この記事を監修した人
幼児教育監修|石渡 恵美(幼稚園教諭)
医療監修|福井 美和子(看護師/保健師)
おもちゃ選定|青栁 陽介(おもちゃコンシェルジュ/キッズ・ラボラトリー代表取締役)

2人目の準備で本当に迷うのは「何を買うか」より、「何をお下がりにして・何を点検して・上の子の生活をどう守るか」ではないでしょうか。

消耗品だけ買い足せば費用は約2〜3万円程度に抑えられますが、お下がりの安全確認や入院中の段取りを後回しにすると、臨月に一気に負担が重なります。

この記事では、お下がり可否の判断・買い足し品目の絞り方・上の子の預け先と心理ケア・臨月までのチェックリストを時系列でまとめています。早見表から自分の家庭に当てはまる行だけ確認してみてください。

この記事でわかること
  • 始める時期を判断する目安
  • お下がりで使えるもの・安全確認が必要なもの・買い替えを検討すべきもの
  • おもちゃ・大型用品の購入/お下がり/レンタル/サブスクの使い分け方
  • 入院中の上の子の預け先パターンと緊急時の連絡フロー

▼ 気になるところから読む

2人目の出産準備はいつから始めるといい?

妊娠6〜7ヶ月頃が動きやすい目安です。お腹が大きくなる前に動けるうちに、お下がりの点検と預け先の確認だけでも先に済ませておくと、臨月の負担がぐっと減ります。

里帰りの有無によって準備の順番が変わるため、まずそこを決めておくと動きやすいです。里帰りする場合は移動時期(妊娠34〜36週頃が目安)を逆算して、上の子の保育園・幼稚園の手続きを先に動かす必要があります。

妊娠6〜7ヶ月頃が動きやすい目安

妊娠中期(6〜7ヶ月)は、つわりが落ち着き、お腹もまだそれほど大きくない時期です。体を動かしやすく、収納の奥からお下がりを出して点検したり、大型用品の状態を確認したりするのに向いています。

この時期にやっておきたいのは、大きく3つです。

  • お下がりの点検(劣化・汚れ・安全基準の確認)
  • 入院中の上の子の預け先の候補を決める
  • 大型用品(ベビーベッド・チャイルドシート等)の調達方法を決める

消耗品(おむつ・ガーゼ・綿棒など)の買い足しは妊娠8〜9ヶ月頃でも間に合います。まず「点検」と「預け先」を先に動かすのが、2人目準備の鉄則です。

里帰りする場合・しない場合で準備の順番が変わる

里帰り出産をする場合、上の子も一緒に連れて行くか・パートナーに残るかで準備内容が大きく変わります。上の子を連れて里帰りするなら、保育園・幼稚園の一時休園手続きや、里帰り先での生活用品の確認が必要です。

里帰りしない場合は、入院中に上の子の生活を誰が支えるかを先に固めることが最優先です。預け先・送迎・食事・就寝の4つを誰が担うか、妊娠7ヶ月頃までに決めておくと安心です。詳しくは「入院中の上の子の預け先と生活をどう整えるか」のセクションで扱っています。

里帰り出産の準備については、関連記事でも詳しく解説しています。

第二子準備の早見表(お下がり可否・買い足し・確認時期)

準備品目ごとに「お下がり可否・買い足し目安・確認時期・注意点」をまとめました。品目数が多くて迷いやすいので、まずこの表で自分の家庭に当てはまる行だけ確認してみてください。ベビー用品が整理されたクローゼットや収納棚の写真(お下がり点検のイメージ)

