この記事を監修した人石渡 恵美・太宰 潮・青栁 陽介詳しく

孫が生まれて「何か贈りたい」と思ったとき、最初に壁になるのは品物選びより「何がすでにあるか分からない」という状況です。

親がベビー用品をある程度そろえていたり、もう一方の祖父母が先に動いていたりすると、どんな品を選んでも「かぶるかもしれない」という不安がつきまといます。

「手持ち品・希望の形式・届け先・両家の予定」の4点を親に確認しておくと、重複や届け先の混乱を防げます。この記事では、その確認から形式の選択・両家の調整・注文前のチェックまでを順に示します。

この記事でわかること
  • 贈る前に親へ確認すべき4つのこと
  • 現金・指定品・選択型・期間型の4形式を比べる判断表
  • 初孫と二人目で変わる手持ちの確認ポイント
  • 両家の重複を防ぐ調整の進め方と里帰り先への届け方
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贈る前に親へ確認する4つのこと

贈る前に「手持ち品・希望の形式・届け先・両家の予定」の4点を親に確認しておくと、重複や届け先の混乱を防げます。特に里帰り中は住所が変わるため、自宅に戻る時期も合わせて聞いておくと安心です。

手持ち品と「すでに決まっているもの」を聞く

二人目以降の場合、上の子のベビー用品がそのまま残っていることが多く、衣類・バスグッズ・哺乳瓶などは「もう十分ある」というケースが珍しくありません。

初孫でも、産院のクラスや育児書を読んで「これは自分で選びたい」と決めている品がある場合があります。ベビーカー・チャイルドシート・抱っこひもは特に好みが分かれるため、贈る前に「もう決まっているものはある?」と一言聞くだけで、かぶりを防げます。

「品物を受け取りたいか・現金がよいか」の希望を確認する

産後は荷物の受け取りや開封・お礼の連絡だけでも負担になります。「何でも嬉しい」と言われても、形式の希望を聞いておくと選びやすくなります。

「品物でも現金でも、どちらが助かる?」と率直に聞いて構いません。「現金の方が助かる」という答えが返ってきたなら、それが最も喜ばれる形です。遠慮から「何でも」と言っている場合もあるため、「正直に教えてもらえると選びやすい」と伝えると答えてもらいやすくなります。

届け先の住所と時期を確認する

里帰り出産の場合、出産後しばらくは実家に滞在するため、自宅宛に送ると受け取れないことがあります。里帰りの終了時期を聞いておき、自宅に戻るタイミングに合わせて配送日を調整するか、実家の住所に送るかを決めておくと安心です。

期間型ギフト(おもちゃのサブスクなど)を贈る場合は、受取人が申込時に登録する住所が後から変更できるかどうかも確認しておくと、里帰り終了後の混乱を防げます。

もう一方の祖父母の予定を把握しておく

両家で同じカテゴリを贈ると重複しやすいため、「もう一方の祖父母は何を考えているか」を親経由で確認しておくと調整しやすくなります。直接連絡が取れる関係であれば、祖父母同士で話し合うのも一つの方法です。

「どちらが何を担当するか」を先に決めておくと、品物が重なることも、金額のバランスが取れないことも防ぎやすくなります。

現金・指定品・選択型・期間型を比べる判断表

現金・指定品・選択型・期間型の4形式は、「贈り手が品を決めるか・受取人が選ぶか・時間をかけて届けるか」で使い分けられます。受取人の手間と置き場の有無が、形式を選ぶ際の現実的な判断材料になります。

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迷ったときは、下の表で「贈り手が決める項目」と「受取人の作業」を見比べてから選ぶと判断しやすくなります。

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現金・指定品・選択型・期間型を比べる判断表
形式 贈り手が決める項目 受取人の作業 使い始め 合わない条件
現金 金額のみ なし(自由に使える) 受け取り後すぐ 「気持ちが伝わりにくい」と感じる場合
指定品(親がリクエストした品) 品物の手配 受け取り・開封のみ 届いたらすぐ 希望品が高額・在庫切れの場合
選択型(カタログギフト等) カタログの種類・予算 カタログから選ぶ・申込する 申込後、数週間 産後すぐで選ぶ余裕がない場合
期間型(おもちゃサブスク等) 期間・総額 アンケート回答・申込・返却 申込後、別送で届く 返却の手間が負担になる場合・おもちゃを所有したい場合

受取人の作業が最も少ないのは現金と指定品です。「産後すぐで余裕がない」「手間をかけさせたくない」という場合は、この2形式が現実的な選択肢になります。

選択型・期間型は受取人が自分で選べる自由度がある一方、申込や返却などの作業が発生します。贈る前に「この作業が負担にならないか」を親に確認しておくと、受け取った後に困らせることを防げます。

