この記事を監修した人
幼児教育監修|石渡 恵美(幼稚園教諭)
医療監修|福井 美和子(看護師/保健師)
おもちゃ選定|青栁 陽介(おもちゃコンシェルジュ/キッズ・ラボラトリー代表取締役)

育休中なのに、何もできていない気がする。そう感じているなら、まず伝えたいことがあります。

赤ちゃんのお世話をして、食事を作って、眠れない夜をこなしている。それだけで、すでに十分なことをしています。

この記事では、「やっておけばよかった」と後悔しないために、今の余力に合わせて選べる3つの分類でまとめています。やることを増やす記事ではなく、今の自分に合うものだけを選べる記事です。

この記事でわかること
  • 「何もしてない」と感じるのが悪いことではない背景
  • 最低限やっておくと安心な3つのこと
  • 余力別のチェックリスト(少し・そこそこ・十分ある)
  • 復職前にやっておくと楽になる準備
赤ちゃんを抱っこしながらソファでほっとひと息ついているお母さんのイメージ
▼ 気になるところから読む

「何もしてない」と感じるのは、育休中の現実として自然なことです

育休中に「何もできていない」と感じる方は、決して少なくありません。キッズ・ラボラトリーに寄せられる声でも、育休中のご家庭から「子どもの発達が気になりつつも、自分のことは後回しになっている」という相談が多く届きます。

でも、考えてみてください。

夜中に何度も起きて授乳する。泣き止まない赤ちゃんをあやし続ける。食事・入浴・着替えを毎日こなす。これは「何もしていない」ではなく、非常に密度の高い仕事をしている状態です。

「育休中は暇そう」と思われることへの焦りや、SNSで見かける「育休中に資格取得」「スキルアップした」という投稿に影響されて、自分が遅れているように感じる方も多いです。

ただ、そうした投稿の裏には、夜泣きが落ち着いた時期だったり、パートナーのサポートが手厚かったりという背景があることがほとんどです。全員が同じ条件ではありません。

育休中に「何もしてない」と感じる方の多くは、実際には育児・家事・睡眠不足の中で毎日を回しています。「何もしていない」のではなく、「余力がない状態で精一杯やっている」のが実態です。焦らなくて大丈夫です。

最低限やっておくと安心な3つのこと

余力がほとんどない時期でも、この3つだけは早めに動いておくと、後から「やっておいてよかった」と感じやすいです。スキルアップや資格とは別の話で、生活の土台に関わることです。

1. 保育園・保育施設の情報を早めに集める

復職を考えているなら、保育園の情報収集は早いほど選択肢が広がります。

自治体によって申込時期・選考基準・加点条件が異なるため、「いつまでに何をすればよいか」を役所やホームページで確認しておくだけで、後の動きが楽になります。

見学は予約が必要な施設がほとんどで、人気の園は数ヶ月先まで埋まっていることもあります。「復職の半年前から動き始めた」という声が多い一方、「もっと早く動けばよかった」という後悔も寄せられます。

まず自治体の窓口か公式サイトで、申込スケジュールと必要書類だけ確認しておくと安心です。

初めての方限定|Amazonギフト券などが当たる「おもちゃガチャ」実施中\ 初めての方限定 /
Amazonギフト券などが当たる
「おもちゃガチャ」実施中
「本当に必要?」と迷っている方へ、キッズ・ラボラトリーからのご提案
買ってから後悔する前に、まずはお子さまの反応を確かめる方法もあります。
買う前に子どもの反応を確かめられる合わなければ交換できる成長に合わせておもちゃを入れ替えられる
Amazonギフト券などが当たる無料ガチャに挑戦ガチャは不要な方はこちら年齢に合うおもちゃを探す
しつこい営業や勧誘はいたしませんのでご安心ください。登録は30秒で完了

2. 育児休業給付金・社会保険の手続きを把握する

育児休業給付金は、雇用保険から支給される給付です。原則として休業開始前の賃金の67%(180日経過後は50%)が支給されますが、申請手続きは会社経由で行われるため、会社の担当者と連絡を取り合っておくことが大切です。