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準備項目 お下がり可否 買い足し目安 確認時期 注意点
短肌着・長肌着・ロンパース ◎ 使える 黄ばみ・傷みがあれば補充 妊娠7〜8ヶ月 水通しをしてから使用。生まれ季節が違う場合は枚数を調整
おくるみ・スタイ ◎ 使える 状態が良ければ不要 妊娠7〜8ヶ月 洗濯後に劣化・縮みがないか確認
ベビー布団 △ 要確認 へたり・カビがあれば買い替え 妊娠7〜8ヶ月 マットレスのへたりは窒息リスクに関わるため要点検
ベビーバス ◎ 使える ひび割れがなければ不要 妊娠8〜9ヶ月 ひび割れ・カビの有無を確認
哺乳瓶・授乳クッション ◎ 使える 乳首部分は劣化しやすいので交換 妊娠8〜9ヶ月 哺乳瓶の乳首は消耗品。新しいものに替えると安心
体温計・爪切り ◎ 使える 電池・動作確認のみ 妊娠9ヶ月 電池切れ・動作不良がないか確認
ベビーカー △ 要点検 フレーム・タイヤ・ベルト確認後に判断 妊娠7〜8ヶ月 リコール情報を消費者庁サイトで確認。フレームの歪み・ベルト劣化に注意
抱っこひも △ 要点検 縫い目・バックル確認後に判断 妊娠7〜8ヶ月 縫い目のほつれ・バックルの破損は安全に直結するため必ず確認
チャイルドシート △ 慎重に判断 事故歴・製造年・安全基準を確認 妊娠6〜7ヶ月 事故歴があるものは使用不可。製造から6〜7年以上経過・旧安全基準品は買い替えを検討
おもちゃ・絵本 △ 月齢に合わせて選別 2人目の月齢に合うものを選別 出産後でも可 破損・小部品の欠落・塗装剥がれを確認。月齢が合わないものは保管か処分
紙おむつ・おしり拭き × 消耗品・新規購入 新生児サイズを1〜2パック 妊娠9ヶ月〜 買いすぎ注意。サイズアップが早いため少量からスタート
ガーゼ・綿棒・消毒液 × 消耗品・新規購入 在庫確認後に補充 妊娠9ヶ月〜 使用期限・残量を確認してから買い足す
ベビーソープ・粉ミルク × 消耗品・新規購入 少量から様子を見る 妊娠9ヶ月〜 肌質・授乳状況によって合うものが変わるため、まとめ買いは避ける

◎=そのまま使えるものが多い △=状態・安全確認が必要 ×=消耗品のため新規購入

迷ったときの判断は「安全に直結するか」で分けると整理しやすいです。チャイルドシート・寝具・抱っこひもは安全に直結するため慎重に。衣類・バスグッズ・小物類は洗えば使えるものが多いです。

お下がりで使えるものと、点検が必要なものの見分け方

お下がりを使えるかどうかは、安全基準・劣化・リコール情報の3点で品目ごとに判断するのが目安です。衣類やバスグッズは洗えば使えるものが多い一方、チャイルドシートや寝具は安全基準の改定やへたりの確認が必要です。

そのまま使えるもの

衣類(短肌着・長肌着・ロンパース・おくるみ)、スタイ、ベビーバス、哺乳瓶、授乳クッション、体温計、爪切りは、状態が良ければそのまま使えるものが多いです。

ただし、使う前に必ず水通しをしてください。保管中にほこりや湿気が入っていることがあります。黄ばみや傷みが目立つ衣類は、肌への刺激になることがあるため、状態を見て判断してください。哺乳瓶の乳首部分は劣化しやすいので、新しいものに替えると安心です。

安全確認・劣化チェックが必要なもの

ベビーカー・抱っこひも・ベビー布団は、使えるかどうかを状態で判断します。

ベビーカーは、フレームの歪み・タイヤの摩耗・シートベルトの劣化を確認してください。消費者庁のリコール情報検索(https://www.recall.caa.go.jp/)で製品名を検索し、リコール対象でないかも確認しておくと安心です。

抱っこひもは、縫い目のほつれ・バックルの破損・肩ベルトの劣化が安全に直結します。少しでも不安があれば、新しいものを用意するほうが安心です。

ベビー布団のマットレスがへたっていると、赤ちゃんの顔が沈み込む窒息リスクにつながります。手で押して戻りが遅い・凹みが残るようであれば買い替えを検討してください。

買い替えを検討したほうが安心なもの

チャイルドシートは、お下がりの使用に最も慎重な判断が必要な品目です。

事故歴があるチャイルドシートは、外見上問題がなくても内部構造が損傷している可能性があります。事故歴が不明なものも、使用を避けるのが安全です。

また、製造から6〜7年以上経過したものや、現行の安全基準(UN R129、いわゆるi-Size)に対応していない旧基準品は、買い替えを検討してください。国土交通省のチャイルドシート安全確認情報(https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/04childsheet/)も参考になります。

