マタニティマークはいつからつける?心拍確認前・妊娠初期につける判断といつまで
「まだ心拍確認もしていないのに、つけていいのかな」と迷っている方は少なくありません。
マタニティマークに「何週からつける」という公式の決まりはなく、妊娠が分かった後、体調や通勤などで周囲の配慮が必要と感じた時から使えます。
この記事では、妊娠判明直後・心拍確認前・母子手帳交付前・職場報告前・産後という5つの場面ごとに、つけ方の候補と見せ方の選択肢をお伝えします。週数だけで一律に決めず、今の自分の状況に合う使い方を選んでみてください。
- 公式(こども家庭庁・健やか親子21)に一律の開始週数規定がないこと
- 妊娠判明直後・心拍確認前・母子手帳交付前・安定期前・産後の5場面別の判断
- 職場報告前・周囲に知られたくない場合の見せ方(バッグ内側・必要時だけ出す・携帯のみ)
- つける・つけないどちらも尊重される理由
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公式に「何週から」という決まりはない、では何を目安にする?
こども家庭庁が運営する健やか親子21の公式サイト(https://sukoyaka21.nih.go.jp/ 確認日:2026年9月)には、マタニティマークの使用開始週数に関する一律の定めはなく、妊娠中の女性が必要と感じた時から使えるとされています。
「妊娠4週から」「心拍確認後から」という数字は、あくまで利用者の間で広まった目安であり、公式が定めたルールではありません。
では、何を目安にすればよいのでしょうか。シンプルに言うと、「周囲の配慮があると助かる」と感じた場面が、つけ始めるタイミングの目安です。
たとえば、電車の中で気分が悪くなりやすい。立ちっぱなしがつらい。混雑した場所で体をぶつけられることが心配。こうした状況が出てきたとき、マタニティマークは「配慮をお願いしたい」という意思を周囲に伝えるサインとして機能します。
逆に言えば、体調が安定していて特に困っていない時期は、急いでつけなくても大丈夫です。「早すぎる」という公式の制限もなければ、「遅すぎる」という上限もありません。
はじめてのおもちゃコース
場面別・つけ方の早見表(妊娠判明直後から産後まで)
週数ではなく「今の自分の状況」で判断できるよう、5つの場面ごとにつけ方の候補と、周囲に知られたくない場合の対応、あわせて携帯しておくと安心なものをまとめました。迷ったら、自分の今の場面を選んで参考にしてください。
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表を見て「自分は今どの場面か」が分かれば、その行の選択肢から選んでみてください。どの場面でも「見える位置につける」が唯一の正解ではなく、バッグ内側や携帯のみという選択肢も同じくらい有効です。
心拍確認前や母子手帳をもらう前でもつけてよい?
心拍確認前や母子手帳交付前でも、マタニティマークの使用を制限する公式ルールはありません。妊娠初期はつわりや体調不良が出やすく、周囲に配慮を求めやすくなる場面として活用できます。
妊娠初期は、外見からは妊娠が分からない一方で、つわりによる吐き気・めまい・強い眠気が出やすい時期です(一般的には妊娠初期に症状が強くなるとされていますが、個人差があります)。電車で座れない、混雑した場所で気分が悪くなる、といった場面でマークがあると、周囲に状況を伝えやすくなります。
「まだ心拍確認が取れていないから」「流産のリスクがある時期だから」という理由でつけることをためらう方もいます。その気持ちはとても自然です。ただ、マークをつけることと、妊娠を確定報告することは別のことです。
体調がつらい日だけバッグから取り出す、電車に乗る時間帯だけ見える位置に出す、という使い方でも十分です。毎日必ずつけなければいけないわけではありません。
母子手帳をもらう前でも同様です。マタニティマークの使用条件に「母子手帳の交付」は含まれていません。体調と状況に合わせて、自分のペースで使い始めて大丈夫です。
職場に知られたくないとき、どう持ち歩く?