また、育休中は社会保険料(健康保険・厚生年金)が免除される制度があります。これは申請が必要なケースもあるため、会社の人事・総務担当に確認しておくと安心です。

制度の詳細や最新の条件は変更される場合があるため、厚生労働省の公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

3. 復職後の生活イメージを夫婦でざっくり話し合う

「復職したら誰が保育園の送迎をするか」「子どもが熱を出したときどちらが対応するか」「夕食の準備はどうするか」。

これらを復職直前に初めて話し合うと、お互いの認識のズレが大きくなりがちです。完璧な計画でなくてよいので、「こういう方向で動く」という大まかな合意を育休中に作っておくだけで、復職後のストレスがかなり変わります。

パパが育休を取っている場合は、家事・育児の分担を実際に体験しながら話し合える貴重な時期です。夜間対応・朝の準備・保育園の送迎など、復職後の運用まで具体的に決めておくと、お互いの負担感が減りやすいです。

余力別チェックリスト|今の自分に合うものだけ選んでください

育休中の余力は、お子さまの月齢・夜泣きの状況・パートナーのサポート・体調によって大きく変わります。「やるべきこと」を全部こなそうとすると、それ自体がストレスになります。

以下は「余力が少し・そこそこ・十分ある」の3段階で選べるリストです。自分の今の状態に合うものだけ選んでください。

← 横にスクロールできます →

余力別チェックリスト|今の自分に合うものだけ選んでください
余力の目安 こんな状況 やってみると安心なこと
少し 夜泣きが続いている・体が疲れている・まとまった時間がほぼない 保育園の申込スケジュールだけ確認する/給付金の手続き状況を会社に確認する
そこそこある 昼寝中に30分程度まとまれる・体調は安定している 復職後の生活イメージを夫婦で話し合う/職場の上司・人事と復職時期の連絡を取る/気になる資格・学習の情報だけ集める
十分ある 夜泣きが落ち着いた・パートナーのサポートがある・体調が良い 短時間で始められる学習・資格取得の検討/職場復帰面談の準備/家事の仕組み化(ルーティン化)/自分の趣味・リフレッシュ時間の確保

「そこそこある」の人が「十分ある」の欄を全部やろうとすると、消耗します。今の自分がどの段階かを先に決めてから、その欄の中で動くのが現実的です。

迷っているなら、まず試してから決める方法もあります迷っているなら、
まず試してから決める方法もあります
実際の反応を見てから決めたい方へ、キッズ・ラボラトリーからのご提案
月齢や発達に合わせて選定し、合わなければ交換できます。実際に遊んだ反応を見ながら、お子さまに合うものを探せます。
月齢・発達に合わせてプロが選定合わなければ交換できる買わずにいろいろなおもちゃを試せる
月額と仕組みがわかる料金・プランを確認する気になることはLINEで相談する
しつこい営業や勧誘はいたしませんのでご安心ください。

復職前にやっておくと楽になる準備

復職の1〜2ヶ月前から動き始めると、直前の焦りが減ります。「全部完璧に準備する」のではなく、「復職初日に困らない状態を作る」ことが目標です。

職場との連絡・復職面談

復職時期が近づいたら、上司や人事担当者と一度連絡を取っておくと安心です。

確認しておくと役立つ内容として、復職後の勤務形態(時短勤務の可否・時間)、担当業務の変更の有無、育休中の職場の変化(人員・ルール・システムの変更)などがあります。

育休中に職場環境が変わっていることは珍しくありません。「浦島太郎状態」で復職するより、事前に少し情報を得ておくだけで、初日の不安がかなり和らぎます。

家事・育児の仕組みを作る

復職後は、育休中と比べて使える時間が一気に減ります。「復職してから考えよう」と思っていると、最初の1〜2ヶ月がとても消耗します。

育休中に試しておくと楽になることとして、以下のようなものがあります。

  • 週の献立をざっくり決める習慣をつける
  • 宅配食材・ミールキット・冷凍食品を試しておく
  • 保育園の持ち物・準備ルーティンを確認する
  • 緊急時(子どもの発熱など)の対応フローを夫婦で決めておく

完璧なシステムでなくてよいです。「だいたいこう動く」という流れを育休中に一度試しておくだけで、復職後の混乱が減ります。

保育園慣らし保育のスケジュール確認

慣らし保育は、施設によって1〜2週間かかることがあります。この期間は通常保育より早く迎えに行く必要があるため、復職初日と慣らし保育の終了日がずれないよう、職場と調整しておくと安心です。