リコール情報の確認先

ベビーカー・チャイルドシート・ベビー用品のリコール情報は、消費者庁のリコール情報サイト(https://www.recall.caa.go.jp/)で製品名・メーカー名から検索できます。お下がりを使う前に一度確認しておくと安心です。

2人目で買い足すことが多い品目

2人目で新たに用意することが多いのは、チャイルドシートの2台目・消耗品の追加・上の子の生活が変わるアイテムの3つが中心です。大型用品はお下がりか借りるかで費用が大きく変わるため、品目ごとに判断するのが安心です。

消耗品だけ買い足す場合、費用は約2〜3万円程度に抑えられます。一方、1人目の出産時にかかるマタニティ・ベビー用品費用は約10〜15万円とされているため、お下がりをうまく活用することで費用を大幅に抑えられます。

チャイルドシート(2台目または上の子用の切り替え)

2人目が生まれると、上の子が使っていたチャイルドシートをどうするかという問題が生じます。上の子がジュニアシートに移行できる年齢・体格であれば、乳幼児用チャイルドシートを2人目に回せます。

上の子がまだ乳幼児用チャイルドシートを必要とする場合は、2台目の購入が必要です。チャイルドシートは安全に直結する用品のため、前述の安全確認ポイントを踏まえて判断してください。

購入・レンタルどちらも選択肢になります。使用期間が短い場合はレンタルが費用を抑えやすいですが、衛生面や安全基準の確認はレンタル業者に問い合わせてから判断してください。

消耗品(おむつ・肌着・ガーゼ)

おむつ・おしり拭き・ガーゼ・綿棒・消毒液・ベビーソープは消耗品のため、在庫を確認してから買い足します。

おむつは新生児サイズを1〜2パック程度から始めるのが目安です。サイズアップが予想より早い場合があるため、まとめ買いは避けたほうが無駄になりにくいです。肌着も生まれる季節が1人目と異なる場合は、季節に合った枚数を補充してください。

上の子の生活が変わるアイテム

2人目が生まれると、上の子の生活動線も変わります。特に用意しておくと便利なのは以下のようなものです。

  • バウンサー・ハイローチェア・ベビーベッド:上の子が走り回る環境で2人目を床に寝かせておくのは危険です。上の子の手が届きにくい高さに2人目を置ける場所を確保しておくと安心です。
  • 上の子用のおもちゃ・絵本:産後、上の子が「かまってもらえない」と感じやすい時期に、自分で遊べるおもちゃや絵本があると助かります。
  • ベビーゲート・安全グッズ:上の子が動き回る年齢であれば、2人目が動き始める前に設置を検討してください。

大型用品(ベビーベッド・バウンサー等)は、使用期間が短いことが多いため、購入よりレンタルが向くケースもあります。次のセクションに使い分けの考え方があります。

おもちゃ・絵本は買う・お下がり・借りるをどう使い分けるか

おもちゃは月齢で合うものが変わるため、2人目の月齢に合わせて都度揃えるのが理想ですが、買い続けると費用と収納が増えます。お下がりは安全確認を済ませれば使えるものも多く、レンタルやサブスクは短期間しか使わないものや試したいものに向いています。

おもちゃコンシェルジュへの相談では、2人目が生まれてから上の子のおもちゃ選びに迷う声が寄せられることがあります。月齢に合ったおもちゃを都度揃える手間を、サブスクで解消する家庭も見られます。

お下がりおもちゃの安全確認ポイント

お下がりのおもちゃを使う前に、以下の点を確認してください。

  • 破損・欠損:パーツが欠けていたり、割れていたりしないか
  • 小部品の脱落:目・ボタン・ビーズなどが外れかけていないか(誤飲リスク)
  • 塗装の剥がれ:塗料が口に入る可能性がある場合は使用を避ける
  • 対象年齢:2人目の月齢に合っているか(上の子向けの対象年齢が高いおもちゃは保管)
  • リコール情報:消費者庁のサイトで確認