形式から選びたいときは、「おめでとSELECTIONの選び方|3つの形式の違いと最初に届く物」で3つの形式の違いと最初に届く物を比べています。

初孫と二人目で変わる手持ちの確認ポイント

初孫の場合はベビー用品がほぼゼロからそろえる状態が多く、二人目以降は上の子の手持ちが豊富なため、消耗品や体験型が喜ばれやすい傾向があります。どちらも「何がすでにあるか」を先に聞くのが出発点です。

初孫の場合——大物は親の好みを先に聞く

初孫では、ベビーカー・抱っこひも・チャイルドシートなどの大型品をまだ持っていないことが多く、「贈りたい」と思いやすいカテゴリです。ただし、これらは使い勝手や好みが特に分かれる品で、すでに自分で選んでいる場合もあります。

「大きいものを贈りたいけど、もう決まっているものはある?」と一言確認してから動くと、せっかくの贈り物が使われないという事態を防げます。決まっていなければ、一緒に選ぶ形にするのも喜ばれやすい方法です。

二人目以降の場合——消耗品・上の子ケア・かぶらない選択肢を

二人目以降は、上の子のものがそのまま使えることが多く、大型品や衣類はすでに十分そろっているケースが大半です。

キッズ・ラボラトリーでの実際の例は「2人目の出産祝いは何が嬉しい?かぶらない実用ギフト5選と相場・マナー」で紹介しています。

この場合に喜ばれやすいのは、おむつ・おしりふき・授乳パッドなどの消耗品、上の子へのプレゼント(赤ちゃんが来ることへの気持ちをケアする意味もあります)、あるいは食事の宅配サービスや家事サポートなど「物を増やさない贈り方」です。

二人目以降に現物のベビーグッズを贈る場合は、「何がすでにあるか」を必ず先に確認してから選ぶことで、置き場に困らせることを防げます。

品物だけでなく金額も1人目と変えるか迷うときは、「2人目の出産祝いはいくら?関係別の金額相場と1人目との差・マナー」で関係別の目安を確かめられます。

両家の重複と里帰り先への届け方

両家で同じカテゴリを贈ると重複しやすいため、どちらかが現金・どちらかが品物と役割を分けると調整しやすいです。両家で必ず同額にする義務はなく、内孫・外孫で優劣をつける必要もありません。それぞれの家庭の状況に合わせて決めることができます。

役割を分けると重複しにくくなる

「どちらが何を贈るか」を先に決めておくと、同じカテゴリが重なることを防げます。よくある分け方は「一方が現金・もう一方が品物」「一方が大型品・もう一方が消耗品」などです。

直接連絡が取りにくい場合は、親(子ども夫婦)を通じて「もう一方の祖父母は何を考えているか」を聞いてもらうのが自然です。「両家で調整したい」と伝えれば、親も動きやすくなります。

同額にする義務はない

「両家で金額を揃えるべきか」という疑問を持つ方は少なくありませんが、これは家族間の慣習や関係性によるもので、一律のルールがあるわけではありません。高島屋などの百貨店が示す相場はあくまで販売者側の目安であり、家族が守るべき義務ではありません。

内孫・外孫で贈る金額や品物に差をつける必要もありません。それぞれの家庭の経済状況や関係性に合わせて、無理のない範囲で決めて構いません。

里帰り中の届け先は「自宅に戻る時期」で決める

里帰り出産の場合、産後1〜2ヶ月は実家に滞在することが多く、自宅宛に送ると受け取れないことがあります。

品物を贈る場合は、実家の住所に送るか、自宅に戻る時期に合わせて配送日を指定するかを親に確認してから注文すると安心です。期間型ギフトのように「最初の箱」と「おもちゃの別送」がある形式では、受取人が申込・アンケート回答・返却という作業を担うため、注文前に「この作業が負担にならないか」を親に確認しておくと、届いた後に困らせることを防げます。

赤ちゃんのおじ・おばにあたる家族も贈る予定なら、「甥・姪の出産祝いを選ぶ|品物・名入れ・渡し方の確認手順」を共有して品物や名入れの確かめ方をそろえられます。

半年・1年・2年の期間型ギフトを選ぶ前に知っておくこと

キッズ・ラボラトリーのギフトプランは半年17,400円・1年34,800円・2年69,600円(税込・往復送料込み・2026年10月14日確認)です。期間終了後の自動更新はなく、おもちゃの返却があります。月額換算だけでなく総額で予算を確認しておくと安心です。