慣らし保育の期間・スケジュールは施設によって異なるため、入園が決まったら早めに確認しておくことをおすすめします。

手帳やスマホで復職スケジュールをメモしているお母さんのイメージ

資格・スキルアップは「できたらプラス」の位置づけで十分です

育休中に資格を取ったりスキルアップしたりすることは、できれば良いことです。ただ、取らないと復職できない・損をするということはありません。

SNSや育児ブログで「育休中にの資格を取った」という投稿が目立つのは、それが「特別なこと」として注目されるからです。育休中に資格を取らなかった方のほうが、実際にははるかに多いです。

資格・学習が向いている人・向かない人

← 横にスクロールできます →

資格・学習が向いている人・向かない人
状況 相性 理由
復職後の業務に直結する資格がある 復職後すぐに活かせるため、取得の意味が明確
夜泣きが落ち着き、まとまった時間が取れる 学習の継続がしやすい時期
「なんとなく不安だから」という動機 途中で続かなくなりやすく、かえって自己嫌悪につながることがある
夜泣き・体調不良が続いている時期 無理に始めると体への負担が増える。まず体を休めることが優先
転職・キャリアチェンジを具体的に考えている 目的が明確なら、情報収集・学習の優先順位をつけやすい

「◎」の状況に当てはまるなら、短時間で始められるオンライン学習・動画講座から試してみるのが現実的です。「△」の状況なら、今は情報を集めるだけにとどめ、余力が出てきたときに動き始めるのが無理のない進め方です。

育休中に始めやすい学習の形

まとまった時間が取れない育休中に向いているのは、スキマ時間で進められる形式です。

  • 授乳中・抱っこ中に聴けるポッドキャスト・音声学習
  • スマホで進められるアプリ型の語学・資格学習
  • 1回15〜30分で完結する動画講座(Udemy・YouTube等)
  • 読みたかった本を少しずつ読む

「毎日1時間勉強する」という計画は、育休中は崩れやすいです。「お子さまが寝たら5分だけ開く」くらいの低いハードルで始めると、続きやすいです。

お子さまとの時間と自分の準備、どう両立するか

「お子さまとの時間を大切にしたい」「でも自分の準備も進めたい」という気持ちは、どちらも自然です。どちらかを犠牲にしなければならないわけではありません。

両立のヒント:「お子さまのための時間」と「自分のための時間」を分けすぎない

お子さまと遊びながら、保育園の情報をスマホで調べる。授乳しながら音声学習を聴く。一緒に散歩しながら復職後の生活を頭の中で整理する。「完全に分けた時間を作る」のが難しい時期は、こうした「ながら」の積み重ねで十分です。

「お子さまとの時間」は量より質という話の現実

「育休中はお子さまとたくさん関わるべき」というプレッシャーを感じる方も多いです。

ただ、キッズ・ラボラトリーのおもちゃコンシェルジュが多くのご家庭と関わる中で見えてくるのは、「一日中一緒にいること」よりも「関わっている時間に集中して遊ぶこと」のほうが、お子さまの反応が豊かになりやすいという傾向です。

高価な知育玩具を用意しなくても、空き箱や布で夢中になる日もあります。大切なのは、一緒にいる時間の長さではなく、その瞬間に向き合っているかどうかです。

自分の準備や休息のために少し離れる時間を作ることは、お子さまとの時間の質を保つためにも必要なことです。

パパ育休中の過ごし方と家族での両立

パパが育休を取っている場合、育休中の過ごし方は家族全体の問題になります。

「パパが育休を取ったのに、結局ママが全部やっている」という状況は、育休中の家庭でよく聞かれます。これを防ぐには、「誰が何を担当するか」を最初に決めておくことが有効です。

夜間対応・朝の準備・昼間の育児・家事の分担を、育休開始直後に一度話し合っておくと、「なんとなく全部ママ」という状況になりにくいです。パパが育休中に家事・育児の実務を経験しておくことは、復職後の家庭運営にも直接つながります。