状態が良く、対象年齢が合っているものはそのまま使えます。破損や小部品の脱落があるものは、修理できなければ処分するほうが安全です。

レンタル・サブスクが向くケースと向かないケース

おもちゃの調達方法は、家庭の状況によって向き不向きがあります。

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調達方法 向くケース 向かないケース
購入(新品) 長く使うことが確実なもの・衛生面を重視したいもの すぐ飽きる可能性が高いもの・月齢が短期間しか合わないもの
お下がり 状態が良く対象年齢が合うもの・絵本・積み木など耐久性の高いもの 破損・小部品脱落があるもの・対象年齢が合わないもの
レンタル(単品) 大型遊具・バウンサー・ジャンパルーなど使用期間が短いもの 長期間使うことが確実なもの・衛生面が特に気になる場合
おもちゃサブスク 月齢に合ったおもちゃを都度選ぶ手間を減らしたい・2人育児で選ぶ時間がない 特定のおもちゃへのこだわりが強い・おもちゃを手元に残したい

迷ったときの判断は「使用期間の長さ」と「月齢が合う期間の短さ」で考えると整理しやすいです。バウンサーや大型遊具のように使用期間が数ヶ月と短いものはレンタルが向き、積み木や絵本のように長く使えるものはお下がりや購入が向きます。

キッズ・ラボラトリーのおもちゃサブスクは、月齢に合ったおもちゃをプロが選んで届けてくれるハイブリッド型のサービスです(おまかせでも、LINEでリクエストしても選定に反映できます)。2人育児でおもちゃを選ぶ時間が取りにくい場合の選択肢として、月額3,520円〜(隔月コース・往復送料込み)で利用できます。最新の料金・条件は公式サイトでご確認ください。木製おもちゃや知育玩具が並んだ様子の写真(月齢に合ったおもちゃのイメージ)

入院中の上の子の預け先と生活をどう整えるか

入院中の上の子の生活は、出産前に預け先・送迎・食事・就寝の4つを誰が担うか決めておくのが安心です。祖父母・保育施設・ベビーシッターの組み合わせで対応するケースが多く、緊急時の連絡フローも事前に作っておくと当日慌てずに済みます。

預け先の選択肢と事前登録のタイミング

里帰り出産をしない場合の上の子の預け先は、主に4つのパターンがあります。

1)パパがみる

上の子がもっとも安心して過ごせる選択肢です。ただし、普段お母さまが中心に家事をしている場合は、食事の用意・洗濯・保育園の送迎方法を事前に共有しておく必要があります。

前もってパパさんと上の子が2人で過ごす時間を作っておくと、入院中の不安が減ります。上の子の生活スケジュール・ルーティン・保育園の連絡先もまとめておきましょう。パートナーの方は職場の上司に出産予定を伝え、休暇の調整を早めに進めておくと安心です。

2)上の子と一緒に入院できる病院を利用する

上の子と一緒に入院して出産できる病院が増えています。保育士が日中の面倒をみてくれたり、子どもの食事を用意してくれたりする施設もあります。希望する場合は、早めに産院に確認してください。

3)義実家・実家に預ける

義父母・実父母に預ける場合も、上の子の生活スケジュールやルーティンを事前に伝えておきます。アレルギー・薬・かかりつけ医の情報もまとめて渡しておくと、預け先が困りにくくなります。

4)一時保育・ファミリーサポートを利用する

まだ保育園に入っていないお子さまでも、一時保育を利用できる場合があります。はじめて利用する場合は慣らし保育が必要なケースがあるため、妊娠7〜8ヶ月頃から問い合わせておくのが目安です。

ファミリーサポートは、地域の会員同士が子育てを助け合う仕組みで、こども家庭庁が推進しています。登録に時間がかかる場合があるため、早めに自治体の窓口に確認してください。

緊急時(急な陣痛)に備えた連絡フローの作り方

急な陣痛が来たときに慌てないよう、連絡フローを事前に作っておくと安心です。

  • 第1連絡先(パートナー)→ 第2連絡先(祖父母等)→ 第3連絡先(ベビーシッター・ファミリーサポート)の順番を決めておく
  • 上の子の迎え・送迎を誰がするか、時間帯ごとに決めておく
  • 上の子の保育園・幼稚園への連絡方法を確認しておく

移動手段として、陣痛タクシーへの事前登録もおすすめです。陣痛が起きたときに24時間対応し、優先的に配車してくれるサービスで、自宅や病院の住所を事前登録しておくため、陣痛で苦しいときに道案内する必要がありません。陣痛時だけでなく、出産前後の検診時にも利用できます。