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商品画像・情報は アマゾンアソシエイツ を参照しています。

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最初の箱に入るものと、おもちゃが届くまでの流れ

キッズ・ラボラトリーのギフトボックスを注文すると、最初に届く箱にはカードと利用券のみが入っています。おもちゃは、受取人(親)が利用申込とアンケートに回答した後に別送されます。

利用方法や続け方は「出産祝い・誕生日の贈り方|品物とカタログどちらが合う?3方式を比較」で説明しています。

「最初の箱を受け取った後、アンケートに答えてからおもちゃが届く」という流れについて、事前に知っておくと戸惑いを防げます。贈る前に受取人にこの流れを伝えておくと、「箱を開けたらカードだけだった」という戸惑いを防げます。

利用申込はギフトボックスの出荷から半年以内に行う必要があります。受取人がこの期限を知らないまま時間が経つと申込できなくなるため、贈るときに一言伝えておくことが大切です。

期間・総額・返却の3点を事前に把握する

期間型ギフトを選ぶ際に確認しておきたいのは、総額・期間・返却の有無の3点です。

  • 総額:半年17,400円・1年34,800円・2年69,600円(税込・往復送料込み)。月額換算すると半年プランで月2,900円相当ですが、まず総額で予算を確認してから選ぶと後から驚くことがありません。
  • 期間:期間終了後の自動更新はありません。続けたい場合は受取人が改めて申し込む形になります。
  • 返却:おもちゃは期間終了後に返却します。所有したい場合は別途購入できる場合がありますが、詳細は公式サイトで最新の条件をご確認ください。

解約タイミングや返却手順については、事前に確認しておくことをおすすめします。受取人に「期間が終わったら返却する」「自動更新はない」という2点を事前に伝えておくと、期間終了時の混乱を防げます。

おもちゃの選び方は3通りから選べる

キッズ・ラボラトリーは、おまかせ・LINEでのリクエスト・取り扱いおもちゃ検索からの指名の3通りを組み合わせられるハイブリッド型のサービスです。

「プロに選んでもらいたい」という家庭はおまかせで、「これを借りたい」という希望がある場合はLINEでリクエストするか、取り扱いおもちゃ検索から指名することもできます。毎回、発送前に今回お届けするおもちゃのリストを案内してから発送するため、受取人が内容を確認してから届く仕組みになっています。

ただし、リクエストや指名は在庫・月齢・安全面により、近い遊びのおもちゃを提案することがあります。必ず希望どおりになるとは限らない点は、事前に受取人に伝えておくと安心です。

絵本を定期的に届けたいなら、「クレヨンハウスのブッククラブを孫へ贈るには|請求先の分け方と停止の注意点」で請求先の分け方と停止の注意点を確かめておくと安心です。

注文前に済ませておきたい最終確認

形式が決まったら、注文前に次の4点を確認しておくと、届いた後のトラブルを防げます。

注文前の最終確認チェックリスト

  • 届け先の住所(里帰り中か・自宅に戻る時期はいつか)
  • 両家との調整が済んでいるか(重複するカテゴリがないか)
  • 受取人への事前連絡が済んでいるか(期間型は申込期限・返却の説明を含む)
  • 親が希望する形式と一致しているか(現金・品物・選択型・期間型)

期間型を選ぶ場合は受取人への事前連絡が特に重要

現金や指定品と違い、期間型ギフトは受取人が申込・アンケート回答・返却という作業を担います。これらの手順を知らないまま受け取ると、最初の箱を開けて戸惑ったり、申込期限を過ぎてしまったりすることがあります。

贈る前に「最初の箱にはカードと利用券が入っていて、アンケートに答えるとおもちゃが届く」「申込は出荷から半年以内」「期間が終わったら返却する」の3点を伝えておくと、受取人が安心して使い始められます。

「向き・不向き」で自分の状況を確認する

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「向き・不向き」で自分の状況を確認する
状況 向く形式 理由
親から「これが欲しい」と言われている 指定品 かぶりがなく、確実に使ってもらえる
何が欲しいか分からない・聞きにくい 現金または選択型 受取人が自分で選べるので外れにくい
二人目以降で大物はそろっている 消耗品・現金・期間型 物を増やさず、実際に使えるものを贈れる
成長に合わせて長く贈り続けたい 期間型(1年・2年プラン) 月齢に合ったおもちゃが届き続ける
受取人に手間をかけさせたくない 現金または指定品 申込・返却などの作業が発生しない
おもちゃを手元に残したい(所有したい) 現金または指定品(購入型) 期間型は返却があるため、所有には向かない