職場への妊娠報告前は、バッグの内側につける・必要なときだけ取り出す・携帯だけしておくという方法があります。見える位置につけることが唯一の正解ではなく、状況に合わせて選んで大丈夫です。
職場への妊娠報告のタイミングは、安定期以降が多いですが、体調によっては早めに伝える方もいます。報告前の時期は「同僚に気づかれたくない」「上司より先に知られたくない」という気持ちが出やすいものです。
そのような場合、マタニティマークを「通勤の電車の中だけ見える位置に出す」という使い方が現実的です。
- 自宅を出てから職場に着くまでの電車・バスの中だけ、バッジやキーホルダーを見える位置に
- 職場に入る前にバッグの内側へ戻す
- 帰りの電車でまた取り出す
「場面によって見せる・見せない」を使い分けることは、マークの本来の使い方として何ら問題ありません。
「バッグの中に入れておくだけ」でも、緊急時に取り出せる備えとして意味があります。外出先で急に体調が悪くなったとき、周囲に状況を伝えるために取り出せる状態にしておくだけでも、安心感は変わります。
つけない選択でも問題ない?どちらも正解
マタニティマークをつけるかどうかは任意であり、つけない選択も個人の判断として尊重されます。緊急時の備えとして母子健康手帳・診察券・緊急連絡先を別途携帯しておくと安心です。
「嫌がらせを受けるのが怖い」「目立ちたくない」「そもそも必要性を感じない」という理由でつけない選択をする方もいます。これは個人の判断であり、つけないことで何か公式に不利益が生じるわけではありません。
ただ、緊急時の備えという観点では、マークとは別に以下を携帯しておくと安心です。
- 母子健康手帳:妊娠週数・血液型・かかりつけ産院の情報が入っている
- 産院の診察券:緊急時に連絡先として使える
- 緊急連絡先のメモ:パートナーや家族の連絡先を書いたカードをバッグに入れておく
マタニティマークは「周囲への配慮のお願い」を伝えるサインです。医療情報や身元確認の主な手段は母子健康手帳や診察券です。マークはあくまで周囲への配慮を求めるサインとして位置づけておくと、つける・つけないの判断もしやすくなります。
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この表で「つけることを検討しやすい」に当てはまる状況が多ければ、使い始めてみるとよいでしょう。「つけなくても問題ない」に当てはまる状況が多ければ、急いでつけなくても大丈夫です。
緊急時の備えはマークだけに頼らない
マタニティマークは周囲への配慮を求めるサインとして役立ちますが、緊急時の医療情報や身元確認の主な手段にはなりません。マークとは別に、以下を携帯しておくと安心です。
外出先で急に体調が悪くなった場合、救急隊員や医療機関が最初に確認するのは母子健康手帳や診察券です。マタニティマークは「妊娠中であること」を周囲に伝えるサインとして機能しますが、医療情報の伝達は母子健康手帳・診察券・緊急連絡先のメモが主な手段です。
- 母子健康手帳:妊娠週数・血液型・既往歴・かかりつけ産院の情報が記載されている。外出時は常に携帯しておくと安心
- 産院の診察券:緊急時に産院へ連絡する際の情報として使える
- 緊急連絡先カード:パートナーや家族の連絡先・かかりつけ産院の電話番号を書いたメモをバッグに入れておく
マタニティマークをつけていない場合でも、これらを携帯しておくことで緊急時の備えになります。逆に、マークをつけていても母子健康手帳を持ち歩いていない状況では、緊急時に必要な情報が伝わりにくくなることがあります。
「マークをつけるかどうか」と「緊急時の備えをするかどうか」は、別々に考えておくとよいでしょう。
いつ外す?産後もつけてよい期間の目安
産後もつけてよい期間に公式の上限はなく、体調が回復するまで、または必要と感じなくなるまで使い続けて大丈夫です。授乳中や産後の体調が不安定な時期も対象として考えられています。
マタニティマークは「妊産婦」向けのものです。「妊産婦」には産後の女性も含まれており、産後すぐに外さなければいけないわけではありません。
産後は体力が回復するまでに個人差があります。帝王切開後・産後の貧血・授乳による体調変化など、外出時に体調が不安定な時期が続く場合は、引き続きマークを使うことで周囲に配慮を求めやすくなります。
「いつ外すか」の目安として考えやすいのは、以下のような場面です。
- 外出時に体調が安定してきたと感じた時
- 電車や公共交通機関で特に配慮が必要と感じなくなった時
- 「もうつけなくてもいいかな」と自然に思った時
公式の期限はないので、「産後◯ヶ月で外す」と決める必要はありません。必要と感じる間は使い続けて大丈夫で、必要なくなったと感じたら外せばよい、というシンプルな判断で問題ありません。
マタニティマークのよくある質問
妊娠4〜5週でもつけて大丈夫です。公式に「何週から」という開始週数の定めはなく、妊娠が分かった後、体調や通勤などで配慮が必要と感じた時から使えます。つわりが早い時期から出る方もいるため、妊娠初期から使い始めることは何ら問題ありません。体調がつらい日だけ使う、バッグ内側に携帯しておくだけにする、という使い方でも十分です。
母子手帳をもらう前でも使えます。マタニティマークの使用条件に「母子手帳の交付」は含まれていません。母子手帳の交付時期は自治体や状況によって異なりますが、交付前のつわりがつらい時期にこそ、周囲への配慮を求めやすくなる場面があります。心拍確認前・母子手帳交付前でも、体調に合わせて使い始めて大丈夫です。
職場報告前は、通勤中の電車・バスの中だけ見える位置に出して、職場に入る前にバッグの内側へ戻す使い方が現実的です。バッグ内側につけておく・ポーチの中に入れて携帯するだけにする、という選択肢もあります。見える位置につけることが唯一の正解ではないので、今の状況に合う方法を選んでみてください。
マタニティマークをつけない場合でも、母子健康手帳・産院の診察券・緊急連絡先のメモをバッグに携帯しておくと安心です。緊急時に医療情報を伝える主な手段は母子健康手帳や診察券です。マークはあくまで周囲への配慮を求めるサインなので、つけない選択をした場合でも、これらを手元に置いておくことで備えになります。
産後もつけてよい期間に公式の上限はありません。体調が回復するまで、または必要と感じなくなるまで使い続けて大丈夫です。授乳中・産後の体調が不安定な時期も対象として考えられています。「産後◯ヶ月で外す」と決める必要はなく、必要と感じなくなったタイミングで自然に外せばよいでしょう。
マタニティマークの入手場所や無料でもらえる方法については、別の記事で詳しくお伝えしています。あわせてご参照ください。
参考文献
- 妊婦健診に関する取組み|こども家庭庁(2026年9月確認)
- マタニティマークについて|厚生労働省(2026年9月確認)
- 健やか親子21|国立成育医療研究センター(2026年9月確認)
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