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「子どもが持つ力を伸ばしてあげたい」と思うママさんは、赤ちゃんが遊ぶおもちゃを選ぶときも、効果などを検討するのではないでしょうか。
将来を考えると、頭がよくなるといわれるおもちゃや遊びを、小さいころから取り入れたいものです。
今回は、「頭がよくなるおもちゃ」の特徴や、知育玩具との関連性をお伝えします。
0歳から6歳までの年齢別に、おすすめのおもちゃ12選も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
子どもの頭がよくなるおもちゃとは?
子どもの頭がよくなるおもちゃとは、学力向上だけを目的とするのではなく、考える力や創造力が身に付くように作られたおもちゃです。
手や頭を使っておもちゃで遊びながら、「集中力」や「空間認識能力」など、学力や社会性につながる力を養っていきます。
知識だけを増やすのではなく、得た経験から自分で物事を発展させられるようになると、よく言うところの「地頭(じあたま)がよい子ども」に育つでしょう。
なお「頭がよくなるおもちゃ」といえるものは多種多様で、種類によって、どの能力の発育が期待できるかが異なります。
今回は、おもちゃの種類を以下の5つに分類しました。
- 積んだり組み合わせたりを楽しむおもちゃ
- 手先を使って考えながら遊ぶおもちゃ
- 五感を刺激してくれるおもちゃ
- 体を動かして遊ぶおもちゃ
- ごっこ遊びができるおもちゃ
それぞれのおもちゃの特徴から、どのような効果が期待できるかを紹介しますね。
積んだり組み合わせたりを楽しむおもちゃ
積んだり組み合わせたりすることを楽しむおもちゃでは、集中力・空間認識能力・創造力などが身に付きます。
「積み木」や「コップがさね」は、その代表的なおもちゃです。
0歳の赤ちゃんから遊べ、「つかむ→放す」という動きひとつからも、自分とモノとの関係性を学ぶことができます。
成長するにつれて「並べる、積む→崩す」といった複雑な動きのある遊び方もするようになるでしょう。さまざまな形状とに触れることで、形への理解も深まります。
手先を使って考えながら遊ぶおもちゃ
手先を使って考えながら遊ぶおもちゃでは、巧緻性(手先の器用さ)・集中力・見た形を正確に頭にイメージする力などが身に付きます。
代表的なおもちゃは、「型はめ」や「パズル」です。パーツを手に取って、角度を変えながら型にはめる動作は、手先の細かい動きや力加減を養います。
手や指をたくさん動かすことで脳の活性が期待できるでしょう。
パズルを完成させるには、絵柄や形をよく観察し、合うピースを考える必要があるので、想像力も高められますよ。
五感を刺激してくれるおもちゃ
五感を刺激してくれるおもちゃで遊ぶことによって、表現力や想像力・危機管理能力などが身に付きます。
「音が出るもの」や「粘土」が代表的なおもちゃですが、「新聞紙遊び」も五感を育むのに効果的です。メリーや布絵本なら、赤ちゃんのころから取り入れられますね。
「見る」「聞く」「触る」「なめる」「嗅ぐ」など五感を使うことは脳を刺激し、豊かな感性を育ててくれるでしょう。
体を動かして遊ぶおもちゃ
体を動かし全身を使うおもちゃで遊ぶと、バランス感覚や空間認識能力、動体視力が身に付きます。
「ボール」や「わなげ」「バランスストーン」などは、室内でも遊べるので取り入れやすいおもちゃです。まだ動きの少ない0歳の赤ちゃんも、ボールが転がる動きを見るだけで、十分よい刺激になりますよ。
全身運動によって脳の発達が促され、体の動かし方を知ることは、ボディイメージの獲得にもつながります。
ごっこ遊びができるおもちゃ
ごっこ遊びができるおもちゃでは、遊びながら想像力や社会性や言葉、コミュニケーション能力が身に付けられます。「ままごと」や「お店やさんごっこ」「お医者さんごっこ」など、ごっこ遊びは多種多様です。
自分のなりたいものになりきるために子どもは、イメージをふくらませ、自分で考えながら表現しながら遊ぶので、主体性を育ててくれるでしょう。
さらに、ごっこ遊びでは、相手とのやり取りも経験できます。そのような経験は、主体性と同時に、言語力や思いやりの気持ちを育むことにもつながるでしょう。
知育玩具で遊ぶことで頭がよくなる?
