み木ががらがらと鳴ります。その音に、赤ちゃんも興味をひかれるでしょう。
中の積み木を出すためには、ひもがついたパーツを引っ張らなければなりません。繰り返し遊ぶうちに、その方法に気づき、さらに楽しさが増します。丸・三角・四角といった基本の形を学ぶこともできるなど、長く親しめるおもちゃです。
生後6ヶ月ごろでも、転がしたり、積み木を両手で打ち合わせたりして遊ぶことができます。
なお、積み木は赤ちゃんの手になじむよう丁寧に面取りが施されているので、安心です。
対象年齢:1歳ごろから
生後6ヶ月の赤ちゃん向け!おもちゃ(知育玩具)の手作りアイデア
おもちゃは、買わなくても、身近にある材料で作ることができます。ボトルの中で、カラフルなビーズやキラキラのグリッターがゆったりと動くセンサリーボトルを作ってみましょう。
振って遊んだり、ゴロゴロ転がしたりして遊ぶことができます。
センサリーボトル
材料
- 赤ちゃんが握れる小さめのペットボトル(112mlくらいのもの)
- 中に入れるビーズやグリッター、ラメなど(色のはっきりしたものがおすすめ)
- 洗濯のり
- 水
- 接着剤(プラスチック用)
- ビニールテープ
作り方
- ペットボトルに、ビーズやグリッター、ラメを入れる。
- ペットボトルの半分くらいまで水を入れる。
- 2のペットボトルに、9分目まで洗濯のりを入れる。
- しっかりとふたを閉め、接着剤で固定する。接着剤が乾いたら、さらにビニールテープを巻いて補強する。
- ペットボトルを引っくり返し、液漏れがないかを確認する。
生後6ヶ月の赤ちゃんにいろいろなおもちゃで遊ばせたいなら、おもちゃのサブスクがおすすめ◎
生後6ヶ月の赤ちゃんは成長が著しく、さまざまなものに興味を示すようにもなります。親としては、発達に適したおもちゃで遊ばせたいものですよね。
とはいえ、すぐに飽きてしまうかもしれないし、収納場所も必要となると、購入に慎重になることもあるでしょう。
そのようなときにおすすめしたいのが、おもちゃのサブスクサービスです。
おもちゃのサブスクサービスを展開するキッズ・ラボラトリーでは、赤ちゃんの興味を満たす知育玩具を豊富に取りそろえています。
モンテッソーリ教育をはじめとした教育現場でも取り入れている、本格的な知育玩具が充実していることも特徴です。
ほかにも、以下のようなメリットがあります。
- どのようなおもちゃが適しているか、おもちゃのプロであるコンシェルジュに相談できる
- 無期限でレンタルできる
- 何度でもおもちゃを交換できる
生後6ヶ月は、脳も一段と発達し、今後の成長にも影響する時期です。だからこそ、赤ちゃんのおもちゃ選びも、大切といえます。
この機会に、キッズ・ラボラトリーのホームページをのぞいてみてはいかがでしょうか。お役立ち情報も、満載ですよ。