パパとママが赤ちゃんを囲んでリビングで一緒に過ごしているほっこりしたイメージ

育休中の「やらなくていいこと」も知っておくと楽になります

やることを増やすより、「やらなくていいこと」を決めるほうが、育休中の精神的な余裕につながることがあります。

以下は、育休中に「やらなくていい」と割り切っても問題ないことの例です。

  • SNSで見た「育休中にやること」を全部こなすこと
  • 毎日手の込んだ食事を作ること
  • 部屋を常にきれいに保つこと
  • 育児日記・成長記録を毎日つけること(気が向いたときだけで十分)
  • 「育休中に何かを成し遂げなければ」という義務感を持つこと

育休は「自己投資の期間」でも「スキルアップの期間」でもなく、まずお子さまとの生活を安定させるための期間です。それができていれば、十分です。

育休中の過ごし方についてよくある質問

Q1. 育休中に何もしてないと感じるのは、本当に問題ないですか?

育児と生活を回している時点で、何もしていないわけではありません。夜泣き対応・授乳・食事・入浴を毎日こなすことは、非常に密度の高い仕事です。「何もしてない」と感じるのは、育休中の疲れや睡眠不足からくる感覚であることが多く、焦らなくて大丈夫です。余力が出てきたときに、この記事の余力別チェックリストから気になるものを一つ選んでみてください。

Q2. 復職前に最低限やっておくことは何ですか?

保育園の申込スケジュール確認・育児休業給付金の手続き状況の把握・復職後の生活イメージの夫婦共有、この3つが最低限の目安です。スキルアップや資格取得は「できたらプラス」の位置づけで、必須ではありません。復職の1〜2ヶ月前には職場の上司・人事担当者と一度連絡を取り、勤務形態や担当業務の確認をしておくと、復職初日の不安が減ります。

Q3. 育休中に資格やスキルアップは必要ですか?

復職後の業務に直結する資格があり、余力もある場合は取り組む価値があります。ただ、「なんとなく不安だから」という動機で始めると、途中で続かなくなりやすく、かえって自己嫌悪につながることがあります。まず体調と睡眠を整えることが優先で、学習は余力が出てきてから始めても遅くありません。スキマ時間で進められる音声学習・アプリ型の学習から試してみるのが、育休中に向いている形です。

Q4. お子さまとの時間と自分の準備はどう両立すればいいですか?

「完全に分けた時間を作る」のが難しい時期は、授乳中に音声学習を聴く・散歩しながら復職後の生活を考えるなど、「ながら」の積み重ねで十分です。お子さまとの時間は量より、関わっている瞬間の集中度のほうが大切です。自分の準備や休息のために少し離れる時間を作ることは、お子さまとの時間の質を保つためにも必要なことです。

Q5. パパが育休中の場合、どう過ごすのがよいですか?

育休開始直後に、夜間対応・朝の準備・家事の分担を夫婦で決めておくのが有効です。「なんとなく全部ママ」という状況を防ぐには、最初に役割を決めておくことが一番の近道です。パパが育休中に家事・育児の実務を経験しておくことは、復職後の家庭運営にも直接つながります。復職後の送迎・緊急時対応のフローも、育休中に一度話し合っておくと安心です。

お子さまのおもちゃを探している方へ
まずは無料ガチャから参加できますまずは無料ガチャから
参加できます
おもちゃサブスク 初月無料ガチャ
Amazonギフト券などが当たる初月無料ガチャ実施中ガチャ結果にかかわらず初月550円
ABOUT ME
石渡 恵美(幼稚園教諭)
石渡 恵美(いしわた えみ)/幼稚園教諭。 2013年 玉川大学 教育学部 教育学科卒業、幼稚園教諭1種免許取得。 卒業後、学校法人 新井学園 川崎若葉幼稚園(神奈川)、学校法人 中田学園 宮崎二葉幼稚園(宮崎)にて、合計約5年間 幼稚園教諭として勤務。保育現場での経験も持つ。 日常的に童謡や手遊び歌を通じて子どもと関わる中で培った、遊び・音楽・言語を介した発達支援の知見を活かし、キッズ・ラボラトリーでは乳幼児の発達段階・遊びのねらい・親子のコミュニケーションに関する記事を監修する。現在は2児の母。