知育玩具で遊ぶことで、子どものさまざまな能力が伸び、頭がよくなることが期待できます。
知育玩具とは、知能やスキルを身に付け、伸ばしていけるように設計されたおもちゃです。遊びのなかで、子ども自らが考えたり表現したりすることをサポートし、知能の発達にプラスの影響を与えてくれます。
お勉強要素の強い「教材」とは違い、子どもが楽しみながら、自然に知能やスキルを高められる点が、知育玩具の特色です。
知育玩具は、種類によって伸ばせる能力が異なり、子どもの発達段階に合うように作られています。メーカーが設定する対象年齢を確認し、子どもに適切なタイミングで遊ばせてあげると、知能の発達にいっそう効果的です。
今回は、知育玩具としておすすめしたい「頭がよくなるおもちゃ」を、0~6歳まで年齢別にご紹介します。
【0歳向け】頭がよくなるおもちゃ
ねんね期の赤ちゃんは、目や耳から周りの情報を受け取りながら、手足の感覚を発達させていきます。月齢ごとに成長する赤ちゃんには、たくさんの刺激を与えられるおもちゃがおすすめです。
なお、おすわりができるようになると両手が使えるようになり、視野も広がります。興味のあるものに手を伸ばし、口に入れて確認するので、安全面にも配慮したおもちゃを選んであげましょう。
Gollnest&Kiesel(ゴルネスト&キーゼル):モビール エレファント
モンテッソーリ教育でも推奨されているモビールは、赤ちゃんの最初のおもちゃにぴったりです。
ねんね期でも、モビールを眺めることで、視界に入る動くものを「追視」する力が発達します。カラフルでかわいいゾウのモチーフは、インテリアとしても長く楽しめますよ。
対象年齢: 0歳から
Bright Starts(ブライトスターツ):Oball オーボールラトル
オーボールは、網目状のボールです。柔らかく、赤ちゃんの小さな指でも簡単につかむことができます。
ボールを振ると、埋め込まれたビーズが動き、音が楽しめることもポイントのひとつ。転がし遊びはもちろん、ボールの中にガーゼを入れてひっぱり出す遊びもできますよ。
対象年齢:0歳から
Combi:コップがさね
コップがさねは、大きさの違うコップを積み上げたり重ねたりして遊ぶおもちゃです。シンプルながらも赤ちゃんには大人気。
積み上がる様子や崩れるときのダイナミックな音、コップがぴったりはまる感覚が楽しめます。何度も繰り返して遊ぶことで、集中力やバランス感覚、大小の概念も自然と身に付きますよ。
対象年齢:6ヶ月から
【1~2歳向け】頭がよくなるおもちゃ
1〜2歳は体の成長も著しく、手先の機能も高まるので、遊びの幅もぐんと広がります。手指を使うものや組み立てるもの、見立て遊びが楽しめるおもちゃがおすすめです。
2歳ごろに訪れるイヤイヤ期は、心の発達に大切な過程であり、自立への第一歩ともいえます。「自分でできた!」と思える成功体験をおもちゃで積み、心の成長をサポートしてあげてくださいね。
くもん出版:くるくるチャイム
カラフルなボールを穴に落として、くるくる回転しながら落ちる様子を楽しむおもちゃです。
「ボールをつかみ、狙った場所で放したあと、ボールの行方を目で追う」という一連の動作はシンプルですが、これからの成長に必要な手先の機能を養うもの。
ボールの動きや下まで落ちたときに鳴る音が楽しく、子どもは夢中になって遊びますよ。
対象年齢:10ヶ月から
ボーネルンド:オリジナル積み木S
ボーネルンドの積み木は、「正確で良質なものを」という考えのもと、開発されています。
形のバリエーションや大きさ、数量も子どもにとっては程よく、初めての積み木遊びにぴったりです。積み木遊びを通してさまざまな形を知ることで、集中力や巧緻性、想像力が養えます。
対象年齢:1歳から
LEGO:デュプロのコンテナデラックス
デュプロは、通常のレゴブロックよりも大きく扱いやすいので、小さな子どもでも安心して遊べます。
コンテナデラックスには、カラフルなブロックとキャラクターのほか、花や車などのパーツもセットされるなど、盛りだくさんの内容です。
手先の運動になることはもちろん、ストーリーを考えたり、ほかのおもちゃと組み合わせたりして遊びながら、想像力も養えます。
対象年齢:1歳6ヶ月から
【3~4歳向け】頭がよくなるおもちゃ
3歳以降は、手先がさらに器用になり、細かい作業をともなう遊びができるようになります。
また、ママやパパ以外の人と触れ合う機会が増え、友だちと一緒に遊ぶことが楽しくなる時期です。周りを観察する力も育ち、ごっこ遊びも盛んになります。
おもちゃで遊ぶことを通して、自立心や思いやりの気持ちも、育ててほしいですね。
woodypuddy(ウッディプッディ):はじめてのおままごと サラダセット
ウッディプッディのおままごとセットは、温かみのある木製で、野菜の断面が忠実に再現されているのが特徴です。マグネットは内部に埋め込まれているので、安全で手入れもしやすい作りになっています。