「成長に合わせて長く贈り続けたい」という場合は期間型が有力な選択肢になります。ただし、受取人の作業(申込・アンケート・返却)が発生するため、事前の説明と同意が前提です。受取人の状況に合わせて形式を選ぶのが、最も喜ばれる贈り方につながります。

キッズ・ラボラトリーのギフトボックスで気になること

  • 1回だけのお届け(2,500円・税込)から2年間まで、期間を選んで贈れます。
  • おもちゃの選び方と補償は、通常のコースと同じです。
  • 受け取る方に知らせずに届けるサプライズ配送や、メッセージの同梱もできます。
  • 受け取った方は、キッズ・ラボラトリーの出荷日から半年以内に利用を申し込みます(過ぎると使えません)。
  • ギフトボックスは贈りもの専用です。ご自身のお子さま向けには、通常のコースをご利用ください。

孫への出産祝いのよくある質問

Q1. 現金に品物を添えて贈ってもよいですか?

現金と品物を組み合わせて贈ることは一般的に行われています。「気持ちを形にしたい」という場合は、現金に小さなベビーグッズ(タオルや靴下など)を添えるのが一つの方法です。ただし、品物が増えると受取人の保管場所が必要になるため、かさばらないものを選ぶと負担が少なくなります。

Q2. 両家で金額を揃える必要はありますか?

両家で必ず同額にする義務はありません。家族間の慣習や関係性によるもので、一律のルールがあるわけではありません。「相手の家と金額が違う」と気になる場合は、親(子ども夫婦)に「どうしたらよいか」と率直に聞いてみるのが一番です。内孫・外孫で優劣をつける必要もなく、それぞれの状況に合わせて決めることができます。

Q3. 期間型ギフトを贈る前に、受取人に何を伝えればよいですか?

贈る前に「この作業が負担にならないか」を親に確認し、同意を得てから注文することが、期間型ギフトを選ぶ際の前提になります。特に申込期限は知らないまま時間が経つと使えなくなるため、贈るときに一言添えておくことをおすすめします。

Q4. 里帰り中の孫への贈り物は、どこに送ればよいですか?

里帰り中は実家の住所に送るか、自宅に戻る時期に合わせて配送日を指定するかを親に確認してから注文すると安心です。期間型ギフトの場合は、受取人が申込時に登録する住所を後から変更できるかどうかも確認しておくと、里帰り終了後の混乱を防げます。配送先の住所は注文前に必ず確認してから入力してください。

Q5. 二人目の孫への出産祝いで、初孫と同じものを贈っても大丈夫ですか?

二人目以降は上の子の手持ちが豊富なため、初孫と同じカテゴリを贈ると重複する可能性があります。「何がすでにあるか」を先に確認してから選ぶのが最も確実です。消耗品(おむつ・おしりふきなど)や食事の宅配サービス、あるいは上の子へのプレゼントは、二人目以降でも喜ばれやすい選択肢です。

学術協力

この記事で紹介した利用データの読み解きは、消費者行動・サブスクリプション研究を専門とする福岡大学商学部の太宰潮教授に学術協力をいただいています。

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青栁 陽介(おもちゃコンシェルジュ/キッズ・ラボラトリー代表取締役)のプロフィール画像
青栁 陽介(おもちゃコンシェルジュ/キッズ・ラボラトリー代表取締役)
青栁 陽介は、キッズ・ラボラトリー株式会社 代表取締役であり、自らもおもちゃコンシェルジュとして利用者対応・玩具選定の現場に立つ。 2003年に通販システム業界に入り、2015年テモナ株式会社(東証一部 3985)執行役員、2017年に執行役員CMOに就任。在任中に東証マザーズ上場・東証一部上場を経験。2018年12月、一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会の創立メンバーとして業務執行理事に就任し、矢野経済研究所「サブスクリプション市場2019」をはじめとする業界調査に協力。サブスクリプション関連の講演・セミナーに登壇し、延べ15,000名以上が参加するなど、業界の体系化にも携わってきた。 2019年5月、長男の難病闘病をきっかけに、ベッドサイドでも安全に遊べる知育玩具の必要性を痛感してキッズ・ラボラトリー株式会社を設立。2020年1月の知育玩具サブスクリプション開始以降、累計約45万点(お届け約10万件)の発送実績を重ねる。 記事監修においては、自身が直接対応してきた利用者の声、実際の返却理由、人気・不人気の商品傾向など、運営現場の一次データに基づいた「実際に使われるおもちゃ」の視点を提供する。