入院中の上の子との面会・連絡の工夫

入院中、上の子がお母さまと離れてさびしい思いをするのは自然なことです。面会に来たときに泣いてしまったら、抱っこしてやさしく声をかけながら、気が済むまで泣かせてあげてください。

預け先では、上の子が好きなおもちゃや絵本をいつもより多めに用意しておくと、気持ちが紛れやすくなります。ビデオ通話で顔を見せるだけでも、安心感につながることがあります。

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上の子の赤ちゃん返りと心理ケアの準備

赤ちゃん返りは、上の子が「自分への愛情が変わるかもしれない」と感じるサインです。出産前から赤ちゃんを迎える話を一緒にしたり、絵本やごっこ遊びで「お兄ちゃん・お姉ちゃんになる」イメージを育てておくと、産後の変化を受け入れやすくなります。

出産前にできる「お兄ちゃん・お姉ちゃん」への心の準備

上の子への心理ケアで大切なのは、「赤ちゃんが来ても、あなたへの愛情は変わらない」と伝え続けることです。

出産前にできる具体的な関わりとして、以下のようなものがあります。

  • お腹の赤ちゃんの話を一緒にする(「赤ちゃんが来たら一緒に遊ぼうね」)
  • 上の子だけと過ごす特別な時間を意識的に作る
  • 「お兄ちゃん・お姉ちゃんになること」を楽しみに感じられる言葉かけをする
  • 入院中の生活の変化を、事前にやさしく説明しておく(「ママは少しの間病院にいるけど、必ず帰ってくるよ」)

赤ちゃん返りが起きても、それは上の子が感情を表現できているサインです。叱らず、受け止めてあげてください。産後は特にお母さまも余裕がなくなりやすいため、パートナーや祖父母と役割を分担しておくと、上の子へのケアが続けやすくなります。

絵本・ごっこ遊びを使った赤ちゃん迎え準備

赤ちゃんが来ることを上の子に伝えるとき、絵本やごっこ遊びを使うと伝わりやすいです。

「あかちゃんがやってきた」「ぼくのあかちゃん」など、兄・姉になる気持ちを描いた絵本は、上の子が自分の気持ちを整理するきっかけになります。人形を使って「赤ちゃんのお世話ごっこ」をするのも、赤ちゃんへの関心を育てる遊び方として取り入れやすいです。

「上の子が赤ちゃんのお世話を手伝ってくれる」という関わり方を少しずつ作っておくと、産後に「お兄ちゃん・お姉ちゃんとして一緒に育てる」感覚が生まれやすくなります。

親子で絵本を読んでいる温かい場面の写真(上の子への心理ケアのイメージ)

臨月までに済ませておきたいことのチェックリスト

妊娠7〜8ヶ月でお下がり点検・預け先確認・大型用品の準備を終わらせ、9〜10ヶ月は入院バッグ・緊急連絡フロー・上の子への説明の仕上げに集中するのが目安です。臨月に新たな買い物や手続きが重ならないよう、早めに動ける項目から片付けておくと安心です。

妊娠7〜8ヶ月でやること

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カテゴリ やること ポイント
お下がり点検 衣類・寝具・ベビーカー・抱っこひもの状態確認 安全基準・劣化・リコール情報の3点で判断
チャイルドシート 2台目の必要性を確認・調達方法を決める 事故歴・製造年・安全基準を確認してから判断
大型用品 ベビーベッド・バウンサー等の調達方法を決める 使用期間が短いものはレンタルも検討
預け先 入院中の上の子の預け先候補を決める 一時保育・ファミリーサポートは早めに問い合わせ
里帰り判断 里帰りの有無・時期を決める 里帰りする場合は保育園の手続きを先に確認
上の子ケア 赤ちゃんが来ることを上の子に伝え始める 絵本・ごっこ遊びを活用。特別な時間を意識的に作る
便利サービス 宅配・家事代行・ベビーシッター等を比較・登録 産後は余裕がなくなるため、産前に登録だけ済ませておく