ままごとは、「ママやパパと同じようにやってみたい!」という気持ちをかなえてくれる遊びです。会話でのやり取りをすれば、言語力も身に付きますよ。
対象年齢:3歳から
ボーネルンド:マグ・フォーマー ベーシックセット
マグ・フォーマーは、色とりどりのパーツが磁石でくっつき、立体的な形を作って遊べるおもちゃです。磁力が強く、カチッとくっつく感触もおもしろいので、付けたり外したりするだけでも楽しめますよ。
付属のブックレットには設計図が掲載され、展開図を見ながら組み立てることも可能です。図形や立体の感覚を身に付けるおもちゃとしても、おすすめします。
対象年齢:3歳から
くもん出版:NEWたんぐらむ
形や大きさが異なる7種類のピースを使って、シルエットを作るおもちゃです。
小さな子どもでも持ちやすい大きさで、手触りがよいこともうれしいポイント。夢中で遊ぶうちに、思考力や図形感覚が自然と身に付きますよ。試行錯誤を重ねて取り組むことで「できた!」という達成感も味わえます。
対象年齢:3歳から
【5~6歳向け】頭がよくなるおもちゃ
園生活でも年長クラスになる5〜6歳の子どもは、体力がつき、知力や能力もさらに成長します。
ママさんが、子どもの遊ぶ様子を見て「今までのおもちゃでは、少し物足りなさそう」と感じることもあるかもしれません。
好奇心や向上心が高められるようなおもちゃを選び、遊びながら集中力や想像力、自分で考える力を伸ばせるとよいですね。
ボーネルンド:クアドリラ・ファニーファンクションセット
ボーネルンドのクアドリラは、木のブロックとレールを積み上げたり組み合わせたりして、ビー玉が通るコースを設計するおもちゃです。
ポイントは、色によってブロックの穴の数や向きが異なること。ビー玉もさまざまな動きをするので、落ちる様子を見るだけでも楽しめるおもちゃです。
また、このセットには、階段や鉄琴などのパーツも入っているので、耳からの刺激も与えることができます。
対象年齢:4歳から
エド・インター:賢人パズル
7つのカラフルなブロックを使い、立方体を組み立てるパズルです。付属のテキストブックには、初級から上級まで56種類の作品例が載っています。
対象年齢は3歳からですが、上級編になると大人でも難しく、5~6歳でも十分に楽しめるでしょう。試行錯誤の過程で目いっぱい頭をつかうので、脳が活性化されて集中力も鍛えられます。木製のブロックは、手触りのよさもポイントです。
対象年齢:3歳から
ヨシリツ:LaQ ベーシック 511
LaQは、細かいパーツを組み合わせながら、好きなように形を作って遊ぶおもちゃです。特徴は、パーツの形が独特で、曲線や球体の立体物が作れること。
ベーシック511は、ガイドを見ながら基本的な作り方がマスターできるようになっているので、立体構造の理解も深められます。巧緻性や集中力を養ううえでも、おすすめです。
対象年齢:5歳から
小学生や中学生向けの「頭がよくなるおもちゃ」もある?
小学生や中学生では、学力面とともに、自分でものごとを考える力やコミュニケーション能力も育ってほしいですよね。そういう意味での小中学生に向けた「頭がよくなるおもちゃ」も、多数あります。
小さいころからおもちゃで得た知識が豊富にあれば、複雑な遊びにも、おもしろさを感じて取り組めるでしょう。
例えば、将棋やトランプは、自分と相手との駆け引きをしたり、勝つための戦略を考えたりする遊びです。先を読む力、論理的な思考などを伸ばすことができます。
顕微鏡、地球儀などは、おもちゃとして取り入れることで、自分で調べようとする力や観察力を自然に養ってくれるでしょう。
また、レゴやLaQは小中学生にも人気で、より細部にまでこだわって組み立てられるようになります。集中力や想像力のさらなる伸びにも、期待できるでしょう。
サブスクなら頭がよくなるおもちゃ・知育玩具が試しやすい◎
今回は、頭がよくなるおもちゃ12選を年齢別にご紹介しました。年齢ごとの発達ポイントをおさえ、タイミングよく遊ばせることで、より効果的な発育につながるでしょう。
とはいえ、知育玩具は高額な品が多いことも、事実です。
せっかく買っても、子どもに気に入ってもらえなかったり、遊んでくれなかったりすると残念ですよね。
そこでおすすめしたいのが、おもちゃのサブスクです。
おもちゃのサブスクなら、多種多様な知育玩具を定額で試せるので、高価なおもちゃも気軽に取り入れることができます。
キッズ・ラボラトリーでは、子どもの成長に合ったおもちゃを専門のコンシェルジュが厳選してくれるので、発達段階に合ったものが届く点も安心です。
遊ばない場合は交換にも応じてくれますし、ママさんが気になるおもちゃがあれば、リクエストもできますよ。
ぜひおもちゃのサブスクを活用して、さまざまな知育玩具を日々の遊びに取り入れてあげてくださいね。