妊娠9〜10ヶ月(臨月)でやること

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カテゴリ やること ポイント
入院バッグ 母子の入院用品を準備・すぐ持ち出せる場所に置く 上の子の荷物(預け先用)も同時に準備しておく
緊急連絡フロー 陣痛時の連絡順・上の子の迎え担当を確定させる 陣痛タクシーへの事前登録も済ませておく
消耗品の買い足し おむつ(新生児サイズ)・ガーゼ・おしり拭きを補充 まとめ買いせず少量から。サイズアップが早い場合あり
上の子への説明 入院中の生活変化をやさしく伝える 「必ず帰ってくる」ことを伝え、不安を和らげる
家事の段取り 入院中の食事・洗濯・保育園送迎の担当を決める パートナーに生活スケジュールをまとめて渡しておく
思い出づくり 上の子と2人でできる特別な時間を作る 2人目が生まれると遠出が難しくなるため、近場でも

臨月は体への負担が大きくなります。新たな買い物や手続きが臨月に集中しないよう、7〜8ヶ月のうちに動ける項目を先に片付けておくのが、2人目準備の鉄則です。

2人目準備で「やらなくてよかったこと」

おむつをまとめ買いしたら新生児サイズをすぐ卒業してしまった、という声はよく聞かれます。2人目でも、お子さまの成長ペースは1人目と異なることがあります。消耗品は少量から始めて、必要に応じて追加するほうが無駄になりにくいです。

2人目の出産準備についてよくある質問

Q1. 2人目の出産準備はいつから始めればいい?

妊娠6〜7ヶ月頃が動きやすい目安です。お腹が大きくなる前に、お下がりの点検と入院中の上の子の預け先確認だけでも先に済ませておくと、臨月の負担が減ります。里帰りする場合は保育園の手続きを逆算して早めに動く必要があるため、里帰りの有無を先に決めておくと準備の順番が整理しやすいです。

Q2. チャイルドシートのお下がりは使っても大丈夫?

事故歴がないこと・製造から6〜7年以内であること・現行の安全基準に対応していることの3点を確認してから判断してください。事故歴が不明なものは、外見上問題がなくても内部構造が損傷している可能性があるため、使用を避けるのが安全です。国土交通省のチャイルドシート安全確認情報や消費者庁のリコール情報サイトで確認しておくと安心です。

Q3. 入院中、上の子の預け先がない場合はどうする?

自治体のファミリーサポートや民間のベビーシッターサービスが選択肢になります。ファミリーサポートは登録に時間がかかる場合があるため、妊娠7〜8ヶ月頃から自治体の窓口に問い合わせておくのが目安です。一時保育も、はじめて利用する場合は慣らし保育が必要なケースがあるため、早めの確認をおすすめします。

Q4. 上の子の赤ちゃん返りはどう対応すればいい?

赤ちゃん返りは、上の子が「自分への愛情が変わるかもしれない」と感じるサインです。叱らず受け止め、「あなたへの愛情は変わらない」と伝え続けることが基本です。出産前から絵本やごっこ遊びで赤ちゃんを迎える準備をしておくと、産後の変化を受け入れやすくなります。産後はパートナーや祖父母と役割を分担して、上の子との時間を意識的に作ることも大切です。

Q5. 2人目の出産準備費用はどれくらいかかる?

消耗品だけ買い足す場合は約2〜3万円程度が目安です。1人目の出産時にかかるマタニティ・ベビー用品費用は約10〜15万円とされているため、お下がりをうまく活用することで費用を大幅に抑えられます。チャイルドシートやベビーベッドなど大型用品を新たに用意する場合は費用が増えますが、レンタルやフリマアプリを活用することで抑えることもできます。

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ABOUT ME
石渡 恵美(幼稚園教諭)
石渡 恵美(いしわた えみ)/幼稚園教諭。 2013年 玉川大学 教育学部 教育学科卒業、幼稚園教諭1種免許取得。 卒業後、学校法人 新井学園 川崎若葉幼稚園(神奈川)、学校法人 中田学園 宮崎二葉幼稚園(宮崎)にて、合計約5年間 幼稚園教諭として勤務。保育現場での経験も持つ。 日常的に童謡や手遊び歌を通じて子どもと関わる中で培った、遊び・音楽・言語を介した発達支援の知見を活かし、キッズ・ラボラトリーでは乳幼児の発達段階・遊びのねらい・親子のコミュニケーションに関する記事を監修する。現在は2